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第24回 マーメイドステークスのデータ [競馬データ]

96年の第1回から昨年18年の23回まで、06年の京都開催を除く22年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。
途中、日程の若干の変更、阪神の馬場の改装、別定戦からハンデ戦への変更等ありますがそのままその22年から見ていくことにします。


毎年触れていますが、連対馬と人気、また単勝オッズに大きな特徴があったレースでした。
96年から18年までの阪神開催での人気と単勝オッズの傾向ですが、まず1番人気はその22年中9年で連対し、残り13年中6年では1番人気の代わりに2番人気が連に絡んでいました。
あと残り7年ですが、

96年 「6番人気と4番人気」
08年 「12番人気と10番人気」
09年 「9番人気と4番人気」
10年 「3番人気と14番人気」 
13年 「7番人気と10番人気」

16年 「6番人気と7番人気」
18年 「10番人気と9番人気」
での組み合わせとなっていました。
そして、その7年を除く、1番人気あるいは2番人気が連対した15年のその連の相手の人気は、11年、12年、14年、15年を除いてすべて5番人気以上の上位人気でした。
その相手が6番人気以下の下位人気で連対した組み合わせはそれぞれ、
11年 2番人気-7番人気
12年 1番人気-7番人気
14年 1番人気-13番人気
15年 8番人気-1番人気
で決着しています。
あと残りの相手が5番人気以上だった11年の中で、そのうち1番人気と2番人気で決まったのは4回で、つまり2番人気はその15年中10年で連に絡んでいたことになります。
その1番人気と2番人気で決まったのは、97年、98年、99年、04年で、ハンデ戦が始まった07年以前のことで、結局のところ、ハンデ戦が始まった07年以降(実際は、06年の京都開催から)の12年間は、「2番人気-5番人気」で決まった07年、17年「3番人気-2番人気」で決まった17年以外は、上記のように荒れる傾向となっていて、別定戦だった以前の10年間では、「6番人気-4番人気」で決まった96年以外は上位人気内の組み合わせで決まっていたことになります。

また、22年の連対馬44頭のうち、
08年の1着(116.3倍)、2着馬(40.1倍)
09年の1着馬(22.1倍)
10年の2着馬(47.9倍)
11年の2着馬(12.1倍)
12年の2着馬(14.9倍)
13年の1着馬(12.4倍)、2着馬(28.8倍)
14年の2着馬(76.6倍)
15年の1着馬(15.6倍
16年の1着馬(10.8倍)、2着馬(13.3倍)
18年の1着馬(17.1倍)、2着馬(14.2倍)
の14頭を除く30頭の単勝オッズは一桁となっていました。
こう見ますと、08年以降16年まで9年連続、そして昨年18年は、二桁オッズの馬が少なくとも1頭絡んでいたことがわかります。

トータルで見てみますと、97年以降07年までは、「単純に考えて一桁台オッズのボックスを買えば、儲けは別にして馬連及び馬単の馬券は当たるということになります。」というはっきりしたデータを持っていたレースでしたが、08年以降16年までは、毎年二桁台以上のオッズが少なくとも1頭連対するようになったことから、この08年を境目に大きく傾向が変わったと言えるかと思います。
その傾向から翌17年はもちろん、「荒れる」ことを前提に予想しましたが、3着まででも「3番人気-2馬人気-6番人気」と、いう組み合わせで、3連単の配当が1万円台と、期待を裏切る(?)結果となりました。
しかし、昨年18年は「10番人気-9番人気-4番人気」という組み合わせとなり、また16年までの荒れる傾向に戻りました。
さて今年、荒れるか荒れないかの判断、悩むところですね。

しかしながら、08年以降16年までの9年中7年、そして昨年18年で3連単の配当が10万円台を超えるなど(08年では190万台の配当が出ています)、一昨年の17年は固かったけれども、基本的には荒れやすいレースには変わりはないような気がいたします。
やはり、ハンデ戦が傾向の変化にその影響をもたらしたのかも知れませんね。
その、17年を除いた08年から16年までの9年間と昨年18年で、ここでは3着馬も含めた二桁台以上のオッズの馬を、ハンデ重量と共にここで挙げておきたいと思います。

08年 トーホウシャイン  12番人気(116.3倍)1着 48kg
08年 ピースオブラブ   10番人気(40.1倍)2着 52kg
08年 ソリッドプラチナム 5番人気(11.7倍)3着 53kg
09年 コスモプラチナ    9番人気(22.1倍)1着 53kg
10年 セラフィックロンブ 14番人気(37.9倍)2着 53kg
11年 アースシンボル   13番人気(72.2倍)3着 52kg
12年 クリスマスキャロル 7番人気(14.9倍)2着 50kg
12年 メルヴィユドール  10番人気(28.5倍)3着 50kg
13年 マルセリーナ    7番人気(12.4倍)1着 56kg
13年 アグネスワルツ   10番人気(28.8倍)2着 55kg
14年 コスモバルバラ   13番人気(76.6倍)2着 50kg
15年 シャトーブランシュ 8番人気(15.6倍)1着 53kg
15年 パワースポット   10番人気(20.8倍)3着 53kg
16年 ヒルノマテーラ   7番人気(13.3倍)2着 51kg
18年 アンドリエッテ    10番人気(17.1倍)1着 51kg
18年 ワンブレスアウェイ 9番人気(14.2倍)2着 53kg

この中で、9番人気から14番人気までの馬ですが、16年、17年を除くと少なくとも1頭3着以内に入っていました。
とりあえず9番人気から14番人気までの馬には要注意ですね。(17年は、4着に9番人気キンショウユキヒメが3着馬にハナ差で入っていました)
ちなみに、3頭入って大荒れになった08年の出走数は12頭と少ない頭数でした。


では、ここでハンデ戦のデータも載せておきます。
ハンデ戦としては06年の京都競馬場での開催から始まったのですが、その京都開催を含む、06年~18年の13年間の傾向を年ごとに挙げていきますと、

まず京都開催での06年ですが、1着馬から3着馬の3頭の重量は49kg、51kg、51kgとなっていて、まさにハンデ戦ならではの結果となりました。
この年のハンデ頭は57kg(ヤマニンシュクル)で、その人気は1番人気(単勝オッズ3.0倍)でしたが8着に敗れています。
他の重量55kg以上の出走馬も見てみますと、56kgは1頭出ていましたが、2番人気4着という結果でした。
また55kgは2頭出ていましたが、4番人気9着、5番人気12着という結果となっていました。

続いて阪神開催の07年では、53kg、54kg、53kgでの決着となり、06年ほどではないにしてもそれなりのハンデ戦らしい結果であったと思います。
この年のハンデ頭は56kg(コスモマーベラス)で、やはり人気は1番人気(単勝オッズ4.3倍)となっていました。
しかし結果は同じく8着と敗れました
あと55kgは1頭出ていて、7番人気5着という結果でした。

08年は、48kg、52kg、53kgと今度もまたハンデ戦ならではの結果となりました。
この年のハンデ頭は56kg2頭(ベッラレイアとサンレイジャスパー)で、それぞれ1番人気5着、7番人気12着という結果となりました。
55kgは1頭出ていて、4番人気10着という結果でした。

続いて09年は、53kg、52kg、56.5kgと連対馬はこの年もハンデ戦ならではという結果となりましたが、3着馬に56.5kgのハンデ頭の馬が初めて入りました。
ちなみにこの馬はリトルアマポーラで、当日の人気は2番人気でした。
それから、55kgの馬は4頭出走していましたが、8、9、10、16着という結果でした。

さらに10年も、53kg、53kg、53kgとほぼハンデ戦ならではとなりました。
ハンデ頭は57kgでしたが、6番人気11着と敗れています。
あと、56kgは3頭出走して、5着、13着、15着という結果でした。
また55kgは2頭出走して、4着、6着という結果でした。

11年は、55kg、56kg、52kgという組み合わせとなり、ハンデ戦になって初めて55kg以上の馬が、それも2頭が連に絡みました。
しかも、「56kg」がハンデ頭で、これもハンデ戦になって初めて連対したことになります。
この56kgの2着馬はブロードストリートで、人気は7番人気でした。
その他の56kgの馬の成績は、9着、13着でした。
また、その他の55kgの馬の成績は、10着となっています。

12年は、53kg、50kg、50kgという組み合わせとなり、またハンデ戦ならではとなりました。
ハンデ頭は、8番人気のエリンコートで、56kg背負っていましたけれど結果7着となっています。
あと、55.5kgが1頭で11着、55kgも1頭で8着となっていました。

13年は、56kg、55kg、54kgという組み合わせとなり、11年に続きハンデ頭が連対(1着、マルセリーナ)いたしました。
連の組み合わせも11年と同じで、55kg以上の馬が2頭とも占めました。
あと、56kgの馬はいなくて、55kgの残りの馬は、8着、9着、13着となっていました。

14年は、53kg、50kg、56kgという組み合わせとなり、10年と同じ、連対馬はハンデ戦ならではの決着、3着馬にはハンデ頭(フーラブライド)が入りました。
あと、56kg、55kgの馬ですが、珍しくこのフーラブライド以外の出走はありませんでした。

15年は、53kg、53kg、53kgという組み合わせで、10年とまったく同じくほぼハンデ戦ならではの決着となりました。
ハンデ頭は56kgのバウンスシャッセ(5番人気)1頭でしたが15着となっています。
あと、55kgの馬ですが1頭もいませんでした。

16年は、53kg、51kg、55kgという組み合わせで、この年も連対馬はハンデ戦ならではの決着となりました。
ハンデ頭は、56kgのシュンドルボン(1番人気)とメイショウマンボ(12番人気)の2頭でしたが、それぞれ4着、11着となっています。
あと、55kgの馬ですが、上記の通り3着と、あと9着となっていました。

17年は、55kg、54kg、54kgという組み合わせで、13年に次いで、53kg以下の重量の馬が1頭も3着以内に入らなかった2回目の年となりました。
ハンデ頭は、56kgのトーセンビクトリー(1番人気)でしたが、9着と敗れています。
あと、55kgの馬ですが、上記の通りの1着馬と、あと5着となっていました。

昨年18年は、51kg、53kg、54kgという組み合わせで、この年は連対馬はハンデ戦ならではの決着となりました。
ハンデ頭は、56kgのトーセンビクトリー(5番人気)で15着、55kgの馬は、3番人気キンショウユキヒメ、6番人気エテルナミノルの2頭ですが、それぞれ7着<11着となっていました。

ちなみに、今回の登録馬で55kg以上の馬は、ハンデ頭として、55kgのフローレスマジックの1頭のみとなっています。
54kg以下の登録馬ですが、今年も、54kgが3頭、53kgが1頭、52kgが2頭、51kgが4頭、50kgが5頭、49kgが1頭と、かなり軽ハンデの馬が揃っています。
今年も難解な構成ですね。


それから、3着馬(22頭)の当日の人気と単勝オッズも挙げておきます。
こちらは07年までの上位人気で決まっていた連対馬とは全く違う様相を呈していました。
まず人気ですが、1番人気が1頭、2番人気が2頭、3番人気が1頭、4番人気が2頭、5番人気が4頭、6番人気が4頭、8番人気が2頭、10番人気が3頭、11番人気、12番人気、13番人気が各1頭と、07年までの連対馬とは違って、下位人気が主体となっています。
単勝オッズも、1番人気、2番人気、3番人気、4番人気の中の計6頭と5番人気の中の3頭、6番人気の中の1頭が一桁オッズだった以外の12頭は、すべて11倍以上(最低で13.6倍、最高で136.9倍)の二桁または三桁オッズとなっていました。


次に前走の人気を見てみます。
京都開催を除く22年の連対馬44頭では、そのうち30頭が5番人気以上の上位人気となっていました。
あとの6番人気以下の14頭ですが、そのうち5頭の前走はG1で、安田記念が3頭(9番人気7着、16番人気12着、13番人気14着)、ヴィクトリアマイルが2頭(16番人気14着、15番人気9着)となっていました。
あと残りの9頭ですが、そのうち1頭は97年2着のゴールデンジャックで、前走は金鯱賞9番人気(9着)となっていました。
ただその前走は9ヶ月ぶりのレースで、叩き2走目のこのレースの当日人気は、前走の人気と打って変わって4番人気まで上がっていました。
あとの8頭は、08年と09年のそれぞれの連対馬と10年の2着馬、11年の1着馬、13年の2着馬、18年の2着馬で、ここにもハンデ戦に変わっての影響が現れている気がいたします。
まず08年ですが、1着のトーホウシャインと2着のピースオブラヴのそれぞれの前走は、1000万下条件戦6番人気9着、新潟大賞典15番人気15着となっていました。
それから09年1着のコスモプラチナと2着のニシノブルームーンのそれぞれの前走は、愛知杯8番人気16着、準オープン特別6番人気1着となっていました。
続く10年2着のセラフィックロンプの前走ですが、オープン特別の都大路S12番人気5着となっていました。
そして11年1着のフミノイマージンですが、前走は金鯱賞8番人気6着でした。
ただし、前々走と3走前の牝馬限定の重賞でそれぞれ1着、2着となっていたことからこのマーメイドSの当日の人気は2番人気となっていました。
13年2着のアグネスワルツは、前走都大路S9番人気8着でした。
あと、18年2着のワンブレスアウェイは、前走福島牝馬S6番人気6着でした。
いずれにしても、ゴールデンジャック以外の7頭は、臨戦過程からはちょっと掴みにくい傾向となっています。

それから3着馬の前走の人気ですが、5番人気以上の上位人気だったのは22頭中8頭でした。
あとの6番人気以下の14頭(そのうち11頭は9番人気以下)のうち5頭はG1(オークス、安田記念、ヴィクトリアマイル3頭)で、あとの9頭は、阪神銀馬Sが2頭、目黒記念、愛知杯、オープン特別が各1頭、そして準オープン4頭となっていました。

ついでに前々走の人気も見てみますと、連対馬44頭中29頭が5番人気以上の上位人気となっていました。
あとの下位人気の15頭は、新潟大賞典(7番人気11着)、京王杯(10番人気10着)、マイラーズC(8番人気5着)、1000万下特別(7番人気5着)、福島牝馬S(12番人気15着)、エリザベス女王杯(15番人気17着)、福島牝馬S(7番人気7着)、オープン特別(10番人気13着)、福島牝馬S(9番人気1着)、阪神牝馬S(9番人気6着)、オープン特別(6番人気4着)、エリザベス女王杯(8番人気9着)、1000万条件戦(6番人気5着)、中山牝馬S(7番人気3着)、準オープン特別(6番人気8着)と、5頭を除いて他は重賞となっていました。

それから3着馬の前々走は、やはり連対馬と違った傾向を示していて、5番人気以上の上位人気は22頭中13頭で(1番人気2頭、2番人気3頭、3番人気2頭、4番人気2頭、5番人気4頭)、あとの9頭はそれ以下の下位人気となっていました。(6番人気1頭、7番人気3頭、8番人気3頭、9番人気1頭、10番人気1頭)
その5番人気以上の上位人気だったレースの内容は重賞が9頭、オープン特別が1頭、準オープンが2頭、1000万下戦が1頭となっていました。


年齢は、1着馬では、5歳が11頭、4歳が8頭、6歳が3頭となっていました。
2着馬では、5歳が14頭、4歳が5頭、6歳が3頭となっていました。
3着馬では、4歳が9頭、5歳が8頭、6歳が3頭、3歳と7歳が各1頭となっています。


毛色は、1着馬では、鹿毛が12頭、黒鹿毛が5頭、栗毛が2頭、栃栗毛、青毛、芦毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が9頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が4頭、栃栗毛が2頭、青鹿毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が8頭、黒鹿毛と栗毛が各4頭、青鹿毛が各3頭、栃栗毛が2頭、芦毛が1頭となっています。


枠の出目ですが、1着馬では、8枠が5頭、6枠、7枠が各4頭、2枠が3頭、1枠、3枠が各2頭、4枠、5枠が各1頭となっていました。
2着馬では、5枠が5頭、1枠、2枠、4枠、7枠、8枠が各3頭、6枠が2頭、3枠がなしとなっていました。
3着馬では、8枠が4頭、4枠、5枠、6枠、7枠が各3頭、1枠、2枠、3枠が各2頭となっていました。


また、前走の展開を見てみますと、連対馬44頭中27頭が最終コーナーで7番手より前の方の位置にいました。
3着馬では、その前にいたのは22頭中12頭となっていました。


それから、このレースは、逃げ馬の活躍が目立っていることでも有名です。
00年以降06年の京都開催も含んで見てみますと、逃げ馬のそれぞれの成績は、00年2着、01年2着、02年1着、03年4着、04年7着、05年1着、06年4着、07年4着、08年2着、09年1着、10年2着、11年12着、12年8着、13年2着、14年12着、15年8着、16年14着、17年8着、18年15着となっていて、19年中8連対となっていました。
ただ、その逃げ馬に関しては、予想通り逃げた馬もいれば、意外な馬が逃げたこともあって、レース前からその馬を予想するのはちょっと至難の業となっています。


以上ですが、今年もかなり難解ですね。
とりあえず今年も、まずはハンデ重量55kg以上の出走馬、55kgのハンデ頭フローレスマジックの取捨選択からですね。
それから、同じく昨年と同様、逃げ馬の特定、そしてその選択の検討をしていこうと思っています。
あとは、今年は荒れるか荒れないか迷いはありますが、やはり荒れた過去が多いので、人気とオッズがほぼ出たところで、「9番人気から14番人気」辺りの馬も検討しながら結論を出していこうと思っています。


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