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第70回 阪神大賞典のデータ [競馬データ]

とにもかくにも「1番人気」が圧倒的に強いレースです。
87年以降昨年までの35年間では、3着以内を外したのは、
87年 1番人気4着となったフレッシュボイス
89年 2着入線のスルーオダイナの失格
09年 1番人気7着となったオウケンブルースリ
20年 1番人気7着となったキセキ
21年 1番人気7着となったアリストテレス
の5頭のみとなっています。
その1番人気3着以内に入った30頭の内訳は、1着19頭、2着7頭、3着4頭(93年ナイスネイチャ、08年ポップロック、10年メイショウベルーガ、18年クリンチャー)となっていました。
ちなみに、オウケンブルースリが7着となった翌年以降の10年から昨年21年までの12年ですが、
10年の1番人気メイショウベルーガは3着
11年の1番人気コスモメドウは2着
12年の1番人気オルフェーヴルは2着
13年の1番人気ゴールドシップは1着
14年の1番人気ゴールドシップは1着
15年の1番人気ゴールドシップは1着
16年の1番人気シュヴァルグランは1着
17年の1番人気サトノダイヤモンドは1着
18年の1番人気クリンチャーは3着
19年の1番人気シャケトラは1着
20年の1番人気キセキは7着
21年の1番人気アリストテレスは7着
となっていました。
このように10年以降、19年までの10年は、1番人気の馬は少なくとも3着以内(1着6頭、2着2頭、3着2頭)に入っていて、その強さをまた発揮しています。
ただここ2年、連続7着と敗れているのが気になるところです。
さて今年の登録馬の中、昨年3番人気で圧勝したディープポンドが圧倒的1番人気になる予想となっていますが、連覇できるか、また少なくとも3着以内に入るか、楽しみなところです。

ちなみに09年の時点では、7着と敗れたオウケンブルースリの単勝オッズは2.6倍でしたが、それまでの1番人気の単勝オッズは、最低1.1倍、最高2.5倍となっていました。(87年4着と敗れたフレッシュボイスは2.1倍)
この辺り、数値的には微妙なものがありますけれど、単勝オッズからの取捨選択で、だいたいの目安にはなるかと思われます。
しかし、その翌年の10年の1番人気で3着となったメイショウベルーガは単勝オッズは4.3倍と、これまでで一番高いオッズを記録いたしました。
そして、11年の1番人気2着だったコスモメドウも、単勝オッズは2.9倍と、またそれまでの連対馬の目安と思われていたオッズをも超えてしまいました。
ただ、その後の単勝オッズは、
12年の1番人気2着のオルフェーヴル、「1.1倍」
13年の1番人気1着のゴールドシップ、「1.1倍」
14年の1番人気1着のゴールドシップ、「1.7倍」
15年の1番人気1着のゴールドシップ、「1.6倍」
と4年連続1倍でしたが、
16年の1番人気1着のシュヴァルグラン、「3.0倍」
とまた高い単勝オッズとなりました。
その後は、
17年の1番人気1着のサトノダイヤモンド、「1.1倍」
18年の1番人気3着のクリンチャー、「1.9倍」
19年の1番人気1着のシャケトラ、「2.2倍」
と目安の中に入っていました。
しかし、
20年の1番人気7着のキセキは「1.6倍」
21年の1番人気7着のアリストテレスは「1.3倍」
でした。
もしかしたら、オッズの目安の傾向も変わってきたのかも知れません。
ただ、そのキセキ、アリストテレスを例外とすれば、圧倒的または抜けたオッズでは、それまではしっかり連対、または3着を外していませんでしたので、1倍台であれば、人気に応えてくれるかなとは思います。
特に12年のオルフェーヴルは道中、思っても見なかった暴走がなければもしかしたら勝っていたかも知れないですね。
でも、あのような暴走があっても最後2着に来たのですから、本当にたいしたものです。
逆に、16年に勝ったシュヴァルグランの単勝オッズは3.0倍のように、その高いオッズでも勝ったのですから、単勝オッズが高くてもあまりとらわれない方がいいかも知れませんね。
さて、今年の1番人気の馬の単勝は何倍となるのでしょうか。


では、いつものように、過去のデータを見ていくことにいたします。
92年以降、94年中京開催、95年京都開催を除く28年、連対馬56頭、3着馬28頭からです。


まず臨戦過程ですが、前走3000m以上の距離を走った連対馬は全部で12頭いました。
その12頭の前走の着順は、1着が6頭、2着が2頭、3着が2頭、4着が1頭、5着が1頭とすべて掲示板に載っていました。
今回の登録馬14頭では、前走3000m以上で掲示板に載った馬は、前走ステイヤーズステークス4番人気2着のアイアンバローズ、万葉S2番人気3着のシルヴァーソニック、3勝クラス松籟ステークス4番人気4着のタイセイモナーク、ダイヤモンドステークス5番人気3着のトーセンカンビーナ、万葉ステークス1番人気1着のマカオドール、万葉ステークス8番人気4着のマンオブスピリットの6頭となっています。

3着馬28頭では、前走3000m以上走ったのは9頭で、その前走の着順は、1着2頭、2着1頭、4着3頭、5着1頭、6着1頭、7着1頭となっていました。
また、その前走時の人気は、1番人気が1頭、2番人気が3頭、3番人気が1頭、5番人気が1頭、9番人気が1頭となっていました。
今回前走3000m以上を走った馬で掲示板を外した登録馬は、前走ダイヤモンドS12番人気10着だったアドマイヤアルバ、同じく10番人気12着だったゴースト、前走3走クラス松籟ステークス6番人気9着だったシロニイの3頭となっています。

次に、前走重賞を走った連対馬ですが、56頭中49頭占めていました。
あと残り7頭のうち4頭は、オープン特別の万葉S1番人気1着となっています。
あと3頭は共に準オープン特別で、それぞれ1番人気1着、4番人気3着、1番人気1着となっていました。
今回の登録馬で前走重賞を走ったのは、14頭中8頭となっていて、残り6頭の前走は、オープン特別が3頭で、そのうち万葉S1番人気1着だったのはマカオンドールとなっています。
あと残り3頭は準オープン特別(3勝クラス)で、そのうち3着以内だったのは、6番人気1着だったキングオブドラゴン3頭となっています。

前走の重賞のレース別ですが、前走重賞で一番多かったレースは有馬記念の20頭となっていました。
その20頭の有馬記念時の人気ですが、6番人気1着、15番人気1着、16番人気9着、9番人気8着、11番人気9着、13番人気11着の6頭を除く14頭は、着順に関係なく人気は5番人気以上の上位人気でした。
今回の出走馬で前走有馬記念を走った馬は、5番人気2着のディープポンド、16番人気9着のユーキャンスマイルの2頭となっています。
あと、有馬記念以外の重賞の内訳ですが、日経新春杯が8頭、京都記念が6頭、ダイヤモンドSが6頭、AJCCが4頭、ジャパンCが2頭、中京記念とステイヤーズSがそれぞれ1頭ずつとなっています。
その中で、前走中京記念7番人気13着(01年2着のエリモブライアン)、前走京都記念7番人気16着(08年2着のアイポッパー)、前走日経新春杯1番人気7着(09年2着のヒカルカザブエ)、前走AJCC1番人気7着の(15年1着のゴールドシップ)、前走中山金杯2番人気14着(21年1着のディープポンド)の5頭を除く24頭は5着以内の上位に入っていました。
今回の出走馬で、前走有馬記念以外の重賞で5着以内に入っていたのは、前走ステイヤーズS4番人気2着のアイアンバローズ、前走ダイヤモンドS5番人気3着のトーセンカンビーナの2頭となっています。
それから、3着馬の前走ですが、重賞が23頭で、オープン特別と準オープンが各2頭、地方レースが1頭となっていました。
その前走重賞の23頭ですが、07年まで有馬記念だった馬は1頭もいませんでしたが、08年初めて前走有馬記念の馬(2番人気5着のポップロック)が3着に入りました。
そして15年では、前走有馬記念7番人気7着のラストインパクトが3着に入り2頭目となりました。
1番多かったのは、京都記念、ダイヤモンドSの各6頭となっています。
また3着馬28頭の前走の着順ですが、17頭が掲示板に載っていました。
あと11頭は掲示板圏外からの巻き返しとなっています。


毛色は、1着馬では、鹿毛が11頭、栗毛が8頭、芦毛が4頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛が2頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が15頭、栗毛が8頭、黒鹿毛が4頭、青鹿毛が1頭となっていました。

3着馬では、鹿毛が19頭、栗毛が4頭、黒鹿毛と芦毛が各2頭、青鹿毛が1頭と、鹿毛が圧倒的な数となっています。


年齢は、1着馬では、4歳馬と5歳馬が各10頭、6歳馬が6頭、7歳馬が1頭、8歳馬が1頭となっていました。
2着馬では、4歳馬が17頭と圧倒的に多く、続いて5歳馬が7頭、6歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
3着馬では、5歳馬が11頭と最も多く、4歳馬が10頭、6歳馬が4頭、7歳馬が3頭となっていました。


枠順の出目は、連対馬では8枠が15頭と最も多く、6枠が8頭、2枠が7頭、1枠と3枠が各6頭、5枠が6頭、4枠と7枠が各4頭となっていました。
3着馬では、6枠が6頭、5枠と7枠が各4頭、1枠、3枠、4枠、8枠が各3頭、2枠が2頭となっています。


以上ですが、今年も1番人気馬の取捨選択からですが、まずは1番人気になるであろうディープポンドの検討から始まりそうですね。
あとのその他の馬の選択はかなり悩みそうです。
ともかく今年も、1頭1頭、長距離戦で善戦できるかどうかの可能性を探りながら、結論を出していこうと思います。


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