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第52回 函館記念のデータ [競馬データ]

ハンデ戦となった97年以降、09年の札幌競馬場開催を除く18年、連対馬36頭、3着馬18頭からです。


何と言っても前走「巴賞」組の活躍が目立ちます。
連対馬36頭中15頭が前走巴賞で、それぞれの人気と着順は、5番人気9着、7番人気9着、9番人気8着、4番人気7着、6番人気3着、3番人気6着、3番人気2着、7番人気1着、1番人気2着、6番人気11着、5番人気8着、2番人気4着、3番人気1着、11番人気5着、3番人気8着となっていました。
その人気面だけに着目しますと、1番人気は1頭、2番人気も1頭、3番人気は4頭、そして4番人気以下は計9頭と、巴賞下位人気の馬が結構函館記念で連に絡んでいることがわかります。

そして同じく3着馬も見てみますと、18頭中6頭が前走巴賞組でした。(それ以外で、前々走で巴賞を走った馬が1頭(1番人気1着)います。
その人気と着順は、9番人気1着、2番人気1着、7番人気5着、7番人気5着、1番人気6着、3番人気6着となっていました。
ただ、この前走巴賞の馬が3着となった年は、97年、98年、99年の3年連続と01年、08年、12年となっていて、最近ではちょっと分が悪くなっています。
また10年と11年、そして14年と15年と、1着~3着馬では、前走が巴賞組の馬は1頭も来ませんでした。
しかしながら、10年の前走巴賞組は16頭中2頭、11年は16頭中4頭、14年は16頭中3頭、15年は16頭中4頭と少ない出頭数となっていました。
(13年、2着に前走巴賞3番人気8着のアンコイルドが入りましたが、この年では7頭の前走巴賞だった馬が出走していました)
ちなみに、09年の札幌競馬場で行われた時は上位6着まですべて巴賞組となっています。

それからもう少し突っ込んで巴賞1番人気の馬だけを見ていきますと、巴賞1番人気の馬が函館記念を走ったのはこの18年では9頭いて、その函館記念での成績は、1番人気12着、3番人気6着、2番人気3着、5番人気6着、1番人気1着、3番人気9着、2番人気3着、2番人気4着、5番人気5着となっていました。
このように、巴賞1番人気は9頭中1連対(3着2回)とかなり厳しいデータとなっています。
ちなみに今回の登録馬(16頭)で前走巴賞組は、レッドレイヴン(1番人気1着)、マテンロウボス(2番人気2着)、ツクバアズマオー(4番人気3着)、フェイマスエンド(6番人気4着)、ケイティープライド(7番人気6着)、マディラ(11番人気9着)、オツウ(8番人気11着)の7頭となっています。

また、毎年取り上げていますが、昨年15年までの前走巴賞組で連対馬15頭のうち13頭、また3着馬6頭中5頭が、その毛色が「鹿毛」であったことも特筆すべきデータかと思います。(連対馬の残り2頭は共に栗毛、3着馬の残り1頭は黒鹿毛、ちなみに、札幌競馬場で行われた09年は、1着馬「黒鹿毛」、2着馬「鹿毛」、3着馬「黒鹿毛」でした。)
ちなみに前走巴賞の出走馬7頭では、ツクバアズマオー、ケイティプライド、オツウが鹿毛馬、フェイマスエンド、マディラが栗毛、マテンロウボスが黒鹿毛、レッドレイヴンが青鹿毛馬となっています。


次に血統ですが、特筆すべきところでは、父あるいは母の父(BMS)でノーザンダンサー系の馬が連対馬36頭中23頭も絡んでいました。
ただ、そのノーザンダンサー系絡みでなかった残り13頭ですが、97年2着のグロリーシャルマン、01年1着のロードプラチナム、05年2着のブルートルネード、07年2着のロフティエイム、08年1着2着のト-センキャプテンとフィールドベアー、そして10年1着のマイネルスターリー、12年2着のイケトップガン、13年1着のトーケイヘイロー、14年1着のラブイズブーシェ、2着のダークシャドウ、15年1着のダービーフィズ、2着のハギノハイブリッドとなっていて、最近になってノーザンダンサー系絡みではない馬の連対がちょこちょこ出てきています。
同じく3着馬ですが、18頭中10頭と約半分強となっていました。
ちなみに、09年の札幌競馬場で行われた函館記念では、連対馬2頭ともBMSがノーザンダンサー系(ダンチヒ系)、3着馬は非ノーザンダンサー系絡みでした。


次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が36頭中26頭と圧倒的に多く連対しています。
あと、栗毛が7頭、黒鹿毛が3頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が18頭中11頭と圧倒的に多く、あと黒鹿毛が4頭、栗毛が2頭、青毛が1頭となっていました。

(参考までに、1着、3着と鹿毛が入った12年の鹿毛馬の出走数は16頭中13頭と圧倒的でしたが、1着2着3着と鹿毛馬が占めた13年、逆に1着2着3着とも鹿毛馬ではなかった14年は、両年とも鹿毛馬は16頭中6頭ずつとなっていました。
また、昨年15年は1着、2着、3着と栗毛馬が独占しましたが、その栗毛馬は16頭中7頭となっていて、鹿毛馬は16頭中3頭でした。)
ちなみに札幌競馬場で行われた09年は、黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛という順で決まっています。


次に年齢ですが、連対馬36頭の中では5歳馬が1番多く、16頭連対していました。
続いて4歳馬が9頭、6歳馬、7歳馬が各4頭、8歳が2頭、10歳が1頭となっています。
特筆すべきこととして、11年の連対馬は8歳馬と10歳馬、12年の連対馬は7歳馬と8歳馬とこの2年は高齢馬同士での決着となっています。

3着馬でも5歳馬が多く、18頭中8頭が3着になっていて、あと、4歳馬と6歳馬が各4頭、3歳馬と8歳馬が各1頭となっていました。
ちなみに札幌では、7歳-8歳-5歳という順で決まっています。


それから、毎年取り上げていますが、連対馬でノーザンダンダンサー系絡みではなかったのは上記で36頭中残りの13頭と書きましたが、その13頭中、10年の1着馬マイネルスターリーと13年1着馬トーケイヘイロー、14年の1着馬ラブイズブーシェ、同じく2着馬ダークシャドウ、15年の1着馬ダービーフィズ、同じく2着馬ハギノハイブリイドの計6頭を除く残り7頭の前走は巴賞を走っていました。
ということは、つまり裏を返せば、前走巴賞組ではない過去連対した21頭のうち、そのマイネルスターリー、トウケイヘイロー、ラブイズブーシェ、ダークシャドウ、ダービーフィズ、ハギノハイブリッソを除く15頭はすべてノーザンダンサー系絡みということになります。
10年、それまで100%だったこのデータ、「前走巴賞以外の馬ではノーザンダンサー系絡みではない馬の連対はない」ということで勝負しましたが、そのマイネルスターリーが1着になったことにより、もろくもこの勝負は崩れ去りましたが、その後11年、12年の2年間、またこのデータ通りの結果となりました。
しかしながら、その後の13年、14年、昨年15年と、またこのデータに反した馬が連対してしまいました。
もうこのデータは過去のものとなったのでしょうか。
ここは思案のしどころです。

ちなみに、今回の登録馬で前走巴賞以外を走ったノーザンダンサー系絡みの馬は、トーセンレーヴ、トゥインクル、ファントムライト、ホッコーブレイヴ、マイネルミラノの5頭となっています。

また、前走巴賞を走った馬ですが、ノーザンダンサー系絡みの馬とノーザンダンサー系絡みではない馬との割合は結局15頭中、8頭と7頭ずつとなっています。
ちなみに今回の前走巴賞組7頭のうち、ノーザンダンサー系絡みではない馬はオツウ、フェイマスエンド、マテンロウボス、レッドレイヴンの4頭で、残りの3頭、ケイティープライド、ツクバアズマオー、マディラはノーザンダンサー系絡みとなっています。

さらにその前走巴賞以外の21頭の傾向を見てみますと、00年1着のクラフトマンシップ(前走七夕賞9番人気8着)、10年1着のマイネルスターリー(前走新潟大賞典7番人気4着)、11年2着のマヤノライジン(前走オープン特別6番人気6着)、15年2着のハギノハイブリッド(前走新潟大賞典7番人気10着)の4頭以外の17頭は、前走の人気あるいは着順で、「1」「2」「3」の上位の数字が入っていました。
今回の登録馬で、前走巴賞以外のレースで人気あるいは着順で「1」「2」「3」の上位の数字が入っているのは、バイガエシ、ネオリアリズム、マイネルフロスト、マイネルミラノの3頭となっています。

3着馬も見てみますと、前走巴賞組以外は18頭中12頭いて、そのうちノーザンダンサー系絡みの馬は5頭、ノーザンダンサー系絡みではない馬は7頭となっています。
また、その12頭の前走の着順ですが、G1だった3頭(宝塚記念15着、安田記念13着、NHKマイル13着)と前走エプソムC10着と前走新潟大賞典8着の2頭を除き、あとの7頭はすべて連対していました。
今回の登録馬で前走巴賞以外で連対していたのは、バイガエシの1頭となっています。
あと前走G1だったのはトーセンレーヴ(天皇賞(春)14番人気18着)、トゥインクル(天皇賞(春)9番人気13着)、ファントムライト(天皇賞(春)15番人気14着)の3頭で、前走エプソムCを走った馬は、ダービーフィズ(10番人気15着)、マイネルミラノ(6番人気3着)の2頭、前走新潟大賞典はなしとなっています。


それから、ハンデ戦の過去の傾向も見てみますと、06年と08年に56kgと57kg、10年に56kg同士、14年に56kgと58kgとそれぞれ決まった以外は、片方か両方で55kg以下の重量の馬が絡んでいました。
今回の登録馬でハンデ重量が55kg以下なのは、17頭中9頭となっています。


また、1番人気ですが、18年中5連対、3着1回とあまり成績はよくありません。


以上ですが、今年もまずは前走巴賞組の取捨選択から始めようと思っています。
それから、前走巴賞組以外の馬の検討もして、後は、上記のデータを丁寧になぞらえながら結論を出していこうと思います。

タグ:函館記念
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馬爺

夏競馬は毎年お休みしております、馬券も買いません。
でもたまには予想をして楽しんでおります。
by 馬爺 (2016-07-14 12:58) 

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