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第41回 函館2歳ステークス [競馬データ]

今年の函館2歳ステークスは、函館記念同様スタンド改築工事のため札幌競馬場で行なわれます。
9月前半に行なわれる札幌2歳ステークスが1800m芝での施行ですので、今年は札幌2歳ステークスが1200m芝と1800m芝と距離を変えて2回行なわれると言ってもいいかも知れません。

ともかくも、まずは従来の函館競馬場で行なわれていたデータを挙げながら、それに札幌施行での1200m芝で行なわれた2歳戦オープン(すずらん賞)と対比しつつ検討していきたいと思います。
現在の施行になった97年以降12年間、連対馬24頭、3着魔12頭からです。

まずは、このレースの特徴である、「牝馬が強い」、「血統でノーザンダンサー系絡みが強い」、それに「毛色で鹿毛の馬がそれほど強くない」という3つの観点から今年も検証していきたいと思います。

まず「牝馬が強い」ということですが、連対馬では01年以外必ず牝馬が絡んでいて、24頭中14頭が連対していました。
特に99年、03年、07年の3回、牝馬のワンツーとなっていました。
牡馬のワンツーとなった01年も、3着~5着は牝馬でした。
つまり、その01年の3着馬は牝馬ということですので、過去12年間では少なくとも1頭は牝馬が3着以内にいたということになります。
ただし、牝馬のワンツースリーはまだ出ていません。
一応全体的なデータも出しておきますと、1着馬では7頭が牡馬、5頭が牝馬、2着馬では9頭が牝馬、3頭が牡馬、3着馬では8頭が牡馬、4頭が牝馬となっています。
対して、施行月日が2ヶ月ほどの違いはありますが、同じ2歳オープンの札幌開催のすずらん賞(06年1着入線の牝馬クーヴェルチュールの10着降着がありますが、公式着順通りでいきます)の同時期では、1着馬では7頭が牝馬、5頭が牡馬、2着馬では7頭が牡馬、5頭が牝馬、3着馬では7頭が牡馬、5頭が牝馬となっていて、函館2歳Sと比べて若干牡馬が勝っています。
ただ、こちらは、牡馬のワンツースリーが4年、牝馬のワンツースリーが2回出ていて、函館2歳Sとは違った傾向が見られました。
ちなみに、今回の出走登録馬では、16頭中牝馬は6頭となっています。

次に、「血統でノーザンダンサー系絡みが強い」ということですが、父もしくはBMS(母の父)のどちらかかまた両方でノーザンダンサー系が絡んだ馬は、24頭中18頭となっていました。
その残りの6頭、つまり父にもBMSにもノーザンダンサー系が見られなかった連対馬は、98年1着のリザーブユアハート、03年1着のフィーユドゥレーヴ、06年1着のニシノチャーミー、07年1着のハートオブクイーン、同2着のジョイフルスマイル、08年1着のフィフスペトルで、そのうち6頭中5頭が勝っていました。
またその6頭中4頭の前走は新馬戦1着で、あと2頭(昨年の連対馬)はそれぞれのラベンダー賞1着、未勝利戦1着となっています。
余談ですが、07年の連対馬はノーザンダンサー系絡みではない馬が来たわけですが、この年のノーザンダンサー系絡みの出走馬は11頭中3頭と例年になく少ないものでした。
しかし、この3頭の成績は、2番人気3着(イイデケンシン)、10番人気4着(ホウザン)、9番人気5着(アポロフェニックス)とすべて掲示板に載ってしまいました。
善戦しても連対しなければそれまでですが、それでもこの結果はこのレースでのノーザンダンサー系絡みの強さを物語るものがあります。
ちなみに3着馬では、97年以降12頭中6頭と、連対馬ほど強さを発揮していない結果となっています。
対してすずらん賞では、ノーザンダンサー系絡みは同時期の連対馬24頭中9頭と函館2歳Sと比べるとかなり少なくなっていました。
3着馬も、12頭中5頭と函館2歳Sの3着馬同様少ないものとなっていました。
今回の出走馬を見てみますと、出走馬16頭中ノーザンダンサー系絡みの馬は、エスカーダ、カネスフォルテ、キョウエイアシュアラ、クロガネ、クロワラモー、ショウナンカガリビ、ドナルドバローズ、バトルレッドの8頭となっています。

それから、「鹿毛の馬がそれほど強くない」ということですが、連対馬24頭の毛色の内訳は鹿毛が8頭、黒鹿毛、栗毛が各6頭、青鹿毛が3頭、芦毛が1頭となっていて、一応鹿毛は黒鹿毛、栗毛より2頭多いトップとなってはいますが、割合から言えば鹿毛の8頭はそれほど高い数字とは言えないと思われます。
ただ、3着馬では、鹿毛が12頭中7頭と最も多く、あと黒鹿毛、栗毛が各2頭、芦毛が1頭となっていました。
対してすずらん賞では、連対馬24頭中鹿毛は10頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が4頭、芦毛が3頭、青毛が1頭と若干こちらの方が鹿毛優勢かなという程度となっています。
3着馬では、12頭中8頭10頭と函館2歳S同様、こちらも鹿毛馬はがんばっていました。


あと、函館2歳Sでの他のデータも列挙しておきたいと思います。
まず前走ですが、もちろん新馬戦勝ちの馬が圧倒的に多く24頭中14頭となっています。
ちなみに、その14頭の前走での人気ですが、1番人気が10頭、2番人気が3頭、3番人気が1頭となっていました。
3着馬では、前走新馬戦だったのは12頭中8頭で、その人気は1番人気4頭、3番人気2頭、4番人気1頭、8番人気1頭となっています。
次に目立っていたのが前走「ラベンダー賞」組で8頭連対しています。
そのうち7頭は、ラベンダー賞の連対馬で、残り1頭は3着となっていました。
ちなみに、97年以降ラベンダー賞連対馬は24頭中17頭が函館2歳Sに出走しています。
また、連対したラベンダー賞組8頭のうち07年1着のハートオブクイーンを除く7頭がノーザンダンサー系絡みの馬となっていました
3着馬では、前走「ラベンダー賞」組は12頭中2頭が入っており、その2頭ともラベンダー賞では2着でした。
ちなみに、今回の出走馬で前走ラベンダー賞で3着馬以内に入っていたのは、1番人気1着のキョウエイアシュラ、2番人気2着のチェリーソウマとなっています。
あと連対馬残り2頭ですが、前走未勝利戦勝ちとなっていました。
その人気は1番人気と5番人気となっていました。
3着馬でも残り2頭の前走は未勝利戦勝ちで、それぞれの人気は1番人気3番人気となっています。

以上ですが、やはり競馬場が変わっているところが悩みの種となりそうですね。
また改めて丁寧に検討して結論を出していこうと思っています。



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aosima0714

初めまして!
遊びに来ました!
良かったら私のブログに来てくださいね!
これから、ちょこちょこ遊びにきます!よろしくです<m(__)m>
by aosima0714 (2009-08-07 11:33) 

bigonon

aosima0714さん、たびたび遊びに来て下さいましてありがとうございます。
またよろしくお願いいたしますm(__)m
by bigonon (2009-08-07 11:50) 

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