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第71回 スプリングステークスのデータ [競馬データ]

89年以降、11年の阪神競馬場開催を除く32年間、連対馬64頭、3着馬32頭から見てみます。


ともかくも1番人気の取捨選択が大きなポイントとなるレースです。
32年間のうち1番人気が連に絡んだのは19年ありましたが、その10頭までが単勝オッズが「1倍台」でした。
あとの9頭は、「2.6倍」(91年1着)、「2.3倍」(07年1着)、「2.3倍」(09年1着)、「2.2倍」(12年2着)、「3.4倍」(13年1着)、「2.3倍」(14年2着)、「2.0倍」(15年2着)、「2.3倍」(18年1着)、「4.8倍」(19年2着)となっていました。
また、単勝オッズが1倍台だった馬で連対をはずしたのは、90年6着のストロングクラウン(単勝オッズ1.7倍)、10年3着のローズキングダム(単勝オッズ1.4倍)、16年3着のロードクエスト(1.7倍)の3頭のみで、つまり、単勝オッズが1倍台の馬の連対する確率は、過去から言えば77%(13頭分の10頭)ということになります。
対して、連をはずした1番人気の残り13頭の単勝オッズですが、3頭が先に挙げた1.7倍(2頭)と1.4倍で、あとはすべて2.3倍以上でした。
つまり、もしこのデータが今年も続くのであれば、レース直前で単勝オッズがまず1倍台であるなら連対する確率は高く、2.3倍ないし2.6倍あたりを超えるのであれば連対する確率は低いということになります。
ただし、前述したとおり、13年の1番人気で1着となったロゴタイプの単勝オッズは「3.4倍」、昨年19年の1番人気で2着となったファンジストの単勝オッズは「4.8倍」とそれぞれ高かったので、もちろん絶対的なものではないことは言うまでもありません。
さて、今年の1番人気の馬はどうでしょうか。

また、3着馬ですが、4頭の1番人気の馬がいて(98年、08年、10年、16年、21年)、その単勝オッズは「2.3倍」と「3.2倍」と「1.4倍」と「1.7倍」と「2.4倍」となっていました。


次に臨戦過程ですが、まずはその中の前走の着順を見てみることにします。
連対馬では1着が32頭、2着が15頭、3着が5頭、4着が4頭、5着が1頭と、前走掲示板に載っていたのは64頭中57頭となっていました。
あとの7頭は、7着が4頭、8着が1頭、9着が2頭で、この7頭の前走のレースはすべてオープン特別か重賞となっていました。


次に前走のレースの施行内容ですが、重賞が36頭、オープン特別が7頭、500万下条件戦(1勝クラス)が21頭となっていました。
まず重賞ですが、多い順に、G3の共同通信杯が9頭、G1の朝日杯(朝日フューチュリティ)が8頭、きさらぎ賞が7頭、アーリントンCが5頭、ペガサスS(92年以降はアーリントンCに引き継がれています)が2頭、シンザン記念、弥生賞、京成杯、ラジオNIKKEI杯、G1のホープフルステークスが各1頭となっています。
そのうち、共同通信杯は9頭中7頭(残り2頭は共に3着)が連対、きさらぎ賞は全馬が連対、アーリントンCは5頭中3頭(残り2頭は99年の9着と3着)が連対、朝日杯(朝日フューチュリティ)の8頭のうち6頭(残り2頭は4着、9着)が連対、ペガサスSは2頭中2頭が連対、そしてシンザン記念、ホープフルステークスがそれぞれの1頭が連対していました。
あと、前走弥生賞は7着、前走京成杯は8着、前走ラジオNIKKEI杯は3着となっています。
今回の出走馬で前走重賞を走った馬は、前走共同通信杯8番人気3着のビーアスドニッシド、前走共同通信杯2番人気5着のアサヒ、前走朝日杯FS5番人気7着のドーブネ、前走シンザン記念2番人気2着のソリタリオ、前走京成杯1番人気4着のアライバル、前走ホープフルS11番人気9着だったグランドライン、前走ホープフルS3番人気13着のサトノヘリオスの6頭となっています。
次に多かったのは前走500万下条件戦(1勝クラス)の21頭ですが、92年2着のマーメイドタバン(前走9番人気3着)と10年2着のゲシュタルト(前走3番人気5着)、20年ガロアクリーク(前走6番人気4着)、21年アサマノイタズラ(前走1番人気4着)の4頭を除き、あと17頭は前走連対していました。
そのうち11頭が1番人気か2番人気で、あとの残り6頭は、3番人気(1着)が4頭、5番人気(1着)、9番人気(1着)が各1頭となっています。
今回の出走馬で、前走1勝クラスで連対していたのは、アルナシーム(3番人気2着)、オウケンボルト(4番人気2着)の2頭となっています。
あと、前走500万下で連対を外した出走馬ですが、今回はいません。
それから、次に多かった前走オープン特別の7頭ですが、そのうち3頭が連対していてあとは4着、7着、7着、7着となっていました。
ちなみにその7頭の人気は、そのうち6頭が1番人気3頭、2番人気3頭と上位人気で、あと1頭は5番人気(7着)となっています。
今回の出走馬で前走オープン特別だった馬は、前走すみれS8番人気6着のトーセンヴァンノの1頭となっています。

それから、3着馬の前走ですが、まず1番前走のレースで多かったのは500万下条件戦(1勝クラス)で、32頭中15頭いました。
その15頭のうち、13年3着だったロジメジャーの前走4番人気2着、14年3着だったクラリティシチーの前走1番人気2着、18年3着だったマイネルファンロンの前走4番人気2着を除く12頭の前走のレースは1着(人気は3番人気以上の上位人気)となっています。
そして、あと残りの17頭のうち14頭は重賞でした。
内訳は、朝日杯FS3頭(5番人気2着、1番人気1着、1番人気1着)、弥生賞2頭(7番人気5着、6番人気5着)、きさらぎ賞3頭(2番人気2着、2番人気1着、3番人気4着)、アーリントンC2頭(8番人気9着、3番人気3着)、共同通信杯2頭(3番人気4着、6番人気1着)、京成杯1頭(2番人気1着)、ホープフルS(1番人気2着)となっています。
この3着馬の前走重賞組の内訳ですが、連対馬での前走重賞組のその人気と着順のデータとほぼ酷似しているところがおもしろいところです。
あと残り3頭の前走は、オープン特別1番人気1着が2頭、未勝利戦1番人気1着となっていました。


次に父の血統ですが、サンデーサイレンス産駒が初めて連対した96年以降ここ25年に限れば、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が33頭、ノーザンダンサー系が11頭、ミスタープロスペクター系が3頭、ナスルーラ系が2頭、トゥルビョン系が1頭となっています。
同じく3着馬のここ25年の父の血統の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が12頭(うちサンデーサイレンス系が10頭)、ミスタープロスペクター系が9頭、ノーザンダンサー系が2頭、ハイペリオン系、ナスルーラ系が各1頭となっていました。


それから、昨年までに続き、ディープインパクト産駒について触れておきます。
過去にこのレースでは17頭出走していました。(11年の阪神競馬場開催時も含む)
その戦績は、ディープブリランテ(12年1番人気2着)、リアルスティール(15年1番人気2着)、ダノンプラチナ(15年2番人気3着)、マウントロブソン(16年4番人気1着)、サトノアレス(17年1番人気4着)、ファルコニア(21年3番人気4着)の6頭が掲示板に入った以外、他の11頭はすべて掲示板をはずしていました。
特に14年に2番人気だったベルキャニオンは6着、19年に2番人気だったロジャーバローズ(後のダービー馬)、21年に2番人気だったランドオブリバティは7着と敗れています。(11年の阪神開催時の2番人気リベルタスも13着と敗れていました)
今回の出走馬でディープインパクト産駒は、ドーブネの1頭となっています。


毛色で、1着馬では、鹿毛が14頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が4頭、芦毛が3頭、青鹿毛、青毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が16頭、栗毛が7頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛、芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が13頭、栗毛が6頭、黒鹿毛と芦毛が各4頭、青鹿毛が2頭、栃栗毛が1頭となっています。


当日の馬体重ですが、連対馬では、64頭中490kg以上が23頭、449kg以下が3頭、それ以外の38頭は450kg~488kgでした。
3着馬では、32頭中490kg以上が9頭、449kg以下は3頭、それ以外の20頭は450kg~488kgでした。


枠番の出目ですが、連対馬では、8枠が11頭、1枠と2枠と3枠が各9頭、6枠と7枠が各8頭、4枠が7頭、5枠が3頭という順になっていました。
3着馬では、6枠が8頭、5枠と8枠が各6頭、7枠が4頭、2枠と3枠が各3頭、1枠と4枠が各1頭となっています。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
単勝オッズを見てしっかり検討していこうと思います。
あとは、上記のデータを丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

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