第42回 ローズステークスのデータ [競馬データ]
今年は、阪神競馬場スタンドリフレッシュ工事の為、中京競馬場での代替え開催となります。
距離も、阪神で施行されている1800mとは違って、2000m芝で行われます。
とりあえず、変則開催となった、20年、21年、22年の中京競馬場代替え開催となった3年間のデータを挙げていきたいと思います。
その後、参考として、従来の阪神競馬場施行のデータを挙げていきます。
まず人気ですが、
20年 3番人気-14番人気-11番人気
21年 4番人気-12番人気-1番人気
22年 1番人気-2番人気-7番人気
となっていました。
20年では、3連単の配当が113万円台と大荒れとなっています。
前走のレースですが、
20年は、
1着馬の前走はオークス(8番人気4着)
2着の前走は1勝クラス(2番人気2着)
3着馬の前走は1勝クラス(1番人気1着)
21年は、
1着馬の前走は1勝クラス(1番人気1着)
2着の前走は2勝クラス(2番人気4着)
3着馬の前走はオークス(7番人気5着)
22年は、
1着馬の前走はオークス(2番人気7着)
2着の前走は1勝クラス(1番人気1着)
3着馬の前走は1勝クラス(1番人気1着)
となっていました。
前々走のレースですが、
20年は、
1着馬の前々走は桜花賞(4番人気10着)
2着馬の前々走は未勝利戦(2番人気1着)
3着馬の前々走は1勝クラス(1番人気3着)
21年は、
1着馬の前々走は1勝クラス(2番人気2着)
2着馬の前々走は忘れな草賞(5番人気2着)
3着馬の前々走は桜花賞(5番人気5着)
22年は、
1着馬の前々走は忘れな草賞(1番人気1着)
2着馬の前々走は新馬戦(2番人気1着)
3着馬の前々走は1勝クラス(1番人気1着)
となっていました。
毛色では、
20年 黒鹿毛-鹿毛-鹿毛
21年 黒鹿毛-栗毛-鹿毛
21年 栗毛-鹿毛-黒鹿毛
となっていました。
父の血統では、
20年 ディープインパクトーエピファネイアーディープインパクト
21年 キングカメハメハーエイシンヒカリーキングカメハメハ
22年 スクリーヒーロー-ディープインパクト-キズナ
となっていました。
全体的に見てみますと、20年2着馬、21年1着馬、3着馬の3頭のBMS(母の父)はディープインパクト、21年2着馬、22年3着馬はディープインパクトの孫で、22年1着馬以外はすべてディープインパクト系が絡んでいました。
こう見てみると、ディープインパクト絡みが強いように見えますが、果たして今年もそうなるのでしょうか。
ちなみに今回の出走馬では、オーロラエックス、クイーンズウォーク、タガノエルピータ、ラヴァンダの5頭がディープインパクトの孫としてそれぞれ出走しています。
枠番は、
20年 1枠-7枠―4枠
21年 6枠-5枠―7枠
22年 5枠-4枠―6枠
となっていました。
では参考までに、昨年までの阪神競馬場で行われた過去のローズステークスのデータを一応、挙げておきたいと思います。
その阪神競馬場での施行ですが、05年までは2000m芝で行われていましたが、06年に阪神競馬場の馬場改装に伴い、07年からは、それまで行われていた2000m芝から距離が200m短くなって1800mで行われるようになりました。
しかも馬場改装に伴い外回りコースとなったことで、直線も長くなっています。
ということで、それ以前とはまったく違ったレースとなっています。
ということで、07年以降19年までの13年と昨年23年の計14年、阪神競馬場の馬場リニューアル後の1800m芝でのデータを挙げていきたいと思います。
まずは臨戦過程での前走のレースを見ていきます。
連対馬28頭を見てみますと、前走オークスだった馬は、28頭中16頭いました。
内訳は、1着馬が13頭中10頭(08年~14年、16年、18年、19年)、2着馬が13頭中6頭(07年、09年、11年、12年、15年、19年)となっています。
結局、新しい施行となった07年以降では、17年と23年を除けば、少なくとも1頭、前走オークスを走っていた馬が連で絡んでいたことになります。(そのうち09年、11年、12年、19年の4年は連対馬2頭とも前走オークスを走った馬でした。)
その前走オークスを走った馬のオークス時の着順ですが、1着4頭、2着3頭、3着2頭、4着2頭、5着1頭、6着1頭、9着1頭、13着1頭、15着1頭と、着順には大きな差がありました。
またそのオークス時の人気は、1番人気3頭(2着、3着、1着)、2番人気4頭(1着、2着2頭、3着)、3番人気2頭(1着2頭)、4番人気1頭(5着)、6番人気2頭(4着、6着)、7番人気(13着)、9番人気2頭(9着、15着)、11番人気1頭(4着)と、こちらも大きな差がありました。
人気面では、6番人気以上の上位人気が1着馬2着馬合計16頭中12頭占めているものの、下位人気4頭(7番人気、9番人気(2頭)、11番人気)という人気薄の馬が来ているところが気になるところです。
それから、前走オークス馬16頭のその前のレース(前々走)ですが、桜花賞が10頭、フローラSが3頭、スイートピーS、忘れな草賞、フラワーカップが各1頭となっていました。
その、前々走のそれぞれの人気と着順ですが、まず桜花賞10頭は、2番人気1着、1番人気2着、2番人気2着、4番人気2着、5番人気3着、9番人気6着、6番人気8着、2番人気2着、1番人気4着、4番人気5着となっていて、結構、4番人気以下の人気薄の馬、5着以下の下位着順の馬が絡んでいるのが目立っています。
フローラS3頭は、1番人気1着が2頭、2番人気5着が1頭となっていました。
そして、残り3頭は、スイートピーSが1番人気1着、忘れな草賞が1番人気1着、フラワーカップが2番人気1着となっています。
3着馬では、前走オークスだったのは14頭中3頭(10年、17年、19年)となっています。
そのオークス時の人気着順は、10年の3着馬エーシンリターンズが7番人気14着で、その前々走は桜花賞11番人気3着、17年の3着馬リスグラシューが3番人気5着で、その前々走は桜花賞3番人気2着、19年の3着馬ウィクトーリアが6番人気4着で、その前々走はフローラS3番人気1着となっていました。
あと、前走オークス以外の重賞を走った連対馬は、26頭中3頭いました。
内訳は、桜花賞が1頭(3番人気1着)、クイーンSが1頭(11番人気8頭)、フローラSが1頭(8番人気14着)となっています。
そして、あと残りの9頭の連対馬では、前走のオープン特別のレース(白百合S)を走ったのが1頭(6番人気1着)、条件戦で1000万下戦(2勝クラス)は1頭(3番人気2着)、500万下戦(1勝クラス)だったのは6頭(1番人気1着(2頭)2番人気1着(2頭)、4番人気1着(2頭))、未勝利戦が1頭(1番人気1着)となっていました。
3着馬では、残り14頭中11頭ですが、前走クイーンSが1頭(1番人気2着)、前走1000万下戦(2勝クラス)が9頭《(1着が3頭、2着が1頭、3着が2頭、4着が2頭、6着が1頭)(1番人気が6頭、2番人気が1頭、3番人気が1頭、10番人気が1頭(3着)》、前走500万下戦(1勝クラス)が1頭(1番人気1着)となっています。
3着馬14頭を全体で見てみますと、前走オークス7番人気(14着)、同じくオークス3番人気(5着)、同じくオークス6番人気4着、1000万下戦5番人気(2着)、同じく1000万下戦3番人気(4着)の5頭を除く9頭の前走の人気は、すべて1番人気となっていました。
ちなみに、連対馬28頭では、前走1番人気だったのは6頭のみとなっていました。
一応、もう一度阪神1800m芝となったこの14年間を細かくまとめていきますと、1着馬の前走は、07年(前走桜花賞1着)、15年(前走500万下戦4番人気1着)、17年(前走500万下戦4番人気1着)、23年(前走1勝クラス2番人気1着)を除いて10頭はオークス(1着が3頭、3着が2頭、4着が2頭、5着が1頭、9着が1頭、13着が1頭)でした。
同じく2着馬の前走は、14頭中6頭がオークス(1着が1頭、2着が3頭、6着が1頭、15着が1頭)でした。
2着馬のその他の8頭は、クイーンS(8着)、フローラS(14着)、オープン特別(1着)、1000万下特別(2着)、500万下特別(1勝クラス3頭(1着、1着、1着)、未勝利戦(1着)となっていて、結局、過去14年の連対馬28頭の前走は、13年2着馬(前走500万下特別)、14年2着馬(未勝利戦)、15年1着馬(前走500万下戦)、17年1着馬(前走500万下戦)、17年2着馬(1000万下特別)、18年2着馬(前走500万下戦)、23年1着馬(前走1勝クラス)、23年2着馬(前走1勝クラス)の8頭を除いた以外の20頭は、オークスを含めた重賞が19頭、オープン特別が1頭と、前走はオープン以上のレースとなっています。
3着馬の前走は、14頭中オークスが3頭(14着、5着、4着)、クイーンSが1頭(2着)、残り10頭が1000万下特別(2勝クラス)8頭(1着が3頭、2着が1頭、3着が2頭、4着が1頭、6着が1頭)と500万下戦2頭(1着が2頭)となっていました。
それから、臨戦過程で、この14年間の上位1着~3着までの計42頭中前2走の中でオークスの経験があったのは25頭でした。
同じく、前3走の中で桜花賞の経験があったのは、42頭中19頭でした。
ここで毎年取り上げられている「オークス馬1着馬」からローズSへ直行した馬の動向を、また細かく載せておきたいと思います。
ここでは、ローズステークスの施行に関係なく、第1回から昨年までのオークス優勝馬のローズステークス直行馬の成績を挙げておきます。
オークスの人気着順→ローズステークスの人気着順→秋華賞(それ以前はエリザベス女王杯)の人気着順
85年ノアノハコブネ 21番人気1着→5番人気11着→11番人気12着
86年メジロラモーヌ 1番人気1着→1番人気1着→1番人気1着
00年シルクプリマドンナ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気10着
03年スティルインラブ 2番人気1着→1番人気5着→2番人気1着
04年ダイワエルシエロ 6番人気1着→1番人気7着→不出走
08年トールポピー 4番人気1着→2番人気6着→1番人気10着
10年アパパネ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気1着
11年エリンコート 7番人気1着→3番人気10着→5番人気10着
12年ジェンティルドンナ 3番人気1着→1番人気1着→1番人気1着
13年メイショウマンボ 9番人気1着→4番人気4着→3番人気1着
14年ヌーヴォレコルト 2番人気1着→2番人気1着→1番人気2着
15年ミッキークイーン 3番人気1着→1番人気2着→1番人気1着
16年シンハライト 1番人気1着→1番人気1着→不出走
以上、昨年まで13頭のオークス馬が直行して出走してきましたが、ローズSで1着になったのは86年のメジロラモーヌ、12年のジェンティルドンナ、14年のヌーヴォレコルト、シンハライトの4頭となっています。
その他の9頭は、2着、4着3頭、5着、6着、7着、10着、11着と、ミッキークイーン以外の8頭は3着以内にも入っていませんでした。
11年まで25年も3着以内に入っていなかったので、12年と14年、このデータのみで無謀にもジェンティルドンナ、ヌーヴォレコルトをそれぞれ消して勝負しました。
やはり無謀でございました。
ということで、続く15年はミッキークイーンを本命にいたしました。(結局、ミッキークイーンは2着、複勝のみの配当でした)
そして16年は、逆にシンハライトを本命にせず▲に留めたところ、これも裏目、どの配当も取れませんでした。
余談でした。
さて、今年のオークス馬はチェルヴィニアでしたが、今回はそのまま秋華賞に直行する予定で、ローズステークスでの出走はありません。
続いて毛色ですが、
07年では栗毛-鹿毛-栗毛
08年では鹿毛-栗毛-鹿毛
09年では鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
10年では栗毛-鹿毛-栗毛
11年では芦毛-鹿毛-栗毛
12年では鹿毛-青毛-鹿毛
13年では鹿毛-鹿毛-青毛
14年では栗毛-鹿毛-黒鹿毛
15年では鹿毛-鹿毛-鹿毛
16年では黒鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛
17年では栗毛-鹿毛-黒鹿毛
18年では鹿毛-鹿毛-鹿毛
19年では鹿毛-黒鹿毛-鹿毛
23年では黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
となっていました。
こう見てみますと、16年を除けば、毎年鹿毛馬が少なくとも1頭連対していて、連対馬28頭中17頭も占めています。
その人気は、1番人気が6頭、2番人気が2頭、5番人気が2頭、6番人気が2頭、7番人気が2頭、9番人気が1頭、10番人気が1頭、15番人気が1頭となっていて、16頭中7頭が6番人気以下の下位人気でした。
あと、栗毛が5頭(1番人気、2番人気、4番人気、8番人気、9番人気)、黒鹿毛が4頭(1番人気、6番人気、7番人気、11番人気)、青毛が1頭(2番人気)、芦毛が1頭(1番人気)となっていました。
3着馬14頭では、鹿毛馬と黒鹿毛馬が各5頭、栗毛が3頭、青毛が1頭となっていました。
それぞれの当日人気は、鹿毛が1番人気、2番人気(2頭)、3番人気、13番人気、栗毛が3番人気、5番人気、7番人気、黒鹿毛は3番人気、5番人気、6番人気、9番人気、10番人気、青毛が10番人気となっています。
父の血統ですが、連対馬では、サンデーサイレンス系が18頭、ノーザンダンサー系が4頭、ミスタープロスペクター系が3頭、ナスルーラ系が2頭、ディクタス系が1頭となっていました。
3着馬14頭では、サンデーサイレンス系が9頭、ミスタープロスペクター系が3頭ノーザンダンサー系が2頭となっていました。
次に、当日の1番人気ですが、07年から順に、1着(1.6倍)、3着(2.7倍)、2着(1.4倍)、4着(2.1倍)、1着(2.8倍)、1着(1.5倍)、1着(3.8倍)、6着(2.2倍)、2着(2.6倍)、1着(1.6倍)、6着(2.9倍)、6着(3.0倍)、1着(2.2倍)、2着(2.1倍)となっていて、14頭中9頭が連対、3着が1頭と7割弱が複勝圏内となっていました。
あと4着が3頭、5着、6着(2頭)、7着が1頭と結局3頭を除いて掲示板に載っています。
また、当日の2番人気ですが、同じく、07年から順に、2着(3.4倍)、6着(4.0倍)、4着(7.6倍)、7着(4.1倍)、6着(3.5倍)、2着(3.8倍)、14着(4.9倍)、1着(2.5倍)、3着(6.4倍)、11着(3.7倍)、7着(4.3倍)、2着(4.2倍)、3着(4.3倍)、14着(5.5倍)となっていて、28頭中12頭が連対、3着が4頭とそれほどいい結果を残せていません。
以上ですが、とりあえず、強い前走オークス組から直行馬の検討からですね。
今回の出走馬で前走オークスだったのは、5番人気4着だったクイーンズウォーク、12番人気11着のラヴァンダ、10番人気13着のサフィラ、6ばん人気16着のタガノエルピータの4頭ですが、さて、どうでしょうか。
また、オークスを回避して、果敢にダービーに挑戦して、2番人気5着と健闘したレガレイラの取捨選択も悩むところです。
ともかく、阪神競馬場施行でのデータを参考にしつつ、20年、21年、22年の中京競馬場代替え開催でのデータも重視して、検討、予想をしていきたいと思います。
距離も、阪神で施行されている1800mとは違って、2000m芝で行われます。
とりあえず、変則開催となった、20年、21年、22年の中京競馬場代替え開催となった3年間のデータを挙げていきたいと思います。
その後、参考として、従来の阪神競馬場施行のデータを挙げていきます。
まず人気ですが、
20年 3番人気-14番人気-11番人気
21年 4番人気-12番人気-1番人気
22年 1番人気-2番人気-7番人気
となっていました。
20年では、3連単の配当が113万円台と大荒れとなっています。
前走のレースですが、
20年は、
1着馬の前走はオークス(8番人気4着)
2着の前走は1勝クラス(2番人気2着)
3着馬の前走は1勝クラス(1番人気1着)
21年は、
1着馬の前走は1勝クラス(1番人気1着)
2着の前走は2勝クラス(2番人気4着)
3着馬の前走はオークス(7番人気5着)
22年は、
1着馬の前走はオークス(2番人気7着)
2着の前走は1勝クラス(1番人気1着)
3着馬の前走は1勝クラス(1番人気1着)
となっていました。
前々走のレースですが、
20年は、
1着馬の前々走は桜花賞(4番人気10着)
2着馬の前々走は未勝利戦(2番人気1着)
3着馬の前々走は1勝クラス(1番人気3着)
21年は、
1着馬の前々走は1勝クラス(2番人気2着)
2着馬の前々走は忘れな草賞(5番人気2着)
3着馬の前々走は桜花賞(5番人気5着)
22年は、
1着馬の前々走は忘れな草賞(1番人気1着)
2着馬の前々走は新馬戦(2番人気1着)
3着馬の前々走は1勝クラス(1番人気1着)
となっていました。
毛色では、
20年 黒鹿毛-鹿毛-鹿毛
21年 黒鹿毛-栗毛-鹿毛
21年 栗毛-鹿毛-黒鹿毛
となっていました。
父の血統では、
20年 ディープインパクトーエピファネイアーディープインパクト
21年 キングカメハメハーエイシンヒカリーキングカメハメハ
22年 スクリーヒーロー-ディープインパクト-キズナ
となっていました。
全体的に見てみますと、20年2着馬、21年1着馬、3着馬の3頭のBMS(母の父)はディープインパクト、21年2着馬、22年3着馬はディープインパクトの孫で、22年1着馬以外はすべてディープインパクト系が絡んでいました。
こう見てみると、ディープインパクト絡みが強いように見えますが、果たして今年もそうなるのでしょうか。
ちなみに今回の出走馬では、オーロラエックス、クイーンズウォーク、タガノエルピータ、ラヴァンダの5頭がディープインパクトの孫としてそれぞれ出走しています。
枠番は、
20年 1枠-7枠―4枠
21年 6枠-5枠―7枠
22年 5枠-4枠―6枠
となっていました。
では参考までに、昨年までの阪神競馬場で行われた過去のローズステークスのデータを一応、挙げておきたいと思います。
その阪神競馬場での施行ですが、05年までは2000m芝で行われていましたが、06年に阪神競馬場の馬場改装に伴い、07年からは、それまで行われていた2000m芝から距離が200m短くなって1800mで行われるようになりました。
しかも馬場改装に伴い外回りコースとなったことで、直線も長くなっています。
ということで、それ以前とはまったく違ったレースとなっています。
ということで、07年以降19年までの13年と昨年23年の計14年、阪神競馬場の馬場リニューアル後の1800m芝でのデータを挙げていきたいと思います。
まずは臨戦過程での前走のレースを見ていきます。
連対馬28頭を見てみますと、前走オークスだった馬は、28頭中16頭いました。
内訳は、1着馬が13頭中10頭(08年~14年、16年、18年、19年)、2着馬が13頭中6頭(07年、09年、11年、12年、15年、19年)となっています。
結局、新しい施行となった07年以降では、17年と23年を除けば、少なくとも1頭、前走オークスを走っていた馬が連で絡んでいたことになります。(そのうち09年、11年、12年、19年の4年は連対馬2頭とも前走オークスを走った馬でした。)
その前走オークスを走った馬のオークス時の着順ですが、1着4頭、2着3頭、3着2頭、4着2頭、5着1頭、6着1頭、9着1頭、13着1頭、15着1頭と、着順には大きな差がありました。
またそのオークス時の人気は、1番人気3頭(2着、3着、1着)、2番人気4頭(1着、2着2頭、3着)、3番人気2頭(1着2頭)、4番人気1頭(5着)、6番人気2頭(4着、6着)、7番人気(13着)、9番人気2頭(9着、15着)、11番人気1頭(4着)と、こちらも大きな差がありました。
人気面では、6番人気以上の上位人気が1着馬2着馬合計16頭中12頭占めているものの、下位人気4頭(7番人気、9番人気(2頭)、11番人気)という人気薄の馬が来ているところが気になるところです。
それから、前走オークス馬16頭のその前のレース(前々走)ですが、桜花賞が10頭、フローラSが3頭、スイートピーS、忘れな草賞、フラワーカップが各1頭となっていました。
その、前々走のそれぞれの人気と着順ですが、まず桜花賞10頭は、2番人気1着、1番人気2着、2番人気2着、4番人気2着、5番人気3着、9番人気6着、6番人気8着、2番人気2着、1番人気4着、4番人気5着となっていて、結構、4番人気以下の人気薄の馬、5着以下の下位着順の馬が絡んでいるのが目立っています。
フローラS3頭は、1番人気1着が2頭、2番人気5着が1頭となっていました。
そして、残り3頭は、スイートピーSが1番人気1着、忘れな草賞が1番人気1着、フラワーカップが2番人気1着となっています。
3着馬では、前走オークスだったのは14頭中3頭(10年、17年、19年)となっています。
そのオークス時の人気着順は、10年の3着馬エーシンリターンズが7番人気14着で、その前々走は桜花賞11番人気3着、17年の3着馬リスグラシューが3番人気5着で、その前々走は桜花賞3番人気2着、19年の3着馬ウィクトーリアが6番人気4着で、その前々走はフローラS3番人気1着となっていました。
あと、前走オークス以外の重賞を走った連対馬は、26頭中3頭いました。
内訳は、桜花賞が1頭(3番人気1着)、クイーンSが1頭(11番人気8頭)、フローラSが1頭(8番人気14着)となっています。
そして、あと残りの9頭の連対馬では、前走のオープン特別のレース(白百合S)を走ったのが1頭(6番人気1着)、条件戦で1000万下戦(2勝クラス)は1頭(3番人気2着)、500万下戦(1勝クラス)だったのは6頭(1番人気1着(2頭)2番人気1着(2頭)、4番人気1着(2頭))、未勝利戦が1頭(1番人気1着)となっていました。
3着馬では、残り14頭中11頭ですが、前走クイーンSが1頭(1番人気2着)、前走1000万下戦(2勝クラス)が9頭《(1着が3頭、2着が1頭、3着が2頭、4着が2頭、6着が1頭)(1番人気が6頭、2番人気が1頭、3番人気が1頭、10番人気が1頭(3着)》、前走500万下戦(1勝クラス)が1頭(1番人気1着)となっています。
3着馬14頭を全体で見てみますと、前走オークス7番人気(14着)、同じくオークス3番人気(5着)、同じくオークス6番人気4着、1000万下戦5番人気(2着)、同じく1000万下戦3番人気(4着)の5頭を除く9頭の前走の人気は、すべて1番人気となっていました。
ちなみに、連対馬28頭では、前走1番人気だったのは6頭のみとなっていました。
一応、もう一度阪神1800m芝となったこの14年間を細かくまとめていきますと、1着馬の前走は、07年(前走桜花賞1着)、15年(前走500万下戦4番人気1着)、17年(前走500万下戦4番人気1着)、23年(前走1勝クラス2番人気1着)を除いて10頭はオークス(1着が3頭、3着が2頭、4着が2頭、5着が1頭、9着が1頭、13着が1頭)でした。
同じく2着馬の前走は、14頭中6頭がオークス(1着が1頭、2着が3頭、6着が1頭、15着が1頭)でした。
2着馬のその他の8頭は、クイーンS(8着)、フローラS(14着)、オープン特別(1着)、1000万下特別(2着)、500万下特別(1勝クラス3頭(1着、1着、1着)、未勝利戦(1着)となっていて、結局、過去14年の連対馬28頭の前走は、13年2着馬(前走500万下特別)、14年2着馬(未勝利戦)、15年1着馬(前走500万下戦)、17年1着馬(前走500万下戦)、17年2着馬(1000万下特別)、18年2着馬(前走500万下戦)、23年1着馬(前走1勝クラス)、23年2着馬(前走1勝クラス)の8頭を除いた以外の20頭は、オークスを含めた重賞が19頭、オープン特別が1頭と、前走はオープン以上のレースとなっています。
3着馬の前走は、14頭中オークスが3頭(14着、5着、4着)、クイーンSが1頭(2着)、残り10頭が1000万下特別(2勝クラス)8頭(1着が3頭、2着が1頭、3着が2頭、4着が1頭、6着が1頭)と500万下戦2頭(1着が2頭)となっていました。
それから、臨戦過程で、この14年間の上位1着~3着までの計42頭中前2走の中でオークスの経験があったのは25頭でした。
同じく、前3走の中で桜花賞の経験があったのは、42頭中19頭でした。
ここで毎年取り上げられている「オークス馬1着馬」からローズSへ直行した馬の動向を、また細かく載せておきたいと思います。
ここでは、ローズステークスの施行に関係なく、第1回から昨年までのオークス優勝馬のローズステークス直行馬の成績を挙げておきます。
オークスの人気着順→ローズステークスの人気着順→秋華賞(それ以前はエリザベス女王杯)の人気着順
85年ノアノハコブネ 21番人気1着→5番人気11着→11番人気12着
86年メジロラモーヌ 1番人気1着→1番人気1着→1番人気1着
00年シルクプリマドンナ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気10着
03年スティルインラブ 2番人気1着→1番人気5着→2番人気1着
04年ダイワエルシエロ 6番人気1着→1番人気7着→不出走
08年トールポピー 4番人気1着→2番人気6着→1番人気10着
10年アパパネ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気1着
11年エリンコート 7番人気1着→3番人気10着→5番人気10着
12年ジェンティルドンナ 3番人気1着→1番人気1着→1番人気1着
13年メイショウマンボ 9番人気1着→4番人気4着→3番人気1着
14年ヌーヴォレコルト 2番人気1着→2番人気1着→1番人気2着
15年ミッキークイーン 3番人気1着→1番人気2着→1番人気1着
16年シンハライト 1番人気1着→1番人気1着→不出走
以上、昨年まで13頭のオークス馬が直行して出走してきましたが、ローズSで1着になったのは86年のメジロラモーヌ、12年のジェンティルドンナ、14年のヌーヴォレコルト、シンハライトの4頭となっています。
その他の9頭は、2着、4着3頭、5着、6着、7着、10着、11着と、ミッキークイーン以外の8頭は3着以内にも入っていませんでした。
11年まで25年も3着以内に入っていなかったので、12年と14年、このデータのみで無謀にもジェンティルドンナ、ヌーヴォレコルトをそれぞれ消して勝負しました。
やはり無謀でございました。
ということで、続く15年はミッキークイーンを本命にいたしました。(結局、ミッキークイーンは2着、複勝のみの配当でした)
そして16年は、逆にシンハライトを本命にせず▲に留めたところ、これも裏目、どの配当も取れませんでした。
余談でした。
さて、今年のオークス馬はチェルヴィニアでしたが、今回はそのまま秋華賞に直行する予定で、ローズステークスでの出走はありません。
続いて毛色ですが、
07年では栗毛-鹿毛-栗毛
08年では鹿毛-栗毛-鹿毛
09年では鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
10年では栗毛-鹿毛-栗毛
11年では芦毛-鹿毛-栗毛
12年では鹿毛-青毛-鹿毛
13年では鹿毛-鹿毛-青毛
14年では栗毛-鹿毛-黒鹿毛
15年では鹿毛-鹿毛-鹿毛
16年では黒鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛
17年では栗毛-鹿毛-黒鹿毛
18年では鹿毛-鹿毛-鹿毛
19年では鹿毛-黒鹿毛-鹿毛
23年では黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
となっていました。
こう見てみますと、16年を除けば、毎年鹿毛馬が少なくとも1頭連対していて、連対馬28頭中17頭も占めています。
その人気は、1番人気が6頭、2番人気が2頭、5番人気が2頭、6番人気が2頭、7番人気が2頭、9番人気が1頭、10番人気が1頭、15番人気が1頭となっていて、16頭中7頭が6番人気以下の下位人気でした。
あと、栗毛が5頭(1番人気、2番人気、4番人気、8番人気、9番人気)、黒鹿毛が4頭(1番人気、6番人気、7番人気、11番人気)、青毛が1頭(2番人気)、芦毛が1頭(1番人気)となっていました。
3着馬14頭では、鹿毛馬と黒鹿毛馬が各5頭、栗毛が3頭、青毛が1頭となっていました。
それぞれの当日人気は、鹿毛が1番人気、2番人気(2頭)、3番人気、13番人気、栗毛が3番人気、5番人気、7番人気、黒鹿毛は3番人気、5番人気、6番人気、9番人気、10番人気、青毛が10番人気となっています。
父の血統ですが、連対馬では、サンデーサイレンス系が18頭、ノーザンダンサー系が4頭、ミスタープロスペクター系が3頭、ナスルーラ系が2頭、ディクタス系が1頭となっていました。
3着馬14頭では、サンデーサイレンス系が9頭、ミスタープロスペクター系が3頭ノーザンダンサー系が2頭となっていました。
次に、当日の1番人気ですが、07年から順に、1着(1.6倍)、3着(2.7倍)、2着(1.4倍)、4着(2.1倍)、1着(2.8倍)、1着(1.5倍)、1着(3.8倍)、6着(2.2倍)、2着(2.6倍)、1着(1.6倍)、6着(2.9倍)、6着(3.0倍)、1着(2.2倍)、2着(2.1倍)となっていて、14頭中9頭が連対、3着が1頭と7割弱が複勝圏内となっていました。
あと4着が3頭、5着、6着(2頭)、7着が1頭と結局3頭を除いて掲示板に載っています。
また、当日の2番人気ですが、同じく、07年から順に、2着(3.4倍)、6着(4.0倍)、4着(7.6倍)、7着(4.1倍)、6着(3.5倍)、2着(3.8倍)、14着(4.9倍)、1着(2.5倍)、3着(6.4倍)、11着(3.7倍)、7着(4.3倍)、2着(4.2倍)、3着(4.3倍)、14着(5.5倍)となっていて、28頭中12頭が連対、3着が4頭とそれほどいい結果を残せていません。
以上ですが、とりあえず、強い前走オークス組から直行馬の検討からですね。
今回の出走馬で前走オークスだったのは、5番人気4着だったクイーンズウォーク、12番人気11着のラヴァンダ、10番人気13着のサフィラ、6ばん人気16着のタガノエルピータの4頭ですが、さて、どうでしょうか。
また、オークスを回避して、果敢にダービーに挑戦して、2番人気5着と健闘したレガレイラの取捨選択も悩むところです。
ともかく、阪神競馬場施行でのデータを参考にしつつ、20年、21年、22年の中京競馬場代替え開催でのデータも重視して、検討、予想をしていきたいと思います。
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