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第61回 ダイヤモンドステークスのデータ [競馬データ]

施行が2月に変更になった97年以降、03年の中山競馬場開催を除く13年、連対馬26頭、3着馬13頭からです。
04年から3200mから3400mに変更になっていますが、臨戦過程など影響がないように思われますので昨年までと同様そのままでいきます。
また、今年からは昨年までより1週施行が遅くなっています。
いつものように昨年までと同じ流れで見ていきます。


最初に今年も馬体重のデータから始めます。
まず、06年までは一度も500kg以上の馬が連対したことがなかったレースでした。
しかし07年は、2着に初めて当日馬体重500kg(前走498kg)のエリモエクスパイアが入り、
さらに続く08年も、2着に当日516kg(前走も同じ)の2番人気コンラッドが入りました。
そして
09年には、1着の2番人気モンテクリスエスが当日536kg(前日530kg)、2着の12番人気ブレーヴハートが当日522kg(前日520kg)と、2頭ともそれまでの馬体重を更新してしまいました。
結局、06年まで1頭も連対していなかった当日馬体重が500kgを越えた馬が、07年以降の3年間で連対馬6頭中4頭も占めたことになります。
ところが、昨年10年は1着馬2着馬共に484kgと、06年以前に戻った感がいたしました。
しかしながら、昨年の3着馬ドリームフライトは当日の馬体重504kg(前走506kg)で、一応前年までの傾向を違う形で引き継いだことになります。
実は、馬体重500kg以上の馬が3着に入ったのは昨年が初めてでした。

一応ここで、この馬体重の傾向のまとめたデータを今年も載せておきます。
昨年までの該当する13年間(中山開催を除く)で、当日馬体重500kg以上で出走したのは全部で43頭。
その中で3着以上の上位となったのは、上記で挙げましたここ4年のエリモエクスパイア、コンラッド、モンテクリスエス、ブレーヴハート、ドリームフライトの5頭ということになります。
また、その中でも毎年取り上げていますが、特に04年では、出走馬11頭中上位3着までが500kg以下、4着以下はすべて500kg以上の馬というおもしろい結果となっていました。
また、馬体重490kg台もあげておきますと、連対馬は3頭、3着馬は08年に1頭490kgの馬が入っているのみとなっています。
どちらにせよこの06年以降を度外視すれば、基本的に大型馬が有利なレースとは言えないものとなっています。
しかし、除いた2003年の中山開催では、1着から3着の上位3頭はすべて500kgを超える馬となっていました。
このあたり、長距離戦はスタミナ勝負だと思いますので、やはり馬体重の重い馬の方が有利だと思ってしまいます。
そういう意味では、中山でのこの結果は順当だと思うのですが、東京ではどうもそうではないようです。
ただ、最近重い馬が絡みだしたのは、もしかしたら、東京競馬場の改修に関係があるのかも知れませんね。

さて、当日500kgを超える出走馬ですが、はっきりわかるのはやはり発走1時間ちょっと前ですので、予想する段階では推測で考えなければならないことになりそうです。
ちなみに、今回の出走馬で前走馬体重500kg以上の馬は、イケドラゴン(540kg)、キングトップガン(518kg)、ゲシュタルト(506kg)、コスモヘレノス(518kg)、ビートブラック(522kg)、モンテクリスエス(552kg)の6頭となっています。
また、前走馬体重490kg台の出走馬ですが、シャインモーメント(490kg)、ミヤビランベリ(496kg)の2頭となっています。

ともかく、今年もこの前走490kg台以上の8頭の取捨選択にはかなり悩むことになりそうです。


次に、ハンデ戦なのでその傾向を見てみますと、一番連対が多かった重量は53kgで5頭となっています。
続いて54kgと55kgが各4頭となっていました。
それから57kgが3頭、
そして、50kg、51kg、52kg、56kg、57.5kgが各2頭となっていました。
3着馬では54kgと55kgが各3頭、50kg、52kg、57.5kgが各2頭、53kgが1頭となっています。
つまり、連対馬26頭頭中15頭、3着馬13頭中8頭が54kg以下の重量ということになります。

ハンデ頭ですが、97年から順に、9着、13着、13着、3着(57.5kg)、8着、2着(57.5kg)、《1着(56kg)、9着》、3着(57.5kg)、5着、13着、1着(57.5kg)、《7着、9着、12着》、5着となっていて、16頭中3頭が連対、2頭が3着という結果となっています。


臨戦過程ですが、前走及び前々走で両方か片方で連対していた馬は、連対馬26頭中18頭いました。
今回の出走メンバーでは、アースシンボル、キタサンアミーゴ、コスモヘレノス、コスモメドウ、スノークラッシャー、ビートブラック、ミヤビランベリ、モンテクリスエスの8頭となっています。
残りの前走または前々走で連対していなかった8頭ですが、そのうち2頭はそれまでに同じダイヤモンドSで優勝した経験がありました。(ユウセンショウ、ユーセイトップラン)
今回、一昨年このレースで優勝したモンテクリスエスが出走しています。
しかしながら、モンテクリスエスは今回、前走万葉Sで2着と連対していました。

そして残りあとの6頭ですが、ハンデでの重量はそれぞれ、50kg、52kg、54kg、50kg、53kg、53kgとすべて54kg以下と軽ハンデとなっていました。
また、その中の4頭は、前走か前々走で3000m芝の万葉Sを走っていました。

これに該当(前走、前々走共に連対がなく万葉Sを出走していた馬)するのは、シャインモーメント(前々走万葉S6着、重量53kg)とビービーファルコン(前走万葉S5着、重量54kg)の2頭となっています。
あと最後に残った2頭は06年2着のメジロトンキニーズと07年2着のエリモエクスパイアで、それぞれ過去に2500m芝と2400m芝で掲示板に載っていました。
結果論としてこの2頭の強いてあげられる連対要因としては、昨年までとまったくほとんど同じ文章で挙げていきますと、ハンデがそれぞれ50kgから54kgの間という軽ハンデであったこと、またそれまでそれぞれ共に2400m以上で良績があったこと、こういったことがあげられるかと思います。
また、メジロトンキニーズの方は、東京巧者であったことや父がこのレースで連対が多かったダンスインザダークであったことがあげられますし、エリモエクスパイアの方は、この時点では東京初出走でわからなかったのですが、恐らくこの馬も結局のところ巧者の部類に入ると思われますし、何と言っても、これもこの時点ではわからなかったことですけれど、その翌年の天皇賞(春)で見事2着に入るほどの長距離適性が元々あったこともあげられるかと思います。
ただ、今回の出走馬の中で、この2頭に該当しそうな馬は見当たりませんでした。
強いて言えば、目黒記念2着となったイケドラゴンか、重量55kgのスリーオリオンでしょうか。



それから臨戦過程での前走及び前々走のレースの中で注目せねばならないのは、「万葉ステークス」組でしょう。
該当期間の過去13年、上位1着から3着馬まで計39頭で見てみますと、その万葉S組が1頭も出走しなかった00年を除く12年で、少なくとも1頭は必ず入っていました。(そのうち97年、98年、99年、02年、05年の5年では2頭入っていました)
結局全部で42頭中17頭(前走が13頭、前々走が4頭)が3着以内に入ったことになります。

その万葉Sの時のそれぞれの着順は、1着が5頭、2着が3頭、3着が4頭、4着が1頭、6着が3頭、7着が1頭となっています。
今回の出走馬で、前走か前々走で万葉Sを走っていたのは、コスモメドウ(1着)、モンテクリスエス(2着)、スリーオリオン(3着)、ビービーファルコン(5着)、シャインモーメント(6着)の5頭となっています。

もう一つ注目せねばならないのは前走条件特別組でしょう。
1着馬から3着馬の上位では、全部で15頭(準オープン特別10頭、1000万下(900万下)特別5頭)となっています。
その前走の施行距離ですが、2200mの2頭を除けば、残る13頭は2400mか2500mのレースとなっていました。
今回該当するのは、前走2400m芝の準オープン1着だったキタサンアミーゴとなっています。
準じるのは、前走2000m芝の準オープン1着だったスノークラッシャーといったところでしょうか。


年齢は、連対馬では5歳が9頭と最も多く、続いて4歳が8頭、7歳が5頭、6歳が4頭となっています。
3着馬では、4歳が5頭、5歳が3頭、6歳が4頭、7歳が1頭となっています。


毛色は、連対馬では鹿毛が10頭と最も多く、あと栗毛が7頭、黒鹿毛が6頭、青鹿毛と芦毛、青毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が7頭、栗毛が3頭、栃栗が2頭、芦毛が1頭となっています。


父の血統は、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が12頭、ナスルーラー系、ノーザンダンサー系が各5頭、ミスタープロスペゥター系が2頭、マンノウオー系、トゥルビョン系が各1頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系が6頭、ヘイルトゥリーズン系が3頭、ナスルーラー系が2頭、ミスタープロスペクター系とサッカーボーイが各1頭となっています。


それから牝馬ですが、全部で8頭出走し、過去から順に、10着、12着、7着、2着(メジロトンキニーズ)、6着、6着、10着、15着となっています。


あともう一つ、配当面ですが、03年以降3連複の配当は、04年を除きすべて万馬券となっています。
また、05年以降3連単の配当は、06年を除きすべて10万を超える配当となっています。


以上ですが、今年も馬体重500kg以上の馬の取捨選択が大きなポイントとなりそうですね。
なかなか難解ですけど、丁寧にひも解きながら検討していきたいと思います。


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bigonon

唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございます(^。^)

by bigonon (2011-02-18 20:34) 

bigonon

kenzさん、いつもnice! ありがとうございます(^。^)

by bigonon (2011-02-19 09:21) 

bigonon

やまちゃんさん、いつもnice! ありがとうございます(^。^)

by bigonon (2011-02-19 13:52) 

bigonon

f1wgpさん、いつもnice! ありがとうございます(^。^)

by bigonon (2011-02-19 13:54) 

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