データのところでは触れていませんでしたけど、この京都金杯では意外にもサンデーサイレンス系がほとんど勝っていません。
昨年の京都金杯の回顧の最後の最後でこう書いていました。
「それからデータの来年への申し送り事項として、1着馬はやっぱりサンデーサイレンス系は弱いということを付け加えておきます。」
ということで、改めて検証いたします。
1600m芝に変更になった00年以降12年中、サンデーサイレンス系が1着になったのは、01年、02年連続で勝ったフジキセキ産駒のダイタクリヴァーと05年に勝ったサンデーサイレンス産駒のハットトリックのみとなっています。
確かにサンデーサイレンス系はこのレースではあまり勝てていませんね。
では、1着馬で一番多かった父の血統は何だったのかと言いますと、4頭の勝ち馬を出しているノーザンダンサー系となっています。
そして続いて勝ち馬を出しているのは、ナスルーラ系(いずれもグレイソブリン系)と上記で挙げたサンデーサイレンス系。
残り2頭は、ブライアンズタイムとグラスワンダーとなっています。
大きくくくれば、ヘイルトゥリーズン系が5頭と一番多いということになるのですが、そのうち今や主流になっているサンデーサイレンス系が06年以降6年連続勝っていないというのは、本当に意外な感じがいたします。
ということで、今年の焦点は、本命馬をこのサンデーサイレンス系にするのかしないのかの二者択一ということになりますね。
これはまた意外にも難しい選択です。
かなり悩むことになりそうですね。

ちなみに2着馬は、1着馬とは逆に、05年以降07年を除く6年でこのサンデーサイレンス系が入り、3着馬も05年以降07年、09年、11年を除く4年で入っていました。