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第73回 中山金杯のデータ [競馬データ]

96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降30年、連対馬60頭、3着馬30頭からです


まず今回も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、4歳馬と6歳馬の各17頭でした。
まず、4歳馬の17頭の前走を見てみますと、そのうち重賞だったのは、
94年1番人気2着 前走菊花賞9番人気2着だったステージチャンプ
09年2番人気2着 前走中日新聞杯2番人気2着だったヤマニンキングリー
11年1番人気1着 前走中日新聞杯で6番人気2着だったコスモファントム
16年3番人気1着 前走福島記念2番人気1着だったヤマカツエース
18年1番人気1着 前走アルゼンチン共和国杯3番人気3着だったセダブリランテス
18年2番人気2着 前走福島記念2番人気1着だったウインブライト
19年7番人気2着 前走チャレンジカップ5番人気3着だったステイフーリッシュ
の7頭で、すべて3着以内(1着2頭、2着3頭、3着2頭)となっていました。
その7頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着、G3の富士S13着、G3のラジオNIKKEI賞1着、G2の毎日王冠10着、G1の菊花賞11着となっています。
あと残り10頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別(3勝クラス)が4頭となっていました。
その10頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、10頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの7頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と7頭中5頭が複勝圏内に入っていて、あと2頭は5着、8着(いずれもセントライト記念)でした。
今回の明け4歳の出走馬は3頭となっていますが、そのうち2頭の前走はG1で、掲示板を外しています。
あと1頭も、前走、前々走とも掲示板を外していました。

次に、6歳馬では、その共通項を探ってみますと、近3走で、17頭中15頭は、1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。(残り2頭は、92年6番人気1着トウショウファルコ(前走準オープン1着、3走前オープン特別1着)、14年5番人気1着のオーシャンブルー(一昨年の有馬記念で2着の経験あり))
今回出走している明け6歳馬は出走馬17頭中2頭で、両馬とも前3走重賞を走っていました。
その2頭のうちククナが前3走で重賞の七夕賞で2着の経験がありました。
ちなみに、残りの近3走で重賞を走っていない馬だった2頭ですが、前走の人気が2番人気、4番人気となっていました、


続いて、僅差の15頭で5歳馬が続いていますが、その15頭の当日人気が1番人気が4頭、2番人気が3頭、3番人気が2頭、4番人気が3頭、5番人気が1頭、6番人気が2頭と比較的上位人気になっていたことでした。
また前走の着順も見てみますと、1着が7頭、あと3着が1頭、4着が3頭、5着が1頭、7着が1頭(マイルCS)、9着が1頭(オープン特別1番人気)、10着が1頭(富士S10番人気)と、15頭中12頭が掲示板に載っていました。
ちなみに今回出走している明け5歳馬は5頭いますが、当日人気には要注意(一応6番人気以上の上位人気)です。

あと7歳以上の高齢馬の連対馬ですが、7歳が9頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。
そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計11頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
8歳馬以上が連対しなくなった08年以降過去16年では、7歳馬は、連対馬5頭、3着馬5頭と結構3着以内に入っています。
13年に2番人気1着となった7歳馬タッチミーノット以来、21年までの9年連続7歳馬の連対馬は出ていませんでしたが(3着には3頭入っています)、翌22年、久しぶりに7歳馬スカーフェイスが4番人気1着と連対いたしました。
昨年は、7歳馬が3頭出走していましたが、いずれも二桁人気二桁順位となっています。
今回の7歳馬以上の登録馬は、7歳馬が5頭、8歳馬が3頭、9歳馬が1頭となっています。
ちなみに、連対した7歳馬の9頭ですが、一応今回も過去の連対した年を挙げておきたいと思います。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年までは連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対と、また3年連続と複数年で連に絡みました。
それからしばらく空いて、13年に連対(1着)、そしてしばらく空いて、22年に連対(1着)しています。
その時の当日の人気ですが、先の3頭は
7番人気(93年2着カリブソング)
10番人気(94年1着ヒダカハヤト)
13番人気(95年2着ゴールデンアイ)
といずれも穴をあけていましたが、その後の7歳馬は
08年の2着エアシェイディは2番人気
09年の1着アドマイヤフジは4番人気
10年の1着アクシオンは1番人気
10年2着のトウショウシロッコは5番人気
13年1着のタッチミーノットは2番人気
22年1着レッドガランは4番人気
と、ほぼ上位人気となっていました。
また、08年以降の6頭に関しては、レッドガランを除く5頭は、前3走内で重賞掲示板に載る経験をしていました。
そのレッドガランの前3走は、オープン特別3着、4着、3着となっていました。
それから、その7歳馬9頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤト、タッチミーノット、レッドガランを除く4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬9頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回の4頭の7歳馬では、そのうち、クリノプレミマムのBMSがノーザンダンサー系ですが、前3走で重賞でも、オープン特別でも掲示板には載っていませんでした。
あとの残り4頭では、そのうちアラタが3走前オープン特別1着、サクラトゥジュールが2走前オープン特別1着となっています。
とりあえずは、7歳馬の当日の人気には要注意です。
ちなみに、7歳馬、8歳馬、9歳馬のうち、ナスルーラ系絡みの馬は今回いません。

次に3着馬の年齢も見てみますと、最も多いのが4歳馬の9頭で、その臨戦過程は前走1着か、3走以内の重賞で掲示板に載っていました。
明け4歳馬の登録馬の中では、ゴールデンハインドが前々走で重賞のフローラSで1着、3走前で同じく重賞のフラワーCで4着と掲示板に載っていました。
続いて、6歳馬の3着馬が8頭、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回の6歳馬の出走馬2頭では、ククナが該当しています。
続いて、7歳馬の3着馬は6頭ですが、前走はすべて掲示板に載っていました。
しかしながら、今回の7歳馬出走馬4頭は、前走掲示板には載っていませんでした。
続いて5歳馬が5頭で、そのうち4頭の前走は4着以上(もう1頭は3走前1着)となっていました。
今回の5歳馬の出走馬4頭では、エピファニー(前走4着)、ボーンディスウェイ(前走1着)、マイネルクリソーラ(前走2着)の3頭が前走4着以上でした。
あと、8歳馬が1頭いましたが、前走は中日新聞杯9番人気3着、前々走は鳴尾記念9番人気5着でした。

今回の8歳の出走馬2頭は、いずれも前走、前々走共掲示板に載っていませんでした。

1着馬の当日人気ですが、1番人気11頭、2番人気5頭、3番人気4頭、4番人気5頭、5番人気1頭、6番人気1頭、7番人気1頭、8番人気1頭、10番人気1頭となっていました。
2着馬の当日人気ですが、1番人気2頭、2番人気6頭、3番人気1頭、4番人気2頭、5番人気4頭、6番人気4頭、7番人気4頭、8番人気2頭、10番人気2頭、11番人気1頭、12番人気1頭、13番人気1頭となっていました。
3着馬の当日の人気ですが、1番人気5頭、2番人気2頭、3番人気2頭、4番人気4頭、5番人気4頭、8番人気2頭、9番人気3頭、10番人気2頭、11番人気4頭、12番人気1頭、15番人気が1頭と、結構人気薄馬も入っています。

次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬60頭中29頭(ナスルーラ系とのクロス5頭含む)いました。
続いてナスルーラー系も60頭中22頭(ノーザンダンサー系とのクロス5頭含む)いて、ノーザンダンサー系といい勝負をしています。
3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが30頭中16頭(ナスルーラ系とのクロス1頭含む)、ナスルーラー系絡みが30頭中10頭(ノーザンダンサー系とのクロス1頭含む)となっていて連対馬と同じ傾向となっています。
特にノーザンダンサー系絡みの馬は、95年、99年、12年、14年を除いて、30年中残りの26年で少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
対してナスルーラ系絡みは、92年から07年まで14年連続少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
08年以降16年間では、12年、14年、17年、18年、19年、20年の6年で3着以内に入っていました。
代わりに08年以降の16年間、10年、17年、23年を除く13年でミスタープロスペクター系絡みの馬が、3着以内に1頭ないし2頭入っています。


毛色ですが、1着馬では鹿毛が12頭、黒鹿毛が11頭、続いて栗毛が4頭、栃栗毛、芦毛、青鹿毛が各1頭となっていました。
2着馬では鹿毛と黒鹿毛が各10頭と最も多く、続いて栗毛が6頭、芦毛が4頭となっていました。
3着馬では鹿毛が12頭、黒鹿毛が10頭、続いて青鹿毛と栗毛が各4頭となっていました。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。


また、別の観点からも見てみます。
12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は30頭中8頭、2着馬は30頭中10頭、3着馬は30頭中14頭となっています。
08年以前は、06年を除いて少なくとも1頭前走中山競馬場を走った馬が1頭3着以内に入っていましたが、09年以降の15年間では、10年、12年、17年、19年、20年、21年の5年とそれ以前より少なくなっています。
今回の登録馬24頭中前走中山競馬場を走った馬は、10頭となっています。


あと、1番人気ですが、92年以降、96年と02年の東京競馬場開催を除く過去30年では、1着11頭、2着2頭、3着5頭と、18頭が3着以内に入っていました。
14年以降、ここ10年に限って見てみますと、1着4頭、2着1頭、3着3頭、7着1頭、12着1頭と、8頭が3着以内に入っています。
また、1着馬の単勝オッズですが、1倍台だった馬は1頭もなしで、2番台は10頭で、そのうち8頭が3着以内、3倍台は15頭で、そのうち7頭が3着以内に入っていました。
4倍台では、4頭中3頭が連対していました。
5倍台は1頭で12着となっています。


以上ですが、さて毎年書いていますが、データはデータとして、やはり金杯は運が左右するレースとして有名です。
それはどのレースでも言えるのですが、特にこの両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。

最近では、19年では1着から7着まで、20年では1着から5着までが、22年では2着から8着までが0.2秒以内、昨年23年では1着から5着馬までが0.1秒内となっていました。
ということで、今年も一応はデータを基にしながらも、勘をしっかり働かせながら検討していこうと思っています。

タグ:中山金杯
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