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第64回 ダイヤモンドステークスのデータ [競馬データ]

20日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。

施行が2月に変更になった97年以降、03年の中山競馬場開催を除く16年、連対馬32頭、3着馬16頭からです。

04年から3200mから3400mに変更になっていますが、臨戦過程など影響がないように思われますので昨年までと同様そのままでいきます。
また、11年からはそれまでより1週施行が遅くなっています。


最初に今年も馬体重のデータから始めます。
まず、06年までは一度も500kg以上の馬が連対したことがなかったレースでした。
しかし07年は、2着に初めて当日馬体重500kg(前走498kg)のエリモエクスパイアが入り、さらに続く08年も、2着に当日516kg(前走も同じ)の2番人気コンラッドが入りました。
さらに09年には、1着の2番人気モンテクリスエスが当日536kg(前日530kg)、2着の12番人気ブレーヴハートが当日522kg(前日520kg)と、2頭ともそれまでの馬体重の最高馬体重の記録を更新してしまいました。
結局、06年まで1頭も連対していなかった当日馬体重が500kgを越えた馬が、07年以降の3年間で連対馬6頭中4頭も占めたことになります。
ところが、続く10年は1着馬2着馬共に484kgと、06年以前に戻った感がいたしました。
しかしながら、3着馬ドリームフライトは当日の馬体重504kg(前走506kg)で、一応前年までの傾向を違う形で引き継いだことになります。
実は、馬体重500kg以上の馬が3着に入ったのはこれが初めてでした
そして11年の上位3頭は、「466kg-516kg-444kg」という順番で決まり、続く12年の上位3頭も、「506kg-492kg-540kg」という順番で決まり、昨年13年は、「480kg-484kg-532kg」という順番で、07年以降7年連続で毎年500kgを超える馬が少なくとも1頭が3着以内に入った記録が続いたことになりました。
やはり、07年以降、それまでの傾向から変わってしまった感がいたします。

一応ここで、その500kg以上の馬体重の傾向をまとめたデータを今年も載せておきます。
昨年までの該当する16年間(中山開催を除く)で、当日馬体重500kg以上で出走したのは全部で65頭。
その中で3着以上の上位となったのは、上記で挙げましたここ7年での、エリモエクスパイア、コンラッド、モンテクリスエス、ブレーヴハート、ドリームフライト、コスモヘレノス、ケイアイドウゾジン、スマートロビン、メイショウカドマツの9頭ということになります。
この9頭の中で、前走も500kg以上だったのは、エリモエクスパイア(前走498kg)以外の8頭となっています。
また、9頭の中で、ブレーヴハート、ケイアイドウソジン、メイショウアkドマツの3頭を除く6頭の血統ですが、ノーザンダンサー系が父かBMS(母の父)のどちらかで絡んでいました。
それから、毎年取り上げていることですが、特に04年では、出走馬11頭中上位3着までが500kg以下、4着以下はすべて500kg以上の馬という面白い結果となっていました。
如何に07年以前と以降ではまったく傾向が変わってしまったことを物語っているデータです。
また、馬体重490kg台もあげておきますと、連対馬は4頭(98年1着、02年2着、05年1着、06年2着)、3着馬は1頭(08年)入っているのみとなっています。
どちらにせよこの07年以降を度外視すれば、基本的に大型馬が有利なレースとは言えないものとなっていました。
しかし、除いた2003年の中山開催では、1着から3着の上位3頭はすべて500kgを超える馬となっていました。
このあたり、長距離戦はスタミナ勝負だと思いますので、やはり馬体重の重い馬の方が有利だと思うのが常識のような気がいたします。
そういう意味では、中山でのこの結果は順当だと思うのですが、東京ではどうもそうではないようですね。
ただ、07年以降あたりから重い馬が上位3着以内に絡みだしたのは、もしかしたら、東京競馬場の改修に関係があるのかも知れません。

さて、当日500kgを超える出走馬ですが、はっきりわかるのはやはり発走1時間ちょっと前ですので、予想する段階では推測で考えなければなりません。
ちなみに、今回の出走馬で前走馬体重500kg以上の馬は、アドマイヤバラード(528kg)、イケドラゴン(550kg)、タニノエポレット(514kg)、ファイヤー(522kg)、ロードオブザリング(516kg)の5頭となっています。
また、前走馬体重490kg台の出走馬ですが、セイクリッドバレー(492kg)の1頭となっています。
逆に言えば、馬体重500kg以上の馬が上位に絡み出した07年以降の上位3着以内の計21頭のうち、490kg以下だった馬は11頭となりますので、このあたりも含めて、当日(予想の範囲となりますが)の馬体重からの取捨選択には今年もかなり悩むことになりそうです。



次に、ハンデ戦なのでその傾向を見てみますと、一番連対が多かった重量は53kgと55kgで各6頭となっています。
続いて54kgが4頭となっていました。
それから56kgが4頭、57kgが3頭、そして、50kg、51kg、52kg、57.5kgが各2頭、58.5kgが1頭なっていました。
3着馬では54kgが5頭と最も多く、続いて55kgが4頭、50kg、52kg、57.5kgが各2頭、53kgが1頭となっています。
つまり、連対馬32頭中16頭、3着馬15頭中9頭が54kg以下の重量ということになります。

ハンデ頭ですが、97年から順に、9着、13着、13着、3着(57.5kg)、8着、2着(57.5kg)、1着(56kg)、9着、3着(57.5kg)、5着、13着、1着(57.5kg)、7着、9着、12着、5着、12着、10着、14着、2着となっていて、20頭中4頭が連対、2頭が3着という結果となっています。


臨戦過程ですが、前走及び前々走で両方か片方で連対していた馬は、連対馬32頭中22頭いました。
今回の出走馬では、アドマイヤバラード、タニノエポレット、ラブラドライトの3頭が該当します。
残りの前走または前々走で連対していなかった9頭ですが、そのうち2頭はそれまでに同じダイヤモンドSで優勝した経験がありました。(ユウセンショウ、ユーセイトップラン)

そして残りあとの8頭ですが、一昨年12年の勝ち馬ケイアイドウソジン(重量55kg)と昨年13年の勝ち馬アドマイヤラクティ(重量56kg)を除く6頭は、ハンデでの重量がそれぞれ、50kg、52kg、54kg、50kg、53kg、53kgとすべて54kg以下と軽ハンデとなっていました。
また、その中の4頭は、前走か前々走で3000m芝の万葉Sを走っていました。
今回、54kg以下の軽ハンデで、前走、前々走共に連対がなく前走万葉Sに出走していた出走馬は、ファイヤー(重量54kg、前走5着)、サイモントルナーレ(重量53kg、前走8着)の2頭となっています。
あと最後に残った4頭は、06年2着のメジロトンキニーズ、07年2着のエリモエクスパイア、12年1着のケイアイドウソジン、13年1着のアドマイヤラクティで、それぞれ過去に2400m芝のレースで1着になった経験がありました。

結果論として、この4頭のうち重量55kg以上だったケイアイドウソジンとアドマイヤラクティを除くあとの2頭、メジロトンキニーズ(重量53kg)とエリモエクスパイア(重量50kg)の2頭の連対要因を強いて挙げるとすれば、「ハンデがそれぞれ50kgから54kgの間という軽ハンデであったこと、またそれまでそれぞれ共に2400m以上で良績があったこと」、こういったことがあげられるかと思います。
また、メジロトンキニーズの方は、東京巧者であったことや父がこのレースで連対が多かったダンスインザダークであったことがあげられますし、エリモエクスパイアの方は、この時点では東京初出走でわからなかったのですが、恐らくこの馬も結局のところ巧者の部類に入ると思われますし、何と言っても、これもこの時点ではわからなかったことですけれど、その翌年の天皇賞(春)で見事2着に入るほどの長距離適性が元々あったこともあげられるかと思います。
あと、
昨年の1着馬ケイアイドウソジンに関しては、ノーマークの楽な手応えの逃げを打つことができての逃げ粘り勝ちで、やはり展開に助けられた部分が大きかったと思われます。
ただ、それまで東京8戦3勝(4着以下5回)でしたので潜在的に結果として東京巧者的だったと思います。
また昨年の勝ち馬アドマイヤラクティは、やはり長距離血統の上に、前走まで12戦すべて3着以内という安定感から1番人気に応えられたかと思われます。


次に
臨戦過程での前走及び前々走のレースに関してですが、その中で注目せねばならないのは、「万葉ステークス」組でしょう。
該当期間の過去16年、上位1着から3着馬まで計48頭で見てみますと、その万葉S組が1頭も出走しなかった00年と12年(4頭出走)、13年(4頭出走)を除く13年で、少なくとも1頭は必ず入っていました。(そのうち97年、98年、99年、02年、05年の5年では2頭入っていました)
結局全部で49頭中18頭(前走が14頭、前々走が4頭)が3着以内に入ったことになります。
その3着以内に入った万葉S組18頭の、それぞれの万葉S時の着順は、1着が6頭、2着が3頭、3着が4頭、4着が1頭、6着が3頭、7着が1頭となっています。
今回の出走馬で、前走か前々走で万葉Sを走っていたのは、タニノエポレット(1着)、ラブラドライト(2着)、ファイヤー(5着)、サイモントルナーレ(8着)の4頭となっています。

もう一つ注目せねばならないのは前走条件特別組でしょう。
1着馬から3着馬の上位では、全部で18頭(準オープン特別13頭、1000万下(900万下)特別5頭)となっています。
その前走の施行距離ですが、2200mの2頭を除けば、残る16頭は2400mか2500mのレースとなっていました。
今回該当するのは、前走2400m芝の1000万下特別で1着だった、アドマイヤバラード1頭となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が11頭と最も多く、しかしながら5歳が10頭と差はなく、6歳と7歳が各5頭、9歳が1頭となっています。
3着馬では、同じく4歳が7頭と最も多く、5歳と6歳が各4頭、7歳が1頭となっています。
今回の出走馬で4歳馬は、フェイムゲーム1頭となっています。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が15頭と最も多く、あと栗毛と黒鹿毛が各7頭、青鹿毛と芦毛、青毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が8頭、栗毛が5頭、栃栗が2頭、芦毛が1頭となっています。


父の血統は、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が15頭、ナスルーラー系が6頭、ノーザンダンサー系が5頭、ミスタープロスペクター系が4頭、マンノウオー系、トゥルビョン系が各1頭となっていました。
3着馬では、ヘイリトゥリーズン系とノーザンダンサー系が各6頭、ナスルーラー系が2頭、ミスタープロスペクター系とサッカーボーイが各1頭となっています。


それから牝馬ですが、全部で11頭出走し、過去から順に、10着、12着、7着、2着(メジロトンキニーズ)、6着、6着、10着、15着、7着、10着、12着となっています。
しかしながら、今年も昨年に続いて今年も牝馬の登録はありません。


あともう一つ、配当面ですが、03年以降3連複の配当は、04年、11年、13年を除いてあとは万馬券となっています。
また、05年以降3連単の配当は、06年、11年、13年を除いてあとは10万を超える配当となっています。


以上ですが、昨年も書きましたけれど、結構荒れる可能性のあるレースですので、予想も難しいですね。
特に過去10年、04年、06年、11年、13年を除く6年で、3着以内に二桁人気の馬が1頭入っていますので、この二桁人気の馬にも注意が必要かと思います。
ともかく今年も、馬体重など上記のデータと照らし合わせながら、まずは本命馬を決めていきたいと思います。


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