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第21回 チューリップ賞のデータ [競馬データ]

06年12月の阪神競馬場の馬場のリニューアル以降の7年、連対馬14頭、3着馬7頭からです。


まずリニューアル後の人気の組み合わせを順に見ていきますと、

07年 「1番人気-2番人気-5番人気」
08年 「5番人気-1番人気-2番人気」
09年 「1番人気-7番人気-8番人気」
10年 「9番人気-1番人気-8番人気」
11年 「1番人気-2番人気-6番人気」
12年 「4番人気-3番人気-1番人気」
13年 「3番人気-7番人気-5番人気」(1番人気は7着)

と、1番人気は12年の3着と13年の7着以外、5年連続で連対していました。

しかしながら、1番人気が連対した時の相手は、07年と11年のように2番人気と固く収まった時もあれば、残り3年のように5番人気、7番人気、9番人気とひも穴が来た時もあって、相手探しの難しいレースとなっています。
そして、一昨年の12年の場合、圧倒的1番人気(単勝1.3倍)が3着になったこともあって、「4番人気-3番人気」の組み合わせの馬連の配当が、8070円と高配当になってしまいました。
如何に、1番人気が絶対というイメージが強いレースだったということを物語っていた出来事でした。
その翌年の昨年13年も1番人気(単勝2.3倍)が7着と敗れて「3番人気-7番人気」の組み合わせで決着しましたが、前年に1番人気が連をはずしたこともあってか、その馬連の配当は5070円と前年より下位人気との組み合わせにもかかわらず、若干安くなってしまいました。
いずれにせよ、「1番人気」の馬は基本的に強く、一応は中心視するのがセオリーのようですが、ここ2年連対をはずしていることもあって、ちょっと難解な部分も漂っていた気もします。
そういう意味では、難解であり厄介なレースだと思います。

ちなみに、リニューアル以前の、92年以降、94年中京開催と95年京都開催を除く06年までの13年では、1番人気は8年で連に絡み、3着には1頭入っていました。
その1番人気が連に絡まなかった5年ですが、そのうち4年では代わりに2番人気が連に絡み、もう1年は3番人気が連に絡んでいました。
このあたり、リニューアル前後でも傾向は変わっていないようですね。

このように、通して1番人気の馬が基本的には強いレースであることがわかりますが、もしはずして勝負する時は、代わりに2番人気か3番人気のどちらの馬で勝負するかが大きな鍵になるようです。

また、過去6年の1着から3着までの中で単勝オッズが二桁だった馬ですが、
07年は3着に58.0倍(5番人気)
08年は1着に13.8倍(5番人気)
09年は2着に51.8倍(7番人気)、3着に56.9倍(8番人気)
10年は1着に39.0倍(9番人気)、3着に23.9倍(8番人気)
11年は2着に12.1倍(2番人気)、3着に90.1倍(6番人気)
12年は1着に37.2倍(4番人気)
13年は2着に24.6倍(7番人気)、3着に13.6倍(5番人気)
となっていて、二桁オッズの馬が必ず1頭ないし2頭ずつ毎年入っていました。



次に毛色ですが、
1着馬は黒鹿毛と鹿毛が各2頭、芦毛が2頭、栗毛が1頭となっていました。
2着馬は鹿毛と黒鹿毛が各2頭、栗毛、芦毛、栃栗毛が各1頭となっていました。
3着馬は鹿毛が3頭、栗毛が2頭、芦毛、青鹿毛が各1頭となっていました。


血統では、父あるいは母の父(BMS)でヘイルトゥリーズン系が絡んでいた馬は、7年間の1着馬から3着馬計21頭中16頭占めていました。
内訳は、父が11頭(ディープインパクトが3頭、アグネスタキオンが2頭、タニノギムレット、ダンスインザダーク、スペシャルウイーク、オレハマッテルゼ、ダイワメジャー、ステイゴールドが各1頭)、BMSが5頭(サンデーサイレンスが4頭、サンデーサイレンスの仔ダンスインザダークが1頭)となっていました。
逆にヘイルトゥリーズン系が絡んでいない馬5頭ですが、08年3着馬のオディール(父はノーザンダンサー系のクロフネ、BMSはナスルーラ系のダルシャーン)、10年1番人気2着のアパパネ(父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSはノーザンダンサー系)、8番人気3着のエーシンリターンズ(父はキングカメハメハ、BMSはサーゲイロード系)、11年2番人気2着のライステラス(父もBMSも共にミスタープロスペクター系)、13年3番人気1着のクロフネサプライズ(父はノーザンダンサー系のクロフネ、BMSはナスルーラ系のトニービン)となっていました。


次に臨戦過程での前走ですが、同じく6年間の1着から3着馬計21頭中17頭が「1600m芝」を走っていました。
その着順ですが、1着が9頭、2着が3頭、3着、4着、5着、7着、8着が各1頭となっています。
あと残り4頭ですが、そのうち2頭が前走は1400mダート(3番人気13着、1番人気1着)で、あと2頭は、1400m芝(5番人気1着)、1800m芝(1番人気1着)となっていました。
それから、前走のレースの施行ですが、21頭中10頭がG1の阪神JFで、あとエルフィンSが4頭、500万下条件戦、未勝利戦が各3頭、シンザン記念が1頭となっていました。
また、毎年阪神JFを勝った経験のある馬が、昨年の1番人気7着だったローブティサージュを除いて、毎年上位3着以内に入っていました。(1着3頭、2着2頭、3着1頭)
そして、そのローブティサージュも含めて7頭はすべて当日1番人気となっていました。
しかしながら今回は、前走阪神JFで勝ったレッドリヴェールの出走はありません。


枠の出目ですが、順に挙げていきますと、
07年 「6枠-4枠-1枠」
08年 「5枠-1枠-8枠」
09年 「4枠-5枠-1枠」
10年 「6枠-8枠-2枠」
11年 「6枠-7枠-5枠」
12年 「7枠-8枠-4枠」
13年 「4枠-7枠-4枠」


となっていました。
これだけではさすがに傾向はつかみにくいですが、強いて言えば、「4枠~6枠」のいわゆる中枠の馬が1頭ないし2頭毎年絡んでいたところが目立っています。
また、07年から10年までの4年間では、1枠か2枠の内枠が毎年3着以内に絡んでしました。
その内枠の人気ですが、順に5番人気、1番人気、8番人気(以上3頭とも1枠)、8番人気(2枠)となっていました。

ちなみに、11年、12年の4着にはそれぞれ「2枠」(4番人気)、「1枠」(2番人気)、13年の5着には「1枠」が入っていました。


以上ですが、とにもかくにも、今年も1番人気馬取捨選択からですね。
恐らく、阪神JFで2着のハープスターになりそうですが、その取捨選択は意外にも難しそうですね。
いずれにせよ、今年も上記のデータを丁寧にひも解きながら検討していきたいと思います。


追記

阪神JF1着馬かつチューリップ賞1番人気の馬がポイントになりそうですので、昨年に続きそのデータをまとめたものを追記しておきます。
(左から、年度、馬名、阪神JFでの人気・着順・単勝オッズ、チューリップ賞での人気・着順・単勝オッズ・枠番)

07年 ウオッカ        4番人気1着 11.1倍   1番人気1着 1.4倍 6枠
08年 トールポピー     3番人気1着  6.6倍   1番人気2着 2.2倍 1枠
09年 ブエナビスタ     1番人気1着  2.2倍   1番人気1着 1.1倍 4枠
10年 アパパネ       2番人気1着  4.6倍   1番人気1着 2.2倍 8枠
11年 レーヴディソール  1番人気1着  1.6倍   1番人気1着 1.1倍 6枠
12年 ジョワドヴィーヴル 4番人気1着  6.8倍   1番人気3着 1.3倍 4枠
13年 ローブティサージュ 5番人気1着  8.1倍   2番人気9着 3.5倍 8枠
14年 レッドリヴェール   5番人気1着 14.6倍   出走なし

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