第72回 日経新春杯のデータ [競馬データ]
今年の日経新春杯も先週に引き続き、阪神競馬場がスタンドリフレッシュ工事の為、変則開催として中京競馬場で行われます。
よって、従来の京都競馬場開催のデータは使えませんが、とりあえず、昨年まで京都で行われたデータを載せて、その後、各ファクター毎に中京で行われた21年、22年、23年のデータを載せていきたいと思います、
現在の施行(2400m芝、ハンデ戦)となった95年以降20年までと昨年24年の計27年、連対馬55頭(95年2着同着2頭含む)、3着馬26頭(同着となった95年はなし)からです。
まず1番人気ですが、成績は、1着が8頭、2着が5頭、3着が3頭で、あと4着以下が11頭となっていました。
連対率は48%、福勝率は59%とそれほどよくありません。
単勝オッズも、1.6倍で勝った馬もいれば、4.5倍で勝った馬もいます。
また逆に、1.6倍で9着という馬もいました。
ただ、12年から20年までと24年の計10年では、1番人気馬は、1着が5頭、2着が3頭、(3着は0)と、8頭も3着以内に入っていて、結構な連対率、複勝率となっています。(あと2頭は、11着(15年)、7着(20年))
さて今年はどの馬が1番人気になるのでしょうか。
今年もまずは、1番人気の馬の取捨選択が第一の鍵となりそうですね。
中京開催3年の1番人気馬は( (内は単勝オッズ
21年 アドマイヤビルゴ(2.8倍) 10着
22年 ステラヴェローチェ(1.8倍) 2着
23年 ロバートソンキー(3.8倍) 5着
となっていました。
次に、その当日の連対馬の人気の組み合わせを全体的に見ていきますと、
95年に7番人気と9番人気(と同着6番人気)
07年に5番人気と4番人気
15年に6番人気と10番人気
の組み合わせで決まった3年以外は、必ず片方か両方で1番人気2番人気3番人気のいずれかの馬が絡んでいました。
その両方絡んでいた年は、
99年、10年、14年、16年、17年の1番人気と2番人気の両方が入った5回
08年と11年の2番人気と3番人気が両方入った2回
12年の1番人気と3番人気が1回
の計8回となっていました。
あとの残り15年は、順に(3番人気-5番人気)(1番人気-7番人気)(2番人気-14番人気)(3番人気-8番人気)(5番人気-2番人気)(4番人気-3番人気)(4番人気-1番人気)(1番人気-8番人気)(2番人気-7番人気)(2番人気-6番人気)(11番人気-3番人気)(10番人気-1番人気)(1番人気-4番人気)(1番人気-5番人気)(2番人気-5番人気)(1番人気-4番人気)となっていて、そのほとんどが人気薄との組み合わせとなっています。
中京開催での人気の組み合わせですが(1着-2着-3着)
21年 7番人気-13番人気-4番人気
22年 3番人気-1番人気-9番人気
23年 2番人気-10番人気-4番人気
となっています。
次に、このレースはハンデ戦ですのでそのハンデ頭を見ていきますと、27年中ハンデ頭が連対したのは7年、3着までですと10年と、このハンデ頭の成績も今一つの結果となっています。
そのうち、58kg以上のハンデをつけられた馬の成績を見てみますと、27年中14年その年があって、その13年中(計15頭)4年連対、3着2回となっていました。
3着以上に入った計6頭の内訳は、
99年5歳馬のメジロブライトが59.5kgを背負って1番人気の1着
01年7歳馬のステイゴールドが58.5kgを背負って5番人気の1着
02年6歳馬のホットシークレットが58kgを背負って3番人気の2着
10年4歳馬のローズキングダムが58kgを背負って1番人気の3着
12年5歳馬のトゥザグローリーが58.5kgを背負って1番人気の1着
16年6歳馬サトノノブレスが58kg背負って1番人気の3着となっています。
あとの9頭は、
03年3番人気6着(58kg、5歳)
04年2番人気14着(58kg、5歳)
05年5番人気7着(58kg、6歳)
09年2番人気5着(58kg、8歳)
15年1番人気11着(58kg、5歳)
16年9番人気4着(58kg、8歳)
17年6番人気10着(58kg、5歳)
17年10番人気13着(58kg、9歳)
24年9番人気12着(58kg、8歳)
となっていました。
それから反対に、重量55kg以下は55頭中34頭が連に絡んでおり、96年、11年、12年、16年、24年を除く22年で両方か片方に入っていました。
いかにもハンデ戦らしい様相を呈しています。
そして、3着馬の重量55kg以下は、95年、11年、12年、13年、15年、16年、17年、24年を除く26頭中18頭となっています。
12年以降ここ10年では、14年、18年、19年、20年を除く6年で逆に56kg以上の馬が3着に入っています。
1着から3着まで見てみますと、96年、11年、12年、13年、16年、17年、24年を除く20年で55kg以下の馬が2頭ずつ(19年、20年は3頭)入っていました。
1kg下げて54kg以下で見てみますと、11年、12年、15年、19年、24年を除く22年で少なくとも1頭は入っていました。
今回の登録馬18頭では、重量55kg以下の馬は8頭となっています。
また、重量54kg以下の馬になりますと、グランスラムアスク(52kg)、プラチナトレジャー(54kg)の2頭で、京都での11年、12年、15年、19年、24年以外の22年の結果が繰り返されるのであれば、この中から少なくとも1頭は入ることになります。
中京開催の3年間でのハンデですが
21年 53kg-52kg-56kg
22年 55kg-57㎏-54kg
23年 59kg-55kg-56kg
となっています。
次に枠順の出目ですが、連対馬で一番多かったのは6枠の10頭で、続いて1枠3枠4枠の各8頭、2枠と8枠の各6頭、5枠の5頭、7枠の4頭となっていました。
3着馬では、5枠が7頭、7枠が6頭、2枠3枠が各3頭、4枠と6枠と8枠が各2頭、1枠が1頭となっています。
枠順の出目で特に目立つデータとしては、連対馬で、96年の6-7、10年の6-8、11年の6-7、24年の5-8以外の23年は、片方かまたは両方で1枠~4枠の内枠が絡んでいたことがあげられます。
特に27年中17年の1着が内枠でした。
中京開催での3年間では
21年 7枠-3枠-6枠
22年 5枠-2枠-3枠
23年 2枠-6枠-7枠
となっていました。
続いて年齢ですが、一番多く連対していたのは4歳馬で55頭中24頭連対していました。
続いて5歳馬が54頭中20頭連対となっています。
その中の4歳馬の24頭ですが、4歳馬が1頭も出走しなかった18年を除く、96年、01年、02年、05年、07年、08年、09年の7年以外、27年中19年で片方か両方で連対していて、3着では同着で3着がなかった95年を除く26年中11年が4歳馬でした。
その連対のなかった7年の中で、02年、08年を除く5年の3着馬は4歳馬でした。それから5歳馬ですが、5歳馬が1頭も出走しなかった11年を除く、95年、98年、00年、15年、17年、19年の6年以外、27年中20年で片方か両方で4歳馬以上に連対していました。
また、過去の連対した5歳馬の当日人気を見てみますと、1番人気が7頭、2番人気が4頭、3番人気が2頭、4番人気が1頭、5番人気が3頭、6番人気が1頭、7番人気が2頭となっていました。
あと、6歳馬ですが7頭連対していました。
そのうち5頭の当日人気は、1頭が1番人気、3頭が3番人気、1頭が5番人気でした。
あと2頭は、09年人気薄で逃げ切り勝ちしたテイエムプリキュア(11番人気)、もう1頭は15年2着に入ったフーラブイド(10番人気)の両牝馬となっています。一応6歳馬は当日の人気は要チェックです。
あと残り4頭は7歳馬で、その内訳は、98年2着のメイショウヨシイエ、01年1着のステイゴールド、07年のトウカイエリート、08年のアドマイヤモナークの4頭で、その人気はそれぞれ14番人気、5番人気、9番人気、3番人気となっていました。
その中の3頭、メイショウヨシイエは前年の金鯱賞2着、ステイゴールドは前年の目黒記念1着、アドマイヤモナークは前年の七夕賞2着と、それぞれ前年の重賞で連対の経験がありました。
またトウカイエリートも前年条件戦ながら6回も連対経験がありました。
同じく3着馬の年齢もまとめてみますと、4歳馬が上記で挙げたとおり11頭(1番人気~9番人気)と最も多く(ちなみに95年の2着同着の2頭も4歳馬でした)、5歳馬が8頭(5番人気、6番人気、12番人気、12番人気、8番人気、4番人気、4番人気、7番人気)、6歳が6頭(3番人気、4番人気、7番人気、4番人気、3番人気、11番人気)、7歳が1頭(10番人気)となっていました。
中京開催での3年間では
21年 5歳-6歳-5歳
22年 4歳-4歳-5歳
22年 6歳-6歳-4歳
となっています。
次に臨戦過程ですが、前走重賞だったのは55頭中34頭いました。
その内訳は、有馬記念が9頭、鳴尾記念が7頭、菊花賞が4頭(5番人気2着、4番人気5着、12番人気5着、7番人気5着)、京都金杯(6番人気3着、1番人気2着、13番人気12着)、中日新聞杯(3番人気2着、2番人気3着、5番人気3着)が各3頭、ステイヤーズS(4番人気8着、2番人気3着)、愛知杯(9番人気18着、1番人気3着)が各2頭、アルゼンチン共和国杯、エリザベス女王杯、金鯱賞、京都大賞典が各1頭(それぞれ3番人気2着、7番人気6着、2番人気8着、競争中止)となっていました。
今回の登録馬で前走重賞だったのは18頭中12頭います。
あと残りの21頭ですが、前走オープン特別が4頭(トパーズS6番人気6着、六甲S1番人気11着、万葉Sが2頭)、前走条件特別が15頭となっていました。
その条件特別戦の17頭のうち14頭が準オープンで、あと3頭は1000万下(900万下)特別でした。
また17頭の前走の着順ですが、14頭が1着、2着が1頭(3番人気)、4着が2頭(1番人気、4番人気)となっています。
ちなみに、登録馬で前走オープン特別、リステッド競争を走った馬は18頭中3頭となっています。
あと、前走条件特別の登録馬は3勝クラスが3頭となっています。
同じく3着馬の前走ですが、10頭が条件戦で連対していました。(500万下1頭、1000万下3頭、1600万下6頭)
あとオープン特別が4頭、重賞が12頭(有馬記念1頭、鳴尾記念2頭、愛知杯2頭、金鯱賞2頭、日本ダービー1頭、ジャパンカップ1頭、菊花賞1頭、札幌記念1頭、ステイヤーズS1頭)となっています。
中京開催での前走のレースですが、
21年 1着馬 3勝クラス 1番人気8着
2着馬 オープン特別 4番人気4着
3着馬 リステッド競争 4っ番人気2着
22年 1着馬 日本ダービー 6番人気7着
2着馬 有馬記念 3番人気4着
3着馬 中日新聞杯 7番人気8着
23年 1着馬 ジャパンカップ 4番人気3着
2着馬 アルゼンチン共和国杯
3着馬 菊花賞 5番人気7着
となっています。
血統では、連対馬55頭中32頭が父か母の父(BMS)でノーザンダンサー系絡みの馬となっていました。
ちなみに、ノーザンダンサー系が絡まなかった23頭の馬は、ゴーゴーゼット、ワンダフルタイム(以上95年)、ステイゴールド、サンエムエックス(以上01年)、コイントス(03年)、スイフトカレント(06年)、トウカイワイルド(07年)、トップカミング(10年)、ルーラーシップ(11年)、トゥザグローリー、ダノンバラード(12年)、カポーティスター、ムスカテール(13年)、サトノノブレス、アドマイヤフライト(14年)、アドマイヤデウス、フーラブライド(15年)、レーヴミストラル、シュヴァルグラン(16年)、パフォーマプロミス(18年)、グローリーヴェイズ(19年)、レッドレオン(20年)、ブローザホーン(24年)となっています。
12年から16年までの5年連続で、連対馬すべてノーザンダンサー系が絡まなかったのですが、17年は、09年以来連対馬2頭共、ノーザンダンサー系絡みとなりました。
18年、19年は2着馬が、20年は1着馬が、24年は2着馬がそれぞれBMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。
3着馬の血統では、母の父(BMS)で12頭がノーザンダンサー系となっていました。
しかしながら、3着馬も、09年以降20年までの12年間では、ノーザンダンサー系絡みの馬は12年4番人気3着となったトウカイパラダイス、18年3番人気3着となったガンコ、19年3番人気3着となったシュペールミエールの3頭となっています。
中京開催での3年間の父ですが、
21年 1着馬 オルフェーヴル
2着馬 タニノギムレット
3着馬 キングカメハメハ
22年 1着馬 ディープインパクト
2着馬 バゴ
3着馬 キズナ
23年 1着馬 ドリームジャーニー
2着馬 ハーツクライ
3着馬 ディープインパクト
ちなみに、ノーザンダンサー系絡みの馬は、22年の1着馬、23年の3着馬の2頭となっています。
毛色は、連対馬では、鹿毛が24頭、黒鹿毛が17頭、栗毛が9頭、青鹿毛が3頭、栃栗毛、芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が10頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が4頭、芦毛が3頭、青鹿毛が2頭、栃栗毛が1頭となっていました。
中京開催での毛色は
21年 栗毛-栗毛-鹿毛
22年 鹿毛-青鹿毛-黒鹿毛
23年 黒鹿毛-黒鹿毛-鹿毛
となっていました。
以上ですが、今年は中京競馬場での開催、上記の京都でのデータを参考にしつつ、中京施行での21年、22年、23年の3年間の傾向を重視して検討、予想したいと思います。
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