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第61回 京阪杯のデータ [競馬データ]

この京阪杯が、1800m芝から1200m芝に変更になった06年以降15年までの10年間と、1200m芝のオープン特別「アンドロメダS」の00年から05年までの6年間とを合わせた計16年間、連対馬32頭、3着馬16頭から見ていきます。


まず毛色ですが、アンドロメダSではまれに見る栗毛が強いレースとなっていました。
その6年間、連対馬12頭中8頭が栗毛馬でした。
ワンツーも6年中半分の3年ありました。
そして、京阪杯が1200m芝になった06年も、栗毛馬同士のワンツーとなりました。
それどころか1着から4着まで栗毛馬が占めていました。
こうなりますと、その後もこの傾向が続くと思いましたので、この「栗毛馬強し」のデータを毎年いつも筆頭に書いてきました。
ところがその後、
07年は「鹿毛-黒鹿毛」、
08年は「鹿毛-青鹿毛」、
09年も「鹿毛-青鹿毛」、
10年は「青鹿毛-鹿毛」、
11年は「鹿毛-栃栗毛」
と、結局1200m芝となってからの6年中、最初の1年を除いて一度も栗毛馬が連対しなくなってしまいました。
しかし11年では栗毛の出走は1頭もありませんでしたし、その前の10年でも1頭(7着)しか出走はありませんでした。
また、その07年、09年の3着馬は栗毛でしたし、11年の2着馬は若干違いますけど「栃栗毛」でしたので、やはり続く12年の時は一応は栗毛の馬には注意はしていましたし、実際、選んだ5頭のうち3頭、栗毛馬を入れていました。

結果、12年は、それに応えるように6年ぶりに栗毛馬が絡むどころか栗毛馬同士での決着となりました。
それにもかかわらず、その1着馬2着馬の2頭は入れていないという失態をしてしまった次第です。
しかしながら、翌13年は、「鹿毛-黒鹿毛」で決まり、また栗毛は連対しませんでした。
ちなみに、13年の栗毛馬の出走は3頭、着順は、3番人気9着、11番人気12着、6番人気14着という結果でした。
14年は、栗毛馬の出走は4頭、そのうち11番人気のサドンストームが2着に入って大荒れの片棒を担ぐ存在となりました。(あと、6番人気8着、18番人気10着、10番人気12着)
結局14年は、「鹿毛-栗毛」で決まりました。
そして昨年15年は、栗毛の出走は5頭、しかしそのうち1頭も3着以内に入らず、結果は「黒鹿毛-鹿毛」で決まり、3着馬は鹿毛馬が入りました。
それでも栗毛馬は2番人気4着、3番人気5着と2頭掲示板に載る善戦はいたしました。
あと9番人気10着、6番人気11着、15番人気15着となっています。
結局、京阪杯になってからの10年間では、栗毛馬は06年、12年、14年の3年のみ連対し、同じく06年、07年、09年の3年のみ3着に入ったことになります。
ちなみに、今回の登録馬(15頭)で栗毛馬は、キーナンバー、シンボリディスコ、セカンドテーブル、ティーハーフ、ネロ、フミノムーン、ヤマニンプチガトーの7頭となっています。

また、07年以降の連対馬の毛色を見ていただいてわかるとおり、11年、12年、14年を除く6年間で黒鹿毛(2頭)か青鹿毛(3頭)の濃い毛色の馬が絡んでいました。
その11年、12年、そして14年の3着馬はいずれも黒鹿毛となっていました。
こう見ると、京阪杯になってからは、栗毛馬より黒鹿毛馬、青鹿毛馬の濃い色の馬の方が活躍しているように思えます。
ちなみに今回の登録馬で黒鹿毛は、アクティブミノル、アンナミルト、オウノミチ、クリスマス、ラインスピリットの5頭、青鹿毛は登録なしとなっています。

今年も、この栗毛系統か黒鹿毛系統かのどちらを優先させるかは悩むところですね。
この二つの混合も考えた方がいいかも知れません。
さて今年はどうなるでしょうか。

ちなみに連対馬全体の32頭の毛色の内訳は、栗毛が11頭、鹿毛も11頭、黒鹿毛と青鹿毛が各4頭、栃栗毛が2頭となっていました。
3着馬全体の16頭の毛色は、鹿毛が7頭、栗毛が4頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛が2頭となっていました。


次に連対馬の臨戦過程ですが、まず前走がオープン特別だった馬は15頭いました。
そのうち、06年までの6頭はすべて「福島民友カップ」で、着順は、8、6、2、3、5、1(着)でそれぞれ勝ち馬との着差は1秒以内でした。
この福島民友カップは、12年、13年と10月から4月に移行しましたが、14年からはまた10月に戻って来ています。
その14年、前走で福島民友カップを走って唯一この京阪杯に出走してきたアンバルブライベンはこの京阪杯を制しています。
しかしながら、今年の登録馬の段階では、前走福島民友カップを走った馬の登録はありません。
あとの前走オープン特別を走った残り7頭は、そのうち5頭が「京洛S(オープン特別」で、08年の勝ち馬のウエスタンダンサー、09年の2着馬レディルージュ、10年の2着馬ケイアイアストン、11年の勝ち馬ロードカナロア、12年の勝ち馬ハクサンムーンとなっています。

ロードカナロアは、その前走の京洛Sでは1着、ウエスタンダンサーとレディルージュは2着、ケイアイアストンは3着、ハクサンムーンは15着(1番人気)でした。
その京洛Sですが、07年まで準オープンで行なわれていましたが、08年からはオープン特別として行なわれるようになりました。

08年ではこの京洛Sから7頭が出走し、そのうちそのレース2着だったウエスタンダンサーが1着、1着だったスプリングソングが3着、3着だったウエスタンビーナスが4着と掲示板に載りました。

また09年では6頭が出走し2着だったレディルージュが2着、7着だったシンボリグランが4着、5着だったラインブラッドが5着と同じく3頭が掲示板に載りました。
一転して京洛Sが京阪杯にとってステップレースになったようです。
しかし10年では5頭出走しましたが、前述したようにケイアイアストン(京洛S3着からこの京阪杯で2着)1頭のみが掲示板に載りました。
11年では8頭が出走しましたが、同じく前述したようにロードカナロア(京洛S1着からこの京阪杯で1着)とナイアード(8着から4着)、ミキノバンジョー(5着から5着)の3頭が掲示板に入っています。
12年では、前走京洛Sだった馬は6頭出走し、前述した通り1番人気15着のハクサンムーンが1着だった以外は掲示板をはずしています。
13年は5頭出走し、ブレイズエターナル(2着から4着)1頭のみが掲示板に入っています。
14年は5頭出走し、サカジロイヤル(3着から3着)1頭のみが掲示板に入りました。
昨年15年は5頭出走し、アースソニック(2着から3着)1頭のみが掲示板に入っています。
一応、京洛S組には今年も注意が必要のようです。
しかしながら、今回の登録馬で前走京洛Sだった馬の登録はありません。
あと前走オープン特別だった残り3頭は、11年2着のグランプリエンゼルと13年2着のアイラブリリ、15年2着のビッグアーサーで、それぞれの前走は、新潟での信越Sで3番人気4着、京都でのオパールSで3番人気5着、同じくオパールS1番人気1着となっていました。
今回の登録馬で、福島民友カップ、京洛S以外のオープン特別を前走を走った馬は9頭登録しています。

続いて前走が重賞だったのは11頭いました。
内訳は、G1のスプリンターズSが2頭(4着、2着)、G1のマイルCSが1頭(15着)、G2のスワンSが8頭(15着、11着、7着、8着、6着、3着、4着、8着)となっています。
今回の登録馬で前走上記に該当する重賞を走ったのは7頭(スプリンターズS2頭、スワンS5頭頭)います。

次に前走が1600万下の条件戦特別だったのは6頭いました。
そのうち、前走1400mダート10着だった1頭を除き、あとの5頭は前走1200m芝で連対していました。
今回、前走1600万下の条件特別だった馬は5番人気4着だったキーナンバー、6番人気1着だったフミノムーン、セプテンバーS1番人気1着だったメラグラーナの3頭となっています。

次に、3着馬の臨戦過程ですが、前走重賞だったのは7頭いました。
内訳は、スワンSが4頭(10着、6着、12着、7着)、セントウルSが2頭(共に2着)、スプリンターズSが1頭(12着)
前走オープン特別は7頭で、すべて1200m芝でした。
内訳は、福島民友カップ2頭(1着と6着)、中山の秋風S(3着)、京都の京洛S3頭(1着、2着、3着)とオパールS(6着)となっています。
あと前走条件特別は2頭で、京都1400m芝の1600万下特別(16着)、小倉1200m芝の1000万下特別(1着)となっていました。


年齢は、連対馬では、3歳が9頭、4歳が12頭、5歳が10頭、6歳が1頭でした。
3着馬では、3歳、4歳、5歳が各4頭、6歳が4頭となっています。


性別は、連対馬では、牡20頭に対し牝12頭となっていました。
そのうち前半の4年では牝馬が連対馬8頭中5頭と牝馬が活躍し、逆に後半12年では牡馬が24  頭中15頭と牡馬が活躍していました。
3着馬では、16頭中8頭が牝馬となっています。


馬体重ですが、480kg以上の大型馬が連対馬32頭中18頭となっていました。
3着馬では16頭中11頭も占めていました。

特に06年以降の京阪杯では、
06年は「518kg-478kg-480kg」
07年は「514kg-522kg-508kg」
08年は「500kg-474kg-508kg」
09年は「532kg-444kg-492kg」
10年は「502kg-472kg-480kg」
11年は「498kg-456kg-544kg」
12年は「462kg-478kg-466kg」
13年は「484kg-452kg-460kg」
14年は「458kg-480kg-520kg」
15年は「452kg-522kg-496kg」
と、11年まで、3着以内に500kg以上の大型馬が1頭入った年が4年、2頭ないし3頭が入った年が各1年となっていました。
しかしながら、12年、13年は逆に1頭も絡みませんでした。(ちなみに前走500kg以上だった出走馬は12年は3頭、13年は4頭でした。)
しかし、翌14年は3着に、昨年15年は2着にそれぞれ1頭入っています。(前走500kg以上だった出走馬は14年は3頭、15年は2頭でした。)


以上ですが、今年も難解ですね。
12年は、「10番人気-1番人気-12番人気」いう順番で決着し、3連単の配当は79万台、13年は「7番人気-8番人気-10番人気」という順番で決着し、配当は46万台、そして14年は「5番人気-11番人気-15番人気」という順番で決着し、配当は200万台と大荒れとなって、それぞれ大荒れとなりました。
しかし、昨年は「4番人気-1番人気-5番人気」という順番で決着、配当は3万円台とその3年間と比べるとかなり低い配当となりました。
このように3連単の配当が10万円以上の大荒れとなったのは、京阪杯が1200m芝になってからの10年間では5回ありますが、他の5年はすべて5番人気以上の上位人気馬同士での決着で、それほど荒れていませんでした。
まずは今年も荒れるか荒れないかの2者択一からのスタートとなりますね。
その上で、上記のデータを基に丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

タグ:京阪杯
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