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第33回 ローズステークスのデータ [競馬データ]

17日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


06年暮れまでの阪神競馬場の馬場改装に伴い、07年からは、それまで行われていた2000m芝から距離が200m短くなって1800mで行われるようになりました。
しかも馬場改装に伴い外回りコースとなったことで、直線も長くなっています。
ということで、現在はそれ以前とはまったく違ったレースとなっています。
ただ、臨戦過程等はそれまでとよく似た傾向をたどっていますので、とりあえず、まずは2000mで行われていた時代での臨戦過程を今年も再び挙げておきたいと思います。
96年から05年までの10年間、阪神2000m芝で行われたローズS、連対馬20頭、3着馬10頭からです。


まず、前走のレースがオークスだった連対馬ですが20頭中7頭いました。
そのオークス時の着順は2着から14着まで幅がありましたが、オークス時の人気は1番人気が3頭、2番人気、4番人気、5番人気、6番人気が各1頭とほぼ人気上位となっていました。
また、その7頭のオークスの前のレース(前々走)ですが、桜花賞が4頭、フローラS(4歳牝馬特別も含む)が3頭となっていました。
その前々走桜花賞4頭のその時の人気は3番人気以上で、着順は4着以上の上位着順でした。
そして前々走フローラS3頭のその時の人気着順は、それぞれ1番人気1着、3番人気3着、3番人気2着とこちらも上位人気上位着順となっていました。
3着馬では、前走オークスだったのは10頭中1頭のみでその時の人気着順は4番人気2着で、その前々走は桜花賞2番人気5着となっていました。

ちなみに、今回の出走馬で前走オークスだった馬は、ミッキークイーン(前走オークス3番人気1着、前々走忘れな草賞1番人気1着)、アンドリエッテ(前走オークス7番人気5着、前々走桜花賞4番人気6着)、クイーンズリング(前走オークス5番人気9着、前々走桜花賞3番人気4着)、レッツゴードンキ(前走オークス2番人気10着、前々走桜花賞5番人気1着)、ペルフィカ(前走オークス16番人気14着、前々走桜花賞11番人気13着)、シングウイズジョイ(前走オークス9番人気17着、前々走フローラS2番人気1着)の6頭となっています。

次に連対馬で前走オークス以外の重賞を走ったのも20頭中7頭いました。
内訳は、G1のNHKマイルが1頭(2番人気1着)、クイーンSが3頭、あとラジオたんぱ杯、小倉記念、地方の重賞(名古屋優駿)が各1頭となっていました。
3着馬では10頭中2頭で、その内訳はNHKマイル(1番人気1着)と地方の重賞(関東オークス)となっています。
ちなみに今回の出走馬で前走オークス以外の重賞だった馬の出走はありません。

そして、連対馬で前走のレースが条件戦だったのは残り6頭で、その着順は1着5頭(1000万下(900万下)5頭、500万下1頭)、3着1頭(900万下)となっていました。
3着馬では10頭中7頭で、ほとんどの前走が条件戦であったことがわかります。
その内訳は、1000万下(900万下)1着が3頭、2着が2頭、500万下1着が2頭となっていました。
ちなみに今回の出走馬で前走条件戦で勝っていた馬は、500万下でサンクボヌール、タッチングスピーチ、テルメディカラカラ、メジャーガラメキ、レーヌドブリエの5頭、1000万下ではトーセンビクトリーの1頭となっています。
あと前走条件特別で3着以内だったのは、前走1000万下で3着だったライトファンタジアの1頭となっています。



では、それ以降の06年の中京競馬場で代替競馬として行われた中京2000m芝、そして現在の施行の07年から14年までの阪神1800m芝の臨戦過程も見てみましょう。

06年では、1着馬の前走はオークス(1番人気4着)、2着の前走は地方の重賞(関東オークス2番人気11着)、3着馬の前走はオークス(5番人気2着)となっていました。
07年では、1着馬の前走は桜花賞(3番人気1着)、2着の前走はオークス(1番人気2着)、3着の前走は1000万下特別(2番人気1着)となっていました。
08年では、1着馬の前走はオークス(9番人気9着)、2着の前走はクイーンS(11番人気8着)、3着の前走はクイーンS(1番人気2着)となっていました。
09年では、1着馬の前走はオークス(6番人気4着)、2着の前走はオークス(2番人気2着)、3着の前走は1000万下特別(10番人気3着)となっていました。
10年では、1着馬の前走はオークス(11番人気4着)、2着の前走はオープン特別(6番人気1着)、3着の前走はオークス(7番人気14着)となっていました。
11年では、1着馬の前走はオークス(2番人気3着)、2着の前走はオークス(6番人気6着)、3着の前走は1000万下特別(1番人気1着)となっていました。
12年では、1着馬の前走はオークス(3番人気1着)、2着の前走はオークス(2番人気2着)、3着の前走は1000万下特別(1番人気3着)となっていました。
13年では、1着馬の前走はオークス(1番人気3着)、2着の前走は500万下特別(2番人気1着)、3着の前走は500万下戦(1番人気1着)となっていました。
14年では、1着馬の前走はオークス(2番人気1着)、2着の前走は未勝利戦(1番人気1着)、3着の前走は1000万下特別(1番人気4着)となっていました。

このように見ていきますと、臨戦過程に関しては施行が変わっても、ほぼ同じような傾向であることがわかります。
一応、この9年間を細かくまとめていきますと、1着馬の前走は、07年(前走桜花賞1着)を除いて8頭はオークス(1着が2頭、3着が2頭、4着が3頭、9着が1頭)でした。
同じく2着馬の前走は、9頭中4頭がオークス(2着が3頭、6着が1頭)でした。
その他の5頭は、クイーンS(8着)、地方の重賞(11着)、オープン特別(1着)、500万下特別(1着)、未勝利戦(1着)となっていて、結局、過去9年の連対馬18頭の前走は、13年2着馬(前走500万下特別)、14年2着馬(未勝利戦)の2頭を除いた以外の16頭は、オークスを含めた重賞が15頭、オープン特別が1頭と、前走はオープン以上のレースとなっています。
3着馬の前走は、9頭中オークスが2頭(2着と14着)、クイーンSが1頭(8着)、残り6頭が1000万下特別5頭(1着が2頭、3着が2頭、4着が1頭)と500万下戦1頭(1着)となっていました。
それから、臨戦過程で、この9年間の上位1着~3着までの計27頭中前2走の中でオークスの経験があったのは17頭でした。
同じく、前3走の中で桜花賞の経験があったのは、27頭中16頭でした。

さらに、96年以降19年、距離、施行、競馬場に関係なく、前走、前々走にこだわらないで、G1を経験した馬をそれぞれのレースで見ていきますと、まずオークスですが、ローズS1着馬では12頭が経験していました。
そのオークス時の着順は、1着(2頭)、2着、3着(3頭)、4着(3頭)、7着、9着、11着となっていました。
同じく2着馬では11頭いて、着順は2着(4頭)、4着、5着、6着、7着、10着(2頭)、14着となっていました。
同じく3着馬では7頭いて、着順は2着(2頭)、3着、7着、12着、13着、14着となっていました。
今回、上記で挙げた前走オークスだった出走馬7頭以外で過去にオークスを経験していた登録馬はいません。


さてここで、昨年も取り上げられている「オークス馬1着馬」からローズSへ直行した馬の動向を、また細かく載せておきたいと思います。

(第1回から昨年までのオークス優勝馬のローズステークス直行馬の成績)
オークスの人気着順→ローズステークスの人気着順→秋華賞(それ以前はエリザベス女王杯)の人気着順

85年ノアノハコブネ 21番人気1着→5番人気11着→11番人気12着
86年メジロラモーヌ 1番人気1着→1番人気1着→1番人気1着
00年シルクプリマドンナ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気10着
03年スティルインラブ 2番人気1着→1番人気5着→2番人気1着
04年ダイワエルシエロ 6番人気1着→1番人気7着→不出走
08年トールポピー 4番人気1着→2番人気6着→1番人気10着
10年アパパネ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気1着
11年エリンコート 7番人気1着→3番人気10着→5番人気10着
12年ジェンティルドンナ 3番人気1着→1番人気1着→1番人気1着
13年メイショウマンボ 9番人気1着→4番人気4着→3番人気1着
14年ヌーヴォレコルト 2番人気1着→2番人気1着→1番人気2着

昨年まで11頭のオークス馬が直行して出走してきましたが、ローズSで1着になったのは86年のメジロラモーヌ、12年のジェンティルドンナ、昨年14年のヌーヴォレコルトの3頭となっています。

その他の8頭は、4着3頭、5着、6着、7着、10着、11着と3着以内にも入っていませんでした。
12年と昨年14年、このデータのみで無謀にもジェンティルドンナ、ヌーヴォレコルトをそれぞれ消して勝負しましたが、やはり無謀でございました。

さて今年、

15年、ミッキークイーン (オークス) 3番人気1着→(ローズS) ???
どうでしょうか。


次に96年以降19年の前走桜花賞を走った経験のある馬ですが、ローズS1着馬では10頭が経験していて、桜花賞時の着順は、1着(4頭)、2着(2頭)、3着、4着、6着、8着となっていました。
同じく2着馬では8頭いて、着順は1着、2着(3頭)、4着、5着、10着、11着となっていました。
同じく3着馬では7頭いて、着順は1着、3着、5着、6着、9着、12着、14着となっていました。
今回では、桜花賞1着のレッツゴードンキ、4着のクイーンズリング、5着のアンドリエッテ、13着のペルフィカの4頭が出走しています。

次にNHKマイルですが、ローズS1着馬ではまだ1頭も経験はありません。
2着馬では2頭いて、着順は1着と15着となっています。

3着馬では1頭いて、着順は1着となっています。
しかしながら今回の出走馬でNHKマイルを走った馬の出走はありません。

それから阪神ジュベナイルF(阪神3歳牝馬S含む)では、ローズS1着馬では3頭いて、着順は2着(2頭)と10着でした。
2着馬では5頭いて、着順は2着、3着、6着、9着(2頭)となっていました。
3着馬では5頭いて、着順は3着、4着、5着、6着、7着となっていました。
今回、阪神ジュベナイルF2着のレッツゴードンキが出走しています。


続いて他のデータも見ていきます。

まず毛色ですが、阪神2000m芝の時の連対馬は、鹿毛が8頭と最も多く、次に栗毛が5頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛が2頭、芦毛、青毛が各1頭となっています。
3着馬では、鹿毛が7頭、栗毛が2頭、栃栗毛が1頭となっていました。

ちなみに06年(中京2000m芝)では栗毛-芦毛-栗毛、
07年(以降阪神1800m芝)では栗毛-鹿毛-栗毛、
08年では鹿毛-栗毛-鹿毛、
09年では鹿毛-鹿毛-黒鹿毛、
10年では栗毛-鹿毛-栗毛、
11年では芦毛-鹿毛-栗毛、
12年では鹿毛-青毛-鹿毛
13年では鹿毛-鹿毛-青毛
14年では栗毛-鹿毛-黒鹿毛
となっていました。
こう見てみますと、06年以降では、09年、12年、13年以外で栗毛馬が3着以内で絡むなど栗毛馬の活躍が目立ちます。
ちなみに出走馬で栗毛馬は、サンクボヌール、メジャーガラメキ、ライトファンタジア、レーヌドブリエ、レッツゴードンキの5頭となっています。


父の血統では、阪神2000m芝の10年間の連対馬は、ヘイルトゥリーズン系が9頭(サンデーサイレンス8頭、ブライアンズタイム1頭)と最も多く、次いでノーザンダンサー系、ナスルーラー系が各4頭、ミスタープロスペクター系が3頭となっていました。
3着馬は、ノーザンダンサー系が10頭中6頭、ミスタープロスペクター系が2頭、ナスルーラ系とサンデーサイレンスが各1頭となっていました。

それ以降、連対馬18頭では、サンデーサイレンス系が11頭、ノーザンダンサー系が4頭、ディクタス系、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系が各1頭となっていました。
3着馬9頭では、サンデーサイレンス系が6頭、ノーザンダンサー系が2頭、ミスタープロスペクター系が1頭となっていました。


次に、当日の1番人気ですが、96年から順に競馬場に関係なく、1着(単勝オッズ1.5)、3着(1.4)、1着(1.6)、4着(1.4)、4着(2.8)、2着(2.5)、1着(1.2)、5着(1.9)、7着(2.5)、2着(2.2)、1着(2.6倍)、1着(1.6倍)、3着(2.7倍)、2着(1.4倍)、4着(2.1倍)、1着(2.8倍)、1着(1.5倍)、1着(3.8倍)、6着(2.2倍)となっていて、19頭中11頭が連対、3着が2頭と約6割弱が複勝圏内となっていました。
あと4着が3頭、5着、6着、7着が各1頭と結局1頭を除いて掲示板に載っています。


また、当日の2番人気ですが、同じく、96年から順に、7着(単勝オッズ4.0)、1着(3.9)、9着(4.4)、1着(5.1)、11着(4.1)、4着(2.9)、10着(9.1)、1着(3.0)、3着(2.7)、1着(2.4)、3着(3.0倍)、2着(3.4倍)、6着(4.0倍)、4着(7.6倍)、7着(4.1倍)、6着(3.5倍)、2着(3.8倍)、14着(4.9倍)、1着(2.5倍)となっていて、19頭中7頭が連対、3着が2頭と約半分近くが複勝圏内となっています。


以上ですが、まずは上記で書きましたように直行してきたオークス馬ミッキークイーンを買うか買わないかの二者選択からですね。
その次は1番人気馬の取捨選択になるかと思います。
このように、今年も順番に一つ一つ丁寧に取捨選択しながら結論を出していこうと思っています。

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