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第6回 紫苑ステークスのデータ [競馬データ]

紫苑ステークスは元々秋華賞のトライアルレースとして、2000年にオープン特別で開設されたレースでしたが、2016年から重賞に格上げされました。
今回で6回目になります。
当初は1800m芝で施行されていましたが、07年以降は2000m芝で行われています。
その2000mとなった07年以降、14年の新潟競馬場開催を除く、オープン特別8年、重賞となってからの5年、計13年、連対馬26頭、3着馬13頭から見ていきます。


ちなみに、トライアルとしての実績ですが、3着以内の39頭中27頭が秋華賞に出走し、2000mになってからの中山開催での紫苑ステークスからは1頭も秋華賞3着以内はいませんでしたが、重賞に格上げされてからは、
16年3番人気1着から秋華賞3番人気1着となったヴィブロス
17年1番人気1着から秋華賞3番人気1着となったディアドラ
19年1番人気3着から秋華賞2番人気2着となったカレンブーケドール
の3頭が3着以内に入っています。

例外として、14年の新潟競馬場開催のオープン特別時の紫苑S1番人気2着となったショウナンパンドラが秋華賞では見事3番人気で優勝しています。
全体的には、紫苑ステークス3着以内に入って秋華賞にも出走した27頭中、1着が2頭、2着が1頭、4着が2頭、5着が3頭、6着以下が19頭となっていました。

また、紫苑ステークスで4着以下から秋華賞3着以内に入った馬としては、
16年2番人気5着から秋華賞4番人気2着となったパールコード
20年6番人気4着から秋華賞10番人気2着となったマジックキャッスル
がいます。

さらに、1800m芝施行時の紫苑Sも見てみますと
01年1番人気1着から秋華賞3番人気3着となったレディパステル
02年11番人気2着から秋華賞7番人気3着となったシアリアスバイオ
の2頭がいます。

結局、紫苑ステークスが始まった00年以降、14年の新潟開催も含む20年間で3着以内は8頭(1着3頭、2着3頭、3着2頭)ですが、そのうち重賞に格上げになった4年間で5頭ですから、紫苑ステークスで掲示板に載って、秋華賞に出走した馬には一応要注目ですね。
ちなみに、1頭も入らなかった18年では、紫苑ステークス2番人気1着となったノームコアは秋華賞を回避し、古馬の牝馬のG1エリザベス女王杯に出走、2番人気5着と好走していました。


ではまず、当日の人気別で見てみますと、連対馬では、1番人気は4頭、2番人気は6頭、3番人気は1頭、4番人気は4頭、5番人気は3頭で、5番人気以上の上位人気は25頭中17頭となっていました。
6番人気以下の下位人気7頭ですが、6番人気が5頭、8番人気、10番人気、11番人気が各1頭となっていました。
しかしながら、上位人気馬が多いものの、馬連の配当は、組み合わせのあやでしょうか、18年の680円を除いて二桁台以上(万馬券は2回)となっています。
3着馬13頭では、1番人気3頭、3番人気、4番人気が各1頭、5番人気が2頭で、5番人気以上の上位人気はこの7頭。
あと、6番人気、7番人気が各2頭、8番人気、12番人気が各1頭となっていました。
結局、1番人気馬は、13年中3着以内に入ったのは7頭となっています。

重賞に格上げになってからの人気を見てみますと、
16年 1番人気-3番人気-5番人気
17年 1番人気-6番人気-4番人気
18年 2番人気-1番人気-7番人気
19年 2番人気-6番人気-1番人気
20年 5番人気-10番人気-3番人気
となっていて、単勝オッズとしては、3着以内に、一桁台2頭と二桁台(11倍台~25倍)1頭の組み合わせとなっていて、3連単の配当は年中最初の4年間は1万円台でしたが、昨年は一転、14万円台と荒れました。


前走のレースの内訳は、連対馬26頭では、前走1000万下戦が8頭(1着2頭、2着3頭、3着1頭、5着1頭、9着1頭)、前走500万下戦(1勝クラス)が7頭(いずれも1着)、オークスが4頭(3着、5着、10着、16着)、クイーンSが2頭(10着、11着)、桜花賞(9着)、フローラS(3着)、スイートピーS(6着)、関東オークス(9着)、ラジオNIKKEI賞(4着)が各1頭となっていました。

3着馬13頭では、500万下が6頭(1着3頭、2着、4着、5着)、オークスが5頭(6着、15着、6着、11着、2着)、1000万下戦1着)、ニュージーランドトロフィ(2着)が各1頭となっています。

重賞になってからの5年間、3着以内の15頭のみの前走を見てみますと、
オークス6頭(2着、3着、5着、6着、10着、11着、16着)
2勝クラス(1000万下)3頭(1着2頭、2着)
1勝クラス(500万下)2頭(1着2頭)
フローラS(3着)、ラジオNIKKEI賞(4着)、ニュージーランドトロフィ(2着)、各1頭
となっています。


父の血統は、連対馬26頭では、ヘイルトゥリーズン系が16頭(サンデーサイレンス系が13頭、ロベルト系のシンボリクリスエス産駒が3頭)、ノーザンダンサー系が4頭(ハービンジャーが2頭、オース、クロフネ、ハービンジャーが各1頭)、ミスタープロスペクター系も4頭(ルーラーシップ3頭、キングカメハメハ)、ナスルーラ系が2頭(ボストンハーバー、チチカステナンゴ)となっていました。
3着馬13頭では、サンデーサイレンス系が7頭、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ、ソングオブウインド)、ノーザンダンサー系(フレンチデピュティ、メイショウサムソン)、ロベルト系が各2頭となっています。
また、11年中(ナスルーラ-系絡みの出走がなかった2年を除く)、07年、10年、16年、17年、18年を除く6年で、父かBMS(母の父)のどちらかでナスルーラ系絡みが1頭連対していました。
3着馬では、13年、15年、18年の3回入っていました。
今回の登録馬でナスルーラ系絡みの馬は、ファインルージュの1頭がいます。

重賞になってからの4年のみの父の血統の組み合わせを見てみますと、

16年 サンデーサイレンス系(ディープインパクト)-サンデーサイレンス系(ディープインパクト)-ノーザンダンサー系(メイショウサムソン)
17年 ノーザンダンサー系(ハービンジャー)-サンデーサイレンス系(ステイゴールド)-サンデーサイレンス系(ダイワメジャー)
18年 ノーザンダンサー系(ハービンジャー)-サンデーサイレンス系(ディープインパクト)-ロベルト系(ブレイム)
19年 ミスタープロスペクター系(ルーラーシップ)-ミスタープロスペクター系(ルーラーシップ)-サンデーサイレンス系(ディープインパクト)
20年 サンデーサイレンス系(キズナ)-ミスタープロスペクター系(ルーラーシップ)-ロベルト系(エピファネイア)
となっています。


次に毛色ですが、連対馬24頭では、鹿毛が10頭、黒鹿毛が8頭、芦毛が3頭、青鹿毛が2頭、青毛が1頭となっています。
3着馬11頭では、同じく鹿毛が5頭、黒鹿毛が3頭、栗毛が2頭、青鹿毛と芦毛が各1頭となっていました。

重賞になってからの4年での内訳は、
16年 鹿毛-青鹿毛-鹿毛
17年 鹿毛-黒鹿毛-芦毛
18年 芦毛-鹿毛-鹿毛
19年 鹿毛-鹿毛-鹿毛
20年 青鹿毛-鹿毛-青鹿毛
となっています。


枠番は、連対馬では、1枠が3頭、2枠が2頭(07年の2-2)、3枠が2頭、4枠が2頭、5枠が6頭、6枠が2頭、7枠が4頭、8枠が5頭となっていました。
3着馬では、1枠が2頭、3枠が2頭、4枠が2頭、5枠が1頭、6枠が3頭、7枠が1頭、8枠が2頭で、2枠はまだ3着に入っていません。

重賞になってからの枠番の組み合わせは、
16年 8枠-5枠-1枠
17年 8枠-6枠-4枠
18年 7枠-1枠-4枠
19年 8枠-4枠-8枠
20年 5枠-8枠-8枠


以上ですが、重賞に格上げになった過去5年のみで見てみますと、そのままデータが今年も繰り返されるのであれば、まずは、1番人気馬の取捨選択と、あと2番人気、3番人気、4番人気の3頭の検討、そして単勝オッズ10倍~25倍の馬の検討からとなりますね。
その中で、8枠、もしくは7枠に1番人気馬、2番人気馬、3番人気馬がもし入った時は、本命にするかしないかで悩むことになりそうです。(5年中4年で1着、1年は3着)
あくまでデータなので、5年間そうだったからでは5年目はそうなるとは限らないですが。いずれにせよ、人気、オッズを中心に検討、予想をしていきたいと思います。

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