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第65回 中山金杯のデータ [競馬データ]

3日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降22年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。



まず今年も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、明け6歳馬の12頭で、その共通項を探ってみますと、13年に6歳で1着となったオーシャンブルー1頭以外の11頭が、近3走で1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。
ただ、92年以降96年と02年を除く22年中6歳馬が連対しなかった年は11年ありました。(そのうち4年では3着に6歳馬が来ています。)

今回出走している明け6歳馬は3頭いますが、その中でこれに該当するのは、フルーキーの1頭となっています。

次に連対馬で多かったのは、明け4歳馬と明け5歳馬が並んで11頭となっています。
まず明け4歳馬の11頭の前走を見てみますと、重賞だったのは、94年のG1の菊花賞2着だったステージチャンプ、09年のG3の中日新聞杯2着だったヤマニンキングリー、そして11年、同じく中日新聞杯で1着だったコスモファントムの3頭のみとなっていました。
その3頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着となっています。
あと残り8頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別が2頭となっていました。
その8頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、8頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの5頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と上位着順でした。
今回の明け4歳の出走馬は4頭となっています。
その4頭とも前走は重賞で、そのうち連対していたのは前走で福島記念1着だったヤマカツエースの1頭となっています。
ただ、92年以降、96年と02年を除く04年までの11年中9年と連対率が高かった4歳馬でしたが、05年以降では、10年中連対した年は09年と11年の2年のみとなっています。(3着には08年と13年と2回来ています。)


次に5歳馬を見ていきます。

その共通項は、その11頭の当日人気が、1番人気が3頭、2番人気が3頭、3番人気が1頭、4番人気が3頭、6番人気が1頭と比較的上位人気になっていたことでした。
また前走の着順も見てみますと、1着が5頭、あと2着3着が各1頭、4着が2頭、そして、7着と9着が各1頭と、11頭中9頭が掲示板に載る上位着順となっていました。
しかし、5歳馬も92年以降、96年と02年を除く22年中連対したのは7年と少なく、そのうち4年では連対馬2頭とも5歳馬の独占でした。(3着には4回来ています。)
今回出走している明け5歳馬は、ネオリアリズム、マイネルフロストの2頭となっていますが、そのうちネオリアリズムが前走準オープン1着と掲示板に載っていました。
またマイネルフロストも前走6着と掲示板には載っていませんが、2頭とも当日の人気には要注意です。


あと7歳以上の高齢馬ですが、7歳が8頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。
そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計10頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
一応今回も、その中の過去の7歳馬の連対した年を挙げておきます。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年まで連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対とまた3年連続と複数年で連に絡みました。
そして、13年に7歳馬タッチミーノットが勝って、08年から13年までの6年間、連対馬12頭中5頭が絡むなど、7歳馬の活躍が目立ちます。(3着馬では、7歳馬が95年、97年、99年、15年の4回、8歳馬が06年の1回、入っています。)
14年には、まゆつばものの、7歳以上は複数年連に絡むという過去のデータに従って、7歳馬に着目して勝負しましたが、結果4着と連対せず、まゆつばもののそのもののデータとなりました。
とりあえず、7歳馬の連対した時の当日の人気を挙げておきます。

先の3頭は
7番人気(93年2着カリブソング)
10番人気(94年1着ヒダカハヤト)
13番人気(95年2着ゴールデンアイ)
といずれも穴をあけていましたが、
08年の2着エアシェイディは2番人気
09年の1着アドマイヤフジは4番人気
10年の1着アクシオンは1番人気
10年の2着のトウショウシロッコは5番人気
と上位人気、

13年の1着タッチミーノットは2番人気
とこの年も上位人気でした。

その7歳馬8頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤト、タッチミーノットを除く4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬8頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回、出走馬14頭中7歳馬は、ステラウインド、マイネルディーン、ロンギングダンサーの3頭となっていますが、当日人気が上位人気であれば注意を払う必要がありそうです。
また、8歳馬のフラアンジェリコ、9歳馬のメイショウカンパクがそれぞれ出走していますが、一応の取捨選択は必要かと思います。

ちなみに7歳馬以上の出走馬の中で、7歳馬のステラウインドのBMSはノーザンダンサー系となっています。
また、7歳馬のマイネルディーン、フラアンジェリコのBMSはナスルーラ系となっています。


それから3着馬の年齢をもう一度まとめてみますと、こちらも4歳馬が7頭と最も多く、03年のカンファーベスト(前走カブトヤマ記念1着から10着へ降着)と08年のメイショウレガーロ(前走セントライト記念14着)、13年のジャスタウェイ(前走天皇賞(秋)6着))を除く4頭の前走は連対していました。
出走馬で明け4歳馬4頭では、上記でも触れましたがヤマカツエースが前走1着と、1頭だけ前走連対していました。
続いて6歳馬が5頭ですが、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回出走している6歳馬3頭では、近3走でレース条件に関係なく3着以上に入っていたのは、その3頭のバロンドゥフォール、フルーキー、ライズトゥフェイムとなっています。
そして残りは、5歳馬が4頭、7歳馬が4頭、8歳馬が1頭となっていました。
そのうち、5歳馬4頭の当日の人気は、それぞれ3番人気、5番人気、15番人気、1番人気と極端な結果となっていました。
ちなみにその4頭の臨戦過程ですが、それぞれ2頭が前走で、またあと2頭は3走前、前々走でそれぞれ1着を記録していました。
今回の明け5歳馬の出走馬2頭では、そのうちネオリアリズムは前走と3走前で1着となっていました。
あと、7歳馬と8歳馬の計5頭ですが、連対馬の一部と同じく、15年のデウスウルト1頭を除き、血統で父あるいはBMSでナスルーラ系が絡んでいました。
今回これに該当する出走馬は、7歳馬のマイネルディーン、8歳馬のフラアンジェリコの2頭となっています。



次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬44頭中22頭となっていました。
ちなみに、ここ8年の3着以内で見てみますと、ノーザンダンサー系絡みの馬は、08年、09年が各2頭、10年は3頭、11年は1頭、12年はなし、13年は1頭、14年はなし、15年は1頭となっています。
続いてナスルーラー系も44頭中19頭いて、ノーザンダンサー系とはいい勝負をしています。
ちなみにここ8年の3着以内で見てみますと、ナスルーラ絡みの馬は、08年から10年までの3年間はなし、11年は1頭、12年は2頭、13年はなし、14年は2頭、15年はなしとなっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが22頭中12頭、ナスルーラー系絡みが22頭中9頭となっていて連対馬と同じ割合になっています。
ちなみにここ8年では、09年、10年、11年でノーザンダンサー系が絡み、12年でナスルーラ系が絡んでいます。


毛色ですが、1着馬では鹿毛と黒鹿毛が共に9頭と最も多く、続いて栗毛が3頭、栃栗毛が1頭となっていました。
2着馬では黒鹿毛が9頭と最も多く、続いて鹿毛が6頭、栗毛が5頭、芦毛が2頭となっていました。
3着馬では鹿毛と黒鹿毛がそれぞれ9頭と最も多く、続いて栗毛が3頭、芦毛が1頭となっていました。
1着馬と3着馬の傾向がほぼ同じというのが印象的ですね。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。
ちなみにここ8年で3着以内に入った黒鹿毛馬は、08年が2頭、09年が1頭、10年が2頭、11年が1頭、12年が1頭、13年が2頭、14年がなし、15年が3頭となっています。
また、1頭も入らなかった98年の翌年以降、02年の東京開催を除く、同じく1頭も3着以内に入らなかった14年の前年までの14年間では、少なくとも1頭は黒鹿毛馬が1頭3着以内に入っていました。(14年の黒鹿毛馬の最高位はケイアイチョウサンの3番人気5着)
今回の出走馬では、ステラウインド、メイショウカンパク、ロンギングダンサーの3頭の黒鹿毛馬がいます。


また、別の観点からも見てみます。
12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は22頭中7頭、2着馬は22頭中8頭、3着馬は22頭中12頭となっていて、連対馬では約3分の1が、3着馬では約3分の2が、同じ中山競馬場を前走に続いて走っています。
ここ8年を見てみますと、08年は16頭中前走中山競馬場を走ったのは5頭でそのうち3着に入った1頭のみ、09年は出走馬16頭中2頭のみで3着以内はなし、10年は出走馬16頭中6頭で3着以内に入ったのは2着の1頭、11年は16頭中4頭で3着以内はなし、12年は16頭中7頭で2着の1頭、13年は16頭中3頭で3着以内はなし、14年は16頭中8頭で3着以内はなし、そして昨年15年は17頭中2頭のみで3着以内はなしと出走数は考慮に入れることはもちろん必要かと思いましたけれど、ここのところの成績を見る限りでは、このデータも最近はそうでもなくなってきているように思われます。
ちなみに今年の出走馬14頭中で前走中山競馬場を走っていた馬は、残念ながらいません。


あと、1番人気ですが、今度は86年以降96年と02年の東京競馬場開催を除く過去28年で見ていきますと、12頭が連対していて、連対率自体は低くなっています。
また、複数年数連続で連をはずしたのは、91年から93年までの3年間、00年01年の2年間、そして06年から09年の4年間、12年から14年までの3年間となっていました。
それから、94年に2着になって以降は、東京開催を除く95年以降昨年15年に2着になるまでの間で8回1着となっています。


また1着馬の前走ですが、92年以降東京開催を除く22年で、1着が8頭、2着が3頭、3着が1頭、4着が5頭、9着が1頭(06年1着のヴィータローザ)、10着(14年1着のオーシャンブルー)、14着が3頭(いずれもG1で)となっていました。


以上ですが、毎年書いていますけれども、やはりデータはデータとして、金杯はやはり運が左右するレースですね。
12年は、本命にした1番人気アドマイヤコスモスは結果、道中の骨折の影響でしんがり負け、13年は、後遺症が懸念されたけれどもデータに反して本命にしたコスモオオゾラは8着とこれも残念無念の結果、14年は今度はデータに忠実に予想して、黒鹿毛馬のユニバーサルバンクを本命にしましたが、結果11着とこれも残念無念の結果、昨年15年は、これもデータ通り「黒鹿毛馬」のロゴタイプを本命にして勝負しましたが、結果、黒鹿毛馬のロゴタイプは2着に来たものの、あとの1着、3着も「黒鹿毛馬」と上位3頭とも黒鹿毛馬で占められてしましました。
結果、勝負したそのロゴタイプ以外の残りの馬は、これも1頭も来ませんでしたので、残念無念の結果となってしまいました。
ともかく、それまでの過去を見てみても、特にこの京都も含めて両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。

その紙一重に、馬券での「運」というものを毎年感じています。
ということで、今年も同じ文章になりますけれども、毎年同様、データを一応基にしながらも、勘とひらめきも重視してしっかり検討して結論を出していこうと思っています。


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