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第61回 阪神ジュベナイルフィリーズ [競馬データ]

90年からは阪神3歳牝馬ステークスとして、そして01年からは阪神ジュベナイルフィリーズと名称変更となって今日に至っています。
2歳(00年以前は3歳)の牝馬No.1を決めるG1レースとしては結構歴史があります。
ただし、阪神競馬場がリニューアルされてからは、06年、07年、08年とまだ3回しか行われていません。
その施行されている阪神1600m芝は、そのリニューアル前後ではまったく形態が変わってしまいました。
とりあえずそのリニューアル後の3回のデータを単純にそのまま載せておきたいと思います。

まず当日の人気ですが、(  )内単勝オッズ
06年は、4番人気(11.1倍)-1番人気(1.6倍)-2番人気(8.9倍)
07年は、3番人気(6.6倍)-8番人気(16.0倍)-2番人気(5.5倍) 1番人気(3.9倍)は4着
08年は、1番人気(2.2倍)-3番人気(8.4倍)-4番人気(11.9倍)
となっていました。
3年とも比較的上位人気の馬が入っていました。

血統ですが、まず父は、
06年は、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
07年は、ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ミスタープロスペクター系
08年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
となっていました。
またBMS(母の父)は、
06年は、ナスルーラ系(ネヴァーベンド系)-ミスタープロスペクター系-アリダー
07年は、サンデーサイレンス-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)
08年は、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)-ネイティヴダンサー系-ミスタープロスペクター系
となっていました。

出目ですが、
06年は、1枠-5枠-2枠
07年は、7枠-5枠-5枠
08年は、7枠-1枠-5枠
となっていました。
一応毎年5枠が3着以内に入っていました。

毛色ですが、
06年は、鹿毛-鹿毛-鹿毛
07年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
08年は、黒鹿毛-栗毛-鹿毛
となっていました。

臨戦過程では、全体的に見ていきますと、前走はすべて連対(1着が6頭、2着が3頭)していました。

前々走は、07年2着のレーヴダムールと08年3着のミクロコスモス(いずれも前走が初出走の新馬戦)を除く7頭は、1着が5頭、2着、3着が各1頭となっていました。そして、それぞれのデビュー戦ですが、1着4頭、2着4頭、3着1頭となっていました。


以上、リニューアル後に行われた阪神ジュベナイルフィーリーズの3回のデータを単純に列挙させていただきましたが、あとは、一昨年、昨年と触れた、リニューアル後の「阪神1600m芝」の人気等の傾向を挙げていこうと思います。
06年、07年のデータはそのままコピーで、続いて08年(08年12月から09年10月4日まで)のデータを載せておきます。


まず、リニューアルされて再開された06年12月から翌07年9月30日までを見てみますと、施行条件に関係なく計44レースあったのですが、1番人気が連対したのは29レース(約66%)ありました。
また、1番人気が連をはずした残り15レースのうち11レースは代わりに2番人気がその代役を果たしていました。
ということは、1番人気と2番人気が共に連をはずしたのは、結局4レースということになります。
ちなみに、その4レースは、4/15の3歳未勝利戦(1着~3着の人気の組み合わせは11-6-1人気)、7/1の米子S(4-8-7人気)、9/9の3歳未勝利戦(13-11-2人気)、9/16の2歳新馬戦(6-4-5人気)となっていて、そのうち2レースが3着に1番人気あるいは2番人気が入っていました。
そして、07年12月から翌08年10月5日まででは、計49レースありますが、1番人気が連対したのは24レース(約49%)と連対率は前年より下がっています。
そして、1番人気が連をはずした残り25レースのうち2番人気がその代役を果たしたのは7レースと、前年に比べかなりその率は下がっていました。
つまり、1番人気と2番人気が共に連をはずしたのは18レースということになり、前年に比べかなり荒れる傾向になっていることがよくわかるかと思います。』  


続いて、08年12月から翌09年10月4日まででは、前年と同様計49レースあって、そのうち1番人気が連対したのは21レース(約43%)とさらに連対率は前年より下がっていました。
そして、1番人気が連をはずした28レースのうち2番人気が代役を果たしたのは13レースで、結局1番人気と2番人気が共に連をはずしたのは15レースということになります。
ということで、依然荒れる傾向にはあるものの、前年に比べれば若干荒れ方がゆるやかになっています。


また、06年12月から翌07年9月30日まででは、3着以内に1番人気と2番人気が共に入ったレースは44レース中24レース(55%)ありましたが、07年12月から翌08年10月5日まででは49レース中10レース(約20%)とこれも顕著に下がっていることがわかります。
ちなみに、逆に固く収まったレースも、06年12月から翌07年9月30日まででは10レース(約23%)、07年12月から翌08年10月5日まででは4レース(約8%)とこちらの率も下がっています。』


08年12月から翌09年10月4日まででは、3着以内に1番人気と2番人気が共に入ったレースは49レース中12レース(約24%)とこちらも若干回復しています。
また、1番人気と2番人気の組み合わせで固く連が決まったのは7レース(約14%)で、これに関しても若干良くなっています。


『もう一つ、連対馬の血統の比較も出しておきます。

06年12月から翌07年9月30日までの連対馬88頭中で、父の血統では、ヘイルトゥリーズン系が48頭(そのうちサンデーサイレンス系が34頭)、ノーザンダンサー系が21頭、ミスタープロスペクター系が10頭、ナスルーラ系が9頭となっていました。
BMS(母の父)の主なところでは、ノーザンダンサー系が32頭、ナスルーラ系が22頭、ミスタープロスペクター系が11頭と続いています。
07年12月から翌08年10月5日までの連対馬98頭で、父の血統では、ヘイルトゥリーズン系が58頭(そのうちサンデーサイレンス系が43頭)、ノーザンダンサー系が22頭、ナスルーラ系が12頭、ミスタープロスペクター系が5頭、ワイルドラッシュが1頭となっていました。
BMSの主なところでは、ノーザンダンサー系が30頭、ヘイルトゥリーズン系が22頭、ナスルーラ系が18頭、ミスタープロスペクター系が11頭と続いています。
特に目立つのは、父、BMS共にヘイルトゥリーズン系、特にサンデーサイレンス系が増えているところでしょう。』


08年12月から翌09年10月4日までの連対馬98頭で、父の血統では、ヘイルトゥリーズン系が60頭(そのうちサンデーサイレンス系が45頭)、ノーザンダンサー系が18頭、ミスタープロスペクター系が11頭、ナスルーラ系が7頭、サッカーボーイ系とマンノウオー系が各1頭となっています。
BMSの主なところでは、ノーザンダンサー系が33頭、ナスルーラ系が24頭、ミスタープロスペクター系が
18頭、ヘイルトゥリーズン系が17頭となっていました。


以上ですが、このレースも上記を参考として一つ一つ丁寧に検討して結論を出していきたいと思います。




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bigonon

うまNAVIさん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2009-12-12 08:44) 

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