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第44回 函館記念 [競馬予想]

今年の函館記念は、今回も出走してきたエリモハリヤーの4連覇がかかっていることで話題となっています。
まずは、データに関係なくこのエリモハリヤーの取捨選択から始めなくてはならないようですね。
とりあえず、昨年と同じ流れでこの函館記念のデータを見ていきたいと思います。
ハンデ戦となった97年以降11年、連対馬22頭からです。

まず血統ですが、連対馬22頭中18頭が、父あるいは母の父(BMS)でノーザンダンサー系が絡んでいました。
ちなみに、ノーザンダンサー系絡みでなかった残り4頭ですが、97年2着のグロリーシャルマン、01年1着のロードプラチナム、05年2着のブルートルネード、07年2着のロフティエイムとなっていました。
この4頭の血統ですが、ロフティエイムを除く3頭はミスタープロスペクター系やエタン系といったネイテイヴダンサー系が絡んでいました。
3着馬も見てみますと、3着馬11頭中6頭となっていました。
しかし、内訳を見ますと、まず97年から01年まで5年連続絡んだ後、02年から07年までの6年では06年の1回しか絡んでいませんでした。
つまり、1着から3着まで3頭ともノーザンダンサー系が絡まなかった年は、05年と07年と最近2回出ていることになります。

次に前走ですが、巴賞組の活躍が目立っています。
連対馬22頭中11頭が前走巴賞で、それぞれの人気と着順は、5番人気9着、7番人気9着、9番人気8着、4番人気7着、6番人気3着、3番人気6着、3番人気2着、7番人気1着、1番人気2着、6番人気11着、5番人気8着となっていました。
その人気面だけに着目しますと、1番人気は1頭、2番人気はなし、3番人気は2頭、そして4番人気以下は計8頭と、巴賞下位人気の馬が結構函館記念で連に絡んでいることがわかります。
また、巴賞1番人気の馬を見てみますと、巴賞1番人気の馬が函館記念を走ったのはこの11年では6頭いまして、その函館記念での成績は、1番人気12着、3番人気6着、2番人気3着、5番人気6着、1番人気1着、3番人気9着となっていました。
このように、巴賞1番人気は6頭中1連対であることから、今回巴賞1番人気(6着)のマンハッタンスカイをどうするか少々悩むところとなっています。
また、巴賞での着順面も着目してみますと、掲示板を外していた馬が7頭連対していますので、下位着順でも十分巻き返しが期待できるかと思います。
同じく3着馬も見てみますと、11頭中4頭が前走巴賞組でした。(それ以外で、前々走で巴賞を走った馬が1頭(1番人気1着)います)
その人気と着順は、9番人気1着、2番人気1着、7番人気5着、7番人気5着となっていました。
ただ、この前走巴賞の馬が3着となった年は、97年、98年、99年の3年連続と02年となっていて、03年以降07年までは、前走巴賞以外の馬が3着となっています。
ちなみに、今回の出走馬で、前走巴賞だった馬を上位着順から挙げてみますと、フィールドベア(3番人気1着同着)、マヤノライジン(4番人気1着同着)、ピサノパテック(5番人気3着)、トーセンキャプテン(2番人気4着)、マンハッタンスカイ(1番人気6着)、トウショウシロッコ(9番人気7着同着)、コーナーストーン(7番人気7着同着)の7頭となっています。
今から思えば、同着が二つ(1着と7着)出るレースというのも珍しいですね。

またもう一つ、前走巴賞組で連対馬11頭のうち10頭が、また3着馬4頭中4頭が、その毛色が「鹿毛」であったことも特筆すべきデータかと思います。(連対馬の残り1頭は栗毛)
これに該当するのは、フィールドベア、マヤノライジン、トーセンキャプテン、コーナーストーンの4頭となっています。

ここで、いつもの毛色のデータを出しておきます。
連対馬では、鹿毛が22頭中17頭と全体的にも圧倒的に多く連対しています。
あと、栗毛が3頭、黒鹿毛が2頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が11頭中8頭と圧倒的に多く、あと黒鹿毛が2頭、栗毛が1頭となっていました。

それから、先ほど連対馬でノーザンダンダンサー系絡みではなかったのは22頭中残りの4頭と書きましたが、その4頭とも前走巴賞を走っていました。
ということは、つまり裏を返せば、前走巴賞組ではない11頭はすべてノーザンダンサー系ということになります。
ちなみに、今回の出走馬で前走巴賞以外を走ったノーザンダンサー系絡みの馬は、エリモハリアー、コンラッド、タスカータソルテの3頭です。
今年も同じデータが続くとするならば、前走巴賞以外ではこの3頭が有力候補となります。

さらにその前走巴賞以外の11頭の傾向を見てみますと、00年1着のクラフトマンシップの前走七夕賞9番人気8着以外の10頭は、人気あるいは着順で、「1」「2」「3」の上位の数字が入っていました。
さきほどあげた3頭を見てみますと、エリモハリアーは前走金鯱賞17番人気16着、コンラッドは前走ダイヤモンドS2番人気2着,タスカータソルテは前走金鯱賞7番人気11着と、この中では休み明けとなりますが、コンラッドが一応クリアしていることになります。

さて、ノーザンダンサー系絡みではなかった連対馬4頭がその4頭とも前走巴賞を走っていたという話にまた戻します。
今回の出走馬で前走巴賞組は上記で挙げた7頭となっていましたが、これに該当するノーザンダンサー系絡みではない馬は、フィールドベアー、トーセンキャプテン、マンハッタンスカイ、コーナーストーンの4頭となっています。
しかし、上記で、前走巴賞組で連対したノーザンダンサー系絡みではなかった4頭のうち3頭はミスタープロスペクター系やエタン系といったネイテイヴダンサー系が絡んでいたと書きましたが、今回の4頭はいずれもこれに該当しないところから、このあたり取捨に悩むところとなっています。
(昨年は、このデータに反してロフティーエイムを抜擢したところうまく2着に来てくれました。ただ、エリモハリアーをはずしてしまったので馬券は取れませんでしたが。)

対して前走巴賞組のノーザンダンサー系絡みの馬は、過去の前走巴賞組連対馬11頭中7頭、3着馬4頭中4頭が該当していて、今回の出走馬では、マヤノライジン、ピサノパテック、トウショウシロッコの3頭が該当しています。 
あと、年齢を見てみますと、5歳馬が1番多く、22頭中12頭連対していました。
続いて4歳馬、5歳馬の各4頭、7歳馬が2頭となっています。
3着馬でも5歳馬が多く、11頭中7頭が3着になっています。
あと、4歳馬が3頭、6歳馬が1頭となっていました。
さて、4連覇がかかるエリモハリアーは今年8歳。
取捨選択に悩むところですね。

それから、ハンデ戦での傾向も見てみますと、06年の56kgと57kgで決まった以外は、片方か両方で55kg以下の重量の馬が必ず絡んでいました。
また、1番人気ですが、11年中3連対、3着1回とあまり成績はよくありません。

以上ですが、整理していくと絞れそうに思えるのですが、それが「どっこい」という感じですね。
要はどこに重点を置くかですね。
そのあたりよく考えて結論を出そうと思っています。
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