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第70回 神戸新聞杯のデータ [競馬データ]

この菊花賞トライアルレースの神戸新聞杯も、従来阪神競馬場で開催されていたのが、変則日程のため、一昨年、昨年に続き今年も中京競馬場で行われます。

距離も、阪神で施行されている2400mとは違って、2200m芝で行われます。
リニューアル後の中京競馬場での3歳2200m芝のレースは、いずれも未勝利戦か、1勝クラス(500万下戦)のみで、それ以上の条件戦、オープン特別、重賞もありませんので、中京競馬場での参考になるデータはありません。


一応、参考になるかどうかわかりませんが、まずは19年までの阪神競馬場施行でのデータを載せておきたいと思います。
そして、それぞれの項目の前に、06年と20年と21年に中京で行われた神戸新聞杯のデータを先に載せておきます。
ちなみにそれぞれの上位3頭は、
06年
3番人気1着 ドリームパスポート
1番人気2着 メイショウサムソン
6番人気3着 ソングオブウインド
20年
1番人気1着 コントレイル
3番人気2着 ヴェルトライゼンデ
14番人気3着 ロバートソンキー
21年
2番人気1着 ステラヴェローチェ
5番人気2着 レッドジェネシス
8番人気3着 モンテディオ
となっています。

では、96年以降19年までの、06年のリニューアル前の中京開催を除く23年、連対馬46頭、3着馬23頭からです。
ただし07年からは、阪神競馬場リニューアルに伴い、それまでの2000m芝から400m伸びて外回りコースの2400m芝に変更となっています。


まずは、施行の変化にあまり影響が見られないと思われる臨戦過程から見ていきます。
まずは、中京で行われた06年と20年と21年の臨戦過程ですが、
06年の中京開催では
1着馬 前走ダービー7番人気3着(前々走皐月賞10番人気2着)
2着馬 前走ダービー1番人気1着(前々走皐月賞6番人気1着)
3着馬 前走ラジオNIKKEI賞2番人気2着(前々走500万下特別2番人気1着)

20年の中京開催では
1着馬  前走ダービー1番人気1着(前々走皐月賞1番人気1着)
2着馬  前走ダービー10番人気3着(前々走皐月賞4番人気8着)
3着馬  前走1勝クラス1番人気2着(前々走未勝利戦3番人気1着)

21年の中京開催では
1着馬  前走ダービー9番人気3着(前々走皐月賞6番人気3着)
2着馬  前走ダービー13番人気11着(前々走京都新聞杯3番人気1着)
3着馬  前走1勝クラス2番人気1着(前々走すみれS6番人気3着)

となっています。

阪神で行われたそれぞれの前走のレースですが、前走ダービーを走った馬は連対馬46頭中28頭となっていました。
そのうち20頭が3着以上の上位着順、あとの8頭は4番人気9着、2番人気8着、8番人気5着、2番人気5着、11番人気11着、2番人気4着、13番人気4着、1番人気4着となっていて、結局28頭中25頭が前走ダービーで掲示板に載っていました。
そして、その28頭のうち12頭が前々走1着、7頭が2着、あと残り9頭が3着(2頭)、4着(2頭)、5着、6着、7着、8着、13着(残りの9頭はいずれも皐月賞)となっていました。

3着馬で前走ダービーだったのは23頭中8頭で、その人気着順は、2番人気14着(前々走は皐月賞3番人気2着)、2番人気5着(同NHKマイル1番人気1着)、5番人気2着(同京都新聞杯2番人気1着)、4番人気8着(同皐月賞4番人気9着)、2番人気9着(同皐月賞7番人気1着)、3番人気13着(同皐月賞4番人気3着)、8番人気9着(同青葉賞5番人気2着)、5番人気10着(同毎日杯1馬人気2着)でした。
連対馬と違って、8頭中連対馬は1頭(2着)、掲示板に載ったのは2頭と少なくなっています。


次に前走ダービー以外を走った馬ですが、
連対馬残り18頭では、まず前走重賞が8頭、オープン特別が1頭で、そのうち3頭が1着、2頭はそれぞれ3着、4着で、あと残り4頭は6着(宝塚記念、前々走はダービー4着)、8着(前走ラジオNIKKEI賞、前々走500万下2番人気1着、9着(北九州記念、前々走はオープン特別1着)、15着(宝塚記念、前々走はダービー2着)となっていました。
前走で1600万下特別条件戦を走った連対馬は1頭で、その前走は5番人気1着でした。
それから1000万(900万)下の特別条件戦を走った連対馬は8頭で、そのうち7頭がその前走でも連対していました。
あともう1頭のその前走は9着(5番人気)でしたが、その前(前々走)の900万下特別で連対(7番人気2着)していました。
3着馬で前走ダービー以外を走った残り15頭の馬ですが
前走重賞が4頭、それぞれ宝塚記念(2頭)、ラジオNIKKEI賞1着(2頭)、海外のG1が1頭で、あと、オープン特別が2頭(2番人気7着、2番人気2着)となっていました。
あと残り8頭で、内訳は500万下が1頭(4番人気1着)、1000万下(900万下)が6頭(1番人気1着が3頭、1番人気2着、1番人気5着、3番人気2着が各1頭)、1600万下1頭(2番人気5着)となっていました。
この8頭のうち、前走連対しなかった2頭のその前の前々走は共に1着となっていました。


では、リニューアル後、2400m芝と完全に施行が変わった07年以降のみ詳細を挙げていきます。
まず1着馬13頭ですが、前走ダービーだったのは11頭で、その神戸新聞杯での当日人気は、1番人気8頭、2番人気2頭、3番人気が1頭となっていました。
それぞれの前走ダービーでの人気着順は、当日1番人気の8頭では、順に1番人気1着、1番人気1着、2番人気5着、3番人気2着、3番人気1着、2番人気2着、1番人気1着、1番人気4着、当日2番人気の2頭では、5番人気2着、5番人気1着、当日3番人気の1頭では、8番人気5着と、すべてダービーでは掲示板に載っていました。
今回の登録馬で、前走ダービーで掲示板に載っていたのは、5番人気5着のプラダリアの1頭となっています。
次に、2着馬13頭で前走ダービーを走ったのは8頭で、その神戸新聞杯での当日人気は、1番人気2頭、2番人気2頭、3番人気3頭、8番人気1頭となっていました。
それぞれの前走ダービーでの人気着順は、当日1番人気の2頭では、順に7番人気1着、2番人気4着、当日2番人気の2頭では、10番人気2着、2番人気3着、当日3番人気の3頭では、6番人気3着、5番人気2着、13番人気4着、当日8番人気の1頭では、11番人気11着となっていました。
当日8番人気の1頭を除けば、1着馬と同じく、当日3番人気以上の上位人気の馬は、前走ダービーで掲示板に載っていました。
今回の登録馬で、前走ダービーで掲示板に載っていたのは、上記で挙げたのと被りますが、5番人気5着のプラダリアの1頭となっていて、とりあえず当日3番人気以上の上位人気であれば、連対の可能性が大ということになります。
それに加えて、前走ダービー10番人気9着のジャスティンパレス、同17番人気10着のピーアストニッシド、同13番人気12着のアスクワイルドモアも、2着になる可能性があるかと思います。
3着馬13頭では、前走ダービーだったのは3頭で、その神戸新聞杯での当日人気は、2番人気、5番人気、4番人気となっていました。
その前走ダービーの人気着順は、それぞれ2番人気9着、3番人気13着、8番人気9着と、3頭とも下位着順となっていました。
このデータが繰り返されるのであれば、前走ダービーを走った出走馬の当日の人気が5番人気以上の上位人気であれば、3着に入る可能性があるということになります。
いずれにせよ、前走ダービーを走った馬は、当日人気に要注意かと思います。


あと、前走ダービー以外の馬を見てみますと、
まず、1着馬残り2頭の前走は、前走ラジオNIKKEI賞3番人気4着(当日7番人気)、前走1600万下特別5番人気1着(当日3番人気)となっていました。
今回の登録馬では前走3勝クラス(1600万下)特別を走った馬はいませんが、前走ラジオNIKKEI賞を走った馬は、2番人気3着だったサトノヘリオス1頭がいます。

次に、2着馬残り5頭の前走は、順に、宝塚記念11番人気15着(当日5番人気)、ラジオNIKKEI賞7番人気8着(当日8番人気)、1000万下特別4番人気1着(当日7番人気)、1000万下特別1番人気1着(当日6番人気)、1000万下特別1番人気1着(2番人気)となっていました。
今回の登録馬で、前走2勝クラス特別(1000万下特別)を4番人気以上で1着だったのは1番人気1着だったボルドグフーシュの1頭となっています。

3着馬残り8頭の前走は、宝塚記念1頭(12番人気5着)で当日人気は2番人気、ラジオNIKKEI賞2頭(2番人気1着、2番人気1着)で当日人気は3番人気、6番人気、オープン特別2頭(2番人気7着、2番人気2着)で当日人気は7番人気、3番人気となっています。
あと前走1000万下特別が4頭で、それぞれの前走の人気着順は、1番人気1着、1番人気1着、1番人気2着、3番人気2着となっていました。
それぞれの当日人気ですが、順に、2番人気、5番人気、2番人気、9番人気となっています。


次に当日の1番人気の馬ですが、
中京開催では、06年では2着、20年では1着、21年では4着となっていました。

阪神開催では23年中17年で連対しています。
残り6頭ですが、5着(単勝オッズ1.4倍)、3着(1.9倍)、3着(1.7倍)、12着(2.4倍)、4着(2.5倍)、4着(2.7倍)となっていました。
また、上位3着までに1番人気、2番人気、3番人気のうち2頭以上が入っていたのは23年中17年あり、さらにそのうち3頭共入っていたのは8レースもありました。
中京で行われた2年とも1番人気と3番人気の2頭がそれぞれ連対していました。
基本的には固いレースのようです。

一応、中京開催も含む06年以降の1着、2着、3着の順で人気を列挙していきますと、
06年は3番人気-1番人気-6番人気《中京》
07年は3番人気-5番人気-2番人気(1番人気は12着)
08年は1番人気-3番人気-2番人気
09年は7番人気-3番人気-5番人気(1番人気は4着)
10年は2番人気-1番人気-5番人気
11年は1番人気-2番人気-3番人気
12年は1番人気-8番人気-2番人気
13年は1番人気-7番人気-2番人気
14年は1番人気-8番人気-9番人気
15年は3番人気-1番人気-7番人気
16年は1番人気-6番人気-4番人気
17年は1番人気-2番人気-3番人気
18年は2番人気-3番人気-6番人気
19年は1番人気-2番人気-3番人気
20年は1番人気-3番人気-14番人気《中京》
21年は2番人気-5番人気-8番人気《中京》
となっています。


あと、中京開催も含めての06年以降の毛色のデータも挙げておきますと、
06年は青鹿毛-鹿毛-青鹿毛《中京》
07年は鹿毛-鹿毛-鹿毛
08年は栗毛-鹿毛-栗毛
09年は鹿毛-青鹿毛-青毛
10年は黒鹿毛-黒鹿毛-青鹿毛
11年は栗毛-鹿毛-鹿毛
12年は芦毛-鹿毛-鹿毛
13年は鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
14年は黒鹿毛-黒鹿毛-栗毛
15年は鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
16年は鹿毛-鹿毛-芦毛
17年は鹿毛-黒鹿毛-青鹿毛
18年は鹿毛-青鹿毛‐青鹿毛
19年は黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
20年は青鹿毛-黒鹿毛-鹿毛《中京》
21年は黒鹿毛-鹿毛-鹿毛《中京》
となっています。


以上ですが、今年も先週のローズステークス同様、中京競馬場開催なので、またかなり悩むこととなりそうです。
特に、中京競馬場で行われた20年、21年のローズステークス、20年の神戸新聞杯でそれぞれ3着以内に二桁人気の馬が入り、21年の神戸新聞杯で8番人気、先週のローズステークスでは7番人気の下位人気がそれぞれ3着以内に入るなど、下位人気馬にも注意を払わなければならないですね。
ともかく、今年もまた、リニューアル後の中京競馬場でのその他の3歳の2200m芝の施行の傾向をひととおり見て、その上で、勘とひらめきで検討、予想していきたいと思います。

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