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第75回 毎日王冠のデータ [競馬データ]

90年以降、02年の中山競馬場開催を除く過去33年、連対馬66頭、3着馬33頭からです。


まずは年齢ですが、1着馬33頭では、4歳馬が15頭と圧倒的に多く、5歳馬が9頭、3歳馬が6頭、6歳馬、7歳馬、8歳馬が各1頭となっていました。
その中で6歳馬ですが、90年以降のデータでは12年まで1着馬が出ていませんでしたが、13年に初めて6歳馬エイシンフラッシュが1着(4番人気)となりました。
ただし、2002年の中山開催では6歳馬のマグナーテンが1着になっています。
また、それ以前では、唯一80年に6歳馬のカネミノブが1着になっていました。
しかしながら、この80年も中山開催。
第1回から数えると、昨年74回まで6歳馬で1着になったのは3頭のみ、そのうち2頭は中山開催で、つまり東京開催では、エイシンフラッシュが初の6歳馬の1着馬ということになります。
ちなみに、エイシンフラッシュが1着となった13年では、出走馬11頭中3頭の6歳馬が出走していました。(残り2頭は、3番人気5着、10番人気8着)
今年の6歳馬の出走ですが、ヨーホーレイクの1頭が出走しています。

2着馬33頭では、こちらも4歳馬が14頭と抜けていて、次に、5歳が8頭、6歳が6頭、3歳が5頭となっていました。
昨年までのところ7歳以上の2着馬はまだ出ていません。
今回、7歳馬の出走は、エアファンディタの1頭の出走があります。

また3着馬33頭では、こちらも4歳馬が13頭と最も多く、続いて6歳馬が7頭、5歳馬が6頭、7歳馬が3頭、3歳馬、8歳馬が各2頭となっていました。

4歳馬が90年以降連対しなかったのは、92年と04年05年06年の3年連続、09年、10年の2年連続、そして12年、14年、17年、20年、23年の計11回で、そのうち92年、04年、05年の3着馬は4歳馬となっていました。
その連対しなかったうちの06年ですが、4歳馬自体が1頭しか出走がなく、結果10番人気8着でした。
しかし、その翌年の07年は、06年と同じく4歳馬はアグネスアーク1頭しか出走はありませんでしたが、こちらは結果5番人気2着と連対を果しました。
また、09年では、アタマ差で4歳馬が4着に来ています。(4歳馬4頭出走)
そして10年の4歳馬の出走は1頭で5番人気8着という結果でした。
12年では、4歳馬の出走は4頭でしたが、そのうち3頭は4着、5着、6着となっていました。
14年では、4歳馬の出走は6番人気のロゴタイプの1頭で、6着という結果でした。
17年では、4歳馬の出走は12頭中2頭で、結果は、2番人気マカヒキが6着、6番人気アストラエンブレムは11着と両馬とも奮いませんでした。
20年では、4歳馬の出走は3頭で、結果は5着、6着、7着でした。
23年では、4歳の出走は3頭で、結果は9着、11着、12着でした。
今回の出走馬で4歳馬は、エルトンバローズ、シルトホルン、トップナイフ、ホウオウビスケッツと出走馬14頭中4頭となっています。

それから、10年にアリゼオ(6番人気)が勝ったことで、88年のオグリキャップ以来22年ぶりの1着となった「3歳馬」ですが、さらに同じく2着にもその3歳馬が来て(8番人気のエイシンアポロン)、ワンツーフィニッシュを果たし、それまでの3歳馬の不振を吹き飛ばしてくれました。
そして11年にも、2着に2番人気の3歳馬リアルインパクト、12年も、1着に1番人気の3歳馬カレンブラックヒル、2着に12番人気の3歳馬ジャスタウェイがそれぞれ入り、10年以降3年間の間で連対馬6頭中5頭も3歳馬が占めてしまいました。
しかしながら、13年の3歳馬は、2番人気コディーノ1頭のみの出走となって、11頭立てで7着。
14年の3歳馬は、15頭立てで2頭出走して、3番人気ロサギガンティアは7着、10番人気ウインマーレライは11着という結果。
15年の3歳馬は、13頭立てで1頭出走、2番人気アンビシャスは6着。
16年の3歳馬は、11頭立てで1頭出走、2番人気コディーノは7着。
17年の3歳馬は、12頭立てで3頭も出走、結果、1番人気ソウルスターリングは8着、7番人気ダイワキャグニーは4着、9番人気ウインブライトは10着。
18年の3歳馬は、13頭立てで同じく3頭の出走、結果、3番人気ステルヴィオが2着と12年以来の連対、あと、4番人気ケイアイノーテックが5着、9番人気カツジが12着という結果でした。
19年の3着馬は、1着に見事1番人気のダノンキングリーが入り、20年も3着馬の1番人気サリオスが1着、21年も1番人気シュネルマイスターが1着となって、3年連続で1着、4年連続で連対となりました。
22年ですが、3歳馬そのものの出走はありませんでした。
昨年23年の3歳馬は、12頭立てで2頭出走、4番人気エルトンバローズが見事4番人気1着、もう1頭は6番人気8着だったエエヤンとなっています。
これで、90年以降昨年までの3歳馬の成績は、1着6頭、2着5頭、3着2頭、4着以下26頭となりました。
ちなみに、10年6番人気1着となったアリゼオの前走は日本ダービー6番人気13着、2着になった5頭の前走は、98年3番人気2着のエルコンドルパサーの前走はNHKマイルを1番人気1着、10年8番人気2着のエイシンアポロンがNHKマイル4番人気9着、11年2番人気2着のリアルインパクトは前走9番人気1着、12年に2着になったジャスタウェイの前走は日本ダービー15番人気11着、18年に2着になったステルヴィオの前走は日本ダービー6番人気8着、19年に1着となったダノンキングリーの前走は日本ダービー3番人気2着、20年に1着となったサリオスの前走は日本ダービー2番人気2着、21年に1着となったシュネルマイスターの前走は安田記念4番人気3着となっています。
昨年23年に1着となったエルトンバローズの前走はラジオNIKKEI賞3番人気1着となっています。
今回、3歳馬の出走は、オフトレイル、シックスペンス、ダノンエアズロックの2頭が出走しています。


次に当日の1番人気ですが、連対した年は、93年、94年の2年連続、97年、98年、99年の3年連続、04年の1年、08年、09年の2年連続、11年12年の2年連続、そして15年、16年の2年連続、18年、19年、20年、21年、22年、23年の6年連続の計18回となっていました。

その18頭のうち、08年09年と連続で2着となったウオッカと23年2着となったソングラインを除いて、15頭がいずれも1着となっていました。
その連対した1番人気の単勝オッズを順番に挙げていきますと、2.3倍、4.4倍、2.0倍、1.4倍、1.2倍、3.0倍、1.5倍、1.3倍、2.0倍、3.5倍、4.9倍、3.3倍、2.3倍、1.6倍、1.3倍、2.6倍、3.0倍となっていました。
あと連をはずした15頭のうち、91年92年と07年の3頭は3着で、あと残り12頭は4着以下となっていました。
よって、1番人気の連対率は33分の18で5割強になります。

また、3着までのワイド、3連単、3連複の中に入る率は33分の21で約0.636と、このレースでは1番人気は6割強の複勝率と、微妙な率となっています。
ただ、ここ6年連続を含め、08年以降、ここ過去16年に限ると12年も3着以内に入っていますので、信頼度はかなりあるように思われます。
今年は、ローシャムパークが1番人気となりそうなので、まずはこの馬を本命にするかしないかの二者択一になるかと思います。


次に臨戦過程ですが、前走のレース施行を見ていきますと、前走がG1(海外G1も含む)だったのは連対馬66頭中35頭いました。
3着馬では、同じく海外G1を含めて33頭中12頭いました。
これを過去21年で見ますと、連対馬42頭中26頭、3着馬21頭中8頭になります。
ということは、最近に限って言うと前走G1を走った馬は特に要注意となっています。

話を戻して、過去33年の連対した35頭の前走G1組ですが、15頭は前走安田記念でした。
3着馬12頭では、5頭が前走安田記念でした。
その安田記念での着順は、連対馬では8着、2着、6着、8着、1着、4着、1着、1着、1着、2着、2着、3着、1着、3着、1着でしたが、15頭のうち11年の2着馬リアルインパクト(安田記念9番人気1着)、17年の2着馬サトノアラジン(安田記念7番人気1着)、21年の2着ダノンキングリー(安田記念8番人気1着)、22年1着のサリオス(安田記念8番人気3着)を除く11頭の人気は5番人気以上の上位人気でした。
同じく3着馬の45頭の安田記念の着順は、それぞれ3番人気3着、6番人気4着、7番人気1着、4番人気1着、1番人気3着でとなっています。
しかしながら、今回の出走馬で前走安田記念を走っていた馬の出走はありません。
ただし、前々走安田記念を14番人気8着となった、昨年のこのレースの覇者エルトンバローズが出走しています。
続いて10頭は前走宝塚記念でした。
その10頭の宝塚記念の着順ですが、02年優勝馬の前走11着のバランスオブゲーム、16年2着馬の前走16着のアンビシャス以外の8頭は、掲示板に載っていました。
3着馬の前走G1だった12頭では、そのうち5頭が宝塚記念で、その着順は2着、12着、6着、5着、8着でした。
今回、前走宝塚記念だった出走馬は、4番人気5着だったロンシャムパーク、10番人気13着だったカラテの2頭がいます。
あと、連対馬の前走G1組残り9頭は、天皇賞(春)3番人気10着の1頭、日本ダービー6番人気13着、15番人気11着、6番人気8着の3頭、そしてNHKマイルの1番人気1着(2頭)と4番人気9着の計3頭、海外G1(香港)4番人気3着の1頭で、3着馬の残り2頭は、有馬記念の2番人気3着と海外(香港)G1の1番人気1着となっていました。
今回の出走馬で前走が宝塚記念、安田記念以外のG1だった馬は、日本ダービーで3番人気9着だったシックスペンス、同じく5番人気14着だったダノンエアズロック、海外のドバイターフで9番人気15着だったマテンロウスカイの3頭となっています。

続いて、前走G1以外の馬も見ていきます。

前走G1以外の連対馬残り31頭では、その前走の着順は、1着が20頭と圧倒的に多く、あと2着が4頭、3着が2頭、4着が1頭、5着が2頭、7着、8着が各1頭と最後の方の2頭を除けば掲示板に載っていました。
3着馬残り21頭では、その前走の着順は、1着が7頭、2着が2頭、3着が4頭、4着が3頭、5着が1頭、6着が1頭、7着が1頭、8着が2頭と21頭中17頭が掲示板に載っていました。
その前走時の人気ですが、1番人気が9頭、2番人気が2頭、3番人気が3頭、4番人気が2頭、5番人気が2頭、8番人気が1頭、9番人気、14番人気が各1頭と、8番人気(6着)、9番人気(2着)、14番人気(8着)の3頭を除く16頭が5番人気以上の上位人気となっていました。
今回の出走馬で、前走G1以外で1着だった馬は、前走ラジオNIKKEEI賞6番人気1着のオフトレイル、前走函館記念3番人気1着のホウオウビスケッツ、前走新潟大賞典7番人気1着だったヤマニンサルバム、新潟記念1番人気1着だったヨーホーレイクの4頭となっています。
あと、前走1着以外で掲示板に載っていたのは、エルトンバローズ(前走中京記念1番人気3着)、ニシノスーベニア(前走エプソムカップ9番人気2着)、の1頭となっています。
また、前走掲示板に載っていなくて人気が5番人気以上だった出走馬は、シルトホルン(前走オープン特別4番人気13着)の1頭となっています。

それから父の血統ですが、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が連対馬66頭中32頭、ノーザンダンサー系が14頭、ナスルーラ系が9頭、ミスタープロスペクター系が4頭、トゥルビョン系が3頭、マンノウオー系が2頭、ハイペリオン系、ディクタス系が各1頭となっていました。
3着馬の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が15頭、ノーザンダンサー系が8頭、ミスタープロスペクター系、ナスルーラ系が各3頭となっていました。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が31頭、黒鹿毛と栗毛が各14頭、芦毛が4頭、青鹿毛が3頭となっています。
3着馬では、鹿毛が14頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が7頭、芦毛と青鹿毛が各2頭となっていました。


あと、毎年補足で載せているデータ、東京競馬場改装後の03年以降、昨年23年までの21年間の、3着以内に入った単勝二桁以上のオッズだった馬の頭数を最後に挙げておきます。
03年 2頭(ともに10倍台)
04年 0頭
05年 2頭(10倍台1頭、70倍台1頭)
06年 1頭(10倍台)
07年 2頭(10倍台1頭、40倍台1頭)
08年 1頭(10倍台)
09年 2頭(10倍台1頭、110倍台1頭)
10年 3頭(いずれも10倍台)
11年 1頭(10倍台)
12年 2頭(20倍台1頭、60倍台1頭)
13年 0頭
14年 2頭(10倍台1頭、40倍台1頭)
15年 0頭
16年 1頭(70倍台1頭)
17年 0頭
18年 1頭(10倍台1頭)
19年 0頭
20年 2頭(10倍台2頭)
21年 0頭
22年 0頭
23年 1頭(10倍台1頭)


以上ですが、毎年書いていますけれども、ともかくも難儀なレースですね。
過去にも、データ的にクリアとなって自信を持って予想しても、その裏をかかれて大敗することがたびたびありました。
ともかくも、今年もまずは1番人気馬の取捨選択から始めていこうと思っています。

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