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第66回 中山金杯のデータ [競馬データ]

あけましておめでとうございます。

今年も何とかがんばりますので、よろしくお願いいたします。


さて、今年も昨年までのデータを元に、同じ流れで見ていきます。
96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降19年、連対馬38頭、3着馬19頭からです。


まず今年も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、38頭中12頭の4歳馬となっています。
その12頭の前走を見てみますと、重賞だったのは、94年のG1の菊花賞2着だったステージチャンプ、09年のG3の中日新聞杯2着だったヤマニンキングリー、11年の同じく中日新聞杯で1着だったコスモファントム、そして昨年福島記念1着だったヤマカツエースの4頭のみとなっていました。
その4頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着、G3の富士S13着となっています。
あと残り8頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別が2頭となっていました。
その8頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、8頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの5頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と上位着順でした。
今回の明け4歳の第1回特別登録馬ですが、ストロングタイタン、ドレッドノータス、マイネルハニーの3頭となっています。
その中で、前走準オープン1着、前々走1000万特別1着だったストロングタイタンはクリア、前走G3のチャレンジC1着、前々走福島記念4着だったマイネルハニーが過去のデータからは微妙に準じています。

次に多かったのは6歳馬の9頭ですが、その共通項を探ってみますと、近3走で、1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。
今回登録している明け6歳馬3頭では、ツクバアズマオー(2走前オールカマー3着)の1頭が、近3走で、重賞で掲示板に載った経験がありました。

次に多かったのは5歳馬の8頭で、その共通項は、その8頭の当日人気が1番人気、2番人気が各2頭、3番人気、4番人気、5番人気、6番人気が各1頭と比較的上位人気になっていたことでした。
また前走の着順も見てみますと、1着が4頭、あと2着3着が各1頭、4着が2頭と、これも上位着順となっていました。
現在のところ当日人気はわかりませんが、今回登録している明け5歳馬(3頭)では、前走4着以上の着順となっているのは、グアンチャーレ(前走3着)の1頭となっています。

あと7歳以上の高齢馬ですが、7歳が7頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。
そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計9頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
今回8歳馬以上では、8歳馬ではカムフィー、シャドウパーティー、ロンギングダンサーの3頭が登録しています。
一応今回も、過去の7歳馬の連対した年を挙げておきます。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年まで連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対と、また3年連続と複数年で連に絡みました。
その時の当日の人気ですが、先の3頭は7番人気(93年2着カリブソング)、10番人気(94年1着ヒダカハヤト)、13番人気(95年2着ゴールデンアイ)といずれも穴をあけていましたが、08年の2着エアシェイディは2番人気、09年の1着アドマイヤフジは4番人気、10年の1着アクシオンは1番人気、2着のトウショウシロッコは5番人気とほぼ上位人気となっていました。
その7歳馬7頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤトを除く4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬7頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回登録している7歳馬は、シャイニープリンス(父がノーザンダンサー系)、ライズトゥーフェイム(BMSがノーザンダンサー系)の2頭となっています。


次に3着馬の年齢も見てみますと、最も多いのが4歳馬と6歳馬の6頭で、まず4歳馬の6頭では、03年のカンファーベスト(前走カブトヤマ記念1着から10着へ降着)と08年のメイショウレガーロ(前走セントライト記念14着)を除く4頭の前走は連対していました。
一応明け4歳馬登録馬3頭のうち、前走1着だったストロングタイタン、マイネルハニーの2頭は過去から3着の可能性があります。
続いて6歳馬の6頭ですが、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回の6歳馬の登録馬3頭では、ツクバアズマオーとマイネルフロストの2頭が該当します。
そして残りは、7歳馬が3頭、5歳馬が2頭、8歳馬が1頭となっていました。
そのうち5歳馬2頭の当日の人気は、それぞれ3番人気、15番人気と極端な結果となっていました。
ちなみにその2頭の臨戦過程ですが、それぞれ前走で、また3走前で1着を記録していました。
今回の明け5歳馬の登録馬で、前3走の中で1着になった経験のあるのは、グアンチャーレ、ダノンメジャーの2頭となっています。
あと、7歳馬と8歳馬の計4頭ですが、連対馬の一部と同じく、すべて血統で父あるいはBMSでナスルーラ系が絡んでいました。

しかし、今回の7歳以上の登録馬ではナスルーラ絡みの馬はいません。


次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬38頭中20頭いました。
続いてナスルーラー系も38頭中16頭いて、ノーザンダンサー系といい勝負をしています。
3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが19頭中12頭、ナスルーラー系絡みが19頭中8頭となっていて連対馬と同じ傾向となっています。
しかしながら、ノーザンダンサー系絡みですが、東京開催の02年を除く99年以降、10年まで毎年連対するほど強さを発揮していましたが、11年以降では、13年と15年に2着に2回入るだけの結果となっています。
また、3着馬でも、同じく02年を除く98年以降11年までの13年中11回入っていましたが、12年以降では昨年16年の1回のみとなっています。
ナスルーラ系絡みも、98年以降、02年を除く07年までの9年連続連対していましたが、それ以降では、11年1着、14年1着、2着の3頭となっています。
代わりに12年以降、昨年16年までの過去5年のうち14年を除く4年でミスタープロスペクター系絡みの馬が、1頭ないし2頭連対しています。(14年には3着に入っています。)


毛色ですが、1着馬では鹿毛が8頭、黒鹿毛が6頭、続いて栗毛が4頭、栃栗毛が1頭となっていました。
2着馬では黒鹿毛が7頭と最も多く、続いて鹿毛が5頭、栗毛が4頭、芦毛が3頭となっていました。
3着馬では黒鹿毛が8頭、鹿毛が6頭、続いて栗毛が3頭、芦毛と青鹿毛が各1頭となっていました。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。


また、別の観点からも見てみます。
12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は19頭中7頭、2着馬は19頭中7頭、3着馬は19頭中12頭となっていて、結構同じ中山競馬場を前走に続いて走っているのが目につきます。
ただし、08年は16頭中前走中山競馬場を走ったのは5頭でそのうち3着に入った1頭のみ、09年は出走馬16頭中2頭のみで3着以内はなし、10年は出走馬16頭中6頭で、3着以内に入ったのは2着の1頭、同じく11年は16頭中4頭で3着以内はなし、同じく昨年16年に至っては、出走馬13頭中前走中山競馬場を走った馬はなしとなっています。
ということで、その出走数はもちろん考慮に入れることは必要かと思います。
ちなみに今年の登録馬では、15頭中10頭と、一転多くの馬が登録しています。


あと、1番人気ですが、今度は86年以降96年と02年の東京競馬場開催を除く過去25年で見ていきますと、11頭が連対していて連対率は低くなっています。
また、複数年数連続で連をはずしたのは、91年から93年までの3年間、00年01年の2年間、そして06年から09年の4年間となっていました。
それから、94年に2着になって以降は、東京開催を除く95年以降17年間では8回で1着となっていて、連対すれば勝ち馬になるという構図をずっと続けています。
また1着馬の前走ですが、92年以降東京開催を除く18年で、1着が7頭、2着が3頭、4着が4頭、9着が1頭(06年1着のヴィータローザ)、14着が3頭(いずれもG1で)となっていました。
また、その連対した1番人気の馬の共通項を見てみますと、前走で、条件特別で勝っている86年のクシロキングとオープン特別で2着だった96年のベストタイアップ、G1のジャパンカップで14着だったサイレントハンター、G3の京阪杯で4着だった03年のトーホウシデンの以上4頭以外の7頭は、すべて重賞で連対していました。

逆に言えば、前走重賞で連対をはずした、また前走でオープン特別や条件特別で逆に連対していたそれぞれの1番人気の馬は厳しいということになります。


以上ですが、さて毎年書いていますが、データはデータとして、やはり金杯は運が左右しますね。
それはどのレースでも言えるのですが、特にこの両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。
ということで、今年もデータは一応基にしながらも、勘をしっかり働かせながら検討していこうと思っています。

タグ:中山金杯
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ritton2

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
by ritton2 (2017-01-04 13:23) 

bigonon

ritton2さん
あけましておめでとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします(^_^)/
by bigonon (2017-01-04 22:22) 

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