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第72回 安田記念のデータ [競馬データ]

6月に変更になった96年以降26年、連対馬52頭、3着馬26頭からです。


毎年取り上げていますが、ともかくも「東京巧者」の馬がそれなりの活躍をしています。
連対馬で、東京競馬場芝コースで5割以上の連対率(5割も含む)があったのは、52頭中37頭いました。
今回の登録馬21頭で東京芝が5割以上の連対率(1戦も含む)があったのは、イルーシヴパンサ、サリオス、シュネルマイスター、ジャスティンカフェ、ソングライン、ダイアトニック、ダノンザキッド、ファインルージュレシステンシアの9頭となっています。

また、残りの東京芝連対率5割に満たない15頭(東京経験のなかった4頭(外国馬3頭、オリエンタルエクスプレス、フェアリーキングブローン、アルマダと13年1着のロードカナロア)も含む)ですが、一つの共通点がありました。
それは、血統で父あるいは母の父(BMS)のどちらかでノーザンダンサー系が絡んでいたということです。
今回、東京芝で連対率5割に満たない馬か東京経験のなかった馬でノーザンダンサー系絡みの登録馬は、ヴァンドギャルド、エアロロノア、カテドラル、カラテ、ロータスランドの5頭となっています。

3着馬も見てみますと、26頭中東京芝連対率5割以上あったのは10頭、東京経験なしが4頭、5割を切っていたのは12頭となっていました。
その5割を切っていた12頭のうち、ノーザンダンサー系絡みは6頭となっていました。

全体的にノーザンダンサー系絡みの馬を見てみますと、連対馬52頭中32頭いました。
東京芝連対率5割を切っていた15頭中15頭がノーザンダンサー系であったことから、つまり、東京芝連対率5割以上のノーザンダンサー系絡みの馬は、37頭中17頭ということになります。
登録馬では、サリオス、シュネルマイスター、ダノンザキッド、レシステンシアの4頭が該当します。

あと、残りの東京芝連対率5割以上でノーザンダンサー系絡みでなかった連対馬20頭ですが、上記からすべて東京芝連対率5割以上ということになります。
今回の出走馬でこれに該当するのは、イルーシヴパンサ、ジャスティンカフェ、ソングライン、ダイアトニック、ファインルージュの5頭になります。

逆にノーザンダンサー系絡みでない東京連対率に満たない登録馬は、セリフォス、ソウルラッシュ、タイムトゥヘヴン、ナランフレグ、ワールドウインズの5頭になりますが、今年もこのデータが繰り返されるならば連対はないことになります。(3着の可能性はもちろんあります)
さてどうでしょうか。
あと、ノーザンダンサー系絡みでなくて東京芝の経験のない登録馬ですが、カフェファラオ1頭となっています。
そのノーザンダンサー系絡みでなかった連対馬20頭の当日人気を見てみますと、1番人気が6頭、2番人気が2頭、3番人気が3頭、4番人気、5番人気が各2頭、6番人気、8番人気、9番人気、13番人気、16番人気が各1頭ずつとなっていました。

一方、3着のノーザンダンサー系絡みの馬は26頭中12頭となっていました。
その残りのノーザンダンサー系絡みでなかった14頭ですが、そのうち11頭の父がミスタープロスペクター系となっていました。
今回この11頭に該当する登録馬は、イルーシヴパンサー、カフェファラオ、ジャスティンカフェ、ソウルラッシュ、タイムトゥヘヴン、ホウオウアマゾン、ワールドウインズの7頭となっています。


次に枠の出目ですが、連対馬で一番多く出ているのは5枠の10頭で、続いて7枠と8枠の各8頭で、2枠と6枠の各6頭、1枠と3枠の各5頭と続き、あと4枠が4頭となっていました。
余談ですが、07年「1-3」が出るまでの前の年までは、「6枠」「7枠」「8枠」の外枠が毎年片方か両方で絡んでいました。
その後は、翌08年が「3-8」と絡みましたが、09年は「2-3」とまた外枠が連に絡みませんでした。
その後の10年は「5-8」、11年は「1-7」とまた外枠が連続絡みましたが、12年は「2-2」、13年は「1-5」と外枠が2年連続、連を外しました。
その後の14年は「5-6」、15年は「3-7」、16年は「5-6」、17年は「7-8」と、この4年連続、「6枠」「7枠」「8枠」の外枠が毎年片方か両方で絡んでいましたが、翌18年は「2-5」、続く19年は「1-3」と外枠は絡みませんでした。
その後、20年と昨年21年は、共に「4-7」と外枠は絡んでいます。
結局、96年から昨年21年までの26年間中、「6枠」「7枠」「8枠」の外枠が連をはずしたのは、07年、09年、12年、13年、18年、19年の6年ということになります。
(そのうちの3着馬は、07年は8枠、13年は8枠、19年は7枠とその3年は外枠が入っていました。
ちなみに残りは、09年は2枠、12年は4枠、18年は1枠ということで、26年中23年、少なくとも1頭、「6枠」「7枠」「8枠」が3着以内に絡んでいたことになります。)
特に連対馬では、外枠が連を外したのがこの07年から昨年までの15年間中その6年というのは気になるところですね。
もうかつてのような、外枠強しの傾向は薄れたのかも知れませんが、ここ8年中6年では外枠が絡んでいますので、今年の判断も難しいところです。
3着馬では、8枠が6頭、4枠が5頭、1枠が4頭、2枠と6枠と7枠が各3頭、3枠と5枠が各1頭となっています。

また、全体的に外枠の中でも「8枠」がよく絡んでいます。
過去26年中、96年、98年、99年、00年、05年、09年、11年、12年、14年、15年、16年、18年、19年、20年を除く12年で8枠が3着以内に入っていました。(1着3頭、2着5頭、3着6頭)
そのうち01年、02年には2頭3着以内に入っていました。
その3着以内に入った8枠の馬の当日の人気は、2番人気1頭、4番人気1頭、5番人気3頭、6番人気1頭、7番人気2頭、8番人気3頭、9番人気2頭、12番人気1頭となっていて、ほぼ中くらいの人気薄の馬が目立っていました。
ただ、ここ13年中8枠が3着以内に入ったのは10年と13年と17年と21年の4年と前よりかなり減っているところが気になるところです。

また、内枠の「1枠」と「2枠」もよく絡んでいます。
過去26年中、97年、99年、00年、01年、04年、05年、14年、15年、16年、17年、20年、21年を除く半分強の14年で、1枠か2枠のどちらか、あるいはその中から2頭、3着以内に入っていました。(1着6頭、2着5頭、3着6頭)
特に06年以降13年までの8年連続で3着以内に入っていました。
その3着以内に入った1枠、2枠の馬の当日の人気は、1番人気2頭、2番人気2頭、3番人気3頭、4番人気2頭、5番人気3頭と、入った17頭中12頭は5番人気以上の上位人気となっていました。
あと残り4頭は、9番人気、10番人気、12番人気、13番人気が各1頭となっていて、結構下位人気も入っていました。
これを見る限りでは、「8枠」で入った馬とは違う傾向を見せています。


毛色は、連対馬では鹿毛が30頭、栗毛が10頭、黒鹿毛が6頭、芦毛が4頭、青鹿毛が2頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が10頭、栗毛が7頭、黒鹿毛、青鹿毛、芦毛が各3頭となっています。


当日の人気ですが、1番人気は、96年から99年までの4年連続で連対していましたが、00年から08年までの9年間は連対していませんでした。
しかしながら、09年1番人気のウオッカが1着となり、10年ぶりに連対を果たしました。
しかし、10年の1番人気は14着、11年の1番人気は6着、そして12年の1番人気は9着とまた3年連続1番人気は連対を果たせませんでした。
続く13年は、1番人気のロードカナロアが人気に応え1着となり09年以来の連対となりました。
14年も1番人気のジャスタウェイが1着、15年、続く16年も1番人気のモーリスがそれぞれ1着、2着と1番人気が4年連続連対を果たしました。
1番人気が4年連続で連対したのは、実に99年以来16年ぶりとなりました。
しかしながら、17年の1番人気イスラボニータは8着、18年の1番人気スワーヴリチャードは3着、19年の1番人気アーモンドアイも3着と、この3年は連対していませんでした。
翌20年の1番人気アーモンドアイは2着と連対しています。
昨年21年は、1番人気のグランアレグリアも2着と連対していました。
結局、過去26年中1番人気は11連対となっています。
さて今年の1番人気馬はどうでしょうか。


また、単勝オッズ一桁台は連対馬52頭中24頭で、10倍台は19頭、20倍台は5頭、30倍台は2頭、40倍台は1頭、そして120.5の単勝オッズ万馬券が1頭となっていました。
3着馬では、1番人気は3頭(03年、18年、19年)、2番人気は1頭で、3番人気~5番人気は10頭、6番人気は1頭、7番人気以下は11頭となっていました。
単勝オッズは、一桁が26頭中11頭で、10倍台は4頭、20倍台は3頭、30倍台は5頭、40倍台は1頭、50倍台が1頭、そして142.1倍の単勝オッズ万馬券が1頭となっていました。


次に臨戦過程ですが、連対馬では、前走のレースで一番多かったのは京王杯組で16頭いました。
その京王杯での人気は、1番人気から6番人気の間で、着順は1着から9着の間となっていました。
今回の登録馬でこれに該当するのは、5番人気3着のタイムトゥヘヴンの1頭となっています。
3着馬では、前走京王杯だったのは26頭中4頭のみとなっていました。
その人気と着順はそれぞれ、13番人気7着、3番人気11着、2番人気3着、2番人気1着となっていました。
続いて、連対馬で前走京王杯以外は36頭いたことになりますが、その前走が有馬記念10番人気14着のジェニュイン(97年2着)、ドバイデューティフリー人気不明15着のアサクサデンエン(06年2着)、同じく人気不明3着のダイワメジャー(07年1着)、マイラーズC9番人気1着のコンゴウリキシオー(07年2着)、マイラーズC2番人気9着のスーパーホーネット(10年2着)、マイルCS7番人気9着のグランプリボス(14年2着)、中山記念7番人気3着のロゴタイプ(17年2着)、天皇賞(秋)3番人気12着のダノンキングリーの計8頭を除いた28頭の前走の人気は1番人気から6番人気まで、その着順も1着から6着までの間にそれぞれ入っていました。
また、36頭中19頭の前々走はG1となっていました。
上記の例外の8頭では、そのうち6頭の前々走がG1でした。
前走京王杯以外の登録馬で、前走の人気が6番人気以上の上位人気、着順6着以内で、なおかつ前々走G1だった馬は、カフェファラオ(但し前走、前々走共ダート戦)、セリフォス、レシステンシアの3頭となっています。
また、前走の人気着順が上記に該当しながら前々走はG1でなかったのは、イルーシヴパンサー、エアロロノア、ジャスティンカフェ、ソウルラッシュ、ソングライン、ソングライン、タイムトゥヘヴン、ファインルージュ、ホウオウアマゾン、ロータスランドの10頭となっています。

3着馬で前走京王杯以外の22頭を見てみますと、05年06年の外国馬2頭以外の20頭の前走の人気は、1番人気が9頭、2番人気が3頭、3番人気が4頭、4番人気、5番人気、7番人気、9番人気が各1頭となっていました。
また前走の着順は(外国馬2頭を含む)、1着が7頭、2着も3頭、3着が5頭、4着が2頭、5着が3頭、6着、10着が各1頭と、2頭を除いて掲示板に載っていました。
ほぼ連対馬と同じような傾向となっています。
ちなみに、前々走G1を走っていたのはそのうち3頭でした。


年齢は、1着馬では、6歳馬が10頭と最も多く、続いて4歳が7頭、5歳が5頭、7歳が3頭、3歳が1頭となっています。
2着馬では、5歳が12頭と最も多く、続いて4歳が8頭、7歳が4頭で、1着馬で最も多かった6歳馬は13年までは1頭も入っていませんでしたが、14年初めて2着に入り、続く15年も連続して2着に入りました。
3着馬では、6歳馬が10頭と最も多く、続いて5歳が7頭、4歳が6頭、3歳が2頭、7歳が1頭となっていました。

それから、05年以降19年までの15年、連続500kg以上の馬が少なくとも1頭連対していました。(2頭共は13年と15年)
しかし20年は16年ぶりに絡みませんでした。
昨年21年は、前走よりプラス4kgで当日502kgとなったグランアレグリアが2着となっています。
その間の連対馬34頭中、前走も当日も500kg以上だった馬は17頭となっています。
それに当日500kgを超えたグランアレグリアを加えると18頭になります。
あとの16頭ですが、そのうち当日490kg台だったのは9頭、あと、474kg(10年2着)、486kg(08年1着)、454kg(05年2着)、482kg(18年1着)、470kg(19年2着)、488kg(20年2着)、456kg(21年1着)となっていました。
3着馬17頭では、当日500kg以上だったのは5頭、490kg台だったのは2頭、480kg台だったのは2頭、470kg台だったのは5頭、あと、464kg(08年)、452kg(13年)となっています。


以上ですが、さて、昨年の予想のところでそれまでの100%のデータをまとめの意味で挙げておりましたが、再度挙げておきたいと思います。

『その96年以降(20年までの)、過去25年で続いているデータを挙げていきますと、
①まず先日のデータでも挙げた「東京芝連対率5割を割る(東京芝経験のない馬も含む)馬はすべて血統でノーザンダンサー系絡みだった」
過去連対馬50頭中15頭が該当していました。
②「3連単が始まった05年以降昨年までのその配当は、固い決着でもすべて万馬券」
③「96年以降すべて連対馬で前走1着同士での決着がなかった」
④「96年以降すべて連対馬の父の血統で、サンデーサイレンス系同士での決着がなかった」
となっていました。』

その中、④のところが、昨年の連対馬がディープインパクト産駒同士で決まったので初めて外れたというっことになりました。
後の3つは継続となっています。

今回は、登録馬の段階でも目移りしまくりそうなメンバーが揃ってまたかなり難解となりそうですが、上記のデータを細かく整理しながら結論を出していこうと思います。

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kousaku

最近は余り競馬をやらなくなりましたので昔のように馬のチエックも出来ておりませんのでそれだけ競馬の興味が薄れて来たのかなと思います。
と云うのも勝つのが何時も同じ人ばかりですからね、馬の配分も偏り過ぎですよね。
次回の安田記念は久しぶりにDATAを取得して遣ってみます。
by kousaku (2022-05-31 10:09) 

bigonon

kousakuさん、いつもコメントありがとうございます(^^♪
安田記念、毎年なかなか手強いですね(^^;
頑張りましょう!!
by bigonon (2022-05-31 22:24) 

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