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第78回 菊花賞のデータ [競馬データ]

出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


84年以降33年、連対馬66頭、3着馬33頭からです。



毎年冒頭で書いていますが、菊花賞は3000mの長丁場のレースですので、やはり基本は「血統」にあることは言うまでもありません。
まずはその全体的な血統から見ていきます。
単純に父の血統の多い順からあげていきますと、連対馬では66頭中、ヘイルトゥリーズン系が35頭、ノーザンダンサー系が9頭、ナスルーラ系が8頭、マイバブ系(トゥルビョン系)が3頭、テディ系、セントサイモン系、サンクタス系(サッカーボーイ)、ミスタープロスペクター系が各2頭、エルバジェ系、ハイペリオン系、ファリス系が各1頭となっています。
しかし、毎年触れていますが、時の流れもあって、血統の主流は時とともに変わっているのも事実です。
昨年までの繰り返しになりますが、単純に父の血統を見てみますと、80年代後半から90年代では、上位にパーソロン系を代表とするトゥルビョン系がちらほら見受けられました。
そして90年代中頃では、グレイソブリン系、ネヴァーベンド系、レッドゴッド系のナスルーラ系がちらほら見受けられました。
そして、90年代後半から現在に至るまで、サンデーサイレンス系を中心とするヘイルトゥリーズン系が主流となっています。
昨年でも、出走馬18頭中13頭がヘイルトゥリーズン系で、そのすべてがサンデーサイレンス系となっていました。
しかしながら、10年は、勝ち馬がナスルーラ系(レッドゴッド系)のビッグウィーク、2着馬がミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)のローズキングダムで、久々にヘイリトゥリーズン系産駒が連対をはずしてしまうということがありました。
実にヘイルトゥリーズン系が連をはずすのは、91年以降99年に次いでこの10年が2回目となりました。(84年~90年までは連対なし)
特に、00年以降11年続いていたヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系統の連対記録も途切れたことになってしまいました。
確かにサンデーサイレンス系強しということはありますけれど、全面的に信用してしまうとエライ目に遭うこともあるのでここは思案のしどころです。
ちなみに今年の登録馬24頭でヘイルトゥリーズン系は15頭、そのうちサンデーサイレンス系は14頭となっています。
ただ、しかしながら、このヘイルトゥリーズン系が連対をはずした10年の連対馬2頭のBMS(母の父)はどちらもサンデーサイレンス。
さらに、その年の3着のビートブラックの父は、サンデーサイレンス系のミスキャスト。

やっぱり今のところ菊花賞の血統の基本は、サンデーサイレンス系と言わざるを得ないかも知れませんね。
ちなみに、菊花賞でBMSがサンデーサイレンスだったのは、06年の優勝馬ソングオブウインド(父はミスタープロスペクター系のエルコンドルパサー)が最初で、その翌年07年の優勝馬アサクサキングス(父はノーザンダンサー系のホワイトマズル)も同じくそうでありました。
そして10年の連対馬2頭(父はそれぞれ、ナスルーラ系のバゴ、ミスタープロスペクター系のキングカメハメハ)がそうであったということで、今までBMSがサンデーサイレンスの馬は4頭が連対したことになります。(11年以降昨年までの6年間での連対はありません。ただし、13年1着にエピファネイアのBMSは、サンデーサイレンスの仔のスペシャルウィーク)

話を戻して、まずそのサンデーサイレンス産駒として初めてダンスインザダークが連対(1着)した96年以降21年では、連対馬42頭中30頭がヘイルトゥリーズン系となっていました。
その内訳はサンデーサイレンスが8頭、サンデーサイレンスの仔は18頭(ダンスインザダークが5頭、ステイゴールド、ディープインパクトが各3頭、スペシャルウイークが2頭、フジキセキ、アドマイヤベガ、ハーツクライ、ネオユニヴァース、ブラックタイドが各1頭)、他にブライアンズタイムが2頭、リアルシャダイ、シンボリクリスエスが各1頭となっています。
そのヘイルトゥリーズン系の連対馬30頭のBMSの内訳ですが、ノーザンダンサー系が13頭、ナスルーラ系が8頭、ヘイルトゥリーズン系が3頭、セントサイモン系、トゥルビョン系、ミスタープロスペクターが各2頭となっていました。

同じく、その96年以降の3着馬も見てみますと、96年以降の過去20年では、12頭のヘイルトゥリーズン系産駒が入っていました。
その内訳は、サンデーサイレンスが3頭、サンデーサイレンスの仔が5頭(ヤマニンセラフィム、ミスキャスト、ディープインパクト、トーセンダンス、ゼンノロブロイ)、あと、グラスワンダー系が2頭(グラスワンダー、スクリーンヒーロー)、ブライアンズタイム、レッドランサムが各1頭となっています。
ちなみにその父がヘイルトゥリーズン系の12頭のBMSの内訳ですが、ネイティヴダンサー系が5頭(ミスタープロスペクター系3頭、エタン系、アリダー系が各2頭)、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系、フェアリーキング、オースミタイクーン)、ヘイルトゥリーズン系が2頭(サンデーサイレンス、ブライアンズタイム)、あとナスルーラ系、トゥルビョン系が各1頭となっています。
あと父の血統の残りは、ノーザンダンサー系が6頭(サドラーズウェルズ系が2頭、ノーザンテースト系、ニジンスキー系、ダンチヒ系、リファール系が各1頭)、ナスルーラ系(トニービン)、サーゲイロード系(ニホンピロウイナー)、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)が各1頭となっていました。

それからもう一つ、先ほど触れましたが、06年、07年連続、そして10年の1着馬、2着馬、そして09年の3着馬、そして16年の3着意のそれぞれのBMSがサンデーサイレンスとなっていて、このあたりもやはり注意が必要になるかと思います。
また、上述しましたけれど、BMSがサンデーサイレンスの仔のスペシャルウィークがBMSだったエピファネイア(父はシンボリクリスエス)が13年で1着となっていますので、これからはサンデーサイレンスの仔にも注意が必要になってくるかも知れません。

ちなみに今回の出走馬でBMSがサンデーサイレンスなのは、ダンビュライトの1頭となっています。
また、BMSがサンデーサイレンスの仔の出走馬では、キセキ(BMSはディープインパクト、父はルーラーシップ)、クリノヤマトオー(BMSはアグネスタキオン、父はジャングルポケット)、プラチナヴォイス(BMSはマンハッタンカフェ、父はエンパイヤメーカー)の3頭となっています。


それから、続いてノーザンダンサー系ですが、ずっとコンスタントに活躍しています。
過去33年間で、連対馬66頭では、父9頭、BMS19頭、3着馬32頭では、父6頭、BMS10頭となっていました。
ちなみに今回の出走馬を見てみますと、父ではサドラーズウェルズ系のニューアプローチ産駒ベストアプローチの1頭、BMSでは、ダンチヒ系のサトノアーサー、ヌレイエフ系のトリコロールブルー、リファール系のマイネルヴンシュの計4頭となっています。

それと毎年触れていますが、最近、従来短距離向きと言われたミスタープロスペクター系も活躍しています。
99年初めてBMSとしてラスカルスズカ(ミスワキ)が3着となり、そして03年同じくBMSとしてザッツザプレンティ(ミスワキ)が連対(1着)し、次いで同じくBMSとして04年ホオキパウェーブ(ミスタープロスペクター)が2着となりました。
そして06年ソングオブウインドが父(エルコンドルパサー)として初めて連対(1着)いたしました。
またその年の3着にBMSとしてアドマイヤメイン(ヘクタープロペクター)が入っています。
それから10年の2着馬ローズキングダム(父キングカメハメハ)が2頭目のミスタープロスペクター系産駒として連対を果たしました。
そして11年の3着馬トーセンラー(父ディープインパクト、BMSリシウス)、14年の1着馬トーホウジャッカル(父スペシャルウイーク、BMSアンブライドソング)、15年の3着馬リアファル(父ゼンノロブロイ、BMSエルコンドルパサー)、16年の3着馬エアスピネル(父キングカメハメハ、BMSサンデーサイレンス)と、3着以内に入ったミスタープロスペクター系絡みの馬は昨年まで計10頭となっています。(父が3頭、BMSが7頭)
その3着以内に入ったミスタープロスペクター系の10頭のそれぞれの配合の相手ですが、父がミスタープロスペクター系だった3頭のBMSは、上記で挙げましたとおり3頭ともサンデーサイレンスでした。
BMSがミスタープロスペクター系7頭のそれぞれの父は、5頭がサンデーサイレンス系(サンデーサイレンス、ダンスインザダーク、ディープインパクト、スペシャルウイーク、ゼンノロブロイ)、2頭がノーザンダンサー系(リファール系、サドラーズウェルズ系)となっています。
ちなみに、今回の出走馬で父がミスタープロスペクター系の馬は、キセキ(父はルーラーシップ、BMSはディープインパクト)、ダンビュライト(父はルーラーシップ、BMSはサンデーサイレンス)、ブレスジャーニー(父はバトルプラン、BMSはタニニギムレット)、プラチナヴォイス(父はエンパイヤメーカー、BMSはマンハッタンカフェ)の6頭、BMSがミスタープロスペクター系なのは、アダムバローズ(父は(ハーツクライ、BMSはアンブラドソング)、チャロネグロ(父はハーツクライ、BMSはジェイドロバリー)、ポポカテペトル(父は、ディープインパクト、BMSはミスターグリーリー)、マイスタイル(父はハーツクライ、BMSはフォーティナイナー)の4頭となっています。


このミスタープロスペクター系が絡んだ3着以上に入った10頭の共通点を見てみますと、前走か前々走の両方かどちらかで、重賞4着以上の上位に入っていました。
このデータで見てみますと、上記の中からはキセキ(前走神戸新聞杯2着)、ダンビュライト(前走神戸新聞杯4着)、マイスタイル(前々走日本ダービー4着)の3頭となります。

次に、98年から07年まで父として連対のなかったナスルーラ系ですが、08年、久々にグレイソブリン系のジャングルポケット産駒のオウケンブルースリが1着となりました。
そして10年にもレッドゴッド系のバゴ産駒のビッグウィークが1着となりました。
しかしながら、久々と言っても、その連対しなかった10年間、BMSとしてはナスルーラ系は7頭が連対していましたし、過去33年を見ても、父あるいはBMSでナスルーラ系だった馬が33年中21年連対するなど、結構コンスタントに活躍している血統でもあります。

結局絡まなかった年は、84年、85年、86年、89年、91年、96年、01年、04年、05年、07年、11年、12年、14年、16年となっていて、一応今年もこの系統の馬には注意が必要かと思います。
ちなみに、今回の出走馬でナスルーラ系絡みの馬は、アルアイン(BMSがボールドルーラー系のエッセンスオブドバイ)、ミッキースワロー(BMSがグレイソブリン系のジャングルポケット)の2頭となっています。
一応、3着馬でのナスルーラ系絡みも挙げておきますと、ここ19年では、父2頭(トニービン、)、BMS2頭(いずれもネヴァーベンド系)となっていて、過去33年では、父3頭(いずれもトニービン)、BMS4頭(ネヴァーベンド系2頭、ネヴァーセイダイ系1頭、グレイソブリン系1頭)となっています。
ちなみに、上記で挙げたナスルーラ系絡みが連対しなかった13年の中で3着馬がナスルーラ系だったのは、91年、04年、05年の3年となっています。


それから、さらに登録馬の父の血統について、「3000m芝以上」の成績を見てみたいと思います。

父親別に、(全体の3000m芝以上での成績(1着.2着.3着.4着以下))、(京都3000m芝以上での成績)、(菊花賞での成績)という順番で挙げていきます。

《ヘイルトゥリーズン系》

ステイゴールド(ウインガナドル、スティッフェリオ、トリコロールブルー、マイネルブンシュ)
(9.4.2.35)(5.1.1.23)(2.1.0.9)
※オルフェーヴル、ゴールドシップが共に菊花賞で1番人気1着、ドリームジャーニーが菊花賞で2番人気5着、レインボーラインが菊花賞9番人気2着)

ディープインパクト(アルアイン、サトノアーサー、ポポカテペトル、メイショウテンシャ
(2.9.7.42)(1.3.3.31)(1.2.1.20)
※サトノダイヤモンドが菊花賞1番人気1着、サトノノブレスが菊花賞5番人気2着、リアルスティールが菊花賞2番人気2着、トーセンラーが3番人気3着


ハーツクライ(アダムバローズ、サトノクロニクル、チャリネグロ、マイスタイル)
(5.9.4.29)(0.5.3.17)(0.1.0.4)
※ウインバリアシオンが菊花賞3番人気2着

ディープスカイ(クリンチャー)
(0.0.1.4)(0.0.1.2)(0.0.0.1)

トーセンホマレボシ(ミッキースワロー)
未経験

《ノーザンダンサー系》

ニューアプローチ(ベストアプローチ)
未経験

《ナスルーラ系》

ジャングルポケット(クリノヤマトオー)
(2.3.0.32)(2.1.0.14)(1.0.0.6)

※オウケンブルースリが菊花賞1番人気1着

《ミスタープロスペクター系》

エンパイアメーカー(プラチナヴォイス)
(0.0.0.1)(0.0.0.1)(0.0.0.1)

ワークフォース(アドマイヤウイナー)
ルーラーシップ(キセキ、ダノンディスタンス、ダンビュライト)
バトルプラン(ブレスジャーニー)
以上未経験


父は以上です。


それから、BMSがサンデーサイレンスの馬も挙げておきます。

BMSがサンデーサイレンス(ダンビュライト)
(9.10.6.96)(5.5.4.63)(3.1.2.32)
※ソングオブウインドが8番人気1着、アサクサキングスが菊花賞4番人気1着、ビッグウィークが菊花賞7番人気1着、ローズキングダムが菊花賞1番人気2着、セイウンワンダーが菊花賞3着、エアスピネルが菊花賞6番人気3着。


ではあとは血統以外のデータを見ていきます。


まず臨戦過程ですが、その連対馬の前走を見ていきます。
前走1着の馬は連対馬66頭中24頭いました。
そのうち1番人気は15頭、2番人気は4頭、3番人気は2頭、4番人気5番人気6番人気が各1頭ずつとなっています。
今回の出走馬で、前走1着馬で6番人気以上の上位人気だったのは、トリコロールブルー(1番人気)、ブレスジャーニー、ポポカテペトル、ミッキースワロー(以上2番人気)、クリノヤマトオー、マイネルヴンシュ(以上3番人気)の6頭となっています。

次に前走2着馬ですが、64頭中13頭となっていて、人気の内訳は1番人気が4頭、2番人気が6頭、5番人気が1頭、8番人気が1頭、14番人気が1頭と、2頭を除けば前走1着馬と同じ傾向となっています。
今回の出走馬で前走5番人気以上の上位人気で2着だったのは、アルアイン(1番人気)、キセキ(2番人気)の2頭となっています。
他に前走2着でその人気が6番人気以下だった出走馬ですが、今回はいません。


次に前走3着馬では、3着失格馬も入れて66頭中13頭いました。
人気は1番人気1頭、2番人気4頭、3番人気1頭、4番人気1頭、5番人気1頭、6番人気2頭、7番人気、9番人気、10番人気が各1頭となっていました。
今回の出走馬では、サトノアーサー、サトノクロニクル、チャロネグロ(以上前走3番人気)の2頭が前走3着でした。

あと、残り前走4着以下の16頭ですが、その前走のレースはすべて「G2」でした。
その着順は、4着が5頭、5着が4頭、6着が3頭、7着、9着、12着、13着が各1頭ずつとなっていました。
ちなみに、前走12着と13着の2桁着順の2頭ですが、1頭は、02年、前走札幌記念11番人気13着から16番人気で2着となったファストタテヤマで、その父はダンスインザダーク、もう1頭は08年、神戸新聞杯14番人気12着から15番人気2着となったフローテーションで、その父はスペシャルウイークとなっていて、両馬ともサンデーサイレンスの孫となっていました。

今回の出走馬で残り前走4着以下の馬でそのレースが「G2」だったのは、アダムバローズ(10着)、アドマイヤウイナー(5着)、クリンチャー(9着)、サンデームーティエ(6着)、ステイッフェリオ(4着)、ダンビュライト(4着)、プラチナヴォイス(5着)、ベストアプローチ(6着)、マイスタイル(7着)、メイショウテンシャ(8着)の7頭となっています。


それから毛色ですが、連対馬で一番多かったのは鹿毛で29頭いました。
次に多かったのは栗毛で14頭連対していました。
この栗毛の連対馬ですが、05年2着のアドマイヤジャパン(6番人気、50.3倍)、08年2着のフローテーション(15番人気、37.7倍)を除く11頭の単勝オッズはすべて一桁台でした。
次に黒鹿毛が12頭で、その前走の着順は93年2着のステージチャンプ(前走京都新聞杯6着)を除く11頭が重賞で3着以上の上位でした。
続いて芦毛が7頭連対していて、前々走で7頭とも掲示板に載っていました。
それから青鹿毛ですが、4頭連対しています。
この4頭とも前走、前々走とも3着以上の上位となっていました。

3着馬では、鹿毛が最も多く、33頭中21頭となっていました。
次いで、黒鹿毛が5頭、栗毛が3頭、青毛と青鹿毛が各2頭となっています。


あと当日の1番人気の馬ですが、33年で16頭が連対しています。
その単勝オッズは、一番低かったのは05年優勝のディープインパクトの1.0倍で、一番高かったのは91年2着のイブキマイカグラの3.9倍となっています。
その16頭の前走ですが、2番人気3着だった08年1着のオウケンブルースリを除く15頭は、人気か着順のどちらか、または両方で「1」がついていました。


以上ですが、今年は皐月賞2着、ダービー1着のレイデオロ、皐月賞6着、ダービー2着のスワーヴリチャード、ダービー1番人気3着のアドミラブルの3頭が出走していないので、皐月賞1着、ダービー5着のアルアインと、皐月賞3着、ダービー6着のダンビュライトの2頭が押し出されるように上位人気となりそうですね。
でも、皐月賞、ダービー以外の別路線を歩んで来た馬の中にも上位人気となりそうな馬がいますので、混沌としてなかなか予想が難解な今年の菊花賞となりそうです。
ともかくも、上記のデータを丁寧にひも解いて結論を出していこうと思います。

タグ:菊花賞
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