「福島牝馬ステークスのデータ」のところで、昨年まで載せていたのに今回載せるのを止めたデータがあります。
それは、前走の人気で、「9番人気」の馬がよく来ているという、いわゆる「まゆつば」もののデータです。
最近は、「よく来ている」とは言えないので今回は省いたのですが、でも案外このデータはこのレースの傾向の一端を結構表しているので、もう一度おさらい(笑)したいと思います。

では、「福島牝馬Sのデータ」と同じく、04年以降10年までの福島競馬場施行と、それに11年の新潟競馬場での施行も加えて、過去8年、連対馬16頭、3着馬9頭(同着を含む)で見ていきます。
連対馬では16頭中4頭(そのうち1着は3頭)、3着馬では9頭中1頭、前走「9番人気」の馬が来ていました。
その過去の1着から3着までに入った前走9番人気だった計5頭のそれぞれの着順を順に挙げていきますと、前走中山牝馬S9番人気1着(04年2番人気1着オースミコスモ)、前走中山牝馬S9番人気2着(05年1番人気1着メイショウオスカル)、阪神牝馬S9番人気13着(05年14番人気2着スターリーヘヴン)、福島記念9番人気13着(07年9番人気1着スプリングドリュー)、京都牝馬S9番人気2着(08年1番人気3着ザレマ)となっていました。
今回の出走馬で前走9番人気の馬はエスカナール1頭で、その前走のレースは準オープン特別で9番人気8着となっていました。
過去で上位3頭に入った前走9番人気の馬はすべて重賞でしたので、前走準オープン特別というのはちょっと悩むところですね。

さて、その前走9番人気で連対した4頭のうち2頭の前走は「中山牝馬S」でしたが、あとの2頭(共に13着)と違って、それぞれ9番人気1着、9番人気2着と連対していました。
その前走「中山牝馬S」の馬ですが、連対馬16頭中9頭いて前走のレースの中では突出していました。
その前走中山牝馬Sの連対馬9頭の人気と着順を順に挙げていきますと、
04年 9番人気1着
05年 9番人気2着
08年 13番人気2着
     8番人気5着
09年 7番人気6着
10年 11番人気5着
     7番人気6着
11年 14番人気2着
     13番人気3着
となっていました。
先ほど、「このレースの傾向の一端を結構表している」と書きましたが、見てすぐわかるとおり、すべて人気は下位人気、着順は6着以上となっています。
今回の出走馬で前走中山牝馬Sの馬は、7番人気2着のオールザットジャズ、12番人気4着のマイネイサベル、5番人気6着のコスモネモシン、3番人気8着のアカンサス、14番人気10着のカルマート、10番人気15着のアニメイトバイオの6頭となっています。
こう見ると、オールザットジャズ、マイネイサベルに食指が動き、コスモネモシンをどうするかというところでしょうか。
また、策に走ろうとする悪いくせが出てきました^^;
あと、前走中山牝馬S以外の残りの7頭の傾向も見なければなりませんね。
いずれにせよ、このような形で検討している時がやっぱり楽しいひと時ですね。
これで勝てればもう何も言うことはないのですけどねぇ・・・