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第60回 京王杯2歳ステークスのデータ [競馬データ]

02年の中山競馬場開催を除く、94年から29年、連対馬58頭、3着馬29頭からです。


まずは血統からですが、ノーザンダンサー系絡みの連対馬が58頭中30頭(父のみ9頭、BMS(母の父)のみ18頭、父もBMSもどちらもが3頭)いました。
そのノーザンダンサー系絡みの馬が連対しなかったのは、該当する29年中、96年、10年、14年、16年、18年、20年、21年、23年の8年となっています。
逆に連対馬2頭ともノーザンダンサー系絡みだったのは9年ありました。(1頭だったのは残り12年)
基本的には、ノーザンダンサー系絡みの馬には要注意のようです。
そのノーザンダンサー系で目立っていたのは、6頭のダンチヒ系、5頭のストームバード系、4頭のノーザンテースト系、そして3頭のヌレイエフ系、ヴァイスリージェント系となっています。
ちなみに、今回の登録馬14頭でノーザンダンサー系絡みの馬は5頭となっています。

逆に、ノーザンダンサー系絡みではない連対馬の残りの28頭ですが、まず父は、ネイティヴダンサー系(プロスペクター系を含む)とヘイルトゥリーズン系(キンシャサノキセキが3頭、ディープインパクトが3頭、ダイワメジャーが2頭、ブライアンズタイム、グラスワンダー、ハーツクライ、スワーヴリチャードが各1頭)が各12頭、ナスルーラ系が3頭(プリンスリーギフト系2頭、グレイソブリン系1頭)、プリンスローズ系が1頭(メドウレイク)で、

また母の父(BMS)では、ヘイルトゥリーズン系が11頭、ナスルーラー系が9頭、ミスタープロスペクター系が3頭、ハイペリオン系が2頭、プリンスローズ系(メドウレイク)、ベストターン系(アウトオブプレイス)、サーゲイロード系(ニホンピロウイナ)が各1頭となっていました。
そのノーザンダンサー系絡みではない連対馬28頭の当日人気は、

97年2着のマチカネサンシロー(8番人気)

07年2着のドリームシグナル(12番人気)

11年1着のグランプリボス(7番人気)

12年2着のラブリーデイ(7番人気)

14年1着のセカンドテーブル(11番人気)

15年2着のアドマイヤモラール(6番人気)
20年2着のロードマックス(9番人気)
21年1着のキングエルメス(8番人気)
23年2着のロジリオン(8番人気)

の9頭以外の19頭は5番人気以上の上位人気で、
前走の人気着順も、
マチカネサンシローのオープン特別6番人気7着、
グランプリボスのデイリー杯2歳S3番人気7着、
セカンドテーブルの小倉2歳Sの6番人気7着
ロードマックスの新潟2歳Sの6番人気7着
の4頭以外は、3番人気以上の上位人気かつ5着以上の上位着順でした。
ちなみに今回のノーザンダンサー系が絡まない登録馬で、前走の人気が3番人気以上かつ前走の着順が5着以上なのは、該当登録馬14頭中パンジャタワー、ヒシアマン、レモンバームの3頭となっています。
また、マチカネサンシローやグランプリボス、セカンドテーブル、ロードマックスのように、上記に該当しない前走芝のオープン以上だった登録馬は、小倉2歳SS4番人気6着エンドレスサマー、サウジアラビアRC6番人気4着シンフォーエバー、サウジアラビアRC5番人気3着マイネルチケット、函館2歳S5番人気4着ヤンキーバローズの4頭がいます。

それから3着馬では、29頭中18頭がノーザンダンサー系絡み(父が8頭、BMSが9頭、両方が1頭)でした。
あと、ノーザンダンサー系が絡まなかった残り11頭の父ですが、ヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系が5頭(マツリダゴッホが2頭、フジキセキ、マンハッタンカフェ、ダイワメジャー)、ヘイルトゥリーズン系のロベルト系が1頭(シンボリクリスエス)、ミスタープロスペクター系が4頭、サクラバクシンオーが1頭となっていました。
またその11頭の当日の人気は、09年8番人気3着のツルマルジュピター(前走オープン特別2番人気12着)、18年6番人気3着のカルリーノ(前走函館2歳S3番人気3着)、23年9番人気3着のオーキッドロマンス(前走オープン特別7番人気1着)を除いて当日5番人気以上、前走は3番人気以上かつ3着以上の上位となっていました。
今回の登録馬で、ノーザンダンサー系が絡まなくて、前走3番人気以上かつ3着以上の上位だった馬は、該当登録馬14頭中3頭となっています。

この3頭の中の出走馬の当日の人気(過去のデータ上では、5番人気以上の上位人気であること)に要注意です。


次に連対馬の臨戦過程ですが、まず前走新馬戦は8頭いました。
その前走の人気の内訳は、1番人気1着が4頭、2番人気1着が3頭、5番人気が1頭でした。
今回の登録馬で前走新馬戦で、5番人気以上1着だった馬ですが、バニーラビット(前走1番人気1着)、パンジャタワー(前走1番人気1着)、レモンバーム(前走3番人気1着)の3頭がいます。
次に、前走未勝利戦ですが、06年6番人気2着のマイネルフォーグ(前走3番人気1着)と07年12番人気2着のドリームシグナル(前走2番人気1着)、13年6番人気2着のクインズハリジャン(前走1番人気1着)、15年6番人気2着のアドマイヤモラール(前走1番人気1着)、23年8番人気2着のロジリオン(前走1番人気1着)の5頭となっています。
今回の登録馬で、前走未勝利馬でその人気が3番人気以上だったのは、アーグラード(前走1番人気1着)、ロジリオン(前走1番人気1着)、アンバーニードル(前走2番人気1着)、バロン(前走2番人気1着)、ジャスパーノワール(前走3番人気1着)の5頭となっています。
今回の登録馬で前走未勝利戦を走ったのは3頭いますが、そのうち2番人気以上だったのは、前走1番人気1着のヒシアマンの1頭となっています。
そして、前走500万下の条件戦だったのは8頭でした。
内訳は、1番人気1着が2頭、1番人気2着が2頭、2番人気2頭が1頭、3番人気2着が1頭、5番人気1着が1頭、8番人気1着が1頭でした。
今回前走500万下(1勝クラス)で連対している登録馬は、前走4番人気2着だったキタノクニカラの1頭がいます。
次に前走オープン特別だったのは18頭いました。
内訳は、アイビーSが3頭(3頭とも1番人気1着)、ききょうSが2頭(2頭とも1番人気1着)、芙蓉Sが1頭(2番人気2着)、いちょうSが3頭(1番人気3着、6番人気7着、3番人気3着)、すずらん賞が2頭(1番人気5着、4番人気6着)、カンナSが2頭(1番人気1着、2番人気10着)、ダリア賞が2頭(2頭とも1番人気1着)、中京2歳Sが1頭(1番人気1着)、野路菊Sが1頭(2番人気1着)、クローバー賞(1番人気5着)となっていました。
そして、前走重賞を走っていたのは19頭でした。

内訳は、デイリー杯2歳Sが5頭(1番人気3着、2番人気11着・・・98年2着のロサード、2番人気2着、5番人気2着、3番人気7着・・・グランプリボス)、函館2歳(3歳)Sが7頭(3番人気1着、4番人気7着・・・04年1着のスキップジャック、2番人気1着・・・08年2着のフィフスペトル、1番人気2着、1番人気1着、2番人気2着、4番人気1着)、札幌3歳Sが1頭(8番人気7着・・・98年1着のウメノファイバー)、新潟2歳が1頭(1番人気3着・・・マイネルレーニア、6番人気7着・・・ロードマックス)、小倉2歳Sが3頭(6番人気7着・・・セカンドテーブル、1番人気1着、3番人気1着、1番人気2着)となっていました。

それから3着馬の前走ですが、新馬戦が3頭、未勝利戦が4頭、500万下が7頭、オープン特別が9頭、重賞が6頭となっていました。


次に当日1番人気の馬ですが、29年で13頭連対していました。
3着馬では3頭いました。
その13頭の前走は、1番人気1着が8頭、2番人気1着が3頭、2番人気2着が1頭、3番人気3着が1頭でした。
連をはずした1番人気の残りの16頭の前走は、1番人気1着が6頭(うち1頭はダート戦)、1番人気2着が2頭、1番人気3着が2頭、2番人気1着が2頭、4番人気1着が2頭、4番人気4着、6番人気1着、6番人気7着が各1頭となっていました。
ちなみに、3着に入った1番人気3頭の前走は1番人気1着が2頭、2番人気1着が1頭でした。


毛色は、連対馬では鹿毛が25頭、栗毛が18頭、黒鹿毛が10頭、青鹿毛が4頭、芦毛が1頭となっていました。
3着馬では鹿毛が19頭、栗毛が4頭、黒鹿毛が3頭、芦毛、栃栗毛、青毛が各1頭となっています。


枠順の出目ですが、連対馬では、4枠の11頭が最も多く、続いて8枠が9頭、3枠と6枠が各8頭、1枠と5枠が各7頭、2枠が6頭、7枠が2頭となっています。
3着馬では、逆に7枠が9頭と最も多く、続いて4枠と8枠が各4頭、1枠と5枠が各3頭、2枠と3枠と6枠が各2頭となっています。


それから、毎年もう一つのデータとして、後で追記していたものをここに追記しておきます。
東京競馬場改修後の03年以降20年で、03年、05年、13年、15年、16年、17年、18年、19年を除く12年で、8番人気以下の下位人気の馬が1頭ないし2頭、3着以内に絡んでいました。
内訳は、
04年 1着  9番人気(14頭中) 単勝オッズ 34.7倍
06年 3着 11番人気(14頭中) 単勝オッズ 80.0倍
07年 2着 12番人気(15頭中) 単勝オッズ 45.2倍
08年 1着 14番人気(15頭中) 単勝オッズ 61.9倍
09年 3着  8番人気(17頭中) 単勝オッズ 20.3倍
10年 3着 13番人気(15頭中) 単勝オッズ140.0倍
11年 2着  9番人気(14頭中) 単勝オッズ 36.0倍
12年 3着  8番人気(16頭中) 単勝オッズ 20.7倍
14年 1着 11番人気(12頭中) 単勝オッズ 34.4倍
20年 2着  9番人気(18頭中) 単勝オッズ 57.5倍
21年 1着  8番人気(14頭中) 単勝オッズ 16.4倍
22年 1着 10番人気(18頭中) 単勝オッズ 51.0倍
22年 2着 11番人気(18頭中) 単勝オッズ 56.5倍
23年 2着  8番人気(12頭中) 単勝オッズ 15.9倍
23年 3着  9番人気(12頭中) 単勝オッズ 34.1倍

3着以内に入らなかった8年のうち、05年では4着に8番人気(10頭中) 単勝オッズ57.9倍の馬、13年も4着に9番人気(14頭中)、単勝オッズ38.4倍の馬がそれぞれ入っていました。
(03年では、6着に9番人気(10頭中)、単勝オッズ142.5倍、16年では、5着に9番人気(13頭中)、単勝オッズ36.0倍)の馬が入っていました。)

また、18年、19年の頭数はそれぞれ8頭、10頭でした。
こう見てみると、毎年下位人気の馬が1頭上位に来ていて、その1頭の単勝オッズの数字も8番人気の3頭を除けばかなり高いものとなっています。
これを、05年(4着)、13年(4着)、16年(5着)も含めて、04年から23年まで順にそのそれぞれの人気薄の馬の「枠順」を挙げていきますと、
2枠、2枠、2枠、4枠、2枠、4枠、1枠、3枠、8枠、6枠、3枠、1枠、8枠、3枠、5枠、4枠、2枠、3枠となっていて、5枠(1回)と6枠(1回)と8枠(2回)の4頭を除いて、内枠中心となっています。
また、04年以降、その8番人気以下の3着以上に入った人気薄の馬の前走を見てみますと、15頭中重賞が4頭、オープン特別が7頭、未勝利戦が3頭、新馬戦が1頭となっていました。


3連単の配当ですが、3連単が始まった04年に17万円台といきなり10万円以上の高配当、その翌年の05年は1万円台、そして翌年06年(19万円台)からは7年連続で10万円以上の高配当が続きました。
その後、13年から19年までの7年間は、10万円以上の配当はありませんでしたが、20年、21年と共に11万円台と久々に10万円台の配当が出ました。
さらに翌年22年は、220万円台と100万円以上馬券が出ました。
昨年23年は6万円台となっています。
結局、20年中11年で、10万円以上の高配当を記録しています。(10万台が8年、20万台が1年、50万台が1年、220万台が1年)となっていました。
3連単狙いであれば、ここはやはり今年も高配当を狙って予想したいところですね。
ただ、06年から12年まで7年連続10万円以上の配当だったのが、13年以降19年までの7年連続で10万円を切っているところが気になるところです。
ともかく、上記のデータを参考に丁寧に検討しながら結論を出していきたいと思います。

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