SSブログ

第68回 阪神ジュベナイルフィリーズのデータ [競馬データ]

出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


90年からは阪神3歳牝馬ステークスとして、そして01年からは阪神ジュベナイルフィリーズと名称変更となって今日に至っています。
2歳(00年以前は3歳)の牝馬No.1を決めるG1レースとしては結構歴史があります。
ただし、06年に阪神競馬場がリニューアルされてから以降は、その施行されている阪神1600m芝そのものが、そのリニューアル前後ではまったく形態が変わってしまいました。
傾向もかなり変わっています。
よって、05年以前のものはあまり参考にならないかと思いますので今年も省略します。
ということで、06年から昨年15年までの10年間を羅列して載せていきたいと思います。

まず当日の人気ですが、(  )内単勝オッズ

06年 4番人気(11.1倍)-1番人気(1.6倍)-2番人気(8.9倍)
07年 3番人気(6.6倍)-8番人気(16.0倍)-2番人気(5.5倍) (1番人気(3.9倍)は4着)
08年 1番人気(2.2倍)-3番人気(8.4倍)-4番人気(11.9倍)
09年 2番人気(4.6倍)-5番人気(8.7倍)-6番人気(12.2倍) (1番人気(3.9倍)は5着)
10年 1番人気(1.6倍)-4番人気(19.1倍)-8番人気(47.9倍)
11年 4番人気(6.8倍)-8番人気(12.3倍)-1番人気(4.6倍)
12年 5番人気(8.1倍)-15番人気(89.9倍)-10番人気(44.5倍) (1番人気(2.9倍)は4着)
13年 5番人気(14.6倍)-1番人気(1.7倍)-8番人気(31.3倍)
14年 5番人気(9.8倍)-2番人気(5.6倍)-4番人気(6.3倍)(1番人気(2.9倍)は8着)
15年 1番人気(2.5倍)-10番人気(33.3倍)-3番人気(7.8倍)

10年のうち10年、12年、13年、14年を除く6年の上位3頭は、一桁オッズが2頭、10倍台以上が1頭という組み合わせとなっていました。
その10年、12年、13年は、一桁オッズが1頭、二桁オッズが2頭という組み合わせになっていて、14年は3頭とも一桁オッズとなっていました。

1番人気は、順に、2着、4着、1着、5着、1着、3着、4着、2着、8着、1着と、14年の1頭(8着)を除いて掲示板に載っていました。(10年中5年で連対、3着1頭)

また、3連単の配当が300万を超えた12年を除き、上位3頭に1番人気から5番人気までの上位人気の中から少なくとも2頭入っていました。(06年と08年は3頭、その他は2頭、荒れた12年も4着まで広げると2頭入っていました)
そして、その上位人気の中には、12年を除き1番人気か2番人気のどちらかが3着以内に入っていました。(両方は06年のみ、12年は4着に1番人気が入っていました。)


血統ですが、まず父は、

06年は、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
07年は、ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ミスタープロスペクター系
08年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
09年は、ミスタープロスペクター系-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系
10年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ミスタープロスペクター系
11年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
12年は、ミスタープロスペクター系-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
13年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
14年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ミスタープロスペクター系-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
15年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)

となっていました。

全体的(1着から3着まで合計30頭)に見ていきますと、ヘイルトゥリーズン系が18頭、ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系が各5頭、ナスルーラ系が2頭となっています。

またBMS(母の父)は、
06年は、ナスルーラ系(ネヴァーベンド系)-ミスタープロスペクター系-アリダー
07年は、サンデーサイレンス-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)
08年は、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)-ネイティヴダンサー系-ミスタープロスペクター系
09年は、ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-サンデーサイレンス
10年は、ナスルーラ系(グレイソブリン系)-サンデーサイレンス-ミスタープロスペクター系
11年は、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)-ミスタープロスペクター系-ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)
12年は、ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-エタン系
13年は、ノーザンダンサー系(ディキシーランドバンド系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ミスタープロスペクター系
14年は、ミスタープロスペクター系-サンデーサイレンス系-ノーザンダンサー系(ダンチヒ系)
15年は、ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ナスルーラ系(プリンスリーギフト系)

となっていました。
全体的(1着から3着まで合計30頭)に見ていきますと、ノーザンダンサー系が10頭、ネイティヴダンサー系(ミスタープロスペクター系、アリダー、エタン系含む)が9頭、ナスルーラ系が7頭、サンデーサイレンス系が4頭となっています。

それから、1番人気から5番人気までの上位人気は、過去10年では全部で22頭3着以内に入っていましたが、そのうち10頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系でした。
また、BMSがノーザンダンサー系だった馬で、5番人気以上の上位人気だった馬が3着以内をはずしたのは10年で5頭、つまり、過去10年間で5番人気以上の上位人気だったBMSがノーザンダンサー系だった馬は計15頭で、そのうち9頭が3着以上に入っていたことになります。
さらに、6番人気以下の下位人気で、3着以内に入ったのは8頭ということになりますが、その8頭すべてのBMSはノーザンダンサー系ではありませんでした。
その8頭の前走ですが、1着が4頭、2着が2頭、4着が1頭(京王杯2歳S)、5着が1頭(アルテミスS)となっていました。


次に枠番の出目ですが、
06年は、1枠-5枠-2枠
07年は、7枠-5枠-5枠
08年は、7枠-1枠-5枠
09年は、8枠-3枠-8枠
10年は、6枠-2枠-8枠
11年は、7枠-6枠-8枠
12年は、1枠-4枠-5枠
13年は、4枠-5枠-3枠
14年は、8枠-6枠-2枠
15年は、1枠-7枠-6枠

となっていました。
06年、12年、13年以外の7年は、外枠の7枠か8枠のどちらかか両方が3着以内に絡んでいました。


毛色ですが、

06年は、鹿毛-鹿毛-鹿毛
07年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
08年は、黒鹿毛-栗毛-鹿毛
09年は、鹿毛-栗毛-芦毛
10年は、芦毛-芦毛-芦毛
11年は、鹿毛-栗毛-栗毛
12年は、青毛-芦毛-鹿毛
13年は、黒鹿毛-鹿毛-栗毛
14年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
15年は、栗毛-芦毛-芦毛

となっていました。
10年に、84年以降初めてG1で芦毛が上位3頭独占するなど、全体的に一貫性がないので、毛色のデータは参考にならない気もします。


臨戦過程では、全体的(1着から3着馬計30頭)で見ていきますと、前走ですが、10年の2着馬(前走ファンタジーS3着)、同じく10年の3着馬(前走京王杯2歳S4着)、15年の2着馬(前走アルテミスS5着、同じく15年の3着馬(前走ファンタジーS3着)の計4頭を除く26頭はすべて連対(1着が18頭、2着が7頭)していました。
前々走は、07年2着のレーヴダムール、08年3着のミクロコスモス、11年1着のジョワドヴィーヴル、12年3着のレッドセシリアの4頭(いずれも前走が初出走の新馬戦で前々走はなし)と12年2着のクロフネサプライズ(前々走は小倉2歳S9着)、14年2着のレッツゴードンキ(前々走は札幌2歳S3着)の計6頭を除く24頭は、1着が20頭、2着が3頭、3着が1頭となっていました。
また、それぞれのデビュー戦ですが、1着15頭、2着8頭、3着5頭、4着1頭、5着1頭となっていました。


前走のレースの内訳ですが、連対馬では、まず前走重賞だったのは11頭いました。(ファンタジーSが4頭(1番人気1着、5番人気3着、8番人気1着、4番人気2着)、デイリー杯2歳Sが1頭(1番人気1着)、京王杯2歳Sが1頭(4番人気2着)、札幌2歳Sが1頭(2番人気1着)、新潟2歳Sが1頭(1番人気1着))、アルテミスSが3頭(1番人気2着、1番人気2着、5番人気5着)
5着の1頭を除けば前走重賞の10頭は3着以上となっています。
今回の出走馬で、前走重賞3着以内だったのは、シグルーン(アルテミスS5番人気3着)、ショーウェイ(ファンタジーS12番人気2着)、ジューヌエコール(デイリー杯2歳S2番人気1着)、リスグラシュー(アルテミスS1番人気1着)、レーヌミノル(京王杯2歳S1番人気2着)、ヴゼットジョリー(新潟2歳S3番人気1着)の6頭となっています。

そして前走500万下戦だったのは6頭いました。(1着4頭、2着2頭)
今回の出走馬で、前走500万下で連対していたのは、アリンナ(1着)、ゴールドケープ(1着)の2頭となっています。

それから前走新馬戦だったのは2頭(すべて1番人気1着)いました。
今回の出走馬で、前走新馬戦1番人気1着だった馬の出走はありません。
他に、前走1番人気以外で新馬戦1着だった出走馬ですが、5番人気1着のジャストザマリンの1頭が出走しています。


それから前走未勝利馬だったのは1頭(1番人気1着)いました。
今回、前走未勝利戦1番人気1着だった馬の出走馬は、エムオービーナスの1頭がいます。
他に前走未勝利戦1番人気以外の馬の出走馬は今回はいません。


3着馬では、前走重賞だったのは5頭(ファンタジーSが3頭(1番人気2着、5番人気2着、1番人気3着)、京王杯2歳Sが1頭(4番人気4着)、アルテミスSが1頭(9番人気1着))、前走新馬戦、または前走500万下戦だったのは各2頭(いずれも1番人気1着)、あと、オープン特別だったのが1頭(1番人気1着)となっていました。


それから、06年、07年以外の8年では、1頭ないし2頭が3着以内に関東馬が入っていました。
その中で関東馬が勝ったのは、09年2番人気で勝ったアパパネと14年5番人気で勝ったショウナンアデラ、15年1番人気1着で勝ったメジャーエンブレムの3頭となっています。


以上ですが、改装前も荒れるイメージが強いレースでしたけれども、改装後も、12年に「5番人気-15番人気-10番人気」の順番で決まりその3連単の配当で300万円台が出たこともあって、依然荒れるイメージはつきまとっています。
ただ、06年以降、その12年以外の8年の3連単の配当は、1万円台が2年、2万円台が3年、3万円台が1年、4万円台が1年、6万円台が2年と、それなりには荒れましたけれども、大荒れとまでは行っていませんでした。
この辺り、荒れるかどうかの判断に悩みそうですね。
ともかくも、今年も上記のデータを丁寧にひも解きながら検討し、結論を出していこうと思います。

nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0