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第60回 アルゼンチン共和国杯のデータ [競馬データ]

94年以降02年の中山競馬場開催を除く27年、連対馬54頭、3着馬27頭からです。


今年も、このレースでのハンデ戦としての傾向から取り上げます。
まず軽ハンデの馬の連対状況ですが、重量54kg以下に限定いたしますと54kg以下の重量で連対したのは54頭中13頭いました。
また、02年の中山開催も入れますと、96年から04年まで9年連続で54kg(53kg)以下の重量の馬が連に絡んでいました。
逆に、94年、95年、05年、06年、09年、10年、11年、12年、13年、14年、15年、16年、18年、19年、21年の15年は重量55kg以上の馬同士が連対していました。
特に、09年から16年までの8年連続で重量55kg以上の馬同士で決着しています。(17年は「56kg-53kg」でしたが、続く18年は、「56kg-55kg」、翌19年は、「56kg-55kg」とまた55kg以上の馬同士での連対となりました。)
翌20年は「54kg-56kg」と、05年以降、07年、17年に続いて3回目の重量54kg以下の馬が連対した年となりました。
昨年21年は、「57.5kg-56kg」と55kg以上同士の組み合わせとなっています。
その54kg以下の13頭の連対馬の前走の着順ですが、96年1着のエルウェーウィンの前走オープン特別6着、01年2着ハッピールックの前走神戸新聞杯6着の2頭以外はすべて条件戦あるいはオープン特別、重賞で3着以上の成績となっていました。

3着馬では、27頭中ハンデ重量54kg以下の馬は10頭いました。
その10頭の前走ですが、500万下条件戦1着が1頭、1000万下(900万下)特別1着が4頭、準オープン特別が3頭(1着、3着、5着)、オープン特別5着が1頭、重賞(ラジオNIKKEI賞)1着が1頭となっていました。
上記で挙げたように、連対馬で05年以降昨年までの17年間で重量54kg以下の馬が連対したのは、07年、08年、17年、20年の4回でしたが、3着馬では、06年、07年、10年、12年、17年、18年の6回となっていました。
結局、05年以降、3着以内に少なくとも1頭、重量54kg以下が入った年は、17年中8年となっています。

今回のハンデ重量54kg以下の出走馬で、前走3着以上だった馬は、前走3勝クラス特別6番人気1着のカントル(54kg)、前走3勝クラス2番人気1着のブレークアップ(54kg)、前走3勝クラス2番人気1着のレインカルナティオ(54kg)の3頭となっています。
あと、ハンデ重量54kg以下の出走馬で、前走オープン以上で4着から6着の間だった馬ですが、前走新潟牝馬ステークス13番人気4着のコトブキテテイス(51kg)、前走重賞シリウスステークス(ダート)8番人気5着のサクラアリュール(54kg)の2頭が登録しています。


次に臨戦過程ですが、前走で条件特別のレースを走ったのは連対馬54頭中17頭いました。
その17頭の前走の着順の内訳は、1着が10頭、2着が5頭、3着が2頭とすべて3着以内でした。
また、3着馬27頭で前走条件特別だったのは10頭となっていました。
その着順は、1着が6頭、2着が1頭、3着が2頭、5着が1頭となっていました。
今回の出走馬で、前走条件特別レースで5着以上だった馬は、前走3勝クラス特別6番人気1着のカントル(54kg)、前走3勝クラス2番人気1着のブレークアップ(54kg)、前走3勝クラス2番人気1着のレインカルナティオ(54kg)の3頭となっています。

続いて前走がオープン特別だったのは8頭いました。
着順はそのうち3頭が1着、あと残り5頭は、3着、4着、6着、8着、9着となっていました。
この前走、3着、4着、6着、8着、9着の5頭ですが、そのうち、前走6着、9着の2頭はそれまでにG1で連対経験がありました。
G1経験のなかった3頭のうち2頭(前走4着馬、前走8着馬)はそれまでに、G1以外の重賞1勝を経験していました。
あと1頭(前走3着馬)は重賞経験はありませんでした。

また3着馬で前走オープン特別だったのは4頭で、その着順は2着2頭と、3着と5着が各1頭でした。
この4頭ですが、そのうち2頭はG1での出走経験があり、またG1以外の重賞で勝った経験がありました。
あと2頭(11年3着のカワキタコマンド、14年3着のスーパームーン)は、それぞれ前々走、3走前で準オープン特別を勝ったばかりで、それまでオープンでも重賞でも掲示板に載った経験はありませんでした。
今回の出走馬の中で前走オープン特別だったのは、ハーツイストワール(1着)、ラストドラフト(2着)、プレシャスブルー(7着)、トラストケンシン(11着)、レッドサイオン(14着)の5頭となっています。
そのうち、ハーツイストワールがG1(天皇賞(春))の経験があって、またラストドラフトがG1以外の重賞(3歳時の京成杯)で勝った経験がありました。

続いて前走が重賞だった連対馬は残りの29頭となりますが、そのうち京都大賞典など「G2」が20頭となっています。
その20頭ですが、その前走の着順人気に関係なく、03年1着のアクティブバイオの当日7番人気、05年2着のマーブルチーフの当日14番人気、09年1着のミヤビランベリーの当日11番人気、15年2着のメイショウカドマツの当日10番人気のこの3頭を除く16頭が当日5番人気以上の上位人気でした。
その5番人気以上をはずした4頭ですが、過去にその年の重賞かオープン特別で連対経験があったか、準オープン特別で勝っていました。
今回の出走馬では前走G2の馬は、18頭中6頭が出走しています。
まずはそれぞれの当日の人気には注意が必要かと思います。
ちなみに、この出走馬6頭のうち、今年、重賞かオープン特別で連対経験のあったのは、アフリカンゴールド、ディアマンミノル、テーオーオイヤル、マイネルファンロンの4頭となっています。

あと残り9頭ですが、すべて「G1」でした。
今回の出走馬で前走がG1だった馬ですが、前走日本ダービー8番人気着だったキラーアビリティの1頭がいます。
例外では、前走天皇賞(春)で8番人気だったシルヴァーソニックが発走直後落馬して競争中止となっています。
3着馬では、前走重賞だったのは27頭中11頭で、G1が4頭(天皇賞(秋)が13着、8着、天皇賞(春)が7着、日本ダービーが9着)、G2が7頭(2着3頭、5着1頭、12着1頭、15着1頭)となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が21頭、5歳が17頭、3歳と6歳が各8頭となっていました。
また3着馬では、4歳が12頭と最も多く、続いて5歳が7頭、3歳が4頭、6歳が3頭、7歳が1頭となっています。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が23頭と最も多く、続いて栗毛が17頭、黒鹿毛が10頭、青鹿毛が3頭、芦毛が1頭となっています。
3着馬では鹿毛が14頭と最も多く、続いて黒鹿毛が7頭、青鹿毛と栗毛が各3頭となっていました。


1番人気ですが、過去27年で11頭の連対とあまりよくありません。

ちなみに、その1番人気が連をはずした16年ですが、そのうち12年で2番人気の馬が3着以上に入っていました。
あと1番人気も2番人気も連に絡まなかった残り4年は3番人気(2回)、4番人気(2回)がそれぞれ入っていました。


父の血統ですが、03年以降過去19年で見てみますと、
1着馬は、サンデーサイレンス系が8頭(ハーツクライ3頭、ゼンノロブロイ、オルフェヴル各2頭、ステイゴールド1頭)、ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系2頭、ヴァイスリージェント系1頭)、ナスルーラ系(グレイソブリン系が2頭、レッドゴッド系1頭)、ミスタープロスペクター系(ウッドマン系、アフリート系、キングマンボ系各1頭)が各3頭、ロベルト系(グラスワンダー、スクリーンヒーロ―)
2
着馬は、サンデーサイレンス系6頭(ハーツクライ2頭、タヤスツヨシ、ステイゴールド、ダイワメジャー、ディープインパクト各1頭)、ロベルト系(グラスワンダー、マヤノトップガン、スクリーンヒーロー各1頭)、ミスタープロスペクター系(キングマンボ系2頭、ウッドマン系1頭)が各3頭、ノーザンダンサー系(ダンチヒ系、リファール系各1とう)、ナスルーラ系(グレイソブリン系2頭)が各2頭、トゥルビョン系(トウカイテイオー)、ディクタス系(サッカーボーイ)、ブランドフォード系(ノヴェリスト)が各1
3
着馬は、サンデーサイレンス系が10頭(サンデーサイレンス、ゼンノロブロイ各2頭、アドマイヤベガ、サクラプレジデント、ネオユニヴァース、デープブリランテ、スズカマンボ、ステイゴールド各1頭)、ロベルト系が3頭(グラスワンダー、スクリーンヒーロー、ブライアンズタイム各1頭)、ナスルーラ系が2頭(グレイソブリン系2頭)、ディクタス系(サッカーボーイ)、ノーザンサンダー系(ノーザンテースト系)、ヘイロー系(ロージズインメイ)、ミスタープロスペクター系(キングマンボ系)が各1
となっています。


それから、また蒸し返すようですが、もう少し前走のレースについて掘り下げようと思います。
東京競馬場の馬場改装後の03年以降昨年21年までの19年で見てみますと、前走条件戦を走った馬は1着から3着までの57頭中では19頭が入っていました。
内訳は、準オープンが14頭、1000万下が5頭となっていました。
また、05年、13年、14年、20年を除く15年は少なくとも1頭は入っていました。(07年、08年、12年、18年は2頭ずつ)

その前走準オープン戦の14頭の前走の人気と着順ですが、順に、4番人気5着、7番人気1着、1番人気1着、2番人気2着、1番人気1着、1番人気2着、1番人気1着、1番人気1着、1番人気1着、3番人気3着、2番人気1着、8番人気3着、2番人気1着、1番人気1着(1着9頭、2着2頭、3着2頭、5着1頭)となっていました。
それから前走1000万下戦の5頭のその前走の人気と着順ですが、6番人気1着、9番人気1着、1番人気1着、8番人気1着、7番人気1着(すべて1着)となっていて、人気薄の1着が4頭といたというのが特筆すべきところとなっています。

今回の出走馬で前走準オープン特別(3勝クラス)を走って掲示板に載っていた馬は、上記で挙げました通り、前走6番人気1着のカントル、前走2番人気1着のブレークアップ、前走2番人気1着のボスジラ、前走2番人気1着のレインカルナティオの4頭となっています。
また今回前走1000万下戦(2勝クラス)を走った馬の出走はありません。


以上ですが、今年も難解ですね。
ともかくも、今年も、人気とオッズが出てから、上記のデータを基に、丁寧に検討していこうと思います。


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