第４７回　フローラステークスのデータ：bigononの競馬予想：SSブログ

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第４７回　フローラステークスのデータ　[競馬データ] [編集]

１９日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。

昨年までとまったく同じ流れで見ていきます。

今年も昨年までと同じく、オークスのトライアルレースとしての検証から始めたいと思います。
８９年以降、このフローラＳ（４歳牝馬特別）から計１２７頭オークスに出走していますが、結局７頭のみの連対（約５％）となっています。
内訳は、８９年１着のライトカラー（２番人気５着から）、９４年２着のゴールデンジャック（６番人気１着から）、０１年１着のレディパステル（１番人気２着から）、同じく０１年２着のローズバド（３番人気３着から）、０７年２着のベッラレイア（１番人気１着から）、５番人気１着同着（１番人気１着から）、１１年２着のピュアブリーゼ（３番人気３着から）となっていました。
少ない連対率ながら０１年にワンツーがあるように、一応はトライアルとしては重要なレースに違いはないので今年もしっかり見ていきたいと思っています。

では、昨年までと同じ展開で見ていきます。
８９年以降２３年、連対馬４６頭、３着馬２３頭からです。
途中で、０１年に「４歳牝馬特別」からこの「フローラステークス」への名称変更、それから００年に１週早く施行が変更になっています。
まずは臨戦過程の前走ですが、Ｇ１の「桜花賞」、オープン特別の「忘れな草賞」、５００万下条件戦の「ミモザ賞」の３レースの中からの連対が目立っています。
実に連対馬４６頭中２７頭を占めています。
また、００年にそれまでその３レースとの間隔が「中２週」だったのですが、施行が早くなり「中１週」へと変わりました。
それ以降多少傾向が変わってきています。
（ただ、そのあと、ミモザ賞だけは０２年に施行が１週早くなり、このレースだけまた「中２週」に戻っています。）
その００年以前と以降に分けて詳細を見てみますと、まず００年より以前では、前走この３レースのいずれかを走ったのは２２頭中１９頭も占めていました。
対して００年以降では、中１週も影響しているのでしょうか、２４頭中半分以下の７頭となっています。

それでは、前走のレースごとで見ていきましょう。

まず８９年から９９年までの１１年間、前走が桜花賞だった馬は４４頭出走して１０頭連対していました。
対して００年以降１２年間では、桜花賞組は１２頭出走して連対馬はまだ出ていません。
今回の出走馬ですが、前走桜花賞の馬の出走はありません。

続いて前走忘れな草賞だったのは、００年より前では、２６頭出走して８頭連対馬を出しています。
対して００年以降では、１４８頭出走して３頭連対していました。
しかしながら、今回の出走馬で前走忘れな草賞だった馬の出走もありません。

それから前走ミモザ賞だったのは、００年より前では１８頭出走し１頭という結果でした。
対して００年以降では２３頭出走し５頭連対しています。
そのうち４頭は、やはり間隔が長くなった影響でしょうか、このミモザ賞の施行がさらに変わった０２年以降のものとなっています。
今回の出走馬で前走ミモザ賞の馬は、５番人気２着のアイスフォーリス、２番人気３着のセコンドピアット、４番人気５着のウイングドウィール、６番人気８着のゴールデンナンバーの４頭となっています。

あと、残り前走が上記３レース以外の１９頭ですが、まず００年より前ではそのうち３頭が連対していました。
その前走の内訳は、５００万下条件１８００mダート戦で１番人気１着が２頭、あともう１頭は、フラワーＣ５番人気２着となっていました。
この３頭の当日の人気ですが、２番人気、３番人気、１番人気と上位となっていました。
００年以降では、前走が上記３レース以外は１６頭連対していて、そのうち８頭は、前走フラワーＣ（６頭）、フィリーズレビュー（１頭）、アネモネ賞（１頭）のいわゆる桜花賞トライアルにあたるレースを走っていました。
その前走ですが、着順は６着以上、また当日の人気は６番人気以上の上位人気に推されていました。
今回の出走馬で、これらのレースで６着以上または６番人気以上だったのは、フラワーＣ２番人気４着のヘレナモルフォ、フィリーズレビュー４番人気６着のラシンティランテ、アネモネ賞３番人気６着のチェリーメドゥーサの３頭となっています。

あと桜花賞トライアル以外の残りの８頭は、００年の前走牝馬未勝利戦１番人気１着から挑んだマニックサンデー、０３年の前走５００万下条件戦９番人気７着から挑んだシンコールビー、０６年の前走牝馬未勝利戦３番人気１着から挑んだブロンコーネ、０７年前走５００万下条件特別戦１番人気１着から挑んだベッラレイア、０９年前走毎日杯６番人気７着から挑んだワイドサファイア、前走５００万下条件特別戦５番人気１着から挑んだアグネスワルツ、１１年前走未勝利戦１番人気１着から挑んだバウンシーチューン、前走５００万下条件戦１３番人気９着から挑んだマイネソルシエールとなっていました。
その８頭のそれぞれフローラＳの当日人気は、ベッラレイアの１番人気とワイドサファイアの３番人気以外は９番人気、１４番人気、８番人気、８番人気、９番人気、１５番人気の下位人気となっていました。
この８頭ですが、バウンシーチューン以外このフローラＳが初めての東京コースで、また前走は、１６００ｍのアグネスワルツ以外は１８００ｍあるいは２０００ｍといわゆる中距離を走っていました。
そのうちシンコールビー、ワイドサファイア、マイネソルシエール以外の５頭は前走１着で、またマニックマンデーとブロンコーネの２頭は、レース間隔が桜花賞や忘れな草賞と同じ「中１週」でした。（シンコールビー、ワイドサファイア、マイネソルシエールは中３週、ベッラレイアは中４週、バウンシーチューンは中６週、アグネスワルツは５ヶ月休養明け）

それから３着馬の前走もここでまとめておきます。
こちらは、連対馬と違って施行云々とは関係ないように見えますので、全体的に３着馬２３頭で見てみます。
まず、連対馬で最初に挙げた３レースを前走で走ったのは２３頭中８頭（桜花賞４頭、ミモザ賞３頭、忘れな草賞１頭）で、それ以外でいわゆる桜花賞トライアルと言われるレースを前走で走ったのは４頭（フラワーＣ２頭、フィリーズレビュー、チューリップ賞各１頭）となっていました。
あと残り１１頭は、クイーンＣ１頭、オープン特別１頭、５００万下条件戦（ミモザ賞以外）６頭、未勝利戦３頭となっていて、０４年３着ムーンフェイズの前走５００万下条件特別５着、１０年３着のブルーミングアレーの前走クイーンＣ５着、１１年３着のピュアブリゼの前走５００万下条件戦２番人気２着の３頭以外はすべて前走１着でした。

次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が２１頭、黒鹿毛が１２頭、栗毛が１０頭、青鹿毛が２頭、芦毛が１頭となっています。
特に、９９年以降から０６年、０９年、１１年を除く１０年で、黒鹿毛か青鹿毛が絡んでいました。
今回では、黒鹿毛はアンアヴェンジド、ウイングドウィール、コスモアンドロメダ、サンキューアスクの４頭、青鹿毛はチェリーメドゥーサの１頭となっています。
３着馬では、２３頭中鹿毛が１２頭、栗毛が７頭、それ以外は、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛が各１頭となっていました。

次に父の血統ですが、サンデーサイレンスがこのレースで初めて連対した９５年以降１７年連対馬３４頭から見てみますと、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が２２頭、ナスルーラ系が５頭、ノーザンダンサー系が３頭、ミスタープロスペクター系が２頭、ディクタス系（ナリタトップロード）、トゥルビョン系（メジロマックイーン）が各１頭連対していました。
３着馬は、９５年以降１５頭では、ヘイルトゥリーズン系が７頭、ノーザンダンサー系とナスルーラ系が各３頭、ミスタープロスペクター系（エルコンドルパサー、ウオーエンブレム）が２頭、トゥルビョン系（シンボリルドルフ）、ブランドフォード系が各１頭となっています。

馬体重ですが、４５０ｋｇ以下の軽い馬は、８９年以降４６頭中２５頭連対していました。

３着馬では、２３頭中１４頭となっています。
最高馬体重ですが、連対馬では昨年０８年６番人気２着となったカレイジャスミンの４８６ｋｇ、３着馬では９１年３番人気３着となったミルフォードスルーの４９２ｋｇとなっていました。

以上ですが、今年もかなり難解そうですね。
昨年は「９番人気－１５番人気－３番人気」で、馬連は１０万を超え、３連単は１００万を越えました。
重馬場の影響があったからでしょうか。
データ的には、馬体重が軽い馬が上位に来たものの、臨戦過程での前走オープン以上の馬は上位３頭に来ませんでした。
代わりに。１着馬の前走は未勝利戦１番人気１着、２着馬の前走は５００万下条件戦１３番人気９着、３着馬の前走は５００万下条件戦２番人気２着の馬がそれぞれ来ました。
過去にも前走未勝利戦１着馬や前走５００万下条件戦７着が連対したことがありますので、このあたりも注意が必要なのかも知れません。
ただ、前走未勝利戦勝ちの登録馬はいますが、前走５００万下条件戦下位着順の馬の登録はありません。
ということで、今年は素直に前走重賞の馬や５００万下条件特別勝ちなどのの上位人気の馬を考えた方がいいかも知れませんね。
でも、やはり「荒れる」というイメージも捨て切れないので、ここはじっくり考えていきたいと思っています。