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第19回 武蔵野ステークスのデータ [競馬データ]

13日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


現施行の1600mダートになった2000年以降、01年の中山競馬場開催を除く13年、連対馬26頭、3着馬13頭からです。

元々この武蔵野Sは、以前は2100mダートで行われていましたが、2000年にG1のジャパンカップダートが新しく創設されたことに伴い、その前哨戦として位置づけられ、距離も1600mダートに変更になりました。
そして、08年にジャパンカップダートがそれまでの東京競馬場から阪神競馬場に変わりましたが、この武蔵野Sの施行はそれまでとは変わりませんでした。
ただし、ジャパンカップダートの日程は1週遅くなって12月初めに変更になったことに伴いこの武蔵野Sも、「中3週」を維持するためにそれまでから1週遅れの日程に変更になりました。
さらに、10年にジャパンカップダートの前哨戦として京都競馬場で重賞の「みやこステークス」が新設されたそのあおりを受けて、それまでよりさらに1週遅れの開催となりました。
よって、ジャパンカップダートまでの間隔が、10年より「中3週」から「中2週」となっています。
今年からは、そのジャパンカップダートは新しく中京競馬場での「チャンピオンズカップ」として施行も名称も変更して行なわれるわけですが、日程的には変更はありませんので、間隔も同じ「中2週」となります。
とりあえず、毎年触れていますが、過去のジャパンカップダートと直結しているのかどうか今年もまず検証しておきたいと思います。

連対馬26頭のうちジャパンカップダートに出走したのは延べ14頭いました。
そのうち実際連対したのは、武蔵野S00年1着のサンフォードシチー(ジャパンカップダートで2着)、01年1着のクロフネ(同1着)、05年2着のカネヒキリ(同1着)、10年1着のグロリアスノア(同2着)、13年1着のベルシャザールの5頭となっています。
また3着になったのは、03年2着のハギノハイグレイドの1頭となっていました。
そして3着馬13頭では、そのうち3頭がジャパンカップダートに出走し、15着、3着、14着という結果となっていました。
それから、武蔵野Sで3着以上をはずした馬がジャパンカップで巻き返して連対を果したのは、07年4着から2着となったフィールドルージュ、08年9着から1着となったカネヒキリ、09年8着からトパーズS勝ちを経て2着となったシルクメビウスの3頭となっています。
こう見てみますと、前哨戦には位置づけられるものの、現時点ではステップアップレースまではもう一歩という感じがいたします。


では、参考データに戻ります。
まず血統ですが、07年から11年までの5年連続で、1着から3着までBMS(母の父)にこのレースでかつて強かったノーザンダンサー系の馬が1頭も絡みませんでした。
しかし、12年の連対馬2頭とも、久々にBMSがノーザンダンサー系の馬で占められてしまいました。(3着馬のBMSは非ノーザンダンサー系でした)
しかしながら、昨年13年は、また上位3頭ともノーザンダンサー系絡みではない馬で占められてしまいました。
さて今年はどうでしょうか。

さて、1着から3着までBMSにノーザンダンサー系の馬が来なかった07年から11年までの5年間と昨年13年ですが、その中の08年、2着に父がノーザンダンサー系(ストームバード系)のサンライズバッカスが三回目の連に絡み、また09年は、1着に父がノーザンダンサー系(ストームバード系)のワンダーアキュートが、また10年3着には父がノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)のブラボーディジーが入りました。
ということは、BMSには来なかったものの、何とかノーザンダンサー系の強さの片鱗みたいなのは残っていたようです。
一応今年も、その過去の傾向であった、「このレースはノーザンダンサー系が強い」ということに再び触れておきたいと思います。
全体的に見てみますと、BMSがノーザンダンサー系の馬は、連対馬26頭中10頭が入っていました。
この10頭中8頭は、00年以降02年を除く06年までの6年間の連対馬12頭中のもので、この期間にとってはかなりの連対率の高いものでありました。
内訳は、ダンチヒ系、ヌレイエフ系、ニジンスキー系がそれぞれ2頭ずつ、ヴァイスリージェント系、ストームバード系が各1頭となっていました。
それから、12年の連対馬2頭のBMSの内訳ですが、ディキシーランドバンド、ヴァイスリージェント系となっていました。
また、BMSがノーザンダンサー系でなかった16頭のうち5頭の父はノーザンダンサー系でした。(ただし、その5頭中3頭はサンライズバッカスが3回連に絡んだもの、もう2頭は01年1着のクロフネと09年1着のワンダーアキュート)
つまり連対馬26頭中15頭がノーザンダンサー系絡みということになります。
ということで、基本的には連対馬ではノーザンダンサー系の強いレースと言えるかと思います。
しかし、先ほど触れましたように、07年から13年までの7年では、ノーザンダンサー系絡みは連対馬14頭中4頭とかつての強さに陰りを見せていました。
特に08年は、出走馬16頭中10頭のBMSがノーザンダンサー系であったにもかかわらず、結局上位3頭は、BMSがノーザンダンサー系でなかった残り6頭の中で決まってしまいました。
結局、その7年の期間では、07年、10年、11年、13年の4年がノーザンダンサー系絡みではない同士での連対、12年がノーザンダンサー系絡み同士での連対、残る08年と09年の2年が両方での連対となっていました。
さて今年の連対馬はどうでしょうか。

対して3着馬13頭では、まずBMSの中にはノーザンダンサー系だった馬は1頭もいませんでした。
代わりに、13頭中6頭のBMSがミスタープロスペクター系やアリダー系のネイティヴダンサー系、13頭中2頭のBMSがリボー系、あと残り5頭はサンデーサイレンス3頭、ナスルーラ系1頭、テディ系1頭となっていました。
それから、3着馬の父ですが、ブライアンズタイムが3頭、ノーザンダンサー系も3頭(ダンチヒ系2頭、ヴァイスリージェント1頭)、ミスタープロスペクター系も3頭、あとナスルーラ系が2頭(レッドゴッド系、ボールドルーラ系)、ワイルドアゲイン、シンボリクリスエスが各1頭となっていました。
ちなみに今回の出走馬16頭では、まずBMSがノーザンダンサー系の馬は、ゴールスキー、トウショウフリーク、レインボーペガサスの3頭、父がノーザンダンサー系の馬は、エアハリファ1頭となっています。


次に臨戦過程ですが、連対馬では、前走が宝塚記念9番人気10着だったサイレントディール(03年1着)、前走マーチS4番人気8着だったサンライズバッカス(06年2着)、前走オープン特別4番人気9着だったダイショウジェット(09年2着)、前走3番人気9着のグロリアスノア(10年1着)の4頭を除いて、あとの22頭は前走掲示板に載っていました。
そして、08年1着となったキクノサリーレ、12年1着となったイジゲン(共に前走準オープン1着)の2頭を除く連対馬24頭の前走は重賞かオープン特別となっていました。
3着馬の前走では、13頭中8頭が重賞かオープン特別で掲示板に載っていました。
残りの5頭は、ベルモントパティ(04年、1000万下特別1着)、ワイルドワンダー(09年、1年前のジャパンカップダート10着)、ブラボーデイジー(10年、前走府中牝馬S8着)、アドマイヤロイヤル(11年、1600万下特別1着)、ダノンカモン(12年、中京記念15着)となっています。
この中での前走重賞で掲示板をはずした3頭ですが、それぞれの前走のレースが、1頭はG1、2頭は芝のレースでしたので、あまり参考にはならないかと思います。
ちなみに、今回の出走馬で前走重賞かオープン特別で掲示板に載っていたのは、アドマイヤロイヤル、エアハリファ、カチューシャ、キョウワダッフィー、グランプリブラッド、グレープブランデー、ゴールスキー、タールタン、ダノンカモン、レッドアルヴィス、ロイヤルクレスト、ワイドバッハの12頭となっています。


次に年齢を見てみますと、1着馬では3歳と5歳が各6頭、4歳が1頭となっていました。
2着馬では、3歳と4歳と5歳と6歳が各3頭、7歳が1頭となっていました。
3着馬では、3歳と4歳と6歳が各3頭、5歳、7歳が各2頭ずつとなっていました。


毛色は、連対馬では、黒鹿毛が8頭、鹿毛と栗毛が各7頭で、あと青鹿毛と芦毛が各2頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が6頭、黒鹿毛が5頭、栗毛と芦毛が各1頭となっていました。


あと1番人気の馬ですが、13年中1着馬が4頭、2着馬が3頭、3着馬が1頭と、半分弱の5頭が複勝圏内をはずしていました。
また、3連単が始まった04年以降10年では、そのうち5年が10万以上の配当でした。
(03年の3連複の配当も10万円台でした。)
基本的には大荒れの傾向があります。


それから、毎年の単勝オッズを見てみますと、圧倒的1番人気の一本かぶりがあった年も含めて、00年、11年、12年、13年を除く9年で、3着以内の単勝オッズは、少なくとも3頭中2頭が二桁オッズとなっていました。(09年のみ3頭とも二桁オッズ)


以上ですが、今年も難解ですね。
ともかくも、人気と単勝オッズが出てから、単勝二桁オッズの馬の取捨選択とBMSがノーザンダンサー系の馬の取捨選択の検討を、今年もまずやっていこうと思います。


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