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第62回 京阪杯のデータ [競馬データ]

出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


この京阪杯が、1800m芝から1200m芝に変更になった06年以降16年までの10年間と、1200m芝のオープン特別「アンドロメダS」の00年から05年までの6年間とを合わせた計17年間、連対馬34頭、3着馬18頭(16年の同着を含む)から見ていきます。



まず毛色ですが、アンドロメダSではまれに見る栗毛が強いレースとなっていました。
その6年間、連対馬12頭中8頭が栗毛馬でした。
ワンツーも6年中半分の3年ありました。
そして、京阪杯が1200m芝になった06年も、栗毛馬同士のワンツーとなりました。
それどころか1着から4着まで栗毛馬が占めていました。
こうなりますと、その後もこの傾向が続くと思いましたので、この「栗毛馬強し」のデータを毎年いつも筆頭に書いてきました。

ところがその後、
07年は 「鹿毛-黒鹿毛」、
08年は 「鹿毛-青鹿毛」、
09年は 「鹿毛-青鹿毛」、
10年は 「青鹿毛-鹿毛」、
11年は 「鹿毛-栃栗毛」
と、結局1200m芝となってからの6年中、最初の1年を除いて一度も栗毛馬が連対しなくなってしまいました。
しかし11年では栗毛の出走は1頭もありませんでしたし、その前の10年でも1頭(7着)しか出走はありませんでした。
また、その07年、09年の3着馬は栗毛でしたし、11年の2着馬は若干違いますけど「栃栗毛」でしたので、やはり続く12年の時は一応は栗毛の馬には注意はしていましたし、実際、選んだ5頭のうち3頭、栗毛馬を入れていました。
結果、12年は、それに応えるように6年ぶりに栗毛馬が絡むどころか栗毛馬同士での決着となりました。
それにもかかわらず、その1着馬2着馬の2頭は入れていないという失態をしてしまった次第です。

その12年以降の栗毛馬に着目した毛色の連対馬の組み合わせをまた順に挙げていきますと、
(栗毛馬の出走数 「毛色の組み合わせ」)
12年は 18頭中6頭 「栗毛-栗毛」、

13年は 17頭中3頭 「鹿毛-黒鹿毛」、
14年は 18頭中4頭 「鹿毛-栗毛」、
15年は 15頭中5頭 「黒鹿毛-鹿毛」、
16年は 18頭中5頭 「栗毛-芦毛」

結局、京阪杯になってからの11年間では、栗毛馬は06年、12年、14年、16年の4年で連対、3着では06年、07年、09年、16年の4年に入っていて、一概に栗毛馬強しとは言えない結果となってはいますけれど、一応は気に止めた方がいいかも「知れません。
ちなみに、今回の出走馬(16頭)で栗毛馬は、セイウンコウセイ、ソルヴァイグ、ティーハーフ、ネロ、ビップライブリーの5頭となっています。

また、07年以降の10年間の連対馬の毛色を見ていただいてわかるとおり、11年、12年、14年、16年を除く6年間で黒鹿毛(2頭)か青鹿毛(3頭)の濃い毛色の馬が絡んでいました。
その除いた4年のうち、16年以外の11年、12年、14年の3着馬はいずれも黒鹿毛となっていました。
こう見ると、京阪杯になってからは、栗毛馬より黒鹿毛馬、青鹿毛馬の濃い色の馬の方が活躍しているように思えます。
ちなみに今回の出走馬で黒鹿毛は、アルマワイオリ、タマモブリリアン、ヒルノディバロー、ラインスピリットの4頭、青鹿毛は出走はなしとなっています。

今年も、この栗毛系統か黒鹿毛系統かのどちらを優先させるかは悩むところですね。
この二つの混合も考えた方がいいかも知れません。
さて今年はどうなるでしょうか。

ちなみに連対馬全体の34頭の毛色の内訳は、栗毛が12頭、鹿毛が11頭、黒鹿毛と青鹿毛が各4頭、栃栗毛が2頭、芦毛が1頭となっていました。
3着馬全体の18頭の毛色は、鹿毛が8頭、栗毛が5頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛が2頭となっていました。


次に連対馬の臨戦過程ですが、まず前走がオープン特別だった馬は15頭いました。
そのうち、06年までの6頭はすべて「福島民友カップ」で、着順は、8、6、2、3、5、1(着)でそれぞれ勝ち馬との着差は1秒以内でした。
この福島民友カップは、12年、13年と10月から4月に移行しましたが、14年からはまた10月に戻って来ています。
その14年、前走で福島民友カップを走って唯一この京阪杯に出走してきたアンバルブライベンはこの京阪杯を制しています。
しかしながら、今年の登録馬の段階では、前走福島民友カップを走った馬の登録はありません。
あとの前走オープン特別を走った残り7頭は、そのうち5頭が「京洛S(オープン特別」で、08年の勝ち馬のウエスタンダンサー、09年の2着馬レディルージュ、10年の2着馬ケイアイアストン、11年の勝ち馬ロードカナロア、12年の勝ち馬ハクサンムーンとなっています。
ロードカナロアは、その前走の京洛Sでは1着、ウエスタンダンサーとレディルージュは2着、ケイアイアストンは3着、ハクサンムーンは15着(1番人気)でした。
その京洛Sですが、07年まで準オープンで行なわれていましたが、08年からはオープン特別として行なわれるようになりました。
08年ではこの京洛Sから7頭が出走し、そのうちそのレース2着だったウエスタンダンサーが1着、1着だったスプリングソングが3着、3着だったウエスタンビーナスが4着と掲示板に載りました。
また09年では6頭が出走し2着だったレディルージュが2着、7着だったシンボリグランが4着、5着だったラインブラッドが5着と同じく3頭が掲示板に載りました。
一転して京洛Sが京阪杯にとってステップレースになったようです。
しかし10年では5頭出走しましたが、前述したようにケイアイアストン(京洛S3着からこの京阪杯で2着)1頭のみが掲示板に載りました。
11年では8頭が出走しましたが、同じく前述したようにロードカナロア(京洛S1着からこの京阪杯で1着)とナイアード(8着から4着)、ミキノバンジョー(5着から5着)の3頭が掲示板に入っています。
12年では、前走京洛Sだった馬は6頭出走し、前述した通り1番人気15着のハクサンムーンが1着だった以外は掲示板をはずしています。
13年は5頭出走し、ブレイズエターナル(2着から4着)1頭のみが掲示板に入っています。
14年は5頭出走し、サカジロイヤル(3着から3着)1頭のみが掲示板に入りました。
15年は5頭出走し、アースソニック(2着から3着)1頭のみが掲示板に入っています。
しかしながら、残念なことに、参考レースとして重要だったこの京洛ステークスは、昨年から休止となってしまいました。
あと前走オープン特別だった残り3頭は、11年2着のグランプリエンゼルと13年2着のアイラブリリ、15年2着のビッグアーサーで、それぞれの前走は、新潟での信越Sで3番人気4着、京都でのオパールSで3番人気5着、同じくオパールS1番人気1着となっていました。

今回の登録馬で、オープン特別を前走を走った馬は8頭登録しています。

続いて前走が重賞だったのは13頭いました。
内訳は、G1のスプリンターズSが3頭(4着、2着、6着)、G1のマイルCSが1頭(15着)
G2のスワンSが9頭(15着、11着、7着、8着、6着、3着、4着、8着、2着)となっています。

今回の出走馬で前走上記に該当する重賞を走ったのは、前走スプリンターズSは、2番人気7着だったメラグラーナ、13番人気9着だったフィードゥーシアの2頭、スワンSは、12番人気2着だったヒルノディバロー、9番人気4着だったビップライブリーを始め計5頭がいます。

次に前走が1600万下の条件戦特別だったのは6頭いました。
そのうち、前走1400mダート10着だった1頭を除き、あとの5頭は前走1200m芝で連対していました。
今回、前走1600万下の条件特別だった馬は1番人気1着だったアットザシーサイド1頭が登録しています。

次に、3着馬の臨戦過程ですが、前走重賞だったのは8頭いました。
内訳は、スワンSが4頭(10着、6着、12着、7着)、セントウルSが3頭(2着が2頭、4着が1頭)、スプリンターズSが1頭(12着)
前走オープン特別は7頭で、すべて1200m芝でした。
内訳は、福島民友カップ2頭(1着と6着)、中山の秋風S(3着)、京都の京洛S3頭(1着、2着、3着)とオパールS(6着)となっています。
あと前走条件特別は2頭で、京都1400m芝の1600万下特別(16着)、小倉1200m芝の1000万下特別(1着)、京都1200m芝の1600万下特別(1着)となっていました。


年齢は、連対馬では、3歳が9頭、4歳が12頭、5歳が12頭、6歳が1頭でした。
3着馬では、4歳が5頭、3歳、5歳が各4頭、6歳が4頭、7歳が1頭となっています。


性別は、連対馬では、牡22頭に対し牝12頭となっていました。
そのうち前半の4年では牝馬が連対馬8頭中5頭と牝馬が活躍し、逆に後半13年では牡馬が26頭中17頭と牡馬が活躍していました。
3着馬では、18頭中8頭が牝馬となっています。


馬体重ですが、480kg以上の大型馬が連対馬34頭中19頭となっていました。
3着馬では18頭中12頭も占めていました。

特に06年以降の京阪杯では、
06年は「518kg-478kg-480kg」
07年は「514kg-522kg-508kg」
08年は「500kg-474kg-508kg」
09年は「532kg-444kg-492kg」
10年は「502kg-472kg-480kg」
11年は「498kg-456kg-544kg」
12年は「462kg-478kg-466kg」
13年は「484kg-452kg-460kg」
14年は「458kg-480kg-520kg」
15年は「452kg-522kg-496kg」
16年は「478kg-498kg-(460kg、498kg)」


と、11年まで、3着以内に500kg以上の大型馬が1頭入った年が4年、2頭ないし3頭が入った年が各1年となっていました。
しかしながら、12年、13年は逆に1頭も絡みませんでした。(ちなみに前走500kg以上だった出走馬は12年は3頭、13年は4頭でした。)
しかし、翌14年は3着に、15年は2着に入っていました。(前走500kg以上だった出走馬は14年は3頭、15年は2頭でした。)
昨年16年は3頭の出走でしたが、1頭も3着以内には入りませんでした。
今年の出走馬の段階で前走500kg超えている馬は、3頭となっています。


以上ですが、今年も難解ですね。

12年は、「10番人気-1番人気-12番人気」いう順番で決着し、3連単の配当は79万台、13年は「7番人気-8番人気-10番人気」という順番で決着し、配当は46万台、そして14年は「5番人気-11番人気-15番人気」という順番で決着し、配当は200万台と大荒れとなって、それぞれ大荒れとなりました。

しかし、15年は「4番人気-1番人気-5番人気」、配当は3万円台、昨年16年は「2番人気-3番人気-(6番人気、10番人気)」、配当は3着同着の為、共に1万円台と二つの配当その3年間と比べるとかなり低い配当となりました。
このように3連単の配当が10万円以上の大荒れとなったのは、京阪杯が1200m芝になってからの11年間では5回ありますが、他の6年はでは、連対馬は5番人気以上の上位人気馬同士での決着で、それほど荒れていませんでした。
まずは今年も荒れるか荒れないかの2者択一からのスタートとなりますね。
その上で、上記のデータを基に丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

タグ:京阪杯
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