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第51回 デイリー杯2歳ステークスのデータ [競馬データ]

1600mに施行が変わった97年以降19年間、連対馬38頭、3着馬19頭からです。
ただし、13年まで10月に行なわれていましたが、14年から1ヶ月余り遅くなってこの11月の中旬での施行に変更になりました。
施行条件に変わりはないので、ほぼデータ的には問題はないですが、ただ臨戦過程は影響はあるかと思います。


まずは、毎年冒頭で始めている、その臨戦過程での前走の着順から見てみます。
連対馬では、1着が38頭中28頭占めていました。
そのうち前走1番人気1着馬が16頭いました。
3着馬では、前走1着馬は19頭中10頭となっていて、そのうち前走1番人気1着馬は3頭のみでした。
今回の登録馬(13頭)で前走1着馬は9頭で、そのうち前走1番人気1着は、ジューヌエコール(前走オープン特別ききょうS)、タイセイスターリー(前走新馬戦)、トウケイライデン(前走新馬戦、ただしダート戦)、ベルカプリ(前走未勝利戦)、リナーテ(前走新馬戦)の5頭となっています。

あと、前走1番人気以外で1着となったのは連対馬で12頭、3着馬では7頭ということになりますが、まず連対馬のその12頭の前走のレースは、新馬戦が4頭、未勝利戦が3頭、地方の重賞が1頭、オープン特別の野路菊Sが3頭、重賞の小倉2歳Sが1頭となっていました。
それから、3着馬のその7頭の前走のレースは、新馬戦が2頭、未勝利戦が3頭、野路菊Sが1頭、小倉2歳Sも1頭となっていました。
今回の登録馬で、前走1番人気以外で1着となったのは、サングレーザー(前走未勝利戦2番人気1着)、ディパワンサー(前走オープン特別中京2歳S2番人気1着)、ビーカーリー(前走500万下戦9番人気1着)、ボンセルヴィーン(前走未勝利戦3番人気1着)の4頭です。

それから、前走1着以外も見てみますと、まず連対馬の残りの10頭ですが、その前走のレース内容は重賞が6頭(2着、4着、2着、2着、6着、2着)、オープン特別が4頭(6着、2着、3着、5着)となっていました。
その10頭のうち、ボールドエンペラー(97年1着、初戦の新馬戦3番人気2着)、キャプテントゥーレ(07年1着、初戦の新馬戦1番人気8着)、タケミカヅチ(07年2着、初戦の新馬戦3番人気1着)、エイシンアポロン(09年2着、初戦の新馬戦6番人気5着)の4頭を除く6頭は、初戦の新馬戦1番人気1着で勝っていました。
また3着馬の残りの9頭の前走のレースの内容は、重賞が6頭(3着、3着、4着、8着、4着、3着)、オープン特別が3頭(3着、2着、4着)となっていましたが、その9頭の初戦の新馬戦では、09年3着のダノンパッション以外の8頭は逆に新馬戦では1番人気1着ではありませんでした。
ただし、初戦の新馬戦、1番人気以外で1着となった馬は2頭(それぞれ7番人気、2番人気)いました。
しかしながら、今回の登録馬で、初戦新馬戦1番人気1着で勝って前走1着以外だった馬の出走はありません。
また、連対馬で、初戦で1番人気1着ではなかった4頭のうち、ボールドエンペラーの初戦は新馬戦3番人気2着でしたが、2戦目の新馬戦は1番人気1着で勝ち、キャプテントゥーレも新馬戦1番人気8着でしたが、2戦目未勝利戦を1番人気1着で勝ちあがっていました。
また、その4頭の前走は4頭ともオープン特別か重賞で、前走のオープン特別野路菊S9番人気6着以外のボールドエンペラー以外の3頭は前走の人気は1番人気か2番人気でした。
この4頭に該当しそうな登録馬は、前走オープン特別野路菊S5番人気3着だったユノディエールといったところでしょうか。


さて、毎年問題にしていますが、今年も、「未勝利戦」を走った経験のある出走馬の扱いが大きなポイントになりそうですので、同じ内容を載せておきます。

『ともかくも、03年以降、新馬戦に2回以上出走できなくなっていますので、最近はより未勝利戦が重要になっています。
実際、この未勝利戦を走った経験のあるのは、連対馬38頭中、04年1着のペールギュントと07年1着のキャプテントゥーレ、08年の連対馬シェーンバルトとホッコータキオン、そして09年の連対馬リディルとエイシンアポロン、10年の2着馬アドマイヤサガス、12年の1着馬テイエムイナズマ、14年の1着馬タガノエスプレッソ、14年の2着馬アッシュゴールドの計10頭と少ない頭数となっています。
しかし、そのうち9頭はここ8年の連対馬16頭の中のことですので、今年も一応未勝利戦経験馬には注意が必要かと思います。
また、3着馬ではこれが連対馬以上に顕著に表れていて、03年以前で未勝利戦を経験していたのは、99年のトッププロテクター(前々走で未勝利戦1番人気1着)1頭のみでしたが、04年以降では、04年のシルクタイガーが前走未勝利戦で6番人気1着、05年のスーパーホーネットが前走未勝利戦で4番人気1着、06年のマルカハンニバルが4走前に未勝利戦で3番人気1着、07年のウイントリガーが3走前に未勝利戦4番人気1着、08年のキングスレガリアが前走未勝利戦4番人気1着、10年のメイショウナルトが前々走に未勝利戦1番人気1着、13年のピークトラムが前々走未勝利戦7番人気1着、そして15年のノーブルマーズが前々走未勝利戦2番人気1着と、04年以降の12年の中で、09年、11年、12年、14年を除く8年で未勝利戦経験馬が3着になっています。』
ちなみに今回の登録馬で未勝利戦経験馬は、13頭中7頭となっています。

この未勝利経験馬に関して、同じく昨年まで補足で挙げていたデータに昨年の結果を加味して載せておきます。


『データのところで書きましたが、04年から一転して10年までの7年連続、未勝利戦経験馬が3着以内に入っていました。
しかし11年は1頭も3着以内に入りませんでした。
しかしながら、全体の出走馬12頭に対して未勝利戦経験馬の出走数が2頭ではやはり少なかったというべきでしょうね。
12年は、出走馬12頭中6頭が未勝利戦経験馬として出走していて、そのうち1頭が3着以内(1着)に入りました。
13年は、12頭のうち未勝利経験馬は5頭で、そのうち1頭が3着以内(3着)に入りました。
14年は、9頭のうち未勝利経験馬は3頭で、そのうち2頭が3着以内(1着、2着)に入りました。
そして昨年15年は、14頭中未勝利戦経験馬は8頭で、そのうち1頭が3着以内(3着)に入りました。


一応、上記も含めて、未勝利戦経験馬が3着以内に入り始めた04年以降のデータをまとめておきたいと思います。
全体の出走数、未勝利戦経験馬の出走数、その中で3着以内に入った頭数(その人気)の順です。

04年、13頭、7頭、2頭(9番人気、7番人気)
05年、11頭、4頭、1頭(4番人気)
06年、13頭、9頭、1頭(5番人気)
07年、13頭、10頭、2頭(3番人気、7番人気)
08年、12頭、6頭、3頭(3番人気、1番人気、8番人気)

09年、13頭、6頭、2頭(1番人気、5番人気)
10年、12頭、7頭、2頭(5番人気、2番人気)
11年、12頭、2頭、0頭
12年、12頭、6頭、1頭(6番人気)
13年、12頭、5頭、1頭(4番人気)
14年、9頭、3頭、2頭(5番人気、2番人気)
15年、14頭、8頭、1頭(7番人気)


となっています。
今年の登録馬では、13頭、7頭、?頭 という構図になりますね。
今年も悩みますね。
ともかく、過去の3着以内に入った未勝利経験馬と今年のその7頭の未勝利経験馬と比較しながら検討し結論を出していこうと思っています。』


それから、前走の人気だけを見てみますと、連対馬では1番人気が20頭、2番人気が9頭、3番人気が2頭、4番人気が3頭、5番人気が1頭と38頭中35頭が5番人気以上の上位人気となっていました。
あと3頭は、ボールドエンペラー(97年1着馬)の9番人気(オープン特別)、12年の1着馬と2着馬両馬の6番人気(それぞれ未勝利戦、小倉2歳S)でした。

3着馬では、1番人気が5頭、2番人気が4頭、4番人気が4頭、5番人気が2頭で、5番人気以上の上位人気は19頭中15頭となっています。
あと残りは6番人気が2頭(未勝利戦1着、新潟2歳S3着)、8番人気が2頭(どちらも重賞、3着、4着)となっていました。

また、臨戦過程で「1番人気1着」というところに注目いたしますと、レース内容に関係なく「1番人気1着」を経験していた連対馬は38頭中26頭にもなります。
残り経験のない12頭のうち6頭は、その代わりに新馬戦で1着(2番人気3頭、3番人気3頭)を経験していました。

3着馬では、連対馬と違って、臨戦過程で「1番人気1着」を経験していたのは19頭中8頭に留まっていました。
また、残り経験のない11頭の中で、新馬戦で1着を経験していたのも4頭に留まっていました。
今回の登録馬で「1番人気1着」を経験したのは13頭中7頭となっています。


それから、当日の1番人気の過去の成績を見てみますと、1着、1着、8着、1着、3着、1着、1着、4着、1着、1着、8着、2着、1着、1着、2着、11着、2着、3着、2着と、連対していたのは19頭中13頭、3着以内では15頭と結構優秀な成績を収めています。
ちなみに連対をはずした1番人気馬6頭ですが、99年8着だったマチカネラン(単勝2.9倍)、01年3着だったダイワファルコン(単勝2.6倍)、04年4着だったエイシンヴァイデン(単勝2.2倍)、07年8着だったマリエンベルク(単勝4.4倍)、12年11着だったメイケイペガスター(単勝2.0倍)、14年3着だったナヴィオン(単勝2.2倍)となっています。


毛色ですが、1着馬では、黒鹿毛が7頭と最も多く、次いで鹿毛と栗毛が各4頭、芦毛が3頭、青毛が1頭となっていました。
2着馬では、栗毛が8頭と最も多く、次いで鹿毛が7頭、青鹿毛が2頭、黒鹿毛と青毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が10頭と最も多く、次いで栗毛が4頭、黒鹿毛が3頭、芦毛と青鹿毛が各1頭となっています。


枠番の出目は、連対馬では、1枠が6頭、2枠が1頭、3枠が2頭、4枠が5頭、5枠が4頭、6枠が3頭、7枠が6頭、8枠が11頭となっていました。
3着馬では、1枠が1頭、2枠が3頭、3枠が3頭、4枠が0頭、5枠が4頭、6枠が7頭、7枠が1頭、8枠が1頭となっています。


以上ですが、今年も1番人気馬と未勝利戦経験馬の取捨選択となりますね。
ともかくも、昨年までと同様、丁寧に検討して結論を出していこうと思っています。

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