SSブログ

第69回 クイーンステークスのデータ [競馬データ]

今年は、日程変更に伴い、函館競馬場で行われることになりました。
よって、昨年までの札幌競馬場で行われていたクイーンステークスの過去のデータは使えません。
函館競馬場での1800m芝のオープン以上のレースと言えばこの7月の始め頃に行われている「巴賞」がありますが、その傾向が果たして参考になるかは未知数です。
とりあえず、昨年までの札幌競馬場で行われたクイーンステークスのデータをいつものように載せまして、その後「巴賞」のデータを合わせて載せておきたいと思います。
函館代替開催の13年を除く、古馬の牝馬の重賞となった00年以降昨年20年までの20年間、連対馬40頭、3着馬20頭からです。
ただし、11年まで8月中旬に行われていたのが、12年からは7月の最終週から8月の始めにかけての日程に変更となっています。


最初に、毎年触れている「前走の展開」の傾向から見ていきます。
まず前走のレースで最後の直線の入口で先頭にいたのは、連対馬40頭中5頭となっていました。
その5頭ですが、その前走では連対を果たしていました。
今回の登録馬で前走直線の入り口で先頭にいて連対を果たしていた馬は、前走2勝クラス2番人気1着だったサトノセシル、前走重賞のマーメイドS10番人気1着だったシャムロックヒルの2頭となっています。
それから、前走の直線の入口で2番手から5番手にいた馬は40頭中20頭いました。
この20頭のその前走の着順は、1着、10着、5着、1着、4着、3着、4着、9着、1着、13着、4着、5着、4着、1着、18着、2着、9着、2着、8着。8着となっていました。
今回の登録馬15頭ではイカット(前走1着)、シゲルピンクダイヤ(前走5着)、フェアリーポルカ(前走4着)、マイエンフェルト(前走1着)の4頭が該当しています。
そして、残りの連対馬15頭の直線入口の位置とそれぞれの着順ですが、10番手(9着)、9番手(10着)、6番手(5着)、11番手(10着)、8番手(8着)、10番手(3着)、12番手(6着)、7番手(10着)、8番手(6着)、8番手(8着)、8番手(1着)、10番手(10着)、10番手(3着)、9番手(3着)、11番手(9着)となっていて、15頭中7頭がその位置と着順はおもしろいことに同じか一つしか違わない結果となっています。
そしてその15頭の前走は、3頭を除いて重賞となっていました。
今回の登録馬でその位置と着順が同じか一つしか違わない馬は、テルツェット(ヴィクトリーマイル14番手14着)、ラキ(2勝クラス10番手9着)の2頭となっています。
その残り15頭の中には、10番手から3着、8番手から1着、10番手から3着、9番手から3着の4頭のように前走追い込んで3着以内に来た馬がいましたが、これに該当する登録馬はクラヴァシュドール(オープン特別9番手から3着)、ドナアトランテ(福島牝馬S6番手から2着)、マジックキャッスル(ヴィクトリアマイル7番手から3着)、ルビーカサブランカ(3勝クラス9番手から3着)の4頭がいます。


3着馬(20頭)では、前走の位置取りで、最終コーナーで先頭馬はいませんでしたが、2番手は3頭がいていずれも連対していました。
あと4番手が1頭(5着)、5番手が3頭(6着、1着、2着)、6番手が2頭(2着、2着)、7番手が2頭(1着、3着)、8番手が2頭(2着、15着)、9番手が2頭(12着、8着)、それ以下では、10番手(7着)、11番手(11着)、13番手(5着)、14番手(13着)、17番手(6着)が各1頭で、そのうち後半の3頭が前走オークスで、それぞれそのオークスでは1番人気、2番人気、2番人気なっていました。
しかしながら、今回の登録馬では前走オークス馬はいません。


次に年齢ですが、連対馬では3歳が8頭、4歳が16頭、5歳が13頭、6歳が3頭となっていました。
また、4歳馬が08年、09年、10年、12年、14年、17年の6年を除く14年で、片方あるいは両方で連に絡んでいました。
そのうち10年、14年、18年の3着馬は4歳馬でした。
今回の登録馬15頭では、4歳馬が8頭、5歳馬7頭と、この二つの年齢のみが登録しています。
3着馬では、3歳が4頭、4歳も5頭、5歳が9頭、6歳が1頭となっていました。


次に父の血統ですが、連対馬40頭中19頭がサンデーサイレンス系(うち7頭がサンデーサイレンス)で、続いてノーザンダンサー系が10頭、ミスタープロスペクター系が5頭、トゥルビョン系、ナスルーラ系が各3頭となっていました。
3着馬では、サンデーサイレンス系11頭を含むヘイルトゥリーズン系が14頭、ノーザンダンサー系が3頭、トゥルビョン系、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系が各1頭となっています。
母の父(BMS)の主なところでは、ノーザンダンサー系が11頭、サンデーサイレンス系が10頭(そのうち8頭がサンデーサイレンス)、アリダー系、ミスタープロスペクター系が各4頭、ナスルーラ系が3頭(グレイソブリン系2頭、プリンスリーギフト系1頭)となっていました。
3着馬では、ナスルーラ系が7頭、ノーザンダンサー系が6頭、ミスタープロスペクター系が2頭、ブランドフォード系が1頭となっていました。


毛色ですが、連対馬では、鹿毛が23頭、栗毛と黒鹿毛が各6頭、青鹿毛、芦毛が各2頭、栃栗毛が1頭と圧倒的に鹿毛が多くなっています。
3着馬では、黒鹿毛が8頭、鹿毛が5頭、栗毛が4頭、青鹿毛が2頭、芦毛が1頭となっています。


枠の出目ですが、1着馬では、3枠が5頭と最も多く、1枠と2枠と6枠が各3頭、5枠と7枠が各2頭、8枠が2頭で、あと、4枠は0となっています。
2着馬では、2枠と4枠と5枠が各4頭、1枠と6枠と8枠が各2頭、3枠と7枠が各1頭となっています。
その中の7枠、8枠の外枠は、20回の連対馬では、外枠の7枠は3回(10年、16年、18年)、8枠は4回(11年、12年、15年、19年)となっていて半分以下となっていますが、
09年までは一度も連対がなかったのが、10年以降の9年(13年は除く)中7年も7枠か8枠の外枠が連に絡んでいます。
3着馬では、4枠と8枠が各4頭、3枠と4枠と5枠と6枠が3頭、2枠が2頭、1枠が1頭、7枠が0となっていました。


人気面ですが、1番人気は00年から03年まで4年連続連に絡んでいましたが、04年以降07年までの4年間では逆に連にも3着にも入らなくなりました。
その間、代わりに2番人気が2年連に絡み、あと2年は3番人気が3着に入っています。
そしてその後の08年以降昨年までの12年間(13年を除く)、8年で連対(1着4回、2着4回)、3着(14年、20年)、6着(17年)、8着(10年)が各1頭となっていました。
結局19年間では、1番人気は計12頭連対したことになります。
ちょっと傾向的としては捉えにくいところがありますね。


次に、函館競馬場での同じ施行の1800m芝でのオープン特別「巴賞」のデータを載せておきます。
こちらは、03年以降09年を除く今年までの18年間、連対馬36頭(08年は1着同着となっています)、3着馬19頭(14年3着同着となっています)から見てみます。
そのあと、函館競馬場で行われた13年のデータも付随しておきます。

まず「前走の展開」の傾向ですが、前走のレースで最後の直線の入口で先頭にいたのは、連対馬36頭中3頭となっていました。
その3頭ですが、その前走では3着、1着、3着となっていました。
それから、前走の直線の入口で2番手から5番手にいた馬は12頭いました。
この12頭のその前走の着順は、3着、3着、2着、1着、3着、6着、3着、3着、2着、2着、2着、6着となっていました。
そして、残りの連対馬21頭の直線入口の位置とそれぞれの着順ですが、11番手(4着)、5番手(3着)、5番手(14着)、9番手(11着)、5番手(13着)、9番手(6着)、13番手(4着)、7番手(1着)、11番手(10着)、5番手(4着)、5番手(7着)、5番手(4着)、14番手(11着)、5番手(7着)、14番手(15着)、7番手(5着)、9番手(11着)、12番手(5着)、5番手(5着)、7番手(10着)、5番手(5着)となっていました。

3着馬(19頭)では、まず位置取りで最終先頭馬は1頭(前走1着)、2番手は3頭(前走11着、4着、2着)、3番手は2頭(前走5着、12着)となっていました。
あと5番手が2頭(5着、1着)、6番手が4頭(10着、12着、5着、9着)、7番手が2頭(5着、14着)、8番手が3頭(8着、10着、3着)、それ以下では14番手が2頭(12着、4着)となっていました。

13年の函館競馬場で行われたクイーンステークスでは、

1着馬 1番手(ヴィクトリアルマイル8着)
2着馬 5番手(準オープン 13着)
3着馬 6番手(ヴィクトリアルマイル13着)


次に年齢ですが、連対馬では3歳が2頭、4歳が7頭、5歳が15頭、6歳が8頭、7歳が3頭、8歳が1頭となっていました。
また、こちらは5歳馬が結構絡んでいて、06年、13年、19年、20年を除いて片方か両方で連に絡んでいました。
3着馬では、3歳が1頭、4歳もなし、5歳が8頭、6歳が6頭、7歳が2頭、8歳が2頭となっていました。

13年の函館競馬場で行われたクイーンステークスでは、

1着馬 4歳
2着馬 5歳
3着馬 5歳


次に父の血統ですが、連対馬36頭中18頭がサンデーサイレンス系(うち5頭がサンデーサイレンス)で、続いて、ミスタープロスペクター系が7頭、ノーザンダンサー系が4頭、サンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系とナスルーラ系が各3頭、サーゲイロード系が1頭となっていました。
3着馬では、サンデーサイレンス系13頭を含むヘイルトゥリーズン系が14頭、ノーザンダンサー系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭となっています。

13年の函館競馬場で行われたクイーンステークスでは、

1着馬 ノーザンダンサー系
2着馬 ノーザンダンサー系
3着馬 ヘイルトゥリーズン系(ロベルト系)



毛色ですが、連対馬では、鹿毛が16頭、黒鹿毛が9頭、栗毛が7頭、青鹿毛が4頭となっています。
3着馬では、鹿毛が9頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛が3頭、栗毛が2頭となっています。

13年の函館競馬場で行われたクイーンステークスでは、

1着馬 栗毛
2着馬 栗毛
3着馬 鹿毛


枠の出目ですが、1着馬では、1枠が5頭、6枠が4頭と最も多く、5枠と7枠と8枠が各2頭、2枠、3枠、4枠が各1頭となっています。
2着馬では、6枠が4頭、2枠と7枠と8枠が各3頭、1枠が2頭、5枠、8枠が各1頭、3枠が2頭、4枠は0となっています。
こちらが逆に、18年中15年で6枠、7枠、8枠の外枠が連対していて、札幌でのクイーンステークスと違った傾向を見せています。(残り3年は、1枠-5枠-2枠、3枠-2枠-2枠、5枠-6枠-8枠で決まっています。)
3着馬では、6枠と8枠が各4頭、2枠と7枠が各3頭、3枠と4枠が各2頭、5枠が1頭、1枠が0となっていました。

13年の函館競馬場で行われたクイーンステークスでは、

1着馬 5枠
2着馬 6枠
3着馬 1枠


人気面ですが、1番人気は18年中9年で連に絡んでいました。
あとの1番人気が連に絡まなかった9年では、代わりに2番人気が3年、3番人気が4年、4番人気が2年、一番の上位人気として絡んでいました。
よって、あくまで巴賞での過去19年の傾向から見れば、3着以内の軸馬としては「1番人気」か「3番人気」のどちらかということなります。
また、18年中15年で、3着以内に6番人気以下の下位人気が1頭(10年)、2頭(4年)3頭(1年、3着同着の年、4頭中3頭)入っていました。(6番人気7頭、7番人気3頭、8番人気4頭、9番人気1頭、10番人気3頭、11番人気1頭、13番人気1頭)

13年の函館競馬場で行われたクイーンステークスでは、

1着馬 1番人気
2着馬 8番人気
3着馬 3番人気


巴賞の過去10年でのデータは以上ですが、こちらは確かに同じ競馬場ということで、傾向はこちらの方が近いように思えますけど、クイーンステークスは重賞の上牝馬限定、施行面で微妙な違いが出て来る事も否定できません。
どちらのデータも、「帯に短し、たすきに長し」に近いものがありますね。
でも、藁をもつかむ思いで両方のデータを参考にしながら検討して結論を出していこうと思っています。


nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント