第４７回　金鯱賞のデータ：bigononの競馬予想：SSブログ

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第４７回　金鯱賞のデータ　[競馬データ] [編集]

中京競馬場の名物レースです。
しかし、昨年から中京競馬場全面改修のため、昨年と今年は京都競馬場で同じ距離の２０００ｍで行われています。
とりあえずは一昨年０９年までの中京競馬場での「金鯱賞」のデータを載せ、その後、項目ごとに昨年１０年の京都競馬場でのこのレースの結果を載せて照らし合わせながら、検証していこうと思います。
Ｇ２競争となった９６年以降１４年、連対馬２８頭、３着馬１４頭からです。
中京競馬場での「金鯱賞のデータ」は、昨年と同じ内容を載せています。

まず当日の人気ですが、１番人気は８頭連対していて、その８頭中６頭は、０２年から０７年の６年連続連に絡んだものでした。（０８年は６着、０９年は１着）
その１番人気が連をはずした残り６年ですが、そのうち５年は、２番人気が１番人気の代役を果す形で連に絡んでいました。
あとの残り１年は、３番人気と４番人気との組み合わせとなっていました。
さらに細かく見てみますと、１番人気が連に絡んだ８年での連の相手は、２番人気が１回、３番人気が２回、４番人気が１回、５番人気が１回、６番人気が２回、８番人気が１回となっていました。
また、１番人気の代役を果たした時の２番人気が絡んだ５年での連の相手は、３番人気、５番人気、８番人気、９番人気、１１番人気の各１回となっていました。
以上から見てみますと、ほぼ固く収まる時と、「ひも穴」が相手に来る時とだいたい半々という傾向となっています。

さて、昨年の京都での１番人気の結果は、見事１着となりました。（アーネストリー）
そしてその２着は６番人気で（ドリームサンデー）、若干のひも穴となっていました。
こう見ると、中京での傾向を引き継いでいるようにも見えます。

次に、連対馬を単勝オッズでの組み合わせで見てみますと、それが顕著に現れています。
１４年間、連対馬の少なくとも１頭は、一桁オッズの馬が連に絡んでいるのですが、そのうち一桁オッズ同士の組み合わせは６年、一桁オッズと二桁ないし三桁との組み合わせは８年と、若干後者の方が上回っています。
また、片方の１頭の単勝オッズが４倍を切っていたのは１４年中１０年で、いずれも１番人気か２番人気でした。
さらに当日の人気のデータを３番人気も含めて見てみますと、まず、１番人気で３着になったのは２頭いましたから、結局１番人気は１４年中１０年で３着以上の上位着順に入っていたことになります。
残り３年は、いずれも２番人気が連対していました。
また、１番人気２番人気３番人気の３頭のうち２頭が３着以上の上位着順に入っていたのは、１４年中１０年となっていました。
また、単勝オッズが一桁の馬が２頭以上１着～３着まで入ったのは、１４年中１１年もありました。
しかしながら、そのうち３頭とも単勝オッズ一桁だったのは２年のみとなっています。

さて、昨年の京都での連対馬の単勝オッズを見てみますと、１着、１番人気アーネストリーが「２．９倍」、２着、６番人気ドリームサンデーが「１３．９倍」となっていました。
また、３着馬ですが、４番人気のスマートギアが入っていて、単勝オッズは「９．１倍」となっています。
傾向的には、中京での連対馬で上回った組み合わせ、「単勝オッズ一桁台と二桁台・・・」と同じで、また１４年中１０年と多かった「片方の単勝オッズが４倍を切っていた」というところも同じとなっています。
さらに、単勝オッズ一桁台が３着以内に２頭入ったところも、多いところの傾向を引き継いでいるように思えます。
ただ、「１番人気－６番人気－４番人気」という結果でしたので、「１番人気２番人気３番人気の３頭のうち２頭が３着以上の上位着順に入っていたのは１４年中１０年・・・」という多かったデータははずしたということになりました。

次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が１７頭、栗毛が７頭、黒鹿毛が３頭、青鹿毛が１頭と、とにかく鹿毛の強いレースとなっています。
３着馬では、１４頭中１１頭が鹿毛で、こちらも圧倒的に多くなっています。
それから、３着馬のあと残りは、栗毛、黒鹿毛、芦毛が各１頭となっています。
連対馬としては、０９年を除いて毎年必ず鹿毛が絡んでいて、また鹿毛同士で決着した年も５年ありました。
また、連対馬の毛色別の当日の人気を見てみますと、鹿毛の連対馬では、８番人気９番人気が各１頭以外残り１５頭は５番人気以上でした。
栗毛の連対馬では、１番人気が２頭、２番人気が３頭、６番人気が２頭となっていました。
あと、黒鹿毛の連対馬３頭は１番人気と８番任期、そして１１番人気となっていました。
また、青鹿毛の連対馬１頭は３番人気となっています。
３着馬では、栗毛と黒鹿毛のそれぞれ１頭は共に３番人気で、芦毛１頭は５番人気となっていました。
残り鹿毛の１１頭は、１番人気２頭、２番人気３頭、５番人気３頭、７番人気８番人気１０番人気が各１頭となっていました。

昨年の京都での各毛色も見てみますと、１着、１番人気アーネストリーが「鹿毛」、２着、６番人気ドリームサンデーが「青毛」、３着、４番人気スマートギアが「栗毛」となっていました。
一応、鹿毛馬が絡んでいるものの、あまり中京の時の流れとは関係ないように思われます。

次に臨戦過程ですが、連対馬では、宝塚記念の前哨戦らしく過去にＧ１を経験してきた馬の連対が目立っています。
特に、０１年以降７年では、０２年１着のツルマルボーイ、０４年２着のブルーイレヴンの２頭以外はすべてＧ１を経験していました。
また、このＧ１を経験していなかった２頭の共通点ですが、「大阪杯」を近走で走っていました。

ただ昨年は、出走馬中G１を経験していたのは、アーネストリーとドリームサンデーの２頭だけで、それがそのままそれまでのデータに反して１着、２着となってしまいました。
また、この２頭の近走を見てみますと、共に「大阪杯」の経験はありませんでした。

そして連対馬の前走の人気ですが、１４年間連対馬２８頭中、前走５番人気以上の上位人気だったのは２０頭となっていました。
その残り前走６番人気以下の８頭ですが、毛色を見てみますと５頭が鹿毛となっていました。
それから３着馬ですが、１４頭中５頭の前走が天皇賞（春）となっていました。
その着順は２着から１８着まで幅広かったのですが、その５頭のこの金鯱賞での当日の人気はすべて３番人気以上の上位人気となっていました。
また、前走天皇賞（春）以外の９頭ですが、３頭（前走６番人気１頭と前走１０番人気２頭）を除く６頭の前走の人気は５番人気以上となっていました。

さて、昨年京都での上位３頭の前走ですが、１着アーネストリーは、５ヵ月半前の中日新聞杯で１番人気１着となっていました。
２着ドリームサンデーは、ダートの重賞アンタレスSで１１番人気９着となっていました。
３着スマートギアは、オープン特別の都大路Sで１番人気６着となっていました。
これを見る限りでは、ドリームサンデーの前走は初ダートでしたので参考になりませんので、前走の人気に関しては引き継いでいるように見えます。
それから、参考までに、昨年唯一前走「天皇賞（春）」を走ったナムラクレセントが出走しましたが、２番人気８着という結果でした。

枠順の出目ですが、連対馬では８枠が７頭と一番多く、次いで３枠４枠５枠７枠が各４頭、２枠６枠が各２頭、１枠が１頭となっています。
３着馬では、５枠が５頭と最も多く、次いで３枠６枠７枠が各２頭、１枠２枠８枠が各１頭、４枠は無しとなっています。

ちなみに昨年ですが、「４枠－６枠－４枠」という結果でした。
やはり競馬場が変わると枠順の出目も変わるようです。

年齢ですが、連対馬では４歳が１２頭、５歳が７頭、６歳が６頭、７歳が３頭、８歳が３頭となっていました。
３着馬では、４歳５歳が各５頭、４歳がそれぞれ４頭となっています。

昨年の上位３頭の年齢ですが、「５歳－６歳－５歳」となっていました。
でも、これだけでは何とも言えないですね。

データ的なものは以上です。
でも参考になるかというとちょっと無理があるようですね。
やはり競馬場が変わるということは、似ていたとしても非なるものなのでしょうね。

あと、昨年と同様、１０月、１１月に京都２０００ｍ芝で行われているオープン特別レース、オパールS、そしてそのあと続いたアンドロメダＳの二つのレースの連対馬の人気の傾向だけ載せておきます。
０１年～０７年までのオパールＳ７レース、０６年～１０年までのアンドロメダＳ５レース、計１２レースでは、１番人気が連対したのはそのうち６レースで、残りの６レースの連対馬の最高人気は、２番人気が１レース、３番人気が２レース、４番人気が２レース、５番人気が１レースとなっていました。
それから、その相手の人気も見てみますと、５番人気以上が８レース、あと８番人気が２レース、９番人気、１０番人気が各１レースとなっていました。
こう見てみますと、中京で行われていた金鯱賞より若干荒れる傾向にあるようですね。
いずれにせよ、今年も１番人気の取捨選択が鍵となりそうです。
ともかく人気とオッズが出てから検討していきたいと思います。