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第31回 マイルチャンピオンシップのデータ [競馬データ]

20日に出走馬が確定しましたので修正更新いたしました。


第1回の84年から30年、連対馬60頭、3着馬30頭からです。


まず今年も、ステップレースとしての前走「スワンS」組の検討から入ってみます。
前走スワンS組は、ステップレースとしては60頭中20頭もの連対馬を生み出しているのですが、そのうち16頭は97年以前のもので、97年、スワンS1着だったタイキシャトルがマイルCSで優勝してからその後まったく連絡みをしなくなってしまいました。
しかし、ようやく07年、スーパーホーネットが2着となり、10年ぶりにスワンS組が連対、10年ではエーシンフォワードが勝って、タイキシャトル以来13年ぶりの勝利となりました。
そして12年は2着に前走スワンS1着のグランプリボスが、続いて昨年13年2着には前走スワンS2着のダイワマッジョーレが入っています。
ということで、スワンS組は、84年から97年までの14年間連対馬28頭中16頭が連対し、98年から13年までの16年では4頭のみが連対したことになります。

3着馬では、スワンS組は30頭中14頭が入っています。
そのうち半分の7頭が、連対馬が不振だった98年以降の16年間でのものでした。
一応、3連単3連複圏内から考えれば、いくら最近不振といえども、スワンS組はとりあえず今年も最初に検討すべき対象になるかと思います。

その16年間で連対した4頭と3着に入った7頭、計11頭のスワンS時の着順ですが、1着4頭、2着4頭、3着1頭、5着1頭、8着1頭となっていて、1頭を除く10頭は掲示板に載っていました。
ちなみに、その掲示板をはずした8着の馬は、10年に1着になったエーシンフォワードでした。
ただし、前走スワンSの8着の時の人気は1番人気でした。

さて今回の出走馬で前走スワンSで掲示板に載った馬ですが、1番人気1着だったミッキーアイル、4番人気2着だったサンライズメジャー、2番人気3着だったフィエロの3頭となっています。
また、前走スワンSで掲示板をはずした登録馬は6番人気10着だったサダムパテックがいます。

一応エーシンフォワードの例もありますので、検討の段階で頭の片隅には入れておいた方がいいかも知れませんね。
ちなみに、98年以降の16年の3着馬で前走スワンS組以外の残り9頭のうち6頭の前走は「G1」となっていました。
その内訳は、天皇賞2頭(10着、11着)、秋華賞1頭(2着)、スプリンターズS1頭(9着)、イギリスのG1サンチャリオットS(1着)がのべ2頭(いずれもサプレザ)となっていました。
あと残り前走スワンS組以外で、前走G1でなかった3頭は、10年6番人気3着のゴールスキー、12年5番人気3着のドナウブルー、13年1番人気3着のダノンシャークで、それぞれの前走は準オープン1番人気1着、府中牝馬S1番人気3着、富士S1番人気1着となっています。

今回の出走馬で、前走G1だったのは、前走スプリンターズS4番人気4着のグランプリボス、前走菊花賞10番人気4着のタガノグランパの2頭、また、前走スワンS以外で1番人気だったのは、前走富士S1番人気7着だったダノンシャーク、前走京都大賞典1番人気3着だったトーセンラー、前走毎日王冠1番人気13着だったワールドエースの3頭となっています。


次に「枠番」について見てみます。
連対馬60頭の内訳ですが、1枠4頭(90年以降11年に連対するまで連対なし、続く昨年12年でも連対、ちなみに続く13年は4着)、2枠5頭(87年以降08年まで連対なし、09年、13年に各1頭連対)、3枠11頭、4枠10頭、5枠5頭、6枠8頭、7枠11頭、8枠6頭となっています。
この中で特筆すべきことは、毎年書いていますが、このマイルCSは、「4」「5」「6」のいわゆる中枠がよく連に絡んでいることが挙げられます。
実際30年中21年で絡んでいて、特に97年以降08年までの12年間この中枠が連続して連に絡んでいました。
ところが、なぜかこの「4」「5」「6」の中枠同士での組み合わせは、06年に「4-5」が出るまで一度もありませんでした。
ところが、07年にも「4-4」で決まり、2年連続で出てしまいました。
しかしながら、08年は「4-8」という結果で3年連続とはなりませんでした。
また、09年は「2-7」で決まり、中枠そのものの連対記録は12年でストップしました。
そして10年は「4-7」とまた中枠が再び連対しましたが、
続く11年は「1-3」と中枠が絡まなかったどころか、90年以降一度も絡まなかった「1枠」が久々に入りました。
そして翌12年は「1-4」と、その久々に絡んだ「1枠」が2年連続絡み、そして「4枠」が絡んだということで、また中枠が復活しました。
昨年13年は、「2-3」と、また中枠は絡みませんでした。
このように06年以降ずれが生じているようで、枠順で絞るのはちょっと厳しくなった感がいたします。
それでも、この一連のデータは頭に入れる必要はありそうです。

それから、3着馬の枠番の出目ですが、一番多かったのは7枠と8枠の各6頭で外枠が目立っています。
次に多かったのは1枠、6枠の各5頭、続いて4枠の4頭、あと2枠、5枠の各2頭と続き、連対馬で7枠と共に最も多かった3枠は0となっています。


次に、当日の「1番人気」を取り上げます。
とりあえず1番人気馬の着順を順に並べていきますと1、1、2、1、1、1、2、2、2、1、1、4、1、12、1、1、2、9、7、8、1、8、1、1、2、1、2、5、2、3(着)となっていました。
かつて84年から94年まで11年連続1番人気が連に絡んでいたように、このレースの当時の大きな特色は「1番人気馬から買え」というものでした。
ところが、記録の途切れた95年以降19年間で見てみますと、19頭中連対したのは11頭と信頼度は落ちてしまいました。
ちなみに、単勝オッズ1倍台で出走した馬は10頭いて、連をはずしたのは05年、1.5倍で3年連続連覇を逃したデュランダル(8着)のみで、他の9頭は連対しています。
さて今回はこの1倍台は出るのでしょうか。

それから、3着馬ですが、一昨年までなぜか1番人気で3着になった馬は1頭も出ていませんでしたが、昨年13年、1番人気トーセンラーが3着に入って、初めて1番人気馬が3着になりました。


また、連対馬の当日の人気全体で見てみますと、60頭中49頭(81.6%)が当日5番人気以上の上位人気でした。
その49頭の中で、00年1番人気2着のダイタクリーヴァ(前々走日本ダービー2番人気12着)、05年3番人気1着のハットトリック(前々走毎日王冠8番人気9着)、08年1番人気2着のスーパーホーネット(前々走安田記念1番人気8着)、12年4番人気1着のサダムパテック(前々走安田記念1番人気9着)、12年1番人気2着のグランプリボス(前々走毎日王冠14番人気6着)、13年3番人気2着のダイワマッジョーレ(前々走安田記念6番人気9着)の6頭を除く43頭が前々走掲示板に載っていました。
ちなみに、今回の出走馬で、例外の6頭のように、前々走G1を走って掲示板をはずした馬は、前々走安田記念8番人気14着だったトーセンラー、同じく安田記念6番人気8着だったフィエロ、同じく安田記念2番人気16着だったミッキーアイルの3頭、それから前々走毎日王冠の馬ですが、今回出走はありません。
また、前々走G2で掲示板をはずした馬ですが、前々走札幌記念4番人気8着だったロゴタイプ1頭がいます。
以上、この4頭は、とりあえず当日人気が5番人気以上の上位人気であれば要注意ということになりますね。

それから残りの6番人気以下の下位人気馬11頭ですが、共通項としては、11年の2着馬フィフスペトル(中6週)を除く10頭のレース間隔は中2週か中3週でした。
またその前走のレースを見てみますと、これもフィフスペトル(前走はスプリンターズSの1200m芝)を除くと、京都1400m芝のスワンSが4頭(86年、90年、95年、10年)、ダートも含め東京1600mだったのが6頭(93年、96年、98年、00年、02年、09年)と偶然かどうか、この二つの距離となっていました。
また、95年2着のメイショウテゾロ(前走9着)、09年2着のマイネルファルケ(前走9着)、10年1着のエーシンフォワード(前走8着)の3頭を除き、残り8頭は前走掲示板に載っていました。
さらに、その11頭のマイル成績ですが、4勝が1頭、3勝が2頭、2勝が5頭、1勝が2頭、未勝利が1頭(00年1着のアグネスデジタル)となっていました。
ちなみに今回の出走馬で、前走スワンSだったのは上記のとおり4頭で、前走東京1600mでかつ間隔が中2週か中3週だったのは、前走富士S5番人気3着だったレッドアリオン、同じく富士S9番人気5着だったエキストラエンド、同じく富士S1番人気7着だったダノンシャークの3頭、そして前走スプリンターズSだった馬の出走は今回はなし4番人気4着だったグランプリボス1頭となっています。
この挙げた8頭が、当日人気6番人気以下の下位人気であれば、一応注意が必要かと思います。

3着馬では、当日の人気が5番人気以上の上位人気となっていたのは、30頭中18頭(60%)で連対馬より劣っていました。
その残りの6番人気以下の12頭ですが、そのうち10頭の前走は5着以上の上位着順でした。
その当日6番人気以下の前走5着以上10頭の上位着順の内訳ですが、前走スワンSが7頭、前走エプソムC、前走オープン特別、前走準オープン特別が各1頭となっていました。
残る6着以下の2頭の前走の内訳は、阪急杯2番人気14着、天皇賞(秋)9番人気14着となっています。


次に父の血統ですが、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が20頭(そのうちサンデーサイレンスが10頭)、ノーザンダンサー系が16頭と拮抗しています。
続いて、ナスルーラ系が7頭、トゥルビョン系が4頭と続いています。
BMS(母の父)は、ノーザンダンサー系が20頭、ナスルーラ系が12頭、ハイペリオン系が8頭と続いています。

3着馬では、父では、ヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系が各7頭、ノーザンダンサー系が5頭、ナスルーラ系が4頭と続いています。
BMSの主なところは、ノーザンダンサー系が9頭、ナスルーラ系が7頭となっています。


年齢は、連対馬では、4歳馬が29頭と圧倒的に多く、次に5歳が16頭、3歳が9頭、6歳が5頭、8歳が1頭(09年1着のカンパニー)となっています。
3着馬では、5歳馬が12頭と最も多く、3歳馬が9頭、4歳馬が6頭、6歳馬が3頭となっています。


毛色は、連対馬では、鹿毛が25頭と一番多いのですが、次いで栗毛が17頭と割合から言えばかなり高いものとなっています。
あと、黒鹿毛が8頭、青鹿毛が7頭、芦毛が2頭、栃栗毛が1頭となっていました。
これを「1着馬」に限定いたしますと、30頭中栗毛が10頭、鹿毛が8頭、黒鹿毛が7頭、青鹿毛が3頭、栃栗毛と芦毛が共に1頭となっていました。
面白いことに、96年以降09年カンパニーが勝つまで13年間鹿毛馬の1着馬は出ていませんでした。しかし、さらに翌10年は鹿毛馬のエーシンフォワードが勝って2年連続鹿毛馬の勝利と、逆に鹿毛馬が盛り返してきた感もいたします。
それ以降は、11年は栗毛馬のエイシンアポロン、12年は鹿毛馬のサダムパッテック、13年は黒鹿毛馬のトーセンラーがそれぞれ勝っています。
ちなみに、96年より前では、93年、94年、95年と3年連続鹿毛馬が勝利していました。

3着馬では、鹿毛が17頭と圧倒的に多く、次いで黒鹿毛が6頭、栗毛が5頭、芦毛と青鹿毛が各1頭となっています。


以上ですが、今年もとりあえずは「4枠5枠6枠」に入った馬の検討からですね。
あと、人気とオッズが出てから、上記のデータと照らし合わせながら結論を出していこうと思っています。


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