SSブログ

第5回 紫苑ステークスのデータ [競馬データ]

紫苑ステークスは元々秋華賞のトライアルレースとして、2000年にオープン特別で開設されたレースでしたが、2016年から重賞に格上げされました。
今回で5回目になります。
当初は1800m芝で施行されていましたが、07年以降は2000m芝で行われています。
その2000mとなった07年以降、14年の新潟競馬場開催を除く、オープン特別8年、重賞となってからの4年、計12年、連対馬24頭、3着馬12頭から見ていきます。


ちなみに、トライアルとしての実績ですが、3着以内の36頭中25頭が秋華賞に出走し、2000mになってからの中山開催での紫苑ステークスからは1頭も秋華賞3着以内はいませんでしたが、重賞に格上げされてからは、
16年3番人気1着から秋華賞3番人気1着となったヴィブロス
17年1番人気1着から秋華賞3番人気1着となったディアドラ
19年1番人気3着から秋華賞2番人気2着となったカレンブーケドール
の3頭が3着以内に入っています。

例外として、14年の新潟競馬場開催のオープン特別時の紫苑S1番人気2着となったショウナンパンドラが秋華賞では見事3番人気で優勝しています。
全体的には、紫苑ステークス3着以内に入って秋華賞にも出走した25頭中、1着が2頭、2着が1頭、4着が1頭、5着が3頭、6着以下が18頭となっていました。

また、紫苑ステークスで4着以下から秋華賞3着以内に入った馬としては、
16年2番人気5着から秋華賞4番人気2着となったパールコード
がいます。

さらに、1800m芝施行時の紫苑Sも見てみますと
01年1番人気1着から秋華賞3番人気3着となったレディパステル
02年11番人気2着から7番人気3着となったシアリアスバイオ
の2頭がいます。

 

結局、紫苑ステークスが始まった00年以降、14年の新潟開催も含む19年間で3着以内は7頭(1着3頭、2着2頭、3着3頭)ですが、そのうち重賞に格上げになった4年間で3頭ですから、3着以内に入った馬は秋華賞でも要注目ですね。
ちなみに、1頭も入らなかった18年では、紫苑ステークス2番人気1着となったノームコアは秋華賞を回避し、古馬の牝馬のG1エリザベス女王杯に出走、2番人気5着と好走していました。


ではまず、当日の人気別で見てみますと、連対馬では、1番人気は4頭、2番人気は6頭、3番人気は1頭、4番人気は4頭、5番人気は2頭で、5番人気以上の上位人気は24頭中17頭となっていました。
6番人気以下の下位人気7頭ですが、6番人気が5頭、8番人気、11番人気が1頭となっていました。
しかしながら、上位人気馬が多いものの、馬連の配当は、組み合わせのあやでしょうか、18年の680円を除いて二桁台以上(万馬券は1回)となっています。
3着馬12頭では、1番人気3頭、4番人気1頭、5番人気が2頭で、5番人気以上の上位人気はこの6頭。
あと、6番人気、7番人気が各2頭、8番人気、12番人気が各1頭となっていました。
結局、1番人気馬は、12年中3着以内に入ったのは7頭となっています。

重賞に格上げになってからの人気を見てみますと、
16年 1番人気-3番人気-5番人気
17年 1番人気-6番人気-4番人気
18年 2番人気-1番人気-7番人気
19年 2番人気-6番人気-1番人気
となっていて、単勝オッズとしては、3着以内に、一桁台2頭と二桁台(11倍台~15倍台)1頭の組み合わせとなっていて、3連単の配当は4年とも、1万円台となっています。


前走のレースの内訳は、連対馬24頭では、前走1000万下戦が8頭(1着2頭、2着3頭、3着1頭、5着1頭、9着1頭)、前走500万下戦(1勝クラス)が7頭(いずれも1着)、オークスが3頭(3着、5着、16着)、クイーンSが2頭(10着、11着)、桜花賞(9着)、フローラS(3着)、スイートピーS(6着)、関東オークス(9着)が各1頭となっていました。

3着馬12頭では、500万下が6頭(1着3頭、2着、4着、5着)、オークスが5頭(6着、15着、6着、11着、2着)、1000万下戦が1頭(1着)となっています。

重賞になってからの4年間、3着以内の12頭のみの前走を見てみますと、
オークス6頭(2着、3着、5着、6着、11着、16着)
2勝クラス(1000万下)3頭(1着2頭、2着)
1勝クラス(500万下)2頭(1着2頭)
フローラS1頭(3着)
となっています。


父の血統は、連対馬24頭では、ヘイルトゥリーズン系が15頭(サンデーサイレンス系が12頭、シンボリクリスエス産駒が3頭)、ノーザンダンサー系が4頭(ハービンジャーが2頭、オース、クロフネ、ハービンジャーが各1頭)、ミスタープロスペクター系が3頭(ルーラーシップ2頭、キングカメハメハ)、ナスルーラ系が2頭(ボストンハーバー、チチカステナンゴ)となっていました。
3着馬12頭では、サンデーサイレンス系が7頭、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ、ソングオブウインド)、ノーザンダンサー系(フレンチデピュティ、メイショウサムソン)が各2頭、ロベルト系が1頭となっています。
また、11年中(ナスルーラ-系絡みの出走がなかった年を除く)、07年、10年、16年、17年、18年を除く6年で、父かBMS(母の父)のどちらかでナスルーラ系絡みが1頭連対していました。
3着馬では、13年、15年、18年の3回入っていました。
今回の登録馬でナスルーラ系絡みの馬は、マリノソフィアの1頭がいます。

重賞になってからの4年のみの父の血統の組み合わせを見てみますと、

16年 サンデーサイレンス系(ディープインパクト)-サンデーサイレンス系(ディープインパクト)-ノーザンダンサー系(メイショウサムソン)
17年 ノーザンダンサー系(ハービンジャー)-サンデーサイレンス系(ステイゴールド)-サンデーサイレンス系(ダイワメジャー)
18年 ノーザンダンサー系(ハービンジャー)-サンデーサイレンス系(ディープインパクト)-ロベルト系(ブレイム)
19年 ミスタープロスペクター系(ルーラーシップ)-ミスタープロスペクター系(ルーラーシップ)-サンデーサイレンス系(ディープインパクト)
となっています。


次に毛色ですが、連対馬24頭では、鹿毛が10頭、黒鹿毛が8頭、芦毛が3頭、青鹿毛が2頭、青毛が1頭となっています。
3着馬11頭では、同じく鹿毛が5頭、黒鹿毛が3頭、栗毛が2頭、青鹿毛と芦毛が各1頭となっていました。

重賞になってからの4年での内訳は、
16年 鹿毛-青鹿毛-鹿毛
17年 鹿毛-黒鹿毛-芦毛
18年 芦毛-鹿毛-鹿毛
19年 鹿毛-鹿毛-鹿毛
となっています。


枠番は、連対馬では、1枠が3頭、2枠が2頭(07年の2-2)、3枠が2頭、4枠が2頭、5枠が5頭、6枠が2頭、7枠が4頭、8枠が4頭となっていました。
3着馬では、1枠が2頭、3枠が2頭、4枠が2頭、5枠が1頭、6枠が3頭、7枠が1頭、8枠が1頭で、2枠はまだ3着に入っていません。

重賞になってからの枠番の組み合わせは、
16年 8枠-5枠-1枠
17年 8枠-6枠-4枠
18年 7枠-1枠-4枠
19年 8枠-4枠-8枠


以上ですが、重賞に格上げになった過去4年のみで見てみますと、そのままデータが今年も繰り返されるのであれば、まずは、1番人気馬の取捨選択と、あと2番人気、3番人気、4番人気の3頭の検討、そして単勝オッズ10倍台の馬の検討からとなりますね。
その中で、8枠、もしくは7枠に1番人気馬、2番人気馬がもし入った時は、本命にするかしないかで悩むことになりそうです。
あくまでデータなので、4年間そうだったからでは5年目はそうなるとは限らないですが。
いずれにせよ、人気、オッズを中心に検討、予想をしていきたいと思います。


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬