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第65回 ダイヤモンドステークスのデータ [競馬データ]

19日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


施行が2月に変更になった97年以降、03年の中山競馬場開催を除く17年、連対馬34頭、3着馬17頭からです。

04年から3200mから3400mに変更になっていますが、臨戦過程など影響がないように思われますので昨年までと同様そのままでいきます。
また、11年からはそれまでより1週施行が遅くなっています。


最初に今年も馬体重のデータから始めます。
まず、06年までは一度も500kg以上の馬が連対したことがなかったレースでした。
特に、毎年取り上げていることですが、04年では、出走馬11頭中上位3着までが500kg以下、4着以下はすべて500kg以上の馬という面白い結果が出ていたほど、500kg以上の馬体重の馬に縁のないレースでした。

しかし07年に、2着に初めて当日馬体重500kg(前走498kg)のエリモエクスパイアが入ってからはそれまでと傾向が変わりました。
続く08年も、2着に当日516kg(前走も同じ)の2番人気コンラッドが入りました。

さらに09年には、1着の2番人気モンテクリスエスが当日536kg(前日530kg)、2着の12番人気ブレーヴハートが当日522kg(前日520kg)と、2頭ともそれまでの馬体重の最高馬体重の記録を更新してしまいました。
結局、06年まで1頭も連対していなかった当日馬体重が500kgを越えた馬が、07年以降の3年間で連対馬6頭中4頭も占めたことになります。
ところが、続く10年は1着馬2着馬共に484kgと、06年以前に戻った感がいたしました。
しかしながら、その3着馬ドリームフライトは当日の馬体重504kg(前走506kg)で、一応前年までの傾向を違う形で引き継いだことになりました。
実は、馬体重500kg以上の馬が3着に入ったのはこれが初めてでした
そして11年の上位3頭は、「466kg-516kg-444kg」という順番で決まり、続く12年の上位3頭も、「506kg-492kg-540kg」という順、13年も「480kg-484kg-532kg」という順、そして14年も「452kg-494kg-508kg」という順番で、07年以降8年連続で毎年500kgを超える馬が少なくとも1頭が3着以内に入った記録が続いたことになりました。
やはり、07年以降、それまでの傾向から変わってしまった感がいたします。

一応ここで、その500kg以上の馬体重の傾向をまとめたデータを今年も載せておきます。
昨年までの該当する16年間(中山開催を除く)で、当日馬体重500kg以上で出走したのは全部で70頭いました。

その中で3着以上の上位となったのは、上記で挙げましたここ8年での、エリモエクスパイア、コンラッド、モンテクリスエス、ブレーヴハート、ドリームフライト、コスモヘレノス、ケイアイドウゾジン、スマートロビン、メイショウカドマツ、タニノエポレットの10頭ということになります。
この10頭の中で、前走も500kg以上だったのは、エリモエクスパイア(前走498kg)以外の9頭となっています。
また、10頭の中で、ブレーヴハート、ケイアイドウソジン、メイショウカドマツの3頭を除く7頭の血統ですが、ノーザンダンサー系が父かBMS(母の父)のどちらかで絡んでいました。
また、500kgの一歩手前の馬体重490kg台もあげておきますと、連対馬は6頭(98年1着、02年2着、05年1着、06年2着、12年2着、14年2着)、3着馬は1頭(08年)入っているのみとなっていました。

どちらにせよこの07年以降を度外視すれば、基本的に大型馬が有利なレースとは言えないものとなっていました。

ちなみに、除いた2003年の中山開催では、1着から3着の上位3頭はすべて500kgを超える馬となっていました。
このあたり、長距離戦はスタミナ勝負だと思いますので、やはり馬体重の重い馬の方が有利だと思うのが常識のような気がいたします。

そういう意味では、中山でのこの結果は順当だと思うのですが、東京ではどうもそうではないようですね。
ただ、07年以降あたりから重い馬が上位3着以内に絡みだしたのは、もしかしたら、東京競馬場の改修に関係があるのかも知れません。

さて、当日500kgを超える出走馬ですが、はっきりわかるのはやはり発走1時間ちょっと前ですので、予想する段階では推測で考えなければなりません。
ちなみに、今回の出走馬で前走馬体重500kg以上の馬は、アドマイヤフライト(550kg)、タイセイドリーム(530kg)、タニノエポレット(508kg)、ネオブラックダイヤ(524kg)、メジャープレゼンス(530kg)の5頭となっています。
この5頭の中で、ノーザンダンサー系絡みとなっているのは、タイセイドリーム、タニノエポレット、ネオブラックダイヤ、メジャープレゼンスとなっています。

また、前走馬体重490kg台の出走馬ですが、シャンパーニュ(490kg)、ファタモルガーナ(492kg)の3頭となっています。
逆に言えば、馬体重500kg以上の馬が上位に絡み出した07年以降の上位3着以内の計24頭のうち、490kg以下だった馬は12頭となりますので、このあたりも含めて、当日(予想の範囲となりますが)の馬体重からの取捨選択には今年もかなり悩むことになりそうです。


次に、ハンデ戦なのでその傾向を見てみますと、一番連対が多かった重量は55kgの7頭で、続いて53kgの6頭となっています。
あと、
54kg、56kgが各4頭、57kgが3頭、そして、50kg、51kg、52kg、57.5kgが各2頭、58.5kgが1頭なっていました。
3着馬では54kgと55kgが各5頭と最も多く、続いて、50kg、52kg、57.5kgが各2頭、53kgが1頭となっています。
つまり、連対馬34頭中16頭、3着馬15頭中9頭が54kg以下の重量ということになります。

ハンデ頭ですが、97年から順に、9着、13着、13着、3着(57.5kg)、8着、2着(57.5kg)、1着(56kg)、9着、3着(57.5kg)、5着、13着、1着(57.5kg)、7着、9着、12着、5着、12着、10着、14着、2着(58.5kg)、2着(56kg)となっていて、21頭中5頭が連対、2頭が3着という結果となっています。


臨戦過程ですが、前走及び前々走で両方か片方で連対していた馬は、連対馬34頭中22頭いました。
今回の登録馬では、カムフィー、シャンパーニュ、ステラウインド、ファタモルガーナ、フェイムゲーム、メジャープレゼンスの6頭が該当します。
残りの前走または前々走で連対していなかった12頭のうち半分の6頭は、ハンデでの重量がそれぞれ、50kg、52kg、54kg、50kg、53kg、53kgとすべて54kg以下と軽ハンデとなっていました。
今回の出走馬でこれに該当するのは、サイモントルナーレ(50kg)、タイセイドリーム(53kg)、タガノグーフォ(53kg)、ネオブラックダイヤ(54kg)、リキサンステルス(54kg)の5頭となっています。
また、その12頭の中の4頭は、前走か前々走で3000m芝の万葉Sを走っていました。(2番人気6着、8番人気6着、3番人気3着、6番人気4着)
今回、前走、前々走共に連対がなく前走万葉Sに出走していた出走馬は、ニューダイナスティ(4番人気3着)サイモントルナーレ(13番人気12着)の2頭となっています。
あと、前走万葉S以外の8頭は、00年1着のユーセイトップラン、05年2着のハイフレンドトライ、06年2着のメジロトンキニーズ、07年2着のエリモエクスパイア、12年1着のケイアイドウソジン、13年1着のアドマイヤラクティ、14年1着のフェイムゲーム、14年2着のセイクリッドバレーで、そのうち、ユーセイトップラン(前走新春日経杯13着)とハイフレンドトライ(前走準オープン6着)、ケイアイドウゾジン(前走オープン特別ダート戦14着)の3頭を除く5頭の前走は掲示板に載っていました。(3着3頭、4着2頭)
その3頭のうち、ユーセイトップランは、その2年前のこのレースの勝ち馬でしたし、ハイフレンドトライは前々走で万葉Sを走っていました。
あと、12年の1着馬ケイアイドウソジンに関しては、ノーマークの楽な手応えの逃げを打つことができての逃げ粘り勝ちで、やはり展開に助けられた部分が大きかったと思われます。
ただ、それまで東京8戦3勝(4着以下5回)でしたので潜在的に結果として東京巧者的だったと思います。
今回の出走馬で、前走3着だったのは、アドマイヤフライト(前走日経新春杯3着)、タイセイドリーム(前走準オープン3着)、前走4着だったのは、カムフィー(前走準オープン4着)、リキサンステルス(前走佐賀記念(ダート)4着)となっています。
それから、今回は前々走で万葉Sを走った馬はいません。
そして、これまでこのレースに勝ったことのある登録馬は、昨年このレースを制したフェイムゲーム(前走AJCC12着)1頭となっています。



次に臨戦過程での前走及び前々走のレースに関してですが、その中で注目せねばならないのは、「万葉ステークス」組でしょう。

該当期間の過去17年、上位1着から3着馬まで計51頭で見てみますと、その万葉S組が1頭も出走しなかった00年と12年(4頭出走)、13年(4頭出走)を除く14年で、少なくとも1頭は必ず入っていました。(そのうち97年、98年、99年、02年、05年の5年では2頭入っていました)
結局全部で51頭中19頭(前走が15頭、前々走が4頭)が3着以内に入ったことになります。
その3着以内に入った万葉S組19頭の、それぞれの万葉S時の着順は、1着が7頭、2着が3頭、3着が4頭、4着が1頭、6着が3頭、7着が1頭となっています。
今回の出走馬で、前走で(前々走は今回はなし)万葉Sを走っていたのは、ステラウインド(1着)、シャンパーニュ(2着)、ニューダイナスティ(3着)、サイモントルナーレ(12着)の4頭となっています。

もう一つ注目せねばならないのは前走条件組でしょう。
1着馬から3着馬の上位では、全部で18頭(準オープン特別13頭、1000万下(900万下)特別5頭)となっています。
その前走の施行距離ですが、2200mの2頭を除けば、残る16頭は2400mか2500mのレースとなっていました。
今回前走2400m芝か2500m芝の条件戦だったのは、準オープン特別で4着だったカムフィ、同じく7着だったメイクアップ、同じく10着だったフェデラルホール、1000万下戦で1着だったメジャープレゼンスの4頭となっています。
前走2200m芝の条件戦だったのは、1000万下戦だった7着トーセンワープ、同じく8着のマイネルマークの2頭となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が12頭と最も多く、しかしながら5歳が10頭と差はなく、6歳と7歳が各5頭、8歳、9歳が各1頭となっています。
3着馬では、同じく4歳が7頭と最も多く、5歳と6歳が各4頭、7歳が2頭となっています。
今回の出走馬で4歳馬は、シャンパーニュ1頭となっています。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が15頭と最も多く、あと栗毛が8頭、黒鹿毛が7頭、青鹿毛が2頭、芦毛、青毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が9頭、栗毛が5頭、栃栗が2頭、芦毛が1頭となっています。


父の血統は、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が17頭、ナスルーラー系が6頭、ノーザンダンサー系が5頭、ミスタープロスペクター系が4頭、マンノウオー系、トゥルビョン系が各1頭となっていました。
3着馬では、ヘイリトゥリーズン系が7頭、ノーザンダンサー系が6頭、ナスルーラー系が2頭、ミスタープロスペクター系とサッカーボーイが各1頭となっています。


それから牝馬ですが、全部で11頭出走し、過去から順に、10着、12着、7着、2着(メジロトンキニーズ)、6着、6着、10着、15着、7着、10着、12着となっています。
しかしながら、今年も昨年に続いて牝馬の登録はありません。


あともう一つ、配当面ですが、03年以降3連複の配当は、04年、11年、13年、14年を除いてあとは万馬券となっています。
また、05年以降3連単の配当は、06年、11年、13年、14年を除いてあとは10万を超える配当となっています。


以上ですが、昨年も書きましたけれど、結構荒れる可能性のあるレースですので、予想も難しいですね。

特に過去11年で、04年、06年、11年、13年、14年を除く6年で、3着以内に二桁人気の馬が1頭入っていますので、この二桁人気の馬にも注意が必要かと思います。

ともかく今年も、馬体重など上記のデータと照らし合わせながら、まずは本命馬を決めていきたいと思います。

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