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第16回 武蔵野ステークスのデータ [競馬データ]

10日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


昨年までと同じ流れで見ていきます。

現施行の1600mダートになった2000年以降、01年の中山競馬場開催を除く10年、連対馬20頭、3着馬10頭からです。

昨年、ジャパンカップダートの前哨戦として、京都競馬場で「みやこステークス」が新設され、この武蔵野ステークスはそのあおりを受けて、昨年より1週遅れの開催となりました。
ということで、昨年からジャパンカップダートまで中3週から中2週の間隔となっています。
とりあえず、毎年触れていますが、ジャパンカップダートと直結しているのかどうかまず検証しておきたいと思います。
連対馬20頭のうちジャパンカップダートに出走したのは延べ11頭いました。
そのうち実際連対したのは、武蔵野S00年1着のサンフォードシチー(ジャパンカップダートで2着)、01年1着のクロフネ(同1着)、05年2着のカネヒキリ(同1着)、10年1着のグロリアスノア(同2着)の4頭となっています。
また3着になったのは、03年2着のハギノハイグレイドの1頭となっていました。
そして3着馬10頭では、そのうち2頭がジャパンカップダートに出走し、15着、3着という結果となっていました。
それから、武蔵野Sで3着以上をはずした馬がジャパンカップで巻き返して連対を果したのは、07年4着から2着となったフィールドルージュ、08年9着から1着となったカネヒキリ、09年8着からトパーズS勝ちを経て2着となったシルクメビウスの3頭となっています。
こう見てみますと、前哨戦には位置づけられるものの、現時点ではステップアップレースまではもう一歩という感じです。


さて、参考データに戻ります。
まず血統ですが、07年から昨年10年までの4年連続で、1着から3着までBMS(母の父)にこのレースでかつて強かったノーザンダンサー系の馬が1頭も絡みませんでした。ただ、その4年間の中の08年、2着に父がノーザンダンサー系(ストームバード系)のサンライズバッカスが三回目の連に絡み、また09年は、1着に父がノーザンダンサー系(ストームバード系)のワンダーアキュートが、また10年3着には父がノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)のブラボーディジーが入りました。
というように、何とかノーザンダンサー系の強さの片鱗みたいなのは残っているようです。

一応今年も、その過去の傾向であった、「このレースはノーザンダンサー系が強い」ということに再び触れておきたいと思います。
特にこのレースはBMSがノーザンダンサー系の馬が強く、連対馬20頭中8頭のBMSがノーザンダンサー系でした。
この8頭というのは、00年以降02年を除く06年までの6年間の連対馬12頭中のもので、この期間にとってはかなりの連対率の高いものでありました。

内訳は、ダンチヒ系、ヌレイエフ系、ニジンスキー系がそれぞれ2頭ずつ、ヴァイスリージェント系、ストームバード系が各1頭となっていました。
また、BMSがノーザンダンサー系でなかった10頭のうち5頭の父はノーザンダンサー系でした。
(ただし、その5頭中3頭はサンライズバッカスが3回連に絡んだもの、もう2頭は01年1着のクロフネと09年1着のワンダーアキュート)
つまり連対馬20頭中13頭がノーザンダンサー系絡みということになります。
ということで、基本的には連対馬ではノーザンダンサー系の強いレースと言えるかと思います。
しかし、先ほど触れましたように、ここ4年では、ノーザンダンサー系絡みは連対馬8頭中2頭とかつての強さに陰りを見せてきています。
特に08年は、出走馬16頭中10頭のBMSがノーザンダンサー系であったにもかかわらず、結局上位3頭は、BMSがノーザンダンサー系でなかった残り6頭の中で決まってしまいました。
さて今年も、ノーザンダンサー系絡みで勝負にいっていいものかどうか悩みます。

対して3着馬10頭では、まずBMSの中にはノーザンダンサー系だった馬は1頭もいませんでした。
代わりに、10頭中5頭のBMSがミスタープロスペクター系やアリダー系のネイティヴダンサー系、10頭中2頭のBMSがリボー系、あと残り3頭はサンデーサイレンス2頭、ナスルーラ系1頭となっていました。
それから父では、ブライアンズタイムが3頭、ノーザンダンサー系も3頭(ダンチヒ系2頭、ヴァイスリージェント1頭)、ミスタープロスペクター系が2頭、ワイルドアゲイン、ナスルーラ系(レッドゴッド系)が各1頭となっていました。

ちなみに今回の出走馬で、まずBMSがノーザンダンサー系の馬は、コンティネイト(ストームバード系)、シャア(ニジンスキー系)、シルクフォーチュン(ヌレイエフ系)、ビッグロマンス(リファール系)の4頭。
父がノーザンダンサー系の馬は、今回の出走はありません。
そして、BMSがネイティヴダンサー系の馬は、オオトリオウジャ、ナムラタイタンの2頭となっています。


次に臨戦過程ですが、連対馬では、前走が宝塚記念9番人気10着だったサイレントディール(03年1着)、前走マーチS4番人気8着だったサンライズバッカス(06年2着)、前走オープン特別4番人気9着だったダイショウジェット(09年2着)、前走3番人気9着のグロリアスノア(10年1着)の4頭を除いて、あとの16頭は前走掲示板に載っていました。
そして、08年1着となったキクノサリーレ(前走準オープン勝ち)の1頭を除く連対馬19頭の前走は重賞かオープン特別となっていました。
3着馬の前走では、10頭中7頭が重賞かオープン特別で掲示板に載っていました。
残りの3頭は、ベルモントパティ(04年、1000万下特別1着)、ワイルドワンダー(09年、1年前のジャパンカップダート10着)、ブラボーデイジー(10年、前走府中牝馬S8着)となっています。
この後者の前走重賞で掲示板をはずした2頭ですが、それぞれの前走のレースが、G1と芝のレースでしたので、あまり参考にはならないかと思います。

ちなみに、
今回の出走馬で前走重賞かオープン特別で掲示板に載っていたのは、16頭中7頭となっています。


次に年齢を見てみますと、1着馬では3歳が5頭、5歳が4頭、4歳が1頭となっていました。
2着馬では、4歳と6歳が各3頭、3歳と5歳が各2頭、7歳が1頭となっていました。
3着馬では、3歳、4歳、5歳、6歳、7歳が各2頭ずつとなっていました。


毛色は、連対馬では、鹿毛と黒鹿毛が各6頭、栗毛が4頭で、あと芦毛、青鹿毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が5頭、黒鹿毛が4頭、芦毛が1頭となっていました。


あと1番人気の馬ですが、10年中1着馬が2頭、2着馬が2頭、3着馬が1頭で、半分の5頭が複勝圏内をはずしていました。
また、3連単が始まった03年以降8年では、そのうち6年が10万以上の配当でした。
基本的には大荒れの傾向があります。
それから、毎年の単勝オッズを見てみますと、圧倒的1番人気の一本かぶりがあった年も含めて、00年を除く9年で、3着以内の単勝オッズは、少なくとも3頭中2頭が二桁オッズとなっていました。(09年のみ3頭とも二桁オッズ)



以上ですが、大荒れの傾向があるということで、かなり難解なレースですね。
少なくとも、人気と単勝オッズが出てから検討を始めた方がいいようですね。
その検討ですが、もし今年も昨年までと同じ傾向が続くと仮定するならば、単勝オッズ二桁の馬に着目しなくてはならないでしょうね。
ますます難しくなりました。
ともかく、今年も、ノーザンダンサー系絡みの馬の取捨選択から始めたいと思います。


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bigonon

唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m

by bigonon (2011-11-09 21:04) 

bigonon

やまちゃんさん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m

by bigonon (2011-11-09 21:05) 

bigonon

ritton2さん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m

by bigonon (2011-11-09 21:06) 

bigonon

くぼたんさん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m

by bigonon (2011-11-09 21:07) 

bigonon

馬爺さん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m

by bigonon (2011-11-09 21:09) 

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