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第29回 函館スプリントステークスのデータ [競馬データ]

昨年の函館スプリントステークスは、8月に行われるオリンピックのマラソンが札幌で行われたのに伴い、変則日程で札幌競馬場開催となりましたが、今年は従来通り函館競馬場で行われます。
よって、97年以降、09年と昨年21年の札幌競馬場開催を除く、20年までの函館競馬場開催の23年間、連対馬46頭、3着馬23頭からです。


まず、牝馬の強いレースです。
特に、03年ビリーヴ、04年05年シーイズトウショウ、06年ビーナスライン、07年アグネスラズベリと、03年から07年までの5年連続で牝馬が勝っていました。
まずは、本命馬を牡馬にするのか牝馬にするのか、この難しい「二者択一」が大きなポイントになるかと思います。
ちなみに函館で行なわれた函館スプリントSの過去23年全体で見てみますと、03年から19年までの17年中(札幌での開催の09年を除く)9年で牝馬が勝っていましたが、それ以前の97年から02年までの6年間では、01年に牝馬のメジロダーリングが勝った以外は牡馬(セン馬も含む)が勝利していました。
結局過去23年で見てみますと、23年中10年が牝馬、13年が牡馬となっていました。
逆に、2着馬では、牡馬(セン馬も含む)が23頭中18頭、牝馬は5頭、3着馬では、牡馬が23頭中14頭、牝馬は9頭となっていて、2着馬では牝馬は苦戦しています。

97年以降での牝馬の勝ち馬、計10頭の当日人気の内訳ですが、1番人気が2頭、2番人気が3頭、3番人気が2頭、5番人気が1頭、12番人気が1頭、13番人気が1頭となっています。
牝馬の2着馬5頭の当日人気の内訳は、1番人気、2番人気、5番人気、6番人気、7番人気が各1頭となっています。
同じく、牝馬の3着馬9頭の人気の内訳は、1番人気、2番人気が各1頭、3番人気が2頭、4番人気、7番人気、8番人気、10番人気、11番人気が各1頭となっています。
結構人気薄の牝馬が来ていたことがわかります。

また、連対馬の牡馬、牝馬の組み合わせを見てみますと、
牡馬-牡馬           9年
牡馬(セン馬含む)-牝馬  4年
牝馬-牡馬(セン馬含む)  9年
牝馬-牝馬           1年
つまり、23年中14年で少なくとも牝馬が1頭連対していたことになります。
その牡馬-牡馬での組み合わせ9年のうち3着に牝馬が入ったのは4年。
つまり、1着、2着、3着を牡馬で占めたのは23年中5年(99年、02年、08年、15年。19年)のみとなります。
そのうち02年では、牝馬の出走はありませんでした。
また、牝馬が2頭3着以内に入ったのは97年、06年、13年、14年、16年の5年、3頭占めたのは無しとなっています。

ちなみに、札幌競馬場で行われた09年では、1着(1番人気)、21年では2着(1番人気)にそれぞれ牝馬が入っていました。


次に、過去の1着馬の人気を挙げておきますと、06年1着となった牝馬ビーナスラインの13頭中13番人気(単勝オッズ77.4倍)、13年1着となったパドトロワの16頭中6番人気(単勝オッズ18.0倍)、14年1着となったガルボの14頭中8番人気(単勝オッズ35.9倍)、16年1着となった牝馬ソルヴェイグの16頭中12番人気(単勝オッズ39.4倍)の4頭以外の19頭はすべて5番人気以上の上位人気でした。(1番人気6頭、2番人気5頭、3番人気5頭、4番人気1頭、5番人気2頭)

それから、連対馬の当日の人気を見ていきますと、06年までの10年間では、1番人気、2番人気のどちらか、もしくは両方が毎年絡んでいました(そのうち1番人気と2番人気で決着したのは2回)。
しかしその後は、3着馬まで含めると
07年は「3番人気-6番人気-4番人気」
08年は「1番人気-5番人気-4番人気」
10年は「2番人気-1番人気-15番人気」
11年は「1番人気-3番人気-2番人気」
12年は「2番人気-1番人気-11番人気」
13年は「6番人気-5番人気-3番人気」
14年は「8番人気-6番人気-4番人気」
15年は「4番人気-14番人気-12番人気」
16年は「12番人気-2番人気-7番人気」
17年は「3番人気-4番人気-7番人気」
18年は「3番人気-10番人気-1番人気」
19年は、「5番人気-2番人気-1番人気」
20年は「1番人気-10番人気-3番人気」
と、1番人気、あるいは2番人気が連対したのは、13年中7年となっていました。(そのうち1番人気と2番人気で決着したのは2年)
結局、09年の札幌開催を除く過去23年、07年、13年、14年、15年、17年、18年の6年以外の17年は、1番人気、2番人気のどちらか、もしくは両方絡んでいたことになります。
そのうち18年の3着に1番人気馬が入っていたので、23年中3着以内に1番人気、あるいは2番人気が入らなかったのは5年ということになります。

ちなみに、札幌競馬場での人気の組み合わせは、
09年は「1番人気-8番人気-12番人気」
21年は「1番人気-10番人気-4番人気」
となっています。

ちなみに、人気別の連対馬の数をあげていきますと、1番人気が11頭、2番人気が10頭、3番人気が6頭と、この上位3番人気までで46頭中27頭占めていました。
続いて、4番人気が2頭、5番人気が4頭、6番人気が5頭、7番人気が1頭、8番人気が2頭、そして、10番人気が2頭(18年2着のヒルノディバロー、20年2着のダイメイフジ)、12番人気(16年1着のソルヴェイグ)、13番人気(06年1着のビーナスライン)、14番人気(15年2着のアースソニック)が各1頭となっていました。
この4番人気の2頭のうち1頭と5番人気以下の連対馬は、すべて二桁台の単勝オッズで、最低10.1倍(4番人気)、最高78.7倍(14番人気)となっていました。
結局、46頭中18頭が二桁台の単勝オッズとなっています。

3着馬の当日の人気ですが、1番人気は2頭(18年、19年)、2番人気は1頭、3番人気は3頭で、連対馬と違ってこの上位3番人気までは23頭中6頭のみとなっていました。
あと、4番人気が4頭、5番人気が2頭、6番人気も2頭、7番人気も2頭、8番人気が1頭、それから10番人気が4頭と3着馬の中では4番人気と共にもっとも多く、あと11番人気が1頭、12番人気が1頭となっていました。
単勝オッズで見てみますと、23頭中一桁台は9頭で、あと残り14頭は二桁以上となっていました。(最低11.5倍(4番人気)、最高211.5倍(11頭中11番人気))


次に年齢別で見てみますと、1着馬ですが、5歳馬が10頭と最も多く、あと4歳馬が6頭、3歳馬と6歳馬が各3頭、7歳馬が1頭となっていました。
2着馬では、1番多かったのは6歳馬の8頭で、続いて4歳馬が6頭、3歳馬が5頭、5歳馬、7歳馬が各2頭となっています。
3着馬では、4歳馬が8頭、5歳馬が6頭、3歳馬が4頭、6歳馬が3頭、7歳馬と9歳馬が各1頭となっていました。

札幌開催では、
09年「3歳-9歳-6歳」
21年「4歳-5歳-5歳」
となっていました。


また、毛色ですが、圧倒的に「鹿毛」が強いレースとなっています。
連対馬の内訳は、鹿毛が26頭、栗毛が7頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛、青毛が各3頭、芦毛が2頭となっていました。
その鹿毛馬ですが、最初の97年では連対はなかったものの、98年以降08年まで11年連続で片方か両方で絡んでいました。
それ以降では、
10年は「黒鹿毛と青鹿毛」
11年は「黒鹿毛と鹿毛」
12年は「青毛と鹿毛」
13年は「鹿毛と青鹿毛」
14年は「青毛と青毛」
15年は「栗毛と鹿毛」
16年は「栗毛と鹿毛」
17年は「鹿毛と鹿毛」
18年は「栗毛と黒鹿毛」
19年は「鹿毛と栗毛」
20年は「鹿毛と鹿毛」
でなっていて、10年以降の11年間ではそのうち8年で鹿毛馬が連対していました。
結局、23年中19年で鹿毛馬が少なくとも1頭連対していたことになります。
ちなみに、その鹿毛馬が絡まなかった4年の3着馬は、そのうち97年、10年、14年は黒鹿毛馬、18年は青鹿毛馬と、結局その4年とも3着以内に鹿毛馬が入らなかった年となっています。
ただ、その4年とも4着馬は鹿毛馬となっていました。
その3着馬では、黒鹿毛が9頭と最も多く、続いて鹿毛が8頭、芦毛が2頭、青毛と栗毛と青鹿毛、芦毛が各1頭となっていて、黒鹿毛馬が鹿毛馬より上回っていました。

札幌開催では、
09年「栃栗毛-鹿毛-青毛」
21年「鹿毛-芦毛-鹿毛」
となっていました。


臨戦過程の前走ですが、人気も着順も上位もあれば下位もあって、そのあたり不問となっています。
ちなみに、連対馬46頭中前走で掲示板に載っていたのは26頭、それ以下は20頭となっていて、前走二桁着順だったのは12頭でした。
3着馬では、前走掲示板に載っていたのは13頭、それ以下は10頭、そのうち二桁は8頭となっていました。
その前走もしくは前々走ですが、結構、高松宮記念や安田記念、桜花賞などのG1を経た馬が見られました。
1着馬では23頭中12頭、2着馬では23頭中11頭、3着馬では23頭中8頭となっています。

札幌開催では、
09年
1着馬 前走 NHKマイルC  13番人気3着
        (前々走オープン特別11番人気1着)
2着馬 前走 CBC賞      15番人気9着
        (前々走オープン特別6番人気15着)
3着馬 前走 オープン特別   11番人気15着
        (前々走高松宮記念 9番人気8着)
21年
1着馬 前走 オーシャンS  6番人気3着
        (前々走スプリンターズS11番人気16着)
2着馬 前走 オーシャンS     1番人気2着
        (前々走京阪杯1番人気2着)
3着馬 前走 京王杯SC   5番人気4着
        (前々走高松宮記念 11番人気10着)

今回の登録馬で前走か前々走でG1を走っていたのは、キルロード(前走高松宮記念17番人気3着、ダイメイフジ(前々走高松宮記念18番人気18着)、ナムラクレア(前走桜花賞6番人気3着)、プルパレイ(前走NHKマイル8番人気15着)、ライトオンキュー(前走高松宮記念14番人気13着)、レイハリア(前走高松宮記念10番人気17着)の6頭となっています。


次に父の血統ですが、連対馬ではノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系が並んで13頭と最も多く、続いてヘイルトゥリーズン系が11頭、ナスルーラ系が7頭、トゥルビョン系、マンノウオー系が各1頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系が9頭と最も多く、ヘイルトゥリーズン系が5頭、ミスタープロスペクター系が3頭、マンノウォー系、ナスルーラ系が各2頭、エルバジェ系、サーゲイロード系が各1頭となっています。

札幌開催では、
09年
1着馬の父 アグネスデジタル(ミスタープロスペクター系)
2着馬の父 ウォーニング(マンノウォー系)
3着馬の父 プトイットバック(マンノウォー系)
21年
1着馬の父 キズナ(サンデーサイレンス系)
2着馬の父 ロードカナロア(ミスタープロスペクター系)
3着馬の父 ディープブリランテ(サンデーサイレンス系)
となっていました。


以上ですが、今回は従来通り函館競馬場に戻りますが、3連単が始まった06年以降函館開催の15年では、その配当は、10万円以上が5年、5万円以上9万円台が5年と、結構荒れているレースとなっていますので、やはり予想は難解となりそうですね。
とりあえず、上記のデータを参考にしながら検討し、結論を出していこうと思います。

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