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第11回 カペラステークスのデータ [競馬データ]

08年から始まったレースで、今年で11回目になります。
基本的には、その08年の1月まで施行されてきたガーネットステークスの代わりに位置づけられるレースで、1ヶ月早くなったことになります。
ただし、それまでのガーネットSは1月施行でしたので条件は4歳以上でしたが、カペラSは12月ですので3歳以上となります。
ということで、今年もこのガーネットSの過去のデータを挙げながら、その中に過去9回のカペラSを織り交ぜて展開していきたいと思います。
97年に重賞となった第1回から、02年の東京競馬場での開催を除く、08年の第12回までのガーネットS11年、連対馬22頭、3着馬11頭からです。
ただし、最初は別定戦で行われていましたが、03年の第7回からハンデ戦に変更になっています。(カペラSは別定戦となっています。)


まず、毎年取り上げている「前走の着順」から入りたいと思います。
それは、「まゆつばもの」のデータになるかも知れませんが、前走「1着」「4着」「7着」の馬が結構連対しているというものです。
この11年間連対馬22頭で見てみますと、前走1着馬が8頭、前走4着馬が6頭、前走7着馬が2頭と計16頭もの連対馬を生み出しています。
また、あと残りの6頭の前走ですが、2着が1頭、3着が2頭、5着が1頭、6着が1頭、11着が1頭となっていました。
この6頭の共通点ですが、前走2着で前々走は11着だった05年2着のエンゲルグレーセを除く5頭の前々走はすべて1着でした。
3着馬では、前走1着馬が3頭で、前走4着馬と7着馬はいませんでした。
あと残りは、2着が2頭、5着、8着、10着、11着、12着、15着が各1頭と下位着順が目立っていました。

さて過去10回のカペラSでは、連対馬20頭の前走は、1着が6頭、2着が3頭、5着が3頭、4着が1頭、6着が1頭、7着が1頭、9着が1頭、11着が2頭、13着が1頭、17着(芝のレース)が1頭となっています。
3着馬10頭の前走は、1着が2頭、3着が3頭、4着、7着が各1頭、8着が2頭、11着が1頭となっています。
結局連対馬では、08年の1着馬、09年2着馬、10年1着馬、12年2着馬、13年1着馬16年2着馬、17年の1着馬の7頭がそれぞれの前走が1着と、16年2着馬の前走4着、17年2着馬の前走7着と、20頭中9頭が一応当てはまった形となりました。
あと、08年の2着馬の前走17着、12年の1着馬と15年の2着馬の前走11着は、まゆつば的に考えればこれもありかなとも思いましたが、その反面、09年と11年のそれぞれの1着馬の前走2着、14年の1着馬の前走5着、10年2着馬の前走13着、11年2着馬の前走5着、13年2着馬の前走6着、14年2着馬の前走2着と、だんだんこのデータには当てはまらない連対馬が増えてきました。
やっぱり無理やり当てはめようという感があって、あまり前走のこのまゆつば的なデータは意味がないような気がいたします。
あと無理やりついでに、08年から10年までと12年、13年、17年の計6年のカペラSでは、毎年片方の前走は「1着」となっていて、残り4年のうち、11年と14年の片方は前走「2着」となっていたということで、とりあえず、軸という部分では、前走「1着馬」ないし前走「2着馬」に気を留めた方がいいかも知れませんね。
ただし、15年の連対馬の前走はそれぞれ5着と11着、16年の連対馬の前走は9着と4着で、それまでの過去7年連続で続いていた傾向が崩れています。
ただ、15年の3着馬の前走は1着でしたので、とりあえずは気にした方がいいかも知れません。(16年の3着馬の前走は3着でした。)
ちなみにその前走1着馬のそれぞれの当日の人気ですが、4番人気、1番人気、3番人気、3番人気、6番人気、3番人気、前走2着馬の当日人気はそれぞれ2番人気、7番人気となっていました。
(15年の前走1着馬だった3着馬の当日の人気は6番人気)


それから3着馬ですが、それぞれ前走「7着」、「4着」、「1着」、「8着」、「8着」、「11着」、「3着」、「1着」、「3着」、「3着」と、最初の3年に、連対馬の「1着」「4着」「7着」というまゆつばもののデータの前走着順が連続で来ていました。
ということで、先ほどは意味がないような気がするとは書きましたが、一応は、心の隅でちょっとだけこのまゆつばもののデータを気に留めた方がいいかも知れませんね。
ちなみに出走馬では、16頭中、前走1着馬が4頭、前走2着馬が2頭、前走3着馬が1頭、前走4着馬が1頭、前走6着馬が1頭、前走9着が1頭、5頭の前走は二桁、1頭落馬競争中止となっています。


次にガーネットSの当日の人気ですが、まず1番人気の馬は11年中6年で連に絡んでいました。
その1番人気をはずした5年のうち、6番人気-7番人気で決まった06年を除く残り4年は、2番人気が2回、3番人気が2回とそれぞれ1番人気の代役を果たしていました。
その06年も、ハナ差の3着に2番人気のコパノフウジンが入っていました。
また、3番人気が代役を果した2回での3着馬はそれぞれ1番人気、2番人気となっていました。
ただし10年間で、1番人気2番人気で決着したのは1回だけとなっています。
ともかくガーベラSの時毎年書いていましたが、基本的には1番人気か2番人気の両方かあるいはどちらかが上位3頭の中の中心馬であったと言えるかと思います。

では過去10年のカペラSの上位人気の馬はどうだったかと言いますと、まず1回目の08年では、1番人気ダイワエンパイアが12着、2番人気カルナバリートが13着とガーネットSから数えれば、初めて両方3着以上をはずしてしまいました。
また、3番人気ナンヨーヒルトップは5着で、続く4番人気ビクトリーテツニーが1着となったことでこの4番人気の馬が上位3頭の中では最上位人気となります。
09年では、1番人気ダイワディライトは2着と、一応ガーベラSの傾向に戻った感がいたします。
ちなみに、2番人気ワイルドワンダーは10着、3番人気エノクは6着となっていました。
10年では、1番人気シルクフォーチュンは4着、2番人気ナムラタイタンは12着と、また08年に続いて1番人気、2番人気共に3着以上をはずしました。
代わりに、3番人気セイクリムズンが1着で、この3番人気の馬が上位3頭の中で最上位人気となりました。
11年では、1番人気セイクリムズンは5着でしたが、2番人気ケイアイガーベラは1着と連対いたしました。
さらに3番人気ティアップワイルドが2着に入っています。
12年では、1番人気ティアップワイルドは5着でしたが、2番人気スリーボストンは13着と、また両方3着以上をはずしました。
代わりに3番人気エーシンウェズンが2着に入っています。
13年では、1番人気スイートジュエリーは9着、2番人気シルクフォーチュンは3着と、両方連対ははずしたものの3着に2番人気馬が入っていました。
14年では、1番人気ダッシャーワンは6着、2番人気サトノプリンシパルは10着、3番人気ノーザンリバーは12着と上位人気3頭とも3着以内をはずしました。
さらにその後の上位人気馬も3着以内をはずし、3着以内としての最高人気馬としては、2着に入った7番人気馬となりました。
ちなみに、この年の3連単の配当は約165万と大きく荒れました。
15年では、1番人気エイシンヴァラーは8着、2番人気サウンドガガは11着と、両方連対ははずしたものの1着に3番人気馬が入っていました。
16年では、1番人気コーリンベリーは3着、2番人気ニシケンモノノフは2着と、2番人気は連対、1番人気は3着と上位に2頭とも入っていました。
ちなみに1着には3番人気馬が入っていました。
17年では、1番人気ブルミラコロは10着、2番人気は3着と両方連対を外しています。

こう見ると、当日の人気面では、09年、11年、16年がガーベラSの傾向を引き継いでいて、残る7年はその傾向をはずしていたことになります。
その外した7年ですが、08年と17年は4番人気、10年、12年、15年は3番人気、13年は6番人気、14年は7番人気と、それぞれの年の連対馬の最上位人気はこうなっていました。


それから、ガーベラSの連対馬の単勝オッズですが、一桁台同士で決まった04年、07年、08年の3年を除く8年は、一桁オッズと二桁オッズとの組み合わせで決まっていました。
また、3連単3連複ワイド圏内の1着から3着では、一桁台が1頭だったのは11年中6年で、2頭だったのは4年、3頭とも一桁だったのは07年の1年だけとなっています。

カペラSの連対馬の単勝オッズでは、一桁台同士で決まったのは、09年、11年、12年、15年、16年の5年で、あと、10年と17年は一桁オッズと二桁オッズの組み合わせ(10年、4.4倍と85.9倍、17年、6.6倍と17.7倍)、08年、13年、14年は二桁台同士の組み合わせ(08年は10.7倍と18.8倍、13年は11.2倍と11.2倍、14年は46.8倍と15.3倍)となっていました。
3連単3連複ワイド圏内の1着から3着では、15年は、カペラSになって初めて3頭とも一桁台となり、16年も同じく3頭とも一桁台となっています。
あと、09年と11年と12年は、一桁台が2頭、10年、13年、17年は、一桁台が1頭、08年は、ガーベラSから通して初めて一桁台なしの上位3頭とも二桁オッズとなり、14年も上位3頭とも二桁台となりました。


次にガーベラSの臨戦過程での人気ですが、前走か前々走で1番人気になっていた馬は連対馬22頭中13頭で、06年、08年の2年を除き、毎年連の片方で絡んでいました。

カペラSでは、08年では1着馬のビクトリーテツニーが前々走で1番人気、09年では2着馬のダイワディライトが前走前々走とも1番人気、10年では1着馬セイクリムズンが前々走で1番人気、11年では1着馬ケイアイガーベラが前走前々走とも1番人気と、2着馬ティアップワイルドが前々走で1番人気と、このデータに関しては引き継いでいるように見えましたが、翌年12年、13年と、同じく連対馬2頭ともこのデータには該当しませんでした。
そのうち12年は、該当していたのはセイクリムゾン1頭のみだったので、もちろんこのデータを信じて軸の本命に指名したのですが、結果は9着と裏目に出てしまいました。
その後の14年は、12番人気1着馬のダノンレジェンドの前々走は準オープンで1番人気1着と、11年以前に戻った感がしましたが、15年、16年の連対馬は、またこのデータに該当しませんでした。
17年では、1着馬のディエスコリダーが前々走が1番人気となっていて、結局、08年、09年、10年、11年、14年、17年の6年間で少なくとも1頭、前走か前々走で1番人気の馬が連対していました。

あとガーベラSの残りの前走か前々走で1番人気になっていない13頭ですが、前走の着順がまたもやそのうち9頭が1着(4頭)、4着(3頭)、7着(2頭)となっていました。(もう1頭は11着)
カペラSで、前走前々走で1番人気になっていない連対馬残り10頭の前走は、08年の2着馬スリーアベニューが17着(ただし芝)、09年の1着馬ミリオンディスクが2着、10年の2着馬ティアップワイルドが13着、12年1着馬シルクフォーチュンが11着、2着馬エーシンウェズンが1着、13年1着馬ノーザンリバーが1着、2着馬スノードラゴンが6着、14年2着馬サトノタイガーが2着、15年1着馬キクノストームが5着、2着馬カジキが11着、16年1着馬ノボバカラが9着、2着馬ニシケンモノノフが4着、17年2着馬スノードラゴンが7着となっていました。
特にガーベラSとは関連がないように思います。


それから父の血統ですが、ガーベラSの連対馬では、22頭中10頭がミスタープロスペクター系で一番多く、次にサンデーサイレンス2頭を含むヘイルトゥリーズン系とナスルーラ系が各4頭、ノーザンダンサー系が3頭となっています。
3着馬では、11頭中7頭がミスタープロスペクター系で最も多く、ストームバード系2頭を含むノーザンダンサー系が3頭、ブライアンズタイム(ヘイルトゥリーズン系)が1頭となっていました。

そしてカペラSですが、08年09年とも、1着から3着までの3頭とも父はすべてミスタープロスペクター系となっていました。
しかし10年では、1着馬はサンデーサイレンス系、2着馬はワイルドラッシュ、3着馬はノーザンダンサー系とそれまでの2年間とは一変してしまいました。
しかしながら11年では、1着馬と3着馬はミスタープロスペクター系、2着馬はワイルドラッシュ。
12年では、1着馬はサンデーサイレンス系でしたが、2着馬と3着馬はミスタープロスペクター系となっていて、ミスタープロスペクター系産駒強しがまた戻ってきた感がいたします。
13年では、1着馬と3着馬はサンデーサイレンス系でしたが、2着馬はナスルーラ系のグレイソブリン系となっています。
14年では、1着馬がヒムヤー系とあまり見られない血統でしたが、2着馬はミスタープロスペクター系、3着馬はサンデーサイレンス系となっていました。
15年では、1着馬がナスルーラ系のプリンスリーギフト系、2着馬はノーザンダンサー系、3着馬はミスタープロスペクター系となっていました。
16年では、1着馬がサンデーサイレンス系、2着馬はヘイロー系のタイキシャトル、3着馬はミスタープロスペクター系となっていました。
17年では、1着馬がサンデーサイレンス系、2着馬はナスルーラ系(グレイソブリン系)、3着馬はサンデーサイレンス系となっていました。

次にガーベラSの毛色ですが、連対馬では、黒鹿毛と栗毛がと共に7頭と最も多く、鹿毛が6頭、芦毛が2頭と続いています。3着馬では、10頭中8頭が栗毛、3頭が鹿毛となっています。
カペラSでは、まず
08年の連対馬は2頭とも栗毛で、3着馬は芦毛となっていました。

09年は、同じく連対馬2頭とも栗毛、3着馬は鹿毛となっていました。
10年は、1着馬が黒鹿毛馬、2着馬と3着馬は共に栗毛となっていました。
11年は、1着馬から3着馬まで3頭とも栗毛となっていました。
12年は、1着馬と2着馬は鹿毛ですが、3着馬が栗毛となっていました。
13年は、1着馬と3着馬は鹿毛ですが、2着馬は芦毛となっていました。
14年は、1着馬と2着馬は黒鹿毛ですが、3着馬は栗毛となっていました。
15年は、1着馬から3着馬まで3頭とも鹿毛となっていました。
16年は、1着馬から3着馬まで3頭とも栗毛となっていました。
17年は、1着馬が黒鹿毛、2着馬が芦毛、3着馬が鹿毛となっていました。

こう見てみますと、最初の4年連続は栗毛馬が少なくとも2頭ずつ上位3頭の中に入ったことになります。
しかし、12年は3着馬のみ栗毛馬で(1着馬と2着馬は鹿毛馬)、5年連続2頭にはなりませんでした。
ただこの年の栗毛馬の出走数は16頭中4頭と幾分少なくなっていました。
さらに13年は、初めて栗毛馬が3着以内を逃しています。
この年の栗毛馬の出走数は16頭中3頭とさらに少なくなっています。
14年は栗毛馬の出走数は13年と同じ15頭中3頭でしたが、1頭3着に入りました。
15年は栗毛馬の出走は1頭もなしでした。
16年は栗毛馬の出走は一転、7頭も出走し、上位3頭とも栗毛が占めてしまいました。117年は栗毛馬の出走数は6頭の出走数で、1頭も3着以内に入りませんでした。
ちなみに、今回の出走馬では、栗毛馬は6頭出走しています。
いずれにしても過去10年、昨年を除く残り9年では、同じ毛色の馬が上位3頭中2頭(11年以外)ないし3頭(11年栗毛、15年鹿毛、16年栗毛)入っていました。


以上ですが、今年も昨年までと同様、上記のデータを参考にしながら1つ1つ丁寧に検討して結論を出していこうと思います。


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