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第5回 カペラステークスのデータ [競馬データ]

6日に出走馬が確定しましたので修正更新いたしました。


昨年までとまったく同じ流れで見ていきます。

08年から始まったレースで、今年で5回目になります。
基本的には、その08年の1月まで施行されてきたガーネットステークスの代わりに位置づけられるレースで、1ヶ月早くなったことになります。
ただし、それまでのガーネットSは1月施行でしたので条件は4歳以上でしたが、カペラSは12月ですので3歳以上となります。
ということで、今年もこのガーネットSの過去のデータを挙げながら、その中に過去4回のカペラSを織り交ぜて展開していきたいと思います。
97年に重賞となった第1回から、02年の東京競馬場での開催を除く、08年の第12回までのガーネットS11年、連対馬22頭、3着馬11頭からです。
ただし、最初は別定戦で行われていましたが、03年の第7回からハンデ戦に変更になっています。(カペラSは別定戦となっています。)

まず、毎年取り上げている「前走の着順」から入りたいと思います。
それは、「まゆつばもの」のデータになるかも知れませんが、前走「1着」「4着」「7着」の馬が結構連対しているというものです。
この11年間連対馬22頭で見てみますと、前走1着馬が8頭、前走4着馬が6頭、前走7着馬が2頭と計16頭もの連対馬を生み出しています。
また、あと残りの6頭の前走ですが、2着が1頭、3着が2頭、5着が1頭、6着が1頭、11着が1頭となっていました。
この6頭の共通点ですが、前走2着で、前々走は11着だった05年2着のエンゲルグレーセを除く5頭の前々走はすべて1着でした。
3着馬では、前走1着馬が3頭で、前走4着馬と7着馬はいませんでした。
あと残りは、2着が2頭、5着、8着、10着、11着、12着、15着が各1頭と下位着順が目立っていました。

さて過去4回のカペラSでは、まず08年は、1着馬ビクトリーテツニーの前走は1着で、2着馬スリーアベニューの前走は17着、ただしこれは芝のレースでのもので、このスリーアベニューは、その年の始めの08年1月に行われた最後のガーネットSでは2着でした。
そして、3着馬フジノウェーブの前走は7着でした。
09年は、1着馬ミリオンディスクの前走は2着、2着馬ダイワディライトの前走は1着、3着馬グランドラッチは4着となっていました。
10年は、1着馬セイクリムズンの前走は1着、2着馬ティアップワイルドの前走は13着、3着馬エノクは1着となっていました。
11年は、1着馬ケイアイガーベラの前走は2着、2着馬ティアップワイルドの前走は5着、3着馬タイセイレジェンドは8着となっていました。
整理しますと、連対馬8頭では、前走1着が3頭、前走2着が2頭、前走5着が1頭、前走13着が1頭、前走17着(芝のレース)が1頭となっています。
3着馬4頭では、前走1着、4着、7着、8着、各1頭となっています。


結局連対馬では、08年の1着馬、09年2着馬、10年1着馬の3頭がそれぞれの前走が1着と一応当てはまった形となりました。
あと、08年の2着馬の前走17着は、まゆつば的に考えればこれもありかなとも思いましたが、09年と10年のそれぞれの1着馬の前走2着、10年2着馬の前走13着、11年2着馬の前走5着はこのデータには当てはまらなかったですね。
やっぱり無理やり当てはめようという感があって、あまり前走のこのまゆつば的なデータは意味がないような気がいたします。

あと無理やりついでに、
最初の3年間のカペラSでは、毎年片方の前走は「1着」となっていて、昨年の片方は前走「2着」となっていたということで、とりあえず、軸という部分では、前走「1着馬」ないし前走「2着馬」に気を留めた方がいいかも知れませんね。
そのそれぞれの当日の人気ですが、4番人気、1番人気、3番人気、2番人気となっています。
それから3着馬ですが、昨年の前走8着を除いて、それぞれ前走「7着」、「4着」、「1着」と、それまで来なかった連対馬のまゆつばもののデータの前走着順が、3年連続来ていました。
ということで、先ほどは意味がないような気がするとは書きましたが、一応は、心の隅でちょっとだけこのまゆつばもののデータを気に留めた方がいいかも知れませんね。
ちなみに今回の出走馬(16頭)では、まず前走1着馬は5頭(アーリーデイズ、エーシンウエズン、スリーボストン、タイセイシュバリエ、ティアップワイルド)、前走2着馬は今回はなし、そして、まゆつばものの着順、前走4着馬はなしで、前走7着馬は1頭(マルカバッケン)となっています。


次にガーネットSの当日の人気ですが、まず1番人気の馬は11年中6年で連に絡んでいました。
その1番人気をはずした5年のうち、6番人気-7番人気で決まった06年を除く4年は、2番人気が2回、3番人気が2回とそれぞれ1番人気の代役を果たしていました。
その06年も、ハナ差の3着に2番人気のコパノフウジンが入っていました。
また、3番人気が代役を果した2回での3着馬はそれぞれ1番人気、2番人気となっていました。
ただ10年間で、1番人気2番人気で決着したのは1回だけとなっています。
ともかくガーベラSの時毎年書いていましたが、基本的には1番人気か2番人気の両方かあるいはどちらかが上位3頭の中の中心馬であったと言えるかと思います。

では過去3年のカペラSの上位人気の馬はどうだったかと言いますと、まず1回目の08年では、1番人気ダイワエンパイアが12着、2番人気カルナバリートが13着とガーネットSから数えれば、初めて両方3着以上をはずしたことになりました。
また、3番人気ナンヨーヒルトップは5着で、続く4番人気ビクトリーテツニーが1着となったことでこの4番人気の馬が上位3頭の中では最上位人気となります。
そして09年では、1番人気ダイワディライトは2着と、一応ガーベラSの傾向に戻った感がいたします。
ちなみに、2番人気ワイルドワンダーは10着、3番人気エノクは6着となっていました。
10年では、1番人気シルクフォーチュンは4着、2番人気ナムラタイタンは12着と、また08年に続いて1番人気、2番人気共に3着以上をはずしました。
代わりに、3番人気セイクリムズンが1着で、この3番人気の馬が上位3頭の中で最上位人気となりました。
11年では、1番人気セイクリムズンは5着でしたが、2番人気ケイアイガーベラは1着と連対いたしました。
さらに3番人気ティアップワイルドが2着に入っています。

こう見ると、人気面では、ガーベラSの傾向を半分は引き継いでいるように見えます。


それから、ガーベラSの連対馬の単勝オッズですが、一桁台同士で決まった04年、07年、08年の3年を除く8年は、一桁オッズと二桁オッズとの組み合わせで決まっていました。
また、3連単3連複ワイド圏内の1着から3着では、一桁台が1頭だったのは11年中6年で、2頭だったのは4年、3頭とも一桁だったのは07年の1年だけとなっています。

カペラSでは、まず08年の単勝オッズは、1着馬は10.7倍、2着馬は18.8倍、3着馬は19.1倍となっていて、ガーベラSから通して初めて上位3頭とも二桁オッズとなりました。
09年の単勝オッズは、1着馬は9.4倍、2着馬は2.5倍、3着馬は37.2倍と、一桁台は2頭となっていました。
10年の単勝オッズは、1着馬は4.4倍、2着馬は85.9倍、3着馬は10.6倍と、一桁台は1頭となっていました。
そして11年の単勝オッズは、1着馬は3.9倍、2着馬は5.9倍、3着馬は24.3倍と、一桁台は2頭となっていました。
基本的には、08年を除いてガーベラSの後を引き継いでいるように思われます。



次にガーベラSの臨戦過程での人気ですが、前走か前々走で1番人気になっていた馬は連対馬22頭中13頭で、06年、08年の2年を除き、毎年連の片方で絡んでいました。

さて、カペラSは、08年では1着馬のビクトリーテツニーが前々走で1番人気、09年では2着馬のダイワディライトが前走前々走とも1番人気、10年では1着馬セイクリムズンが前々走で1番人気、11年では1着馬ケイアイガーベラが前走前々走とも1番人気と、2着馬ティアップワイルドが前々走で1番人気と、このデータに関しては引き継いでいるように感じます。
ちなみに今回の出走馬では、前走か前々走で1番人気を記録している馬は、両方1番人気だったセイクリムズンただ1頭のみとなっています。
ということは、この100%のデータからすれば連対を果たすということになりますが、さて実際はどうなるでしょうか。
最近は、例えそれまで100%そのデータで連対していたとしても、「では今回も連対・・・」と全面的にどうも思えない今日この頃でございます。


あとガーベラSの残りの前走か前々走で1番人気になっていない9頭ですが、前走の着順がまたもやそのうち8頭が1着(4頭)、4着(3頭)、7着(1頭)となっていました。(もう1頭は11着)
カペラSで前走前々走で1番人気になっていない連対馬残り3頭の前走は、08年の2着馬スリーアベニューが17着(ただし芝)、09年の1着馬ミリオンディスクが2着、10年の2着馬ティアップワイルドが13着となっていました。
特にガーベラSとは関連がないように思います。



それから父の血統ですが、ガーベラSの連対馬では、22頭中10頭がミスタープロスペクター系で一番多く、次にサンデーサイレンス2頭を含むヘイルトゥリーズン系とナスルーラ系が各4頭、ノーザンダンサー系が3頭となっています。
3着馬では、11頭中7頭がミスタープロスペクター系で最も多く、ストームバード系2頭を含むノーザンダンサー系が3頭、ブライアンズタイム(ヘイルトゥリーズン系)が1頭となっていました。

そしてカペラSですが、08年09年とも、1着から3着までの3頭とも父はすべてミスタープロスペクター系となっていました。
しかし10年では、1着馬はサンデーサイレンス系、2着馬はワイルドラッシュ、3着馬はノーザンダンサー系とそれまでの2年間とは一変してしまいました。
しかしながら11年では、1着馬と3着馬はミスタープロスペクター系、2着馬はワイルドラッシュとなっていて、ミスタープロスペクター系産駒強しがまた戻ってきた感がいたします。



次にガーベラSの
毛色ですが、連対馬では、黒鹿毛と栗毛がと共に7頭と最も多く、鹿毛が6頭、芦毛が2頭と続いています。3着馬では、10頭中8頭が栗毛、3頭が鹿毛となっています。

カペラSでは、まず08年の連対馬は2頭とも栗毛で、3着馬は芦毛となっていました。
それから09年は、同じく連対馬2頭とも栗毛、3着馬は鹿毛となっていました。
10年は、1着馬が黒鹿毛馬、2着馬と3着馬は共に栗毛となっていました。
11年は、1着馬から3着馬まで3頭とも栗毛となっていました。

こう見てみますと、4年連続、栗毛馬が少なくとも2頭ずつ上位3頭の中に入ったことになります。
今回の出走馬では16頭中4頭が栗毛馬となっています。



以上ですが、今年もともかく、上記のデータを参考にしながら1つ1つ丁寧に検討していこうと思っています。


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bigonon

ritton2さん、いつもnice! ありがとうございます(__)
by bigonon (2012-12-05 19:32) 

bigonon

唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございます(__)
by bigonon (2012-12-05 19:32) 

bigonon

マユマユさん、いつもnice! ありがとうございます(__)
by bigonon (2012-12-05 19:33) 

bigonon

いっぷくさん、いつもnice! ありがとうございます(__)
by bigonon (2012-12-05 19:34) 

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