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第46回 フローラステークスのデータ [競馬データ]

今年も昨年までと同じく、オークスのトライアルレースとしての検証から始めたいと思います。
89年以降、このフローラS(4歳牝馬特別)から計122頭オークスに出走していますが、結局6頭のみの連対(約5%)となっています。

内訳は、89年1着のライトカラー(2番人気5着から)、94年2着のゴールデンジャック(6番人気1着から)、01年1着のレディパステル(1番人気2着から)、同じく01年2着のローズバド(3番人気3着から)、07年2着のベッラレイア(1番人気1着から)、5番人気1着同着(1番人気1着から)となっていました。
少ない連対率ながら01年にワンツーがあるように、一応はトライアルとしては重要なレースに違いはないので今年もしっかり見ていきたいと思っています。


では、昨年までと同じ展開で見ていきます。
89年以降21年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。
途中で、01年に「4歳牝馬特別」からこの「フローラステークス」への名称変更、それから00年に1週早く施行が変更になっています。
まずは臨戦過程の前走ですが、G1の「桜花賞」、オープン特別の「忘れな草賞」、500万下条件戦の「ミモザ賞」の3レースの中からの連対が目立っています。
実に44頭中27頭を占めています。
また、00年にそれまでその3レースとの間隔が「中2週」だったのですが、施行が早くなり「中1週」へと変わりました。
それ以降多少傾向が変わってきています。
(ただ、そのあと、ミモザ賞だけは02年に施行が1週早くなり、このレースだけまた「中2週」に戻っています。)
その00年以前と以降に分けて詳細を見てみますと、まず00年より以前では、前走この3レースのいずれかを走ったのは22頭中19頭も占めていました。
対して00年以降では、中1週も影響しているのでしょうか、22頭中半分以下の7頭となっています。

それでは、そのレースごとで見てみましょう。
89年から99年までの11年間、前走が桜花賞だった馬は44頭出走して10頭連対していました。
対して00年以降10年間では、桜花賞組は11頭出走して連対馬はまだ出ていません。
ちなみに今回の出走馬で前走桜花賞だったのは、3番人気7着のダンスファンタジア1頭となっています。

続いて前走忘れな草賞だったのは、00年より前では、26頭出走して8頭連対馬を出しています。
対して00年以降では、145頭出走して3頭連対していました。
今回前走忘れな草賞だったのは、7番人気2着のハッピーグラス、9番人気4着のリトルダーリン、8番人気7着のマリアビスティーの3頭となっています。

それから前走ミモザ賞だったのは、00年より前では18頭出走し1頭という結果でした。
対して00年以降では23頭出走し5頭連対しています。
そのうち4頭は、やはり間隔が長くなった影響でしょうか、このミモザ賞の施行がさらに変わった02年以降のものとなっています。
しかしながら、今回は前走ミモザ賞の馬の出走はありません。

あと、残り前走が上記3レース以外の17頭ですが、まず00年より前ではそのうち3頭が連対していました。
その前走の内訳は、500万下条件1800
mダート戦で1番人気1着が2頭、あともう1頭は、フラワーC5番人気2着となっていました。
この3頭の当日の人気ですが、2番人気、3番人気、1番人気と上位となっていました。
00年以降では、前走が上記3レース以外は14頭連対していて、そのうち8頭は、前走フラワーC(6頭)、フィリーズレビュー(1頭)、アネモネ賞(1頭)のいわゆる桜花賞トライアルにあたるレースを走っていました。
その前走ですが、着順は6着以上、また当日の人気は6番人気以上の上位人気に推されていました。
今回の出走馬で、これらのレースで6着以上または6番人気以上だったのは、フラワーC2番人気4着のマイネイサベルの1頭となっています。
あと準じるところでは、前走フラワーカップ7番人気3着のマヒナ、同じく4番人気7着のサトノフローラといったところでしょうか。
あと桜花賞トライアル以外の残りの6頭は、00年の前走牝馬未勝利戦1番人気1着から挑んだマニックサンデー、03年の前走500万下条件戦9番人気7着から挑んだシンコールビー、06年の前走牝馬未勝利戦3番人気1着から挑んだブロンコーネ、07年前走500万下条件特別戦1番人気1着から挑んだベッラレイア、09年前走毎日杯6番人気7着から挑んだワイドサファイア、そして前走500万下条件特別戦5番人気1着から挑んだアグネスワルツとなっていました。
その6頭のそれぞれフローラSの当日人気は、ベッラレイアの1番人気とワイドサファイアの3番人気以外は9番人気、14番人気、8番人気、8番人気の下位人気となっていました。
この6頭ですが、すべてこのフローラSが初めての東京コースで、また前走は、1600mのアグネスワルツ以外は1800mあるいは2000mといわゆる中距離を走っていました。
そのうちシンコールビー、ワイドサファイア以外の4頭は前走1着で、またマニックマンデーとブロンコーネの2頭は、レース間隔が桜花賞や忘れな草賞と同じ「中1週」でした。(シンコールビー、ワイドサファイアは中3週、ベッラレイアは中4週、アグネスワルツは5ヶ月休養明け)
今回の出走馬で、前走東京未経験でなおかつ1800m芝か2000m芝を走って1着だったのは、セレブリティ(前走未勝利戦3番人気1着)1頭となっています。

それから3着馬の前走もここでまとめておきます。
こちらは、連対馬と違って施行云々とは関係ないように見えますので、全体的に3着馬22頭で見てみます

まず、連対馬で最初に挙げた3レースを前走で走ったのは22頭中8頭(桜花賞4頭、ミモザ賞3頭、忘れな草賞1頭)で、それ以外でいわゆる桜花賞トライアルと言われるレースを前走で走ったのは4頭(フラワーC2頭、フィリーズレビュー、チューリップ賞各1頭)となっていました。

あと残り10頭は、クイーンC1頭、オープン特別1頭、500万下条件戦(ミモザ賞以外)5頭、未勝利戦3頭となっていて、04年3着ムーンフェイズの前走500万下条件特別5着、103着のブルーミングアレーの前走クイーンC5着の2頭以外はすべて前走1着でした。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が20頭、黒鹿毛が12頭、栗毛が9頭、青鹿毛が2頭、芦毛が1頭となっています。
特に、99年以降から06年、09年を除く10年で、黒鹿毛か青鹿毛が絡んでいました。
今回では、黒鹿毛はカトルズリップス、マリアビスティー、メジロミドウ、リトルダーリンの4頭、青鹿毛はなしとなっています。
3着馬では、22頭中鹿毛が12頭、栗毛が6頭、それ以外は、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛が各1頭となっていました。


次に父の血統ですが、サンデーサイレンスがこのレースで初めて連対した95年以降16年連対馬32頭から見てみますと、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が20頭、ナスルーラ系が5頭、ノーザンダンサー系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭、ディクタス系(ナリタトップロード)、トゥルビョン系(メジロマックイーン)が各1頭連対していました。
3着馬は、95年以降15頭では、ヘイルトゥリーズン系が7頭、ノーザンダンサー系とナスルーラ系が各3頭、ミスタープロスペクター系(エルコンドルパサー、ウオーエンブレム)が2頭、トゥルビョン系(シンボリルドルフ)が1頭となっています。


馬体重ですが、450kg以下の軽い馬は、89年以降44頭中23頭連対していました。
3着馬では、21頭中13頭となっています。
最高馬体重ですが、連対馬では昨年08年6番人気2着となったカレイジャスミンの486kg、3着馬では91年3番人気3着となったミルフォードスルーの492kgとなっていました。


以上ですが、今年も難解そうですね。
ともかく、一つ一つ丁寧に検討していきたいと思います。


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bigonon

ritton2さん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>

by bigonon (2011-04-21 20:58) 

bigonon

唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>

by bigonon (2011-04-22 20:01) 

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