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第72回 東京新聞杯のデータ [競馬データ]

92年以降、95年の降雪によるダート開催への変更と03年中山競馬場での開催を除く過去28年、連対馬56頭、3着馬28頭からです。
ただし、14年は積雪のため、1週遅れの開催となっています。


この古馬の東京1600m芝の重賞レースは、5月の牝馬限定のヴィクトリアルマイル、初夏の安田記念、秋の富士ステークス、そしてこの東京新聞杯と4レースあります。
それぞれ個性があって、共通項があるようでないようで、そしてそれぞれの難解さを持っています。
この東京新聞杯もなかなか個性があって難解ですね。
近年でも、08年、3連単で250万台、09年は88万台と、大荒れになりましたが、10年は1万円台、11年は約10万円弱、12年は6万円台、13年は1万円台、14年は9万円台、15年は15万円台、16年は35万円台、17年は1万円台、18年は2万円台、19年は1万円台、20年は12万円台、昨年21年は26万円台の配当と、荒れるのか、固く収まるのか、予想しづらい、とらえどころがない難解なレースとなっています。
過去28年の1番人気を見てみますと、1着が6頭(単勝オッズ1.3倍~2.8倍)、2着が5頭(1.7倍~4.4倍)と計11頭が連対で、全体的には約4割の連対率となっています。
また、3着には1番人気の馬が4頭(3.2倍、4.5倍、4.2倍、1.8倍)入っていて、結局28頭中1番人気が15頭、3着以内に入ったことになります。
あと残り圏外は13頭ですが、9着(00年、1.8倍)、8着(02年、4.2倍)、4着(04年、1.8倍)、4着(08年、4.1倍)、6着(09年、4.0倍)、7着(11年、2.3倍)、5着(12年、4.4倍)、10着(13年、4.0倍)、4着(14年、4.2倍)、競争中止(16年、3.0倍)、9着(18年、4.2倍)、9着(20年、2.9倍)、4着(21年、2.7倍)となっていて、ここ13年では、10年と15年と17年、そして競争中止となった16年を除く9年で3着以内をはずしていました。(その10年の1番人気(2着)の単勝オッズは4.4倍、15年の1番人気(3着)は4.2倍、17年の1番人気(3着)は1.8倍)


次に毛色ですが、連対馬で一番多かったのは鹿毛で56頭中28頭占めていました。
続いて黒鹿毛が13頭、栗毛が6頭、青鹿毛が4頭、芦毛が3頭、栃栗毛、青毛が各1頭となっていました。
しかし、04年から09年までの6年は、「黒鹿毛同士」、「青鹿毛と栗毛」、「黒鹿毛と栗毛」、「栗毛同士」、「青鹿毛と黒鹿毛」、「黒鹿毛同士」という組み合わせとなっていて、6年連続なぜか鹿毛馬の連対なしとなっていました。

しかしながら、10年は「鹿毛馬同士」(3着馬も鹿毛馬)と久々に鹿毛馬が連対し、11年は「黒鹿毛と鹿毛」という組み合わせで、また鹿毛馬が戻って来た感があります。
その後は、12年は、「青毛-栗毛」でまた鹿毛馬が絡まない年となり、13年は、「栗毛-鹿毛」、14年は、「芦毛-鹿毛」、15年は「鹿毛-鹿毛」、16年は「芦毛-鹿毛」、17年は「黒鹿毛-鹿毛」と5年連続、鹿毛馬が連対していました。
しかし翌18年は、上位1着~4着まで黒鹿毛が占め、6年連続とはなりませんでした。
19年は「鹿毛-鹿毛」とまた強い鹿毛馬が戻ってきましたが、20年は「青鹿毛-黒鹿毛」と鹿毛馬が絡まない年となりました。
昨年21年は、「黒鹿毛-鹿毛」となっていました。
ちなみに、その鹿毛馬が連対しなかった9年間(04年から09年、12年、18年、20年)の3着馬の毛色は、順に、「黒鹿毛」、「黒鹿毛」、「鹿毛」、「青鹿毛」、「鹿毛」、「黒鹿毛」、「黒鹿毛」、「黒鹿毛」、「栗毛」と9年中5年も黒鹿毛が入り、あと2年で鹿毛、1年が青鹿毛と栗毛となっていました。
よって、その9年中7年は3着以内に鹿毛馬が絡まなかったことになりますので、やはりこの鹿毛馬強しのデータも、とらえどころのないものとなっています。
3着馬の過去28年の毛色もまとめてみますと、黒鹿毛が10頭、鹿毛が9頭と拮抗していて、続いて栗毛が5頭、青鹿毛が4頭となっています。


次に臨戦過程ですが、まず前走での距離で同じ1600m芝を走ったのは、連対馬56頭中39頭となっていました。
そしてその39頭のうち24頭がその前走のレースで連対していました。
その前走1600m芝のレースで一番多かったのはニューイヤーSの13頭で、06年1着フジサイレンスの前走5番人気3着、11年2着のキングストリートの前走2番人気5着、15年2着のアルフレードの前走2番人気9着以外の10頭はいずれもその前走ニューイヤーSで連対していました。(他に、96年前走東京1400m芝施行でのニューイヤーSを走った2番人気1着のメイショウユウシがいます。)
今回の出走馬16頭で前走ニューイヤーSを走った馬は、1番人気1着だったカラテの1頭となっています。
それから、前走ニューイヤーS以外の1600m芝のレースを走った残り11頭ですが、その中で、京都金杯が8頭(1着、4着、9着、5着、12着、1着、7着、2着)と目立っています。
今回の出走馬で前走京都金杯だったのは、10番人気7着だったヴェロックス、4番人気10着だったシュリ、13番人気13着だったトーラスジェミニ、6番人気16着だったディアンドルの4頭となっています。

3着馬28頭では、そのうち15頭が前走1600m芝を走っていました。
その中で、連対馬で一番多かったニューイヤーS組は2頭(、0年6番人気3着のエーシンフォワード、12年2番人気3着のヒットジャポット)でした。(他に、前走東京1400m芝施行でのニューイヤーSを走った96年4番人気3着のフジノマッケンオーがいます。)
その前走1600m芝を走った15頭のその前走の人気を見てみますと、1番人気が5頭、2番人気が5頭、3番人気が1頭、4番人気が1頭、6番人気が1頭(京都金杯2着)、8番人気が1頭(マイルCS11着)、12番人気が1頭(マイルCS7着)となっていて、10頭が1番人気か2番人気、12頭が4番人気以上となっていました。

今回、前走1600m芝のレースを走ってその時の人気が4番人気以上だったのは、3勝クラス1番人気1着のエイシンチラー、オープン特別1番人気1着のカラテ、京都金杯4番人気10着のシュリ、ターコイズ2番人気8着のマルターズディオサ、3勝クラス1番人気1着のワールドバローズの5頭となっています。


あと、連対馬で、臨戦過程で前走1600m芝以外を走った残り17頭ですが、そのうち準オープン(3勝クラス)とオープン特別だったのは計5頭いました。
いずれも1番人気か2番人気で勝っていました。
今回の出走馬でその該当馬は、3勝クラス(1800m芝)1番人気1着だったイルシーヴパンサーの1頭となっています。
あと12頭は前走重賞となりますが、その内訳は、G1が6頭《(有馬記念が2頭(7番人気7着、10番人気6着)、エリザベス女王杯が3頭(4番人気6着、8番人気5着、7番人気8着)、菊花賞が1頭(11番人気11着)》、G2が2頭(9番人気4着、4番人気5着)、G3が4頭(1番人気1着、9番人気12着、9番人気9着、3番人気5着)となっていました。
今回の出走馬では、、前走秋華賞2番人気2着だったファインルージュの1頭が該当いたします。

それから、3着馬の残り前走「1600m芝」以外の13頭ですが、前走有馬記念11番人気13着、前走中山金杯5番人気14着、中日新聞杯6番人気8着、阪神C12番人気9着、同5番人気15着、前走エリザベス女王杯14番人気8着以外の7頭は前走5着以上の上位着順となっています。


年齢ですが、連対馬では、4歳が19頭と最も多く、6歳が僅差で17頭、続いて5歳も僅差の15頭、あと7歳の5頭となっています。
3着馬では、5歳が12頭、4歳が11頭と拮抗していて、次に6歳の3頭、7歳と8歳の各1頭と続いていました。


次に父の血統ですが、連対馬で、単独で一番多かったのはサンデーサイレンスの10頭で、それを含むヘイルトゥリーズン系が30頭となっていました。
そして、ノーザンダンサー系が9頭、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系が各6頭、そしてサーゲイロード系、トゥルビョン系、ダンテ系が各1頭と続いていました。

3着馬では、サンデーサイレンス系が10頭(サンデーサイレンス3頭、ネオユニヴァース、フジキセキ、スペシャルウイーク、ダンスインザダーク、ステイゴールド、ディープインパクト、ハーツクライ)と最も多く、続いてナスルーラ系が7頭、ノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系が各4頭、そしてロベルト系が2頭(ブライアンズタイムズ系、グラスワンダー系)、リボー系が1頭と続いています。
また、全体的に、父か母の父(BMS)でどちらかあるいは両方でナスルーラ系の馬が目立っています。
過去28年、1着馬から3着馬計84頭中26頭でナスルーラ系が絡んでいました。
特に、05年から07年までの3年間と10年、11年の2年間、13年、17年、18年、20年、21年の計10年で入らなかった以外は、残り18年で少なくとも1頭は絡んだ馬が3着以上に入っていました。
今回の出走馬でナスルーラ系絡みの馬は、ファインルージュの1頭となっています。


枠の出目ですが、連対馬では、3枠が11頭と最も多く、続いて4枠が9頭、2枠が8頭、5枠と6枠と8枠が各6頭、1枠と7枠が各5頭と続いています。
中でも、4枠の9頭中、19年6番人気2着だったレッドオルガ以外の8頭は1着となっていて、一番多く優勝馬を出しています。
3着馬では、1枠が8頭と最も多く、続いて8枠が5頭、4枠と6枠が各4頭、次に7枠が3頭、2枠と5枠が各2頭となっていて、連対馬で一番多かった3枠は無しとなっていました。


以上ですが、今年も難解な選択ですが、「荒れるのか」「平穏で決まるのか」、この二者択一からになりますね。
その上で、上記のデータを参考にまずは本命馬を決めていきたいと思います。

タグ:東京新聞杯
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