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第49回 ダービー卿チャレンジトロフィーのデータ [競馬データ]

ハンデ戦に変更された02年から11年の阪神競馬場での開催を除く14年間、連対馬28頭、3着馬14頭からです。


毎年触れていますが、このレースは、96年に1600m芝の別定戦に変更になり、さらに02年にハンデ戦へと変更になりました。
その別定戦だった96年から01年までの6年間の連対馬は、00年2着馬が8番人気だった以外はすべて3番人気以上の上位人気で、ほぼ平穏の結果となっていました。
ところが、02年以降のハンデ戦になりますと、逆に02年1着馬の2番人気、05年1着馬の3番人気、06年2着馬の3番人気、09年1着馬の1番人気、12年1着馬の3番人気、13年の2着馬の1番人気、15年の1着馬の1番人気の7頭以外の21頭は4番人気以下の人気薄で、全体的に荒れ気味傾向に変わっています。

3着馬は、96年から01年までの6年間の半分が4番人気以下、02年から11年を除く16年までの14年間のうち9年が4番人気以下で、特に06年から09年の間は、二桁人気の馬が連続で3着に来ています。
ちなみに11年の阪神競馬場施行では、「8番人気-2番人気-6番人気」での決着で、ほぼ02年以降の中山での施行に準じた結果となっていました。


それから、別定戦の頃の6年間すべて、そしてハンデ戦になってからは中山開催の14年中、08年、10年、12年、16年を除く10年で4歳馬が連に絡んでいました。
ただ3着馬では、通して20年中3年(01年、10年、14年)しか4歳馬は入っていません。
ちなみに、11年の阪神での施行では、コスモセンサーの1頭のみの4歳馬が出走していましたが、5番人気9着となっていました。
今回の出走馬16頭中4歳馬は、ダンツプリウス、ロイカバードの2頭となっています。


次に血統ですが、連対馬28頭中15頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。
3着馬は14頭中7頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系でした。
02年以降、阪神開催の11年を除く14年間中、4頭出走して1頭も入らなかった13年以外は少なくとも1頭、BMSがノーザンダンサー系の馬が3着以内に入っていました。
そのうち3頭独占したのは02年、05年、09年の3年、2頭入ったのは03年、04年、12年の3年となっています。

ちなみに、
11年の阪神開催では、1着馬ブリッツェンのBMSがノーザンダンサー系でした。
今回の出走馬でBMSがノーザンダンサー系なのは、キャンベルジュニア、クラレント、サンライズメジャー、ロジチャリスの4頭となっています。

 

次に父の血統も見てみますと、連対した28頭の中で、父で一番多かった血統は、サンデーサイレンス系が11頭(うち4頭はサンデーサイレンス、あと6頭はフジキセキ、ゴールドアリュール、マンハッタンカフェ、ゴールドヘイロー、ダイワメジャー(2頭)、ハーツクライ)で、続いてロベルト系が5頭、レッドゴッド系(ナスルーラ系)、ミスタープロスペクター系が各3頭、ノーザンダンサー系が2頭(フレンチデピュティ、ローエングリン)、あとブライアンズタイム、トゥルビョン系、マンノウオー系、プリンスリーギフト系(ナスルーラ系)が各1頭となっていました。
3着馬では、サンデーサイレンス系が5頭、ミスタープロスペクター系が4頭、ブライアンズタイム系、ナスルーラ系(レッドゴッド系、グレイソブリン系)が各2頭、ノーザンダンサー系(フレンチデピュティ系)が1頭となっています。
11年の阪神開催では、1着馬がサンデーサイレンス系(スペシャルウイーク)、2着馬がノーザンダンサー系(サドラーズウエルズ系)、3着馬がミスタープロスペクター系(フォーティナイナー系)となっていました。


次にハンデ重量ですが、14年中、06年、13年、14年、15年、16年を除く9年で、3着以内に54kgの重量の馬が絡んでいました。
ただし、重量54kgの馬は、06年は16頭中2頭(12番人気、13番人気)、13年は16頭中なし、14年は16頭中1頭(15番人気)、15年は16頭中2頭(13番人気、15番人気)、16年は16頭中2頭(1番人気、16番人気)となっていました。
また11年の阪神開催では、1着馬のハンデ重量が54kgでした。

今回の出走馬で、重量54kgの馬は、16頭中、コスモソーンパーク、シェルビー、ショウナンバッハの3頭となっています。


それから、02年から05年の4年連続で「7枠」が連対していました。
しかし、06年以降11年を除く12年までの6年間では絡んでいませんでした。
その後は、13年で1着馬に久々に7枠が来て、続く14年、15年は連対しませんでしたが、昨年16年、2着に7枠の馬が入りました。
3着馬では、02年と08年に7枠の馬が入っています。
ちなみに11年の阪神開催では、「2枠-3枠-2枠」で、7枠は絡みませんでした。


次に臨戦過程で「前々走の人気」を見てみますと、連対馬28頭の中で、02年の勝ち馬グラスワールド(前々走ダート戦9番人気10着)、06年の勝ち馬のグレイトジャーニー(前々走中山記念8番人気8着)、07年の勝ち馬ピカレスクコート(準オープン特別7番人気8着)、09年の勝ち馬タケミカヅチ(前々走東京新聞杯8番人気8着)、12年の勝ち馬ガルボ(前々走東京新聞杯8番人気1着)、同2着のオセアニアボス(前々走京都金杯8番人気7着)、14年の勝ち馬カレンブラックヒル(前々走マイルCS8番人気18着)、15年の2着馬クラリティシチー(前々走キャピタルS6番人気10着)、16年の2着馬ロゴタイプ(前々走マイルCS8番人気9着)の9頭を除く19頭が5番人気以上の上位人気となっていました。
また11年の阪神開催での上位3頭の前々走の人気は順に、9番人気-2番人気-11番人気となっていました。
今回の出走馬で前々走5番人気以上の馬は16頭中、キャンベルジュニア、グランシルク、サンライズメジャー、ロイカバードの4頭となっています。
あと、前々走の人気が6番人気以下の馬9頭ですが、面白いことに8番人気が6頭も占めていました。
ちなみに今回の出走馬で前々走が8番人気の馬は、クラリティシチー、ダイワリベラルの2頭がいます。
また、残り3頭の前々走の人気は6番人気、7番人気、9番人気が各1頭と、8番人気前後となっています。

ちなみに前々走の人気が6番人気の馬ガリバルディ、7番人気の馬はシベリアンスパーブ、マイネルアウラート、9番人気の馬はダンツプリウス、ロジチャリスとなっています。


次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が13頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が4頭、栃栗毛が2頭、青毛と青鹿毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が6頭、栗毛が3頭、黒鹿毛と青鹿毛が各2頭、青毛が1頭となっていました。
11年の阪神開催では、上位3頭の毛色を順に挙げていきますと、鹿毛-黒鹿毛-芦毛となっていました。


以上ですが、毎年書いていますけれど、このレース、阪神を含めて3連対が始まって12年中、10年、13年、15年、16年を除く8年で10万馬券以上、その8年のうち2年がいわゆる100万馬券となっているかなり荒れるレースですので、予想はかなり難解を極めそうです。
ともかく、上記のデータを一つ一つ丁寧にひも解きながら、今年もまずは穴馬探しから始めたいと思います。


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