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第24回 マーチステークスのデータ [競馬データ]

第1回の94年から、11年の阪神競馬場での開催を除く22年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。


ともかくも捉えどころのない難解なレースです。
12年は、3連単の配当が230万円台と大荒れとなりましたが、13年はその100分の1の約2万円、14年は3万円台、15年は7万円台、そして昨年16年は5万円台でした。
でも、このように比較的固く収まるのはまれで、基本的には荒れる要素の濃いレースとなっています。
3連単が始まった05年以降の配当ですが、05年から08年まで連続10万円以上となり、09年、10年はそれぞれ7万円台、8万円台、12年以降は前述したとおり230万円台、2万円台、3万円台、7万円台、5万円台となっていました。
もともとそれなりに荒れるレースではありますけれど、どれくらい荒れるのかは走ってみなくてはわからないところがありますね。


まず当日の人気ですが、1番人気は22年中6年の連対のみで、3着馬も08年と15年の2頭だけとなっています。
また、その1番人気が連対をはずした残り16年の1着から3着までの中での最高人気の内訳は、1番人気が前述した08年と15年の3着での2回、2番人気が5回、3番人気が2回、4番人気が4回、5番人気が1回、6番人気が2回となっています。
また、6番人気以下の人気薄も44頭中25頭も占めていて、さらに22年中8回馬連で万馬券が出るなど、客観的に見ても荒れやすいレースとなっています。
ちなみに、阪神競馬場に代わって行われた11年の人気の組み合わせは、「7番人気-9番人気-6番人気」で、最高人気が6番人気、馬連は万馬券で、傾向的には中山で行われていた時と同じ様相を見せていました。


さて、まず臨戦過程での前走の着順ですが、当日人気が全体的に低い割には結構前走では、上位着順を経た連対馬が多く出ています。
連対馬44頭中、前走で連対した馬は半分近くの20頭、前走掲示板に載った馬まで広げますと30にもなります。
前々走も見てみますと、前々走で連対した馬は18頭、掲示板に載ったのは31頭でした。
しかし、一見臨戦過程の成績は良いように見えますが、前々走前走共に掲示板に載った馬を見てみますと、約半分の23頭で、どちらかといえば着順のアップダウンが見られ、そのあたりが当日の人気に現れているように見受けられます。


臨戦過程での前走のレースですが、多かったのは仁川Sの11頭となっていました。
過去17年に限って見てみますと、そのうち8年、前走でこのレースを走った馬が片方か両方で絡んでいました。
その前走仁川Sでの着順ですが、掲示板に載っていたのがそのうち10頭で、あともう1頭は3番人気7着でした。
ちなみに、11年の阪神で行われた時の1着馬テスタマッタの前走は仁川S4番人気3着でした。
同じく3着馬では、前走仁川Sだったのは9頭いました。
その仁川Sでの着順は、1着、13着、4着、7着、1着、2着、3着、2着、2着となっていました。

今回の出走馬で前走仁川Sで掲示板に載った馬ですが、2番人気2着だったコスモカナディアンの1頭となっています。
あと、前走仁川Sで掲示板に載らなかった馬の出走ですが、3番人気8着だったコクスイセン1頭がいます。

次に連対馬で前走で多かったのは8頭の準オープン特別で、その8頭の前々走の着順は、1着が3頭、2着が3頭、3着が1頭、5着が1頭とほぼ上位着順でした。
3着馬で前走準オープン特別だったのは5頭いました。
その5頭の前々走の着順は、1着、3着、4着、5着、6着となっていました。
今回の前走準オープン特別を走った出走馬で、前々走掲示板に載っていた馬はいませんが、準じるところでは、前走準オープン4番人気1着、前々走5番人気6着だったアルタイル1頭がいます。

次に前走で多かったのはG1のフェブラリーSの6頭で、その着順は6着、2着、12着、13着、4着、12着となっていました。
同じく3着馬で前走フェブラリーSだったのは3頭で、着順は6着、11着、15着でした。
今回前走フェブラリーSだった出走馬ですが、15番人気13着だったインカンテーション、9番人気15着だったアスカノロマンの2頭がいます。

それから続いて、前走地方重賞交流戦が6頭(佐賀記念3頭、ダイオライト記念2頭、名古屋大賞典1頭)となっていました。
3着馬では前走地方重賞交流戦は1頭(名古屋大賞典)となっています。
今回、前走地方重賞交流戦を走っていた登録馬は、前走川崎記念8番人気6着のハッピースプリント、前走佐賀記念1番人気1着のロンドンタウン、同じく佐賀記念3番人気3着ストロングサウザーの3頭となっています。
ちなみに、11年阪神で行われたマーチS2着ブラボーデイジーの前走は、川﨑でのエンプレス杯2着でした。

あと残りの13頭ですが、まず重賞が5頭(平安S1着と6着、中山記念5着、武蔵野S4着、みやこS12着)、そしてオープン特別(仁川S除く)は8頭(すばるS1着、銀嶺S7着、3着、ポラリスS1着、フェアウエルS1着、総武S5着、6着、1着)となっています。
あと3着馬のあの残りの4頭の前走ですが、前走1200m芝のレースのオーシャンS9着、重賞の根岸S5着、そしてG1のジャパンカップダート10着、オープン特別の師走S1着となっていました。
ちなみに11年阪神で行われたマーチSの3着馬インパルコの前走は平安S2着でした。


それから、このレースはハンデ戦となっていますが、55kg以上の重量だった馬は、連対馬44頭中36頭と、比較的重量の重い馬が絡んでいます。
しかし、50kgと52kgの組み合わせで馬連8万台が出たこともありますので(96年)、傾向は重い重量が中心であるものの、突然軽ハンデ同士で決まる可能性は依然秘めてはいます。
その96年以外のあと残りの54kg以下の重量6頭ですが、95年53kg、98年54kg、99年53kg、01年54kg、10年54kg、16年54kgと片方で連に絡んでいました。
計8頭の重量54kg以下の連対馬の共通点ですが、16年1着だったショウナンアポロン(前走オープン特別6着、前々走オープン特別4着)以外の7頭は、前走か前々走のどちらかで、準オープンか900万下(現在1000万下)特別レースで連対していました。(1着が6頭、2着が1頭)
今回の重量が54kg以下の登録馬で、前走か前々走のどちらかで条件特別レースで連対経験があったのは、アルタイル(54kg)、ディアドムス(54kg)、コクスイセン(54kg)、の3頭となっています。


次に馬体重ですが、連対馬では、44頭中500kg以上が20頭、490kg台が4頭、480kg台が10頭、470kg台が7頭、460kg台が1頭、450kg台が2頭、そして450kg以下は無しとなっていて、比較的重い馬が絡んでいます。
ちなみに3着馬22頭では、500kg以上が7頭、490kg台は2頭、480kg台が3頭、470kg台が5頭、460kg台が4頭、450kg台はなし、そして450kg以下は1頭(426kg)で、連対馬と比べて一般的な傾向となっています。


父の主な血統ですが連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が14頭、ミスタープロスペクター系が11頭、ノーザンダンサー系が10頭となっています。

あと、父またはBMS(母の父)でノーザンダンサー系絡みの馬ですが、04年から09年までの6年間の連対馬では1頭もいませんでしたが(3着馬6頭では、そのうち4頭がノーザンダンサー系絡み)、10年以降、阪神開催の11年を除く昨年16年までの6年では、13年を除く5年の2着馬がノーザンダンサー系絡み(15年は1着馬も)、3着馬は6年中4年がノーザンダンサー系絡みとなっていました。
また、父またはBMS(母の父)でミスタープロスペクター系絡みの馬ですが、同じく04年から09年までの6年間では、04年と08年以外の4年の2着馬がミスタープロスペクター系絡みで(05年、06年は1着馬も)、3着馬は05年から08年までの4年間がミスタープロスペクター系絡みとなっていました。
10年以降、同じく11年を除く昨年16年までは、10年の2着馬、13年の1着馬、2着馬がミスタープロスペクター系絡みでしたが、14年以降では、16年の1着馬のみとなっています。
3着馬も、10年、12年、13年と該当していましたが、14年以降3年間は入っていません。
傾向として、前半はミスタープロスペクター系絡みの馬の方が勢いが良く、後半はノーザンダンサー系絡みの馬の方が勢いが良いように思われます。


年齢では、まず連対馬では、5歳馬が14頭と最も多く、6歳が14頭、4歳が10頭、7歳が5頭、8歳が1頭となっていました。
3着馬では、同じく5歳馬が8頭と多く、次に4歳が5頭、6歳が4頭、7歳が3頭、8歳が1頭となっています。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が21頭と最も多く、黒鹿毛が11頭、栗毛が7頭、芦毛が4頭、青毛が1頭となっていました。
3着馬では、黒鹿毛が8頭と最も多く、続いて栗毛が6頭、次いで鹿毛が5頭、芦毛が2頭、青鹿毛が1頭となっています。


以上ですが、大荒れだった12年の翌年以降、ここ4年間はそれほど荒れませんでしたが、それでも今年はまた「荒れる」イメージが付きまとっていますね。
予想するものにとって、ホントに厄介なレースです。
とりあえず今年も1番人気の馬の取捨選択から検討を始めようと思います。
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