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第49回 フローラステークスのデータ [競馬データ]

今年も昨年までと同じく、オークスのトライアルレースとしての検証から始めたいと思います。
89年以降、このフローラS(4歳牝馬特別)から計136頭オークスに出走していますが、結局8頭のみの連対(約6%)となっています。
内訳は、
89年1着のライトカラー(2番人気5着から)
94年2着のゴールデンジャック(6番人気1着から)
01年1着のレディパステル(1番人気2着から)
01年2着のローズバド(3番人気3着から)
07年2着のベッラレイア(1番人気1着から)
5番人気1着同着(1番人気1着から)
11年2着のピュアブリーゼ(3番人気3着から)
13年2着のエバーブロッサム(2番人気2着から)
となっていました。

少ない連対率ながら01年にワンツーがあるように、一応はトライアルとしては重要なレースに違いはないので今年もしっかり見ていきたいと思っています。


では、昨年までと同じ展開で見ていきます。
89年以降25年、連対馬50頭、3着馬25頭からです。
途中で、01年に「4歳牝馬特別」からこの「フローラステークス」への名称変更になっていて、施行も00年に1週早く変更になっています。

まずは臨戦過程の前走ですが、G1の「桜花賞」、オープン特別の「忘れな草賞」、500万下条件戦の「ミモザ賞」の3レースの中からの連対が目立っています。
連対馬50頭中約半分強の28頭を占めています。
また、00年にそれまでその3レースとの間隔が「中2週」だったのですが、施行が早くなり「中1週」へと変わりました。
それ以降多少傾向が変わってきています。
(ただ、そのあと、ミモザ賞だけは02年に施行が1週早くなり、また「中2週」に戻りました。さらに11年に1週早くなり「中3週」になっています。)
その00年以前と以降に分けて詳細を見てみますと、まず00年より以前では、前走この3レースのいずれかを走ったのは22頭中実に19頭も占めていました。
対して00年以降では、中1週も影響しているのでしょうか、28頭中半分以下の8頭となっています。

それでは、前走のレースごとで見ていきましょう。
まず89年から99年までの11年間、前走が桜花賞だった馬は44頭出走して10頭連対していました。
対して00年以降14年間では、桜花賞組は12頭出走して連対馬はまだ出ていません。
今回の登録馬ですが、前走桜花賞の馬の出走はありません。
続いて前走忘れな草賞だったのは、00年より前では、26頭出走して8頭連対馬を出しています。
対して00年以降では14年では、19頭出走して3頭連対していました。
今回の登録馬で前走忘れな草賞だった馬は、3着だったヤマニンアリエッタの1頭となっています。
それから前走ミモザ賞だったのは、00年より前では18頭出走し1頭という結果でした。
対して00年以降では29頭出走し6頭連対しています。
そのうち5頭は、やはり間隔が長くなった影響でしょうか、このミモザ賞の施行がさらに変わった02年以降のものとなっています。
今回の登録馬で前走ミモザ賞の馬は、1番人気1着のハピネスダンサー、2番人気2着のムードスィングス、9番人気3着のアンジュデュバン、4番人気4着のスペランツァデーア、10番人気9着のマックスユーキャンの5頭となっています。

あと、残り前走が上記3レース以外の22頭ですが、まず00年より前ではそのうち3頭が連対していました。
その前走の内訳は、500万下条件1800mダート戦で1番人気1着が2頭、あともう1頭は、フラワーC5番人気2着となっていました。
この3頭の当日の人気ですが、2番人気、3番人気、1番人気と上位となっていました。
00年以降では、前走が上記3レース以外は19頭連対していて、そのうち9頭は、前走フラワーC(7頭)、フィリーズレビュー(1頭)、アネモネ賞(1頭)のいわゆる桜花賞トライアルにあたるレースを走っていました。
その前走ですが、着順は6着以上、また当日の人気は6番人気以上の上位人気に推されていました。
今回の出走馬で、これらのレースで6着以上だったのは、フラワーC、4番人気2着のマイネグレヴィル、10番人気4着のマローブルー、11番人気6着のマイネオーラムの3頭となっています。
あと、前走上記のレース以外のトライアルレースでの登録馬は、クイーンC3番人気2着のマジックタイム、同11番人気4着のプレミアステイタス、同13番人気10着のシュヴァリエ、2番人気14着のデルフィーノの計4頭がいます。
あと桜花賞トライアル以外の残りの10頭は、00年の前走牝馬未勝利戦1番人気1着から挑んだマニックサンデー、03年の前走500万下条件戦9番人気7着から挑んだシンコールビー、06年の前走牝馬未勝利戦3番人気1着から挑んだブロンコーネ、07年前走500万下条件特別戦1番人気1着から挑んだベッラレイア、09年前走毎日杯6番人気7着から挑んだワイドサファイア、前走500万下条件特別戦5番人気1着から挑んだアグネスワルツ、11年前走未勝利戦1番人気1着から挑んだバウンシーチューン、同じく11年前走500万下条件戦13番人気9着から挑んだマイネソルシエール、12年前走500万下条件特別から挑んだミッドサマーフェア、13年前走未勝利戦1番人気1着から挑んだデニムアンドルビーとなっていました。
その10頭のそれぞれフローラSの当日人気は、ベッラレイア、ミッドサマーフェア、デニムアンドルビーの1番人気とワイドサファイアの3番人気以外は9番人気、14番人気、8番人気、8番人気、9番人気、15番人気の下位人気となっていました。
この10頭ですが、バウンシーチューン、ミッドサマーフェア、デニムアンドルビー以外このフローラSが初めての東京コースで、また前走は、1600mのアグネスワルツ以外は1800mあるいは2000mといわゆる中距離を走っていました。

そのうちシンコールビー、ワイドサファイア、マイネソルシエール以外の5頭は前走1着で、またマニックマンデーとブロンコーネの2頭は、レース間隔が桜花賞や忘れな草賞と同じ「中1週」でした。(シンコールビー、ワイドサファイア、マイネソルシエール、ミッドサマーフェアは中3週、デニムアンドルビーは中2週、ベッラレイアは中4週、バウンシーチューンは中6週、アグネスワルツは5ヶ月休養明け)


それから3着馬の前走もここでまとめておきます。

こちらは、連対馬と違って施行云々とは関係ないように見えますので、全体的に3着馬25頭で見てみます
まず、連対馬で最初に挙げた3レースを前走で走ったのは25頭中8頭(桜花賞4頭、ミモザ賞3頭、忘れな草賞1頭)で、それ以外の重賞レースを前走で走ったのは5頭(フラワーC2頭、フィリーズレビュー、チューリップ賞、クイーンC各1頭)となっていました。
あと残り12頭は、オープン特別1頭、500万下条件戦(ミモザ賞以外)7頭、未勝利戦4頭となっていて、04年3着ムーンフェイズの前走500万下条件特別5着、11年3着のピュアブリゼの前走500万下条件戦2番人気2着、12年3着のダイワデッセーの前走500万下特別7番人気6着の4頭以外はすべて前走1着でした。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が23頭、黒鹿毛が12頭、栗毛が10頭、青鹿毛が3頭、芦毛が2頭となっています。
特に、99年以降から06年、09年、11年、13年を除く11年で、黒鹿毛か青鹿毛が絡んでいました。
今回の登録馬では、黒鹿毛は10頭、青鹿毛は2頭それぞれ登録しています。
3着馬では、25頭中鹿毛が12頭、栗毛が9頭、それ以外は、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛が各1頭となっていました。


次に父の血統ですが、サンデーサイレンスがこのレースで初めて連対した95年以降19年連対馬38頭から見てみますと、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が26頭、ナスルーラ系が5頭、ノーザンダンサー系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭、ディクタス系(ナリタトップロード)、トゥルビョン系(メジロマックイーン)が各1頭連対していました。
3着馬は、95年以降19頭では、ヘイルトゥリーズン系が9頭、ノーザンダンサー系とナスルーラ系が各3頭、ミスタープロスペクター系(エルコンドルパサー、ウオーエンブレム)が2頭、トゥルビョン系(シンボリルドルフ)、ブランドフォード系が各1頭となっています。


馬体重ですが、450kg以下の軽い馬は、89年以降50頭中26頭連対していました。
3着馬では、25頭中14頭となっています。

最高馬体重ですが、連対馬では08年6番人気2着となったカレイジャスミンの486kg、3着馬では91年3番人気3着となったミルフォードスルーの492kgとなっていました。


以上ですが、今年も難解そうですね。
ともかく、
上記のデータをひとつひとつ整理して検討し、結論を出していこうと思います。


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