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第62回 ダイヤモンドステークスのデータ [競馬データ]

16日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。

昨年までと同じ流れで見ていきます。
施行が2月に変更になった97年以降、03年の中山競馬場開催を除く14年、連対馬28頭、3着馬14頭からです。
04年から3200mから3400mに変更になっていますが、臨戦過程など影響がないように思われますので昨年までと同様そのままでいきます。
また、昨年からはそれまでより1週施行が遅くなっています。


最初に今年も馬体重のデータから始めます。

まず、06年までは一度も500kg以上の馬が連対したことがなかったレースでした。
しかし07年は、2着に初めて当日馬体重500kg(前走498kg)のエリモエクスパイアが入り、さらに続く08年も、2着に当日516kg(前走も同じ)の2番人気コンラッドが入りました。
そして09年には、1着の2番人気モンテクリスエスが当日536kg(前日530kg)、2着の12番人気ブレーヴハートが当日522kg(前日520kg)と、2頭ともそれまでの馬体重を更新してしまいました。
結局、06年まで1頭も連対していなかった当日馬体重が500kgを越えた馬が、07年以降の3年間で連対馬6頭中4頭も占めたことになります。

ところが、続く10年は1着馬2着馬共に484kgと、06年以前に戻った感がいたしました。
しかしながら、3着馬ドリームフライトは当日の馬体重504kg(前走506kg)で、一応前年までの傾向を違う形で引き継いだことになります。
実は、馬体重500kg以上の馬が3着に入ったのはこれが初めてでした
そして昨年の11年の上位3頭は、「466kg-516kg-444kg」という順番で決まり、2着にまた500kgを超えるコスモヘレノスが入ったことで、07年以降5年連続で毎年500kgを超える馬が少なくとも1頭が3着以内に入ったことになりました。
やはり、07年以降、それまでの傾向から変わってしまった感がいたします。


一応ここで、その500kg以上
の馬体重の傾向をまとめたデータを今年も載せておきます。
昨年までの該当する14年間(中山開催を除く)で、当日馬体重500kg以上で出走したのは全部で49頭。
その中で3着以上の上位となったのは、上記で挙げましたここ5年のエリモエクスパイア、コンラッド、モンテクリスエス、ブレーヴハート、ドリームフライト、コスモヘレノスの6頭ということになります。
また、その中でも毎年取り上げていますが、特に04年では、出走馬11頭中上位3着までが500kg以下、4着以下はすべて500kg以上の馬という面白い結果となっていました。
また、馬体重490kg台もあげておきますと、連対馬は3頭、3着馬は08年に1頭490kgの馬が入っているのみとなっています。
どちらにせよこの07年以降を度外視すれば、基本的に大型馬が有利なレースとは言えないものとなっています。
しかし、除いた2003年の中山開催では、1着から3着の上位3頭はすべて500kgを超える馬となっていました。
このあたり、長距離戦はスタミナ勝負だと思いますので、やはり馬体重の重い馬の方が有利だと思ってしまいます。
そういう意味では、中山でのこの結果は順当だと思うのですが、東京ではどうもそうではないようです。
ただ、最近重い馬が絡みだしたのは、もしかしたら、東京競馬場の改修に関係があるのかも知れません。

さて、当日500kgを超える出走馬ですが、はっきりわかるのはやはり発走1時間ちょっと前ですので、予想する段階では推測で考えなければならないことになりそうです。

ちなみに、今回の出走馬で前走馬体重500kg以上の馬は、ケイアイドウソジン(506kg)、コスモヘレノス(508kg)、スマートロビン(552kg)、セイカアレグロ(530kg)、ビートブラック(520kg)、マイネルキッツ(502kg)、ヤングアットハート(500kg)、リッカロイヤル(546kg)の8頭となっています。
また、前走馬体重490kg台の出走馬ですが、ギュスターヴクライ(490kg)、トパンガ(490kg)の2頭となっています。

ともかく今年も、この前走490kg台以上の計12頭の中の出走馬の取捨選択にはかなり悩むことになりそうです。


次に、ハンデ戦なのでその傾向を見てみますと、一番連対が多かった重量は53kgで6頭となっています。
続いて54kgと55kgが各4頭となっていました。
それから57kgと56kgが各3頭、そして、50kg、51kg、52kg、57.5kgが各2頭となっていました。
3着馬では54kgが4頭と最も多く、続いて55kgが3頭、50kg、52kg、57.5kgが各2頭、53kgが1頭となっています。
つまり、連対馬28頭中16頭、3着馬14頭中9頭が54kg以下の重量ということになります。

ハンデ頭ですが、97年から順に、9着、13着、13着、3着(57.5kg)、8着、2着(57.5kg)、《1着(56kg)、9着》、3着(57.5kg)、5着、13着、1着(57.5kg)、《7着、9着、12着》、5着、12着となっていて、17頭中3頭が連対、2頭が3着という結果となっています。


臨戦過程ですが、前走及び前々走で両方か片方で連対していた馬は、連対馬28頭中20頭いました。
今回の登録メンバーでは、オウケンブルースリ、ギュスターヴクライ、スマートロビン、トパンガ、ノーステア、マイネルキッツ、マカニビスティー、ヤングアットハート、リッカロイヤルの9頭となっています。
残りの前走または前々走で連対していなかった8頭ですが、そのうち2頭はそれまでに同じダイヤモンドSで優勝した経験がありました。(ユウセンショウ、ユーセイトップラン)
そして残りあとの6頭ですが、ハンデでの重量はそれぞれ、50kg、52kg、54kg、50kg、53kg、53kgとすべて54kg以下と軽ハンデとなっていました。
また、その中の4頭は、前走か前々走で3000m芝の万葉Sを走っていました。
これに該当(54kg以下の軽ハンデで、前走、前々走共に連対がなく万葉Sに出走していた馬)するのは、ネコパンチ(前走万葉S11着、重量54kg)、ビエナファンタスト(前走7着、重量53kg)の2頭となっています。

あと最後に残った2頭は06年2着のメジロトンキニーズと07年2着のエリモエクスパイアで、それぞれ過去に2500m芝と2400m芝で掲示板に載っていました。

結果論としてこの2頭の強いてあげられる連対要因としては、昨年までとまったくほとんど同じ文章で挙げていきますと、ハンデがそれぞれ50kgから54kgの間という軽ハンデであったこと、またそれまでそれぞれ共に2400m以上で良績があったこと、こういったことがあげられるかと思います。

また、メジロトンキニーズの方は、東京巧者であったことや父がこのレースで連対が多かったダンスインザダークであったことがあげられますし、エリモエクスパイアの方は、この時点では東京初出走でわからなかったのですが、恐らくこの馬も結局のところ巧者の部類に入ると思われますし、何と言っても、これもこの時点ではわからなかったことですけれど、その翌年の天皇賞(春)で見事2着に入るほどの長距離適性が元々あったこともあげられるかと思います。
ただ、今回の出走馬の中で、この2頭に該当しそうな馬は見当たりませんでした。

強いて言えば、2400m芝の成績が(2.0.3.7)でその中で掲示板をはずしたのは1回だけだった重量53kgのタニノエポレットといったところでしょうか。


それから臨戦過程での前走及び前々走のレースの中で注目せねばならないのは、「万葉ステークス」組でしょう。
該当期間の過去14年、上位1着から3着馬まで計42頭で見てみますと、その万葉S組が1頭も出走しなかった00年を除く13年で、少なくとも1頭は必ず入っていました。(そのうち97年、98年、99年、02年、05年の5年では2頭入っていました)
結局全部で42頭中18頭(前走が14頭、前々走が4頭)が3着以内に入ったことになります。
その万葉Sの時のそれぞれの着順は、1着が6頭、2着が3頭、3着が4頭、4着が1頭、6着が3頭、7着が1頭となっています。
今回の出走馬で、前走か前々走で万葉Sを走っていたのは、リッカロイヤル(4着)、トウカイトリック(6着)、ピエナファンタスト(7着)、ネコパンチ(11着)の4頭となっています。

もう一つ注目せねばならないのは前走条件特別組でしょう。
1着馬から3着馬の上位では、全部で16頭(準オープン特別11頭、1000万下(900万下)特別5頭)となっています。
その前走の施行距離ですが、2200mの2頭を除けば、残る14頭は2400mか2500mのレースとなっていました。
今回該当するのは、前走2400m芝の準オープン1着だったギュスターヴクライとトパンガの2頭となっています。


年齢は、連対馬では4歳が10頭と最も多く、続いて5歳が9頭、7歳が5頭、6歳が4頭となっています。
3着馬では、4歳が5頭、5歳が4頭、6歳も4頭、7歳が1頭となっています。


毛色は、連対馬では鹿毛が12頭と最も多く、あと栗毛が7頭、黒鹿毛が6頭、青鹿毛と芦毛、青毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が7頭、栗毛が4頭、栃栗が2頭、芦毛が1頭となっています。


父の血統は、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が13頭、ナスルーラー系、ノーザンダンサー系が各5頭、ミスタープロスペゥター系が3頭、マンノウオー系、トゥルビョン系が各1頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系が6頭、ヘイルトゥリーズン系が4頭、ナスルーラー系が2頭、ミスタープロスペクター系とサッカーボーイが各1頭となっています。


それから牝馬ですが、全部で10頭出走し、過去から順に、10着、12着、7着、2着(メジロトンキニーズ)、6着、6着、10着、15着、7着、10着となっています。


あともう一つ、配当面ですが、03年以降3連複の配当は、04年と11年を除きすべて万馬券となっています。
また、05年以降3連単の配当は、06年と11年を除きすべて10万を超える配当となっています。


以上ですが、今年も馬体重500kg以上の馬の取捨選択が大きなポイントとなりそうですね。
しかし、私事ですが、当日は仕事。馬体重は推測して予想しなくてはなりません。
ともかくも、前日に上記のデータを参考に、丁寧に検討して結論を出そうと思っています。
でも難解で予想に苦労しそうですね。




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コメント 4

bigonon

唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-02-14 22:17) 

bigonon

マユマユさん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-02-14 22:30) 

bigonon

馬爺さん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-02-14 23:55) 

bigonon

ritton2さん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-02-16 21:43) 

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