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第74回 阪神ジュベナイルフィリーズのデータ [競馬データ]

90年からは阪神3歳牝馬ステークスとして、そして01年からは阪神ジュベナイルフィリーズと名称変更となって今日に至っています。
2歳(00年以前は3歳)の牝馬No.1を決めるG1レースとしては結構歴史があります。
ただし、06年に阪神競馬場がリニューアルされてから以降は、その施行されている阪神1600m芝そのものが、そのリニューアル前後ではまったく形態が変わってしまいました。
傾向もかなり変わっています。
よって、05年以前のものはあまり参考にならないかと思いますので今年も省略します。
ということで、06年から昨年21年までの16年間、連対馬32頭、3着馬16頭から見ていきます。


当日の人気ですが、連対馬では、1番人気が8頭、2番人気が6頭、3番人気が4頭、4番人気が4頭、5番人気が4頭、6番人気が1頭、8番人気が3頭、10番人気、15番人気が各1頭となっていました。
3着馬では、1番人気が1頭、2番人気が2頭、3番人気が3頭、4番人気が5頭、6番人気が2頭、8番人気が2頭、10番人気が1頭となっています。

上位3頭のオッズを見てみますと、その組み合わせですが、16年のうち3頭とも一桁オッズだったのが4年(14年、16年、17年、18年)、一桁オッズが2頭、10倍台以上が1頭という組み合わせだったのが7年(07年、08年、09年、11年、15年、20年、21年)、一桁オッズが1頭、二桁オッズが2頭という組み合わせだったのが5年(06年、10年、12年、13年、19年)となっていました。


1番人気は、順に、2着、4着、1着、5着、1着、3着、4着、2着、8着、1着、1着、9着、1着、6着、1着、4着と、6勝、2着2回、3着1回、4着3回、5着1回と、14年(8着)と17年(9着)、19年(6着)を除いた13頭は掲示板に載っていました。(16年中8年で連対、3着1頭)
また、3連単の配当が300万を超えた12年を除き、上位3頭に1番人気から5番人気までの上位人気の中から少なくとも2頭入っていました。(06年、08年、14年、16年、17年、18年の6年は3頭とも、その他の9年は2頭、荒れた12年(1頭)も4着まで広げると2頭入っていました)
そして、その上位人気の中には、12年と19年と21年を除き1番人気か2番人気のどちらかまたは両方が3着以内に入っていました。(両方は06年、16年、18年、20年の4回、12年と21年は4着に1番人気が、19年は4着に2番人気がそれぞれ入っていました。)


血統ですが、まず父は、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が18頭(サンデーサイレンス系(ヘイロー系)が16頭、ロベルト系が2頭)、ノーザンダンサー系が7頭(ヴァイスリージェント系が3頭、フェアリーキング系、サドラーズウェルズが各2頭)、ミスタープロスペクター系が4頭(キングカメハメハが2頭、ウォーエンブレム、ルーラーシップが各1頭)、ナスルーラ-系が3頭(グレイソブリン系が2頭、レッドゴッド系が1頭)となっています。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が12頭(いずれもサンデーサイレンス系(ヘイロー系))、ミスタープロスペクター系が2頭(アグネスデジタル、ソングオブウインド)、ノーザンダンサー系が2頭(ヴァイスリージェント系が2頭)となっていました。
12年以外はヘイルトゥリーズン系が少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
そのうち、08年、13年、15年、19年では3頭共占めていました。

またBMS(母の父)は、連対馬では、ノーザンダンサー系が11頭、ナスルーラ系が7頭、ミスタープロスペクター系が6頭、サンデーサイレンス系が5頭、ネイティヴダンサー系が2頭、ブランドフォード系が各1頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系が5頭、ヘイルトゥリーズン系が4頭、ミスタープロスペクター系が3頭、ナスルーラ系が2頭、エタン、アリダーが各1頭となっています。


それから、1番人気から5番人気までの上位人気は、過去16年3着以内に48頭中、全部で37頭が3着以内に入っていましたが、そのうち16頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系でした。
また、BMSがノーザンダンサー系だった馬で、5番人気以上の上位人気だった馬が3着以内をはずしたのは16年で10頭、つまり、過去16年間で5番人気以上の上位人気だったBMSがノーザンダンサー系だった馬は計26頭で、そのうち16頭が3着以上に入っていたことになります。
さらに、6番人気以下の下位人気で、3着以内に入ったのは11頭ということになりますが、その11
頭すべてのBMSはノーザンダンサー系ではありませんでした。
その11頭の前走ですが、1着が5頭、2着が2頭、3着が1頭(京王杯2歳S)、4着が1頭(京王杯2歳S)、5着が1頭(アルテミスS)、9着が1頭(アルテミスS)となっていました。


次に枠番の出目ですが、順に
06年は、1枠-5枠-2枠
07年は、7枠-5枠-5枠
08年は、7枠-1枠-5枠
09年は、8枠-3枠-8枠
10年は、6枠-2枠-8枠
11年は、7枠-6枠-8枠
12年は、1枠-4枠-5枠
13年は、4枠-5枠-3枠
14年は、8枠-6枠-2枠
15年は、1枠-7枠-6枠
16年は、1枠-8枠-2枠
17年は、6枠-4枠-2枠
18年は、7枠-5枠-6枠
19年は、2枠-5枠-5枠
20年は、3枠-4枠-6枠
21年は、6枠-6枠-7枠
となっていました。
06年、12年、13年、17年、19年、20年以外の9年は、外枠の7枠か8枠のどちらかか両方が3着以内に絡んでいました。


毛色ですが、順に
06年は、鹿毛-鹿毛-鹿毛
07年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
08年は、黒鹿毛-栗毛-鹿毛
09年は、鹿毛-栗毛-芦毛
10年は、芦毛-芦毛-芦毛
11年は、鹿毛-栗毛-栗毛
12年は、青毛-芦毛-鹿毛
13年は、黒鹿毛-鹿毛-栗毛
14年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
15年は、栗毛-芦毛-芦毛
16年は、青鹿毛-黒鹿毛-栗毛
17年は、栗毛-鹿毛-鹿毛
18年は、鹿毛-芦毛-黒鹿毛
19年は、鹿毛-青鹿毛-青鹿毛
20年は、白毛-鹿毛-青鹿毛
21年は、鹿毛-青毛-青鹿毛
となっていました。
10年に、84年以降初めてG1で芦毛が上位3頭独占するなど、全体的に一貫性がないので、毛色のデータは参考にならない気もします。


臨戦過程では、全体的(1着から3着馬計48頭)で見ていきますと、前走ですが、10年の2着馬ホエールキャプチャ(前走ファンタジーS3着)、同じく10年の3着馬ライステラス(前走京王杯2歳S4着)、15年の2着馬ウインファビラス(前走アルテミスS5着)、同じく15年の3着馬ブランボヌール(前走ファンタジーS3着)、20年の3着馬ユーバ―レーベン(前走アルテミスS9着)、21年の2着馬タブリイユアアイズの計6頭を除く42頭はすべて連対(1着が31頭、2着が11頭)していました。
前々走は、07年2着のレーヴダムール、08年3着のミクロコスモス、11年1着のジョワドヴィーヴル、12年3着のレッドセシリアの4頭(いずれも前走が初出走の新馬戦で前々走はなし)と、12年2着のクロフネサプライズ(前々走は小倉2歳S8番人気9着)の計5頭を除く43頭は、1着が37頭、2着が4頭、3着が2頭となっていました。
また、それぞれのデビュー戦ですが、1着29頭、2着11頭、3着6頭、4着1頭、5着1頭となっていました。


前走のレースの内訳ですが、連対馬では、まず前走重賞だったのは18頭いました。(ファンタジーSが6頭(1番人気1着、5番人気3着、8番人気1着、4番人気2着、1番人気1着、6番人気1着)、デイリー杯2歳Sが1頭(1番人気1着)、京王杯2歳Sが2頭(4番人気2着、3番人気3着)、札幌2歳Sが1頭(2番人気1着)、新潟2歳Sが1頭(1番人気1着))、アルテミスSが7頭(1番人気2着、1番人気2着、5番人気5着、1番人気1着、2番人気1着、1番人気1着、7番人気1着)

5着の1頭を除けば前走重賞の18頭は3着以上となっています。
今回の登録馬29頭では、前走重賞3着以内だったのは、アリスヴェリテ、キタウイング、ドゥアイズ、ドゥーラ、ブトンドール、ラヴェル、リバティアイランド、リバーラの8頭となっています。
前走オープン特別だったのは2頭(2番人気1着、3番人気1着)いました。
前走オープン特別で1着だった登録馬は、ウンブライル(1番人気1着)、モリアーナ(1番人気1着)、
そして前走500万下戦(1勝クラス)だったのは9頭いました。(1着6頭、2着3頭)
今回の登録馬で、1勝クラスで連対していたのは、イテイネラートル(3番人気1着)、サンティーテソーロ(1番人気1着)、ダンシングニードル(2番人気2着)、メイショウコギク(5番人気3着)、ミスヨコハマ(5番人気1着)、ムーングローヴブ(4番人気1着)の6頭となっています。
それから前走新馬戦だったのは2頭(すべて1番人気1着)いました。

今回の登録馬で、前走新馬戦で1番人気1着だった馬は、モズメイメイ、ライトクオンタムの2頭がいます。
それから前走未勝利馬だったのは1頭(1番人気1着)いました。
今回、前走未勝利戦1番人気1着だった馬の登録はありません。

3着馬では、前走重賞だったのは8頭(ファンタジーSが4頭(1番人気2着、5番人気2着、1番人気3着、2番人気1着)、京王杯2歳Sが2頭(4番人気4着、1番人気2着)、アルテミスSが3頭(9番人気1着、5番人気2着、4番人気9着)、サウジアラビアロイヤルCが1頭(2番人気2着))、前走新馬戦が2頭、前走500万下戦だったのは3頭(いずれも1番人気1着)、あと、オープン特別だったのが1頭(1番人気1着)となっていました。


それから、06年、07年、18年以外の13年では、1頭ないし2頭が3着以内に関東馬が入っていました。
その中で関東馬が勝ったのは、09年2番人気で勝ったアパパネと14年5番人気で勝ったショウナンアデラ、15年1番人気で勝ったメジャーエンブレム、16年1番人気で勝ったソウルスターリング、21年3番人気で勝ったサークルオブライフの5頭となっています。


以上ですが、改装前も荒れるイメージが強いレースでしたけれども、改装後も、12年に「5番人気-15番人気-10番人気」の順番で決まりその3連単の配当で300万円台が出たこともあって、依然荒れるイメージはつきまとっています。
ただ、06年以降、その12年以外の15年の3連単の配当は、4千円台が1年、5千円台が1年、8千円台が1年、1万円台が3年、2万円台が3年、3万円台が1年、4万円台が1年、6万円台が2年、8万円台が1年、11万円台が1頭と、それなりには荒れた年もありましたけれども、大荒れとまでは行っていませんでした。
この辺り、荒れるかどうかの判断に悩みそうですね。
ともかくも、今年も上記のデータを丁寧にひも解きながら検討し、結論を出していこうと思います。


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