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第57回 福島記念のデータ [競馬データ]

97年以降、新潟競馬場で代替開催された11年を除く23年、連対馬46頭、3着馬23頭からです。


3連単の配当が12年は4万円台、13年は3万円台と、この2年は連続そこそこの配当でしたけれども、続く14年は36万円台と荒れました。
しかし15年は1万円台、16年は3万円台と、またそこそこの配当に戻っています。
続く17年は、2番人気と3番人気で連対は決まりましたが、3着に10番人気が入り、7万円台の配当となりました。

18年は、17年と同じく2番人気-3番人気で決まりましたが、3着に1番人気が入って、逆に7千円台と固い決着となりました。
19年も、1番人気-6番人気-2番人気の組み合わせで決まり、1万円台のそこそこの配当となりました。
昨年20年も、2番人気-1番人気―5番人気の組み合わせで、2万円弱のそこそこの配当となっています。
元々は荒れるレースとして有名で、3連単が始まって以来、昨年までで16年(11年の新潟開催を除く)になりますが、その15年中、7千円台だった18年、1万円台だった06年、19年、20年、2万円台だった05年、、15年、3万円台だった13年と16年、4万円台だった12年、7万円台だった17年以外の6年では、それぞれ85万台(04年)、63万台(07年)、49万台(09年)、30万台(08年)、20万台(10年)、36万台(14年)と、結構な高配当が続出しています。
こう見ると、大荒れの配当かそこそこの配当かの判断ということになりますが、ここ9年に限りますと、大荒れは14年の1回のみで、あと8年は10万円を切った配当となっていますので、大荒れの配当か、そこそこの配当かの二者択一の判断は難しくなってきています。


また、1番人気ですが、過去23年では8連対、3着4回と不振となっていますが、昨年までの過去9年に限りますと、12年から順に、1着、4着、3着、2着、2着、14着、3着、1着、2着と、17年の14着を除いた8年では掲示板に載っていて、5頭連対、2頭3着と結構堅実な傾向になっています。
逆に、最低人気が3回3着以内に入るなど、23年中11年で二桁人気が3着以内に入っていました。
しかしこのデータも、ここ9年に限りますと、2着に16頭中13番人気の馬が入った14年(6番人気-13番人気-1番人気)以外の7年は、3着以内に「1番人気、2番人気、3番人気の3頭の中から2頭、ないし3頭(18年)」となっていて、2頭が入った時のもう1頭は「4番人気、6番人気、7番人気、8番人気、10番人気の中からから1頭」という組み合わせで決まっていました。
こう見ると、かつての荒れるイメージが薄くなってきた感がいたします。
それでも、毎年、ともかく荒れると踏んで予想し続けているのですが、結果的に予想通り荒れても、それになかなか近づくことさえできないもどかしさを感じるレースになっています。

逆に、そこそことなった12年、13年、15年、16年は、荒れると読んで予想しましたけれど、上記で触れましたように、12年は「1番人気-8番人気-2番人気」、13年は「3番人気-2番人気-7番人気」、15年は「2番人気-1番人気-4番人気」、16年は「7番人気-1番人気-3番人気」という結果となって、肩透かしを食らった格好となってしまいました。
いずれにせよ、一筋縄ではいかないレースには違いないようですね。
さて今年、大きく荒れると予想すべきか、そこそこ荒れると予想すべきか、この二者択一はやはり難しいところです。


では、いつものデータを挙げていきます。
まず血統ですが、父かBMS(母の父)で、連対馬46頭中20頭がノーザンダンサー系絡みとなっていました。
また99年の1着馬ポートブライアンズのBMSはノーザンダンサー系に近いノーザンネイティブですので、この馬も含めれば計21頭になります。
3着馬では、23頭中12頭がノーザンダンサー系絡みでした。
今回の出走馬16頭でノーザンダンサー系絡みの馬はサトノエルドール、パンサラッサ、モズナガレボシの3頭となっています。

あと残りのノーザンダンサー系絡みではない連対馬26頭ですが、そのうち12頭がナスルーラ系絡みでした。
また3着馬では、残り11頭中5頭がナスルーラ系絡みでした。
今回の出走馬で、ノーザンダンサー系絡みでなくて、代わりにナスルーラー系が絡んでいる馬は、エフェクトオン、ヒュミドール、モズナガレボシの3頭となっています。

                            

 

次に臨戦過程ですが、連対馬で前走が重賞だったのは46頭中24頭いました。
その前走の着順の内訳は、1着が3頭(いずれもカブトヤマ記念)、2着が3頭(オールカマー、ラジオNIKKEI賞、セントライト記念)、3着が2頭(小倉記念、オールカマー)、5着が2頭(函館記念、オールカマー)、6着が2頭(秋華賞、富士S)、7着が1頭(富士S)、9着が3頭(札幌記念2頭、京都大賞典1頭)、10着が2頭(天皇賞、毎日王冠)、11着が1頭(秋華賞)、12着が1頭(天皇賞)、13着が3頭(アルゼンチン共和国杯、富士S2頭)、15着(天皇賞)となっていました。
前走二桁着順だった8頭のうち4頭のレースはG1となっています。
そして、その前走重賞だった24頭は、08年1着のマンハッタンスカイ(前々走京都大賞典6着)、10年1着のダンスインザモア(オープン特別11着)、13年1着のダイワファルコン(オールカマー8着)、17年1着のウインブライト(日本ダービー15着)の4頭を除いた前々走は5着以上の上位となっていました。
3着馬では、前走重賞だったのは23頭中17頭いて、着順は掲示板に載っていたのは6頭、あとの11頭は、6着(G3)、7着2頭(共にG1)、9着2頭(共にG2)、10着2頭(G2、G3)、11着(G3)、15着(G1)、16着(G3)、18着(G3)となっていました。

次に、連対馬で前走がオープン特別だったのは14頭いました。
その着順は上位から1着、3着(2頭)、4着、5着、6着、7着(3頭)、8着、9着(2頭)、10着、12着と大半が掲示板をはずした馬でした。
3着馬では、前走オープン特別だったのは5頭で、そのうち3頭の前走は京都のオープン特別(カシオペアS13着、オパールS11着、2着)、あと2頭は東京のオープン特別(アイルランドT3着、オクトーバーS1着)となっていました。

そして、連対馬で前走が条件戦だったのは8頭いました。
その前々走は06年2着のフォルテベリーニ(準オープン5着)、12年2着のアドマイヤタイシ(準オープン3着)を除く5頭はすべて連対していました。
3着馬では、前走条件戦だったのは1頭のみですが、その前々走は勝っていました。


年齢は、連対馬では、5歳が15頭、4歳が11頭、6歳が9頭、3歳が7頭、7歳が3頭、8歳が1頭となっています。
3着馬では、5歳が7頭、6歳が6頭、4歳が4頭、7歳が3頭、8歳が2頭、3歳が1頭となっていました。


毛色では、連対馬では、鹿毛馬が19頭、黒鹿毛が16頭、栗毛が10頭、芦毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が10頭、黒鹿毛が9頭、栗毛が3頭、芦毛が1頭となっています。


このレースはハンデ戦ですが、その重量を見てみますと、連対馬では、58kgが1頭、57.5kgが5頭、57kgが2頭、56kgが7頭、55kgが12頭、54kgが9頭、53kgが5頭、51kgが5頭とやはりハンデ戦らしく比較的軽い重量の馬の連対が目立ちます。
3着馬では、58.5kgが2頭、57.5kgが1頭、57kgが5頭、56.5kgが1頭、56kgが2頭、55kgが4頭、54kgが3頭、53kgが3頭、52kgが2頭となっています。


枠番の出目ですが、
1着馬では、3枠が20頭中7頭と圧倒的に多く、続いて1枠が5頭、2枠、5枠が各4頭、4枠が2頭、6枠が1頭と、全体的にも内枠有利となっています。
2着馬では、5枠が5頭、4枠、6枠、7枠が各4頭と最も多く、続いて1枠が3頭、2枠、3枠、8枠が各1頭となっています。

3着馬では、2枠が7頭と最も多く、続いて1枠、8枠が各4頭、3枠と5枠と6枠が各2頭、4枠、7枠が各1頭となっています。


以上ですが、今年も、上記で触れましたけれど、「大荒れ」なのか、「そこそこ荒れ」なのか、この二者択一でかなり悩みそうですね。
でも、「大荒れ」と読んで検討して予想し、そして結果大荒れとなったとしても、それでもかすりもしないのがこのレースですね。
ともかくも、枠順と人気とオッズが出た時点から、上記のデータを参考に、まずは大荒れなのかそこそこ荒れなのか、その二者択一の検討を、今年もまずやりたいと思っています。


タグ:福島記念
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