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第16回 NHKマイルカップのデータ [競馬データ]

(5月5日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。)


第1回の96年から15年、連対馬30頭、3着馬15頭からです。

まず今年も、昨年までの予想データで出した連対馬の「父の血統」の傾向に、昨年の結果を加味してまとめてみようと思います。
15年間の出走馬269頭の父の血統からです。

まず連対馬30頭のうち、一番連対馬を出したのは父がヘイルトゥリーズン系の馬でした。
計61頭が出走し、そのうち10頭が連対、連対率は0.164と健闘しています。

その連対馬10頭の内訳ですが、アグネスタキオン、フジキセキ、マンハタンカフェ、タイキシャトルが各2頭、リアファン、サンデーサイレンスが各1頭となっています。
その10頭の前走、前々走の人気ですが、10番人気以上の人気となっていて、それぞれ人気の幅がある結果となっています。
それから前走、前々走の着順ですが、両方か片方で連対していました。


3着馬では、15頭中4頭がヘイルトゥリーズン系でした。(ブライアンズタイム、タイキシャトル、フジキセキ、アグネスタキオン)
その4頭の当日人気はそれぞれ1番人気、3番人気、6番人気、3番人気となっていました。
またその前走、前々走の人気はそのうち2頭が共に1番人気、あと、6番人気(皐月賞)、3番人気と、5番人気(皐月賞)、2番人気となっていました。
その前走、前々走の着順は、4頭中2頭が前々走で連対していました。


また、
その上位3着馬までの詳細ですが、「アグネスタキオン」は5頭の出走で1着2頭、3着が1頭。
「タイキシャトル」は8頭の出走で1着1頭、2着1頭、3着が1頭。
「リアファン」は2頭の出走で2着が1頭。
「サンデーサイレンス」は6頭の出走で、2着が1頭。(あと4着、9着、16着、11着、18着)
「フジキセキ」は7頭の出走で1着1頭、2着1頭、3着1頭。
マンハッタンカフェ」は3頭の出走で1着1頭、2着1頭となっています。

今回の出走馬でヘイルトゥリーズン系は、アドマイヤサガス、エーシンジャッカル(以上フジキセキ産駒)、アイヴィーリーグ(リンカーン産駒)、コティリオン、リアルインパクト(ディープインパクト産駒)となっています。
そのうち前走か前々走で連対していたのは、アイヴィーリーグ、エーシンジャッカル、コティリオン、リアルインパクトとなっています。

また、父が「ヘイルトゥリーズン」系の連対馬10頭のBMS(母の父)は、06年1着のロジック(BMSはプリンスリーギフト系)、10年1着のダノンシャンティ(BMSはナスルーラ系のネヴァーベンド系)、2着のダイワバーバリアン(BMSはミスタープロスペクター系のキングマンボ)を除く7頭がノーザンダンサー系となっていました。
3着馬の4頭では、
BMSはそれぞれ、ナスルーラ系のグレイソブリン系、ノーザンダンサー系、そしてミスタープロスペクター系が2頭となっていました。


さて、毎年触れていますが、G1でサンデーサイレンス産駒が優勝していないレースは、07年初めて安田記念で優勝しましたので、その時点ではこのNHKマイルCとジャパンカップダートの2レースのみとなっていました。
しかし、07年からNHKマイルCはその出走がなくなったため、サンデーサイレンス産駒で優勝馬が出ていないG1レースとして永遠に記録に残ることになりました。(ジャパンカップダートの方はまだマルカシェンクあたりが残っていますが厳しい状況になっています)
しかし、サンデーサイレンスの孫が06年と10年で1着から3着までを占めましたし(06年はアグネスタキオン産駒が優勝、フジキセキ産駒が2着3着、10年はフジキセキ産駒が優勝、マンハッタンカフェ産駒が2着、アグネスタキオン産駒が3着)、また08年アグネスタキオン産駒、09年マンハッタンカフェ産駒がそれぞれ優勝していますので、その仔たちはそのリベンジをすでに果たしていることになります。
また、安田記念とジャパンCダートでサンデーサイレンスの孫がすでに優勝していますので、06年NHKマイルでも優勝を果したことにより、すべてのG1でサンデーサイレンス系統が優勝を果たしていることになりました。


では話を戻しまして、次に多かったのは
ノーザンダンサー系で9頭連対していました。
その「ノーザンダンサー系」ですが、計59頭出走し連対馬は前述通り9頭ですから、連対率は0.153となります。
そのノーザンダンサー系の連対馬の中で一番目立っていたのは「ヴァイスリージェント」系でした。
11頭出走してその成績は、1着、2着、2着、6着、18着、6着、1着、7着、2着、14着、14着と約半分の5頭が連対しています。
あとの4頭は、「ニジンスキー」系、「ダンツィヒ」系、「ヌレイエフ」系、「リファール系」の各1頭ずつとなっていました。
また、その連対したノーザンダンサー系の馬の前走、前々走の人気を見てみますと、07年1着となったピンクカメオの前走桜花賞の8番人気(前々走は3番人気)、同じく2着のローレルゲレイロの前走皐月賞での9番人気(前々走は1番人気)の2頭を除き、残り7頭は前走と前々走とも5番人気以上の上位人気となっていました。
また着順ですが、こちらはすべて前走か前々走のどちらかで4着以上の成績を収めていました。

3着馬では、ノーザンダンサー系は14頭中3頭でした。(ダンツィヒ系、ニジンスキー系、リファール系)
しかしながらそれぞれの人気と着順は前走、前々走とも共通性はありませんでした。


今回の出走馬で父がノーザンダンサー系なのは、ヘニーハウンド(ストームバード系)、エイシンオスマン、キョウエイバサラ、クリアンサス、プレイ、マイネルラクリマ(ダンチヒ系)、ダンスファンタジア、フォーエバーマーク(フェアリーキング系)、テイエムオオタカ、リキサンマックス(リファール系)、ロビンフット(ニジンスキー系)となっています。
この中で、前走、前々走が5番人気以上の馬は、ダンスファンタジア、テイエムオオタカ、ヘニーハウンドとなっています。
また準じるのは、前走桜花賞12番人気5着だった(前々走は2番人気)のフォーエバーマークとなっています。


続いて多かったのは、ミスタープロスペクター系の8頭となっています
その連対率は75頭が出走しそのうち8頭連対ですから、約0.107になります。
そのミスタープロスペクター系のうち、一番率が高かったのは「ガルチ」で、3頭が出走しそのうち2頭が連対していました。
次は「キングマンボ」系で、8頭出走中2頭が1着、1頭が3着となっています。
続いて目立つのが「ファピアノ」系で、5頭が出走し、2着、3着、4着、18着、17着と1頭が連対、1頭が3着となっていました。
ちなみに、連対した父がミスタープロスペクター系8頭のうち、6頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。
あと2頭のBMSは、ボールドルーラー系とサンデーサイレンスとなっています。
また、この8頭の前走、前々走は、すべて両方とも4番人気以上の上位人気となっていました。
さらに当日の人気は、5番人気以上の上位人気となっていました。
そして、さらに着順ですが、少なくとも前走か前々走の両方か片方で連対していました。

それから3着馬も見てみますと、15頭中5頭がこのミスタープロスペクター系でした。
その内訳はジェイドロバリー系、ファピアノ系、キングマンボ系、アルデバランⅡ、アグネスデジタルとなっています。
またその5頭のBMSですが、いずれもノーザンダンサー系ではありませんでした。
それと前走、前々走の人気はそのうち3頭が両方3番人気以上となっていました。(あと2頭の前走の人気は二桁人気)
さらに当日の人気は、そのうち3頭が二桁人気でした。(あと2頭は3番人気、4番人気)
それから、ミスタープロスペクター系ではないですが、同じレイズアネイティブ系としてマジェスティックプリンス系1頭が3着に入っています。
ちなみにそのBMSはノーザンダンサー系ではなく、また前走、前々走はそれぞれ3番人気1番人気、当日は5番人気となっていました。

今回の出走馬でミスタープロスペクター系は、オメガブレイン(キングマンボ系)1頭となっています。
その
BMSはサンデーサイレンスで、前走は8番人気13着、前々走は3番人気1着でした。
もし出走してくれば、上記のデータを見る限りでは連対は厳しいですが3着になる可能性は十分あることになります。


あと残り3頭は父が「ナスルーラ」系で、58頭が出走し、3頭が連対、3着が2頭となっています。
連対率は0.052でした。
その内訳は、「ボールドルーラー」系が12頭出走し1着が1頭、「プリンスリーギフト」系が16頭出走し2着が1頭、「グレイソブリン」系が9頭出走し1着が1頭となっていました。
また、この連対馬3頭の前走、前々走の人気は8番人気以上で、前走はオープン特別か重賞で3頭とも連対していました。

3着馬の2頭は共に「レッドゴッド」系で、当日はそれぞれ1番人気、6番人気、前走、前々走の人気は連対馬と同じく8番人気以上となっていました。

今回の出走馬で父がナスルーラ系なのは、グランプリボス(プリンスリーギフト系)1頭で、前走、前々走とも重賞で5番人気以上、連対はありませんでしたが前走は3着でした。


それから血統を全体的に見てみますと、毎年取り上げていますが、連対馬30頭中24頭が、父あるいは母の父(BMS)のどちらかが「ノーザンダンサー」系絡みでした。
特に、昨年10年を除いて毎年必ず連対していました。

あとの残りのノーザンダンサー系絡みではない6頭ですが、父あるいはBMSが「ミスタープロスペクター」系が4頭、同じく父あるいはBMSが「ナスルーラ」系が4頭とどちらかの血統が絡んでいるか、あるいは両方重なっているか、そのどちらかとなっていました。
またその6頭の前走ですが、1着が4頭、2着が1頭、3着も1頭となっていて、そのレースはG2のニュージランドTかG1の桜花賞、そして毎日杯のどれかとなっていました。
対して3着馬では、ノーザンダンサー系絡みは15頭中4頭と連対馬に比べれば少なくなっています。



あとは、いつものデータを挙げていこうと思います。

毛色は、連対馬では鹿毛が14頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が4頭、青鹿毛、芦毛が各2頭、栃栗毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が7頭、黒鹿毛と栗毛が各3頭、芦毛、栃栗毛が各1頭となっています。


それから、臨戦過程で前走のレース別では、連対馬ではニュージランドTが12頭と最も多く、続いて毎日杯が6頭、それからG1の皐月賞と桜花賞、そしてG2のスプリングSが各3頭、弥生賞、オープン特別、そして500万下条件戦が各1頭ずつとなっていました。
さらに細かく見ていきますと、前走ニュージランドT以外の18頭は、04年2着のコスモサンンビーム以外は前走か前々走のどちらか両方かで連対経験がありました。
特に、前走オープン特別と500万下条件戦の2頭は、前走前々走とも1着となっていました。

3着馬でも、前走のレース別ではニュージーランドTが5頭と最も多く、続いてオープン特別が4頭(マーガレットS2頭、ベンジャミンS、橘Sが各1頭)、それから皐月賞も4頭、あと、フラワーCと500万下条件戦が各1頭となっています。


枠の出目ですが、連対馬では7枠が8頭、2枠と3枠が各5頭、1枠が4頭、5枠が3頭、4枠6枠が各2頭、8枠が1頭となっていました。
3着馬では、5枠が4頭、2枠3枠4枠7枠が各2頭、1枠6枠8枠が各1頭となっています。


以上ですが、今年もかなり悩みそうですね。
また一つ一つ丁寧に検討しながら結論を出していこうと思っています。


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bigonon

くぼたんさん、いつもnice! ありがとうございます(^^)

by bigonon (2011-05-04 11:54) 

bigonon

唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございます(^^)


by bigonon (2011-05-04 11:56) 

bigonon

ritton2さん、いつもnice! ありがとうございます(^^)

by bigonon (2011-05-04 12:18) 

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