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第40回 東海ステークスのデータ [競馬データ]

91年から99年まで初夏の頃に「1700mダート」のオープン特別として行われていましたが、00年から09年までは、98年まで12月に2300mダートで重賞として行われていたウインターズSが、そのままの施行で東海ステークスとして5月に変更になりました。
そして10年からは、中京競馬場全面改修のため、10年、11年、12年とその3年間、名称はそのままで、京都1900mダートで代替として行われました。
そして13年、この1月に改修後の中京競馬場での1800mダートの重賞として新たにスタートいたしました。
20年は、中京競馬場が新たな施行となってから8回目となるはずでしたが、その年の11月から予定された京都競馬場大改修や、夏開催予定だったオリンピック関係などの馬場の影響から大幅な日程変更に伴い、京都競馬場での開催となりました。
翌21年からは、また通常の中京競馬場に戻っての開催となりました。
よって、13年から京都競馬場開催の20年を除く22年までのリニューアル後の中京競馬場開催での過去9年のデータを挙げていきたいと思います。


まず人気の組み合わせですが、( )内は出走数
13年(16頭) 4番人気-8番人気-1番人気
14年(16頭) 1番人気-3番人気-8番人気
15年(14頭) 1番人気-9番人気-3番人気
16年(12頭) 4番人気-2番人気-1番人気
17年(12頭) 1番人気-12番人気-10番人気
18年(16頭) 1番人気-13番人気-6番人気
19年(13頭) 1番人気-2番人気-4番人気
21年(15頭) 2番人気-7番人気-12番人気
22年(16頭) 7番人気-1番人気-3番人気
となっていました。
19年までは1番人気が5勝、3着が2頭とすべて1番人気が3着以内に入っていました。
しかし21年は、1番人気インティが、直線まで先頭に立つものの、並んでこられてから余力なく馬群に沈んで12着となり、初めて1番人気が3着以内を外してしまいました。
昨年22年は、1番人気オーヴェルニューが2着となり再び3着以内に入りました。


次に、毛色の組み合わせですが、同じく順に1着、2着、3着と挙げていきますと、
13年 黒鹿毛-栗毛-鹿毛
14年 青鹿毛-鹿毛-鹿毛
15年 黒鹿毛-栃栗毛-栗毛
16年 栗毛-鹿毛-鹿毛
17年 鹿毛-栗毛-栗毛
18年 芦毛-鹿毛-栗毛
19年 栗毛-青鹿毛-栗毛
21年 鹿毛-栗毛-栗毛
22年 鹿毛-鹿毛-鹿毛
となっていました。
特に9年中、14年と22年を除く7年で3着以内に少なくとも1頭、栗毛馬が入っていたことは特筆すべきところですね。
ちなみに、栗毛馬が入らなかった14年は4頭の栗毛馬が出走し、そのうち9番人気のダブルスターが3着馬にハナ差の4着に来ていました。
22年は、イッツクルーが唯一栗毛で出走していましたが、15番人気15着と大敗しています。
ちなみに、今回の登録馬16頭では、ヴァンヤール、クリノドラゴンの2頭の栗毛馬が登録しています。


枠番の組み合わせを見ていきますと、順に1着、2着、3着では、
13年 8枠-5枠-3枠
14年 7枠-6枠-2枠
15年 4枠-8枠-3枠
16年 5枠-7枠-5枠
17年 4枠-2枠-7枠
18年 4枠-3枠-2枠
19年 4枠-3枠-4枠
21年 6枠-7枠-8枠
22年 3枠-6枠-7枠
となっていました。
9年中、18年、19年を除く7年で、7枠(5年)、8枠(3年)の外枠のどちらかか両方が3着以内に絡んでいました。
ちなみに、3着以内を外した18年には、5着に8枠が、19年には4着に7枠が入っていました。
また、9年中、16年と21年を除く7年の中で、2枠、3枠の内枠が少なくとも1頭ずつ3着以内に入っていました。


続いて、父の血統を順に挙げていきますと、
13年 「サンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ)-ミスタープロスペクター系(サウスヴィグラス)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)」
14年 「ノーザンダンサー系(リファール系)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ヘイルトゥリーズン系(ロージズインメイ)」
15年 「サンデーサイレンス系(ゴールドアリュール)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)」
16年 「ミスタープロスペクター系(アグネスデジタル)-ミスタープロスペクター系(アグネスデジタル)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)」
17年 「サンデーサイレンス系(ネオユニヴァース)-サンデーサイレンス系(ディープスカイ)-ミスタープロスペクター系(プリサイズエンド)」
18年 「ノーザンダンサー系(クロフネ)-ヘイルトゥリーズン系(ロージズインメイ)-サンデーサイレンス系(ディープスカイ)」
19年 「ミスタープロスペクター系(ケイムホーム)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-サンデーサイレンス系(ネオユニヴァース)」
21年 「サンデーサイレンス系(スマートファルコン)-ミスタープロスペクター系(アイルハヴアナザー)-サンデーサイレンス系(エスポワールシチー)」
22年 「サンデーサイレンス系(ハーツクライ)-サンデーサイレンス系(スマートファルコン)-サンデーサイレンス系(キシャサノキセキ)」
となっていました。
14年、16年を除いて、9年中7年で少なくとも1頭、サンデーサイレンス系産駒が3着以内に入っています。(3頭1年、2頭2年、1頭4年)


年齢ですが、順に挙げていきます。
13年 5歳-7歳-4歳
14年 7歳-7歳-5歳
15年 5歳-8歳-5歳
16年 5歳-5歳-5歳
17年 4歳-5歳-6歳
18年 6歳-5歳-6歳
19年 5歳-4歳-4歳
21年 5歳-7歳-6歳
22年 7歳-6歳-6歳
となっていました。
9年中22年を除く8年間で、3着以内に5歳馬が1頭(6年)、2頭(1年)、3頭(1年)と入っていました。(22年は、4着に5歳馬の2番人気サンライズホープが入っています。)
とりあえずは5歳馬の検討から始めなくてはならないようです。


以上ですが、まずは上記のデータから、9年間中8年で3着以内に入っていた5歳馬の検討から始め、それから同じく9年中8年で3着以内に入っていた1番人気馬の検討へと移っていきたいと思います。
何となく絞れそうですけど、でもだからと言って、昨年もそうでしたが、今年もそうだとは限らないのがデータですね。
ともかくも、上記のデータを参考にしながらも、出て来るか出て来ないかはわかりませんが、今年も出て来た勘とひらめきに頼りながら検討、結論を出していこうと思います。



【番外編】
さて、この東海ステークスですが、2月に行われるG1のフェブラリーSの前哨戦として位置づけられたレースとしてリスタートいたしましたけれど、実際本番のフェブラリーSではどうだったのでしょう。(20年の京都競馬場開催を含む過去10年)
13年では、東海S1着となったグレープブランデーは、続くフェブラリーSでは3番人気で見事1着となりました。
2着のナムラタイタンは、東海ステークスと同じ8番人気と人気薄となりましたが、フェブラリーSでは9着という結果でした。
3着のホッコータルマエは、フェブラリーSの1週間前の佐賀記念に出走し見事圧倒的1番人気に応えて勝利いたしました。
そのまま連闘でフェブラリーSに挑もうとしましたが、疲れが抜けきらないということで回避いたしました。
あと、東海ステークスからフェブラリーSに挑んだのは、11番人気10着のヤマニンキングリー1頭でしたが、フェブラリーSではしんがり負けしています。
結局3頭出走して、1着、9着、16着という結果でした。
同じく14年では、1着となったニホンピロアワーズですが、フェブラリーSでは4番人気8着でした。
2着のグランドシチーは、14番人気11着でした。
3着のマイネルバイカはフェブラリーSに出走しませんでした。
あと、他の馬の出走もありませんでした。
15年を見てみますと、1番人気で1着となったコパノリッキーは、続くフェブラリーSでも1番人気となり見事1着でゴールしました。
前の年に続き連続2着となったグランドシチーは、この年のフェブラリーSには出走しませんでした。
3着のインカンテーションは、フェブラリーSでは5番人気となり、こちらも2着とがんばりました。
あと、他の馬の出走もありませんでした。
16年は、4番人気1着となったアスカノロマンは、続くフェブラリーSでは7番人気3着でした。
2番人気2着となったモンドクラッセは、フェブラリーSでは10番人気8着、1番人気3着だったロワジャルダンはフェブラリーSでは6番人気5着でした。
あと、他の馬では、5番人気6着だったローマンレジェンドは13番人気9着でした。
17年は、1番人気1着で快勝したグレンツェントは何故かフェブラリーSを回避、人気薄で2着、3着に入った、モルトベーネも回避、メイショウウタゲは除外と結局上位3頭の出走はありませんでした。
4着以下の他の馬では2頭出走して、13着、15着となっていました。
18年は、1番人気1着のテイエムジンソクが逃げ切り勝ちの強い勝ち方をしたものの、フェブラリーSでは2番人気12着と大敗という結果でした。
続く13番人気2着と穴を開けたコスモカナディアン、6番人気3着だったモルトベーネの2頭は、フェブラリーSの出走はありませんでした。
同じく4着以下の馬も出走はありませんでした。
19年は、1番人気1着のインティが逃げ切り勝ちの強い勝ち方でこのレースを制したのに続き、フェブラリーSでも1番人気1着と、最後詰められたものの逃げ切り勝ちを収めました。
しかし、2番人気2着のチュウワウィザード、4番人気3着のスナハマのフェブラリーSの出走はありませんでした。
同じく4着以下の馬も出走はありませんでした。
京都競馬場で行われた20年では、2番人気1着のエアアルマスのフェブラリーSの出走はなし、3番人気2着のヴェンジェンスは、フェブラリーSでは5番人気10着、1番人気3着のインティは連覇を目指しましたが、前のようにハナに立つことも出来ず、先行でもいい位置を取れず、結局2番人気14着と大敗してしまいました。
4着以下の馬では、6番人気5着のキングズガードが14番人気6着(同着)となっていました。
中京に戻った21年は、2番人気1着のオーヴェルニュはフェブラリーSでは6番人気13着と大敗、その後の7番人気2着のアナザートゥルース、12番人気3着のメモリーコウのフェブラリーSの出走はありませんでした。
あとも4着以下の馬では、1番人気12着のインティの1頭のみでフェブラリーSでは7番人気6着となっていました。
22年は、7番人気1着のスワーヴアラミスはフェブラリーSでは9番人気13着と大敗、その後の2番人気2着のオーヴェルニュは5番人気8着、3番人気3着のブルベアイリーデはフェブラリーSの出走はありませんでした。
あとも4着以下の馬では、2番人気4着のサンライズホープの1頭のみで、フェブラリーSでは14番人気12着となっていました。


結局、過去9年の東海SからフェブラリーSに出走したのは23頭、そのうち1着が3頭(13年、15年、19年)、2着が1頭(15年)、3着が1頭(16年)、あと、5着、6着(2頭)、8着(3頭)、9着(2頭)、10着、11着、12着(2頭)、13着(3頭)、14着、15着、16着となっていました。
13年と15年、19年でそれぞれ東海S、フェブラリーSと連続で見事1着となったグレープブランデー、コパノリッキー、インティ、15年に3着から2着となったインカンテーション、16年に1着から3着となったアスカノロマン以外はもう一つで、この9年間を見る限りでは、前哨戦としてはまだ手探り状態という感じです。
さて今年はどうでしょうか。

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